◆◇止まらない新学期自殺◆◇ 

170118 雪とナナカマド

◇事務長メッセージ◇
◆◇止まらない新学期自殺◆◇


この冬一番の寒波が襲来し、各地では大雪になってしまいました。
そんな中、センター試験も行われ、受験生は大変な苦労の中、取り組んでいたことと思います。

今年もまた、新学期が始まったのと同時に、子供たちの悲報が報道されました。
大阪で小学生3年生の男の子が、マンションから転落して死亡。
岩手では、高校1年生の男子生徒が、貨物列車にはねられて死亡。
埼玉では、中学2年生の女子生徒が、校舎から転落して死亡。
いずれも報道の段階では、原因はわかっていませんが、現場の状況から自殺の可能性が高いのではと思われます。

夏休み明けの時は、文部科学省もかなり警告を出し、学校現場などでも、事前の対策をしていたところもありましたが、この冬休み明けに関しては、その時のような警告も対策もなされなかったようです。
自殺よりも、間近に迫った受験の方に、関心が向いていたのかもしれません。

私達の子供用掲示板 (いじめかきこみ寺) にも、
「冬休みが終わるのが怖い」
「学校に行きたくない」
「もう消えたい」
といった書き込みが増えていました。
やはり、昨年も同じ時期に7名の子供たちの自殺報道があったことを考えてみても、同じように何らかの警告や対策は必要だったのではないでしょうか。

様々な要因により、学校で過酷な状況に置かれていた子供たちが、一旦、休みに入ることにより、その状況から解放されます。
しかし、その過酷な状況の中に戻っていくということは、一度解放されたことにより、それが続いていた日々よりも、ギャップがあり、相当な覚悟がいるのだと思います。
そして、自殺していくほとんどの子供たちは、親にも先生にも、その苦しみを話さないままに、命を絶っています。
誰でもいいから、一言相談してくれたらと思うと、残念でなりません。
学校は、命を絶つ原因になるところではなく、命を育む場所でなければならないはずです。

しかし、いじめの様々な報道があっても、私達の相談電話は鳴りやみません。
そこには、動かない教育現場があるのです。
表沙汰にならなければ、大人の原理で事を治めようとしているとしか考えられません。
そういう動かない学校、動かない教育委員会があった時に、それを訴える窓口を、文部科学省は設けるべきではないでしょうか。
そして、学校を子供たちの命を守る場所にしていくべきだと思います。

折しも、昨日は阪神大震災から22年目に当たる日でした。
震災の怖さや、命の大切さを改めて考える日でもあったかと思います。
子供たちの命を、大人の都合で失ってしまってはいけません。
今年も子供たちの命を守るため、このいじめの状況を打破していくために、シンポジウムや陳情などを通して、訴えてまいりたいと思います。
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和


 

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[ 2017/01/18 22:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

◇ 代表メッセージ ◇◆ 「いじめ」 はなぜ起きる? ◇◆ 

170111 白梅

◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ 「いじめ」 はなぜ起きる? ◇◆


先日、お会いしたお母さんが、「今、息子が受験なんです。3月まで気が抜けないのよ」 と話していましたが、現在、受験生は最後の追い込みのために日夜をついで努力し続けていることだろうと思います。
学校の方は、冬休みも終わり、新学期を迎えています。

この時期に起きるいじめは、早期解決が絶対です。
多くの学校では、問題を先送り、つまり学年が上がるまで店晒し (たなざらし) 状態にしがちだからです。
気になっている保護者の方がいらっしゃいましたら、早めに学校に相談してみてください。

さて、年末のことですが、事務所まで取材に来てくれた高校生が、学校に提出した論文のコピーを送ってくれました。
その中に、「いじめは差別によって起きている」 と読める一文がありました。しかし、一言で言い切るのはどうだろうか、という気もします。

「なぜ、いじめは起きるのか」 ということを言い換えれば、「人はなぜ、他人をいじめるのか」 ということになると思います。難しい質問です。

様々な書籍を読んでみてもよくわかりません。
「人それぞれいじめる理由は違う」 と言っても正解でしょうし、
「人は人を区別し差別化するからだ」 というのも正解のようにも思えます。
「人は閉空間に押し込められると、自分の領域を増やそうとする」 という考えもあります。

「いじめ」 という言葉は、簡単に口にすることはできるのですが、「いじめの原因は何か」 の答えを出すことは、なかなかに難しいものです。
この問の答えは、山のようにあり、しかも、それぞれの考えは間違ってはいません。どれもが正しいと言えます。
結局、答えがありすぎて、絞り込めないところが難しいのです。

