FC2ブログ









★☆ 「先生」と「プロレスラー」 ☆★ 

200124 学校の教師

★☆ 「先生」と「プロレスラー」 ☆★

 私はかねてより、「教師は皆プロレスラー」を自説としていました(笑)。
 テレビのゴールデンタイムで、「プロレス中継」を見ることはなくなりましたが、はるか昔、昭和の時代には、国民的テレビ番組で、力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木等々が、一世を風靡したものです。ブームは少年マンガにも及び、「タイガーマスク」に夢中になる子供たちもいました。
 余談ですが、令和の今でも休み時間に子供たちがプロレスごっこをしているという話はよく耳にします。

 プロレスラーは団体に属し、多くのお客さんに来てもらえるように、技を磨き、個性を研ぎ澄ませるよう努力しています。さらに、試合では互いのよさを引き出しながら試合を盛り上げ、強さを競います。
 キャラクターとして「ヒール(悪役)」や「ベビーフェイス(善玉)」が入り乱れ、ファンを熱狂の渦に巻き込んでいきます。結果としてお客さんに喜んでもらうことで、リピーターが多くなり、団体としての収益が増え、レスラーもリッチになるわけです。

 さて、なぜ学校をそんなプロレスに見立てたかと言いますと、様々なキャラクター、個性があり、そして、各人が努力を重ねて、プロの教師としての力量を磨くことで、「学校」という場をより良くしようと努力している姿をなぞらえてみたのです。
 厳しい先生(愛情に裏打ちされた厳しさを持つ)、優しい先生、楽しい先生などが個々の持ち味を生かし、暗黙の連携により、多様な生徒の現実に対応できるよう努めることが、素晴らしい教職員集団の形成につながります。
 そんな集団を造るには、校長や教頭が生徒の為を想い、また、生徒の為に頑張る先生方を支え、応援することが欠かせません。このことが「いじめ」の解決や予防にもつながると思います

 特に中学・高校の場合、それぞれの教師は、専門教科・科目を持ち、部活指導などの専門性を持っています。これは、プロレスラーでいえば得意技です。また、よく見ると「先生」たちはそれぞれ個性やこだわりを持っています。
 そして、生徒に喜んでもらえる(成長、達成感、進路決定など)ように、学校(団体)として努力をすることで、学校そのものも発展します。その結果、高校であれば入学希望者が増えるという現象が生まれます。

 ただ、私の「プロレス理論」は、残念ながら他の先生方の理解を得るには難しいようで、私はあるとき、学校の忘年会のあいさつで、「先生たちは皆プロレスラーなのです!」と言いましたが、皆さんポカ~ンとしていました。「あのアホがまた何か変なこと言っている」くらいの反応にややがっかりもしました(笑)。

 学校をプロレス団体になぞらえていますが、「お客さんを喜ばせる」というのは一つの比喩であります。
 教師と生徒の関係という観点から言えば、「先生」は「後ろ姿で教育する」という理想のために、自分を磨くことを怠るわけにはいきません。これをプロレスラーに当てはめるとストイックに練習し技を磨くことだと思います。

 そして、「お客さんを喜ばせる」ことの中には、生徒の安全・安心を確保することがあります。
 この意味で、「いじめ」を予防し解決することが欠かせません。業界の威信をかけて、また、「先生」のポリシーとして、事に当たる必要があります。教師にはプロレスラー、つまり、プロの自覚と能力、スキルが欠かせないものなのです。

 私は自分の「先生」としての力量が高いとは思いませんが、善悪を基準に厳しく指導したこともあれば、反対に生徒の置かれた環境を考慮し心に寄り添いながら対応したこともありました。
 私はどちらかというと、レスラーに例えれば、技巧派でなく不器用なタイプだと思いますが、生徒の為に自虐史観の払拭に力を尽くしてきました。これが私の磨きに磨きをかけた得意技かもしれません(笑)。

 昨今は若干、堅苦しい教育界ではありますが、現場の先生方には「矩(のり)を踰(こ)えず」個性を磨き、それを生徒の為に生かしていただきたいと思います。
「教師は皆プロレスラー」です! オー!

元公立高校校長 清川 洋


 

いじめHPバナー
※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。

☆保護者向け掲示板☆       ☆児童・生徒向け掲示板☆
いじめから子供を救え!BBS-おとな向け掲示板-       いじめかきこみ寺-こども向け掲示板-


☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

banner2.gif      ブログランキング・にほんブログ村へ      a_03.gif

↑人気ブログランキング    ↑ブログ村           ↑FC2ブログ

 

[ 2020/01/24 15:00 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

◆◇ 嫌な相手ならつきあうなと言う前に ◇◆ 

200118 水仙

◆◇ 嫌な相手ならつきあうなと言う前に ◇◆

 嫌な相手なら付き合わなければいい。もしも我が子が、嫌々友達つきあいをして、度々ひどい目に合っていれば、大人はそう口にするだろう。

 大人ならひどい同僚がいれば距離を置いたり、パワハラをする上司がいれば、会社を辞めたりという選択肢もある。しかし子供の社会では、そうはいかない。アドバイスに従って嫌な相手と付き合わないことで、自分に関する悪い噂を流され、もともと一緒にいた集団から排除されることだってある。そうなったときに、他の集団にも入れずに、孤立してしまう可能性もある。だから「嫌だけど仕方がない」と子供は口にすることになってしまう。

 人は社会的な生き物である。孤立を恐れ、群れをつくろうとするのは性(さが)と言ってもいいだろう。ぼっちであるくらいなら、集団の中で多少嫌な思いをしても我慢する方がましだ。子供はそう考える。しかし、単純な昔ながらの「仲間外れ」といったいじめと違い、集団内でのいじめには様々なリスクが存在する。行動を一緒にする時間が多い分、エスカレートしやすいという点や簡単に遊びに偽装することが出来て、大人が発見しにくいという点、さらには集団で行うことで罪悪感が麻痺しやすい点もあるだろう。

 そんな中で、多くのいじめが発生し、誰にも言えず我慢している子供は数えきれないほどいることであろう。
そうなってしまうのは、ある種の弱