いじめが起きる原因をさぐるためには、逆に 「自分が絶対にいじめない相手がいるとしたら、それは誰か」 と考えてみると答えに近づくことができるかもしれません。
この答えは、「自分」 となるのではないでしょうか。
自己卑下とか自己否定の感情を別として考えると、「自分は、自分をいじめない」 のです。

従って、いじめが起きる原因は、「他人は自分ではない」 と考えるところに原因があるように思います。
つまり、「他人をいじめたところで、自分は苦しくない。それどころか楽しく思うこともある」、 だから、「いじめは起きる」 のです。

「他人は自分ではない」 というところを出発点として、
「あいつは外国人だ」
「むしゃくしゃする。あいつで憂さ晴らししよう」
「あいつが泣くのは面白い」
「ざまあみろ」
「あいつはいじめられてもしょうがない」
「あいつをひきずりおとしてやろう」
全て、「自分でない他人」 だからこそ、こんな酷いことを考えられるのです。

差別や、嫉妬、ねたみ、自己の快楽、ストレスのはけ口等々の感情は誰にでもあります。
この感情のままに動くことで、「いじめ」 が起きてしまいます。

しかし、そんな感情が起きても、そのままいじめに走る子は少ないのです。みんな我慢するものなのです。
「それは悪いことだ」、「やったら犯罪になる」、「人間として恥ずかしい」 という気持ちが起きてきて、「いじめたくなる 」気もちを抑える感情、つまり 「理性」 が働くものなのです。
理性が負けて 「感情」 が勝つような状態になることを、一般的には、「アニマル化」、「動物化」 という言葉で表現していることも多くあります。

ですから、私たち大人は、子供たちに 「理性」 とか、「我慢する心」、「自制心」 の大切さを、自らの姿勢で伝えていかなくてはならないのではないかと思います。

「他人は自分ではない」 からいじめるのですから、まず、「他人を自分だと思うこと」 が大切です。
そして、一人一人の多様な個性を認める、違いを認める寛容さを養うことからスタートしていくことが大切だと思います。
さらには、「自分がされていやなことは他人にしない」 という考えを子供たちに教えていくことは大人の大切な役割です。

今年も、早々にいじめ相談も入ってきています。
冒頭に述べましたように、この時期は、なお一層の早期発見、早期解決が必要です。
気になることが有りましたらご遠慮無くお電話いただけたらと存じます。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

井澤一明ブログ:
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[ 2017/01/11 23:00 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

◇ 代表メッセージ (2017年 1月) ◇◆ いじめ撲滅に向けて ◇◆ 

170104 富士

◇代表メッセージ◇
◆◇ いじめ撲滅に向けて ◇◆


新年、明けましておめでとうございます。
2017年の年明けは、好天にも恵まれ、希望あふれる一年となる予感がしております。

そして今年、「いじめから子供を守ろうネットワーク」 は、設立10周年となります。
数多くの皆様に支えられて、ここまで続けてくることができました。
この場をお借りして、皆様に深く感謝申し上げます。

昨年は、数々のいじめ事件がマスコミに取り上げられました。
しかもその背後には、表に現れた事件の数百倍、数千倍、数万倍の 「いじめ」 が隠されています。
いじめ防止対策推進法が施行されて3年を過ぎました。
施行直後は、全国の学校でも 「いじめ防止基本方針」 の策定もあり、いじめに対する意識が高まったようですが、現在は、後退りしているように見えます。
その結果が、昨年の大きな事件につながったものだと考えられます。

したがって、「いじめ防止対策推進法」 の効力を今一度、取り戻し、かつ恒久的な効果を期待できるようにしなければなりません。
具体的には、まず、同法の中に、いじめを隠蔽したり、いじめを放置するような教師に対しては、懲戒処分にすることを明示することが必要です。
ここがいじめ撲滅、教育改革の第一歩です。

今年も、「いじめから子供を守ろうネットワーク」 は、子供たちの未来の為に、いじめの相談を受け、いじめを解決すると同時に、「いじめ防止法に教師の懲戒」 を求めて活動してまいる所存です。

私たちの 「いじめ」 との戦いは、続いています。
本年は 「いじめが減った」 と実感できる年にしたいと思います。
今年も皆様のご指導、ならびに篤いご支援、ご協力を賜われれば幸甚に存じます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

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[ 2017/01/04 15:37 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

★☆ 今年を振り返って ☆★ 

161229 寒ツバキ

★☆ 今年を振り返って ☆★

 2016年も終わりとなりました。
 本年1年の皆様からの厚いご支援に深く感謝申し上げます。
 さて、本年は、数々のいじめ事件が大きな社会問題として取り上げられた年でもありました。
 青森市の中2女子いじめ自殺、青森県東北町の中1いじめ自殺、横浜市での原発いじめ、国立大付属高校でのいじめ重大事態隠蔽事件、教師までが 「菌」 扱いしていた新潟市での原発いじめなど、次々といじめ事件が報道されました。

 その中で先週は、いじめや学校事件に関する2件の画期的な判決が言い渡されました。

 12月22日に、さいたま地裁川越支部が、約1億4800万円の賠償を川越市と同級生たちに命じました。
 これは、埼玉県川越市で2012年、いじめを受けていた当時市立中学2年の男子生徒が、同級生3人から暴行を受けて重体となり、意識不明になっている事件です。

 報道によると、川越市は、「いじめと認識していなかった」、「男子生徒や母親からいじめを受けたとの報告がなく、いじめを受けていたと認定することは不可能」 などと反論していました。
 しかし、裁判所は、「スクールカウンセラーに相談していた」 と指摘、さらに、「少年は、周囲の生徒からいじめによる被害を受けていた」 と認定。
 「周囲の生徒に事情を聞くなどの調査をすれば容易に知り得た」 として、「学校の教員は少年の生命や身体に重大な危険が生じることを予見できる可能性があったのに 回避するための措置を取らなかった」 と結論付けました。
 「いじめの相談がないからいじめに気付かない」 との言い訳は通用しないという、裁判所の強い意志が感じられます。

 さらに同日、大分地裁では、教師の重過失を認定する判決がありました。
 大分県立高校の部活中に生徒が死亡した事件で、部活顧問の教師の重過失を認定し、「大分県は教師に対して、損害賠償金の二分の一を請求するよう」 に命ずる判決を言い渡したのです。

 法律では、公立学校での事故やいじめ自殺事件等では、被害者側は、学校を設置した国や都道府県、市町村に対して訴訟すると定められており、直接、事件に関与した教員個人に責任追及することは認められていないのです。(国家賠償法1条・注1)
 そのため、「なぜ、あの教師がまだ教壇に立っているのか」、「なぜ個人的責任を問えないのか」 という不満がくすぶり続けるのです。

 ただ、国家賠償法は、不法行為をした公務員に故意や重過失がある場合には、「国や地方公共団体は被害者側に支払った賠償金を、その公務員に対して請求できる」 と規定しております。
 そこで遺族が、県はこの規定に基づいて請求すべきだと訴訟し、それが認められたものです。

 教師の行為に重過失を認め、賠償を教師に負担させるのは、被害者の立場に立った画期的な判決です。
 学校での教師の違法行為を見過ごしてはならないという、裁判所の強い思いを感じさせる判決です。
 この流れを見る限り、司法は積極的に学校や教師の責任を認めて、子供たちを守るという方向に向かっています。

 一方、教育現場の姿勢は、まだまだ不充分だと言えます。
 文部科学省の発表では、2015年度に、全国の公立の小中高校等で、いじめ隠蔽等で処分を受けた教職員は たった8人しかいませんでした。
 しかも8人のうち4人は、訓告処分、つまり単に注意されるだけにとどまっています。

 2013年9月に 「いじめ防止対策推進法」 が施行された以降も、毎年毎年、何件ものいじめ自殺事件が多発し、教師のいじめ隠蔽やいじめ放置等が問題となっています。
 しかし、報道を見る限り、いじめ自殺で教師が懲戒になったのは天童市の事件だけしか見当たりません。教職員はいじめに関してはほとんど処分されていないのです。

 子供たちを守るためには、「いじめ防止対策推進法」に、「ひどい教職員」 に対する懲戒規定を定めることが急務です。いじめを隠蔽し、放置し、加担する教師、こんな教師に子供たちを見てもらいたくないというのは、親の本音です。
 私たちは、いじめに対して真剣に取り組む先生を応援していきたいと思っています。
 そのためにも、「いじめ防止対策推進法」 には、教師への懲戒が必要です。

 いじめ相談も承っております。
 何か不安に思うことがありましたらご遠慮なくご相談ください。

 最後になりましたが、来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 どうぞ、よいお年をお迎えください。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
井澤・松井


【注1】 国家賠償法
第1条 第1項  国又は公共団体の公権力の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によって違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責に任ずる。
第2項  前項の場合において、公務員に故意又は重大な過失があつたときは、国又は公共団体は、その公務員に対して求償権を有する。


 

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[ 2016/12/29 22:16 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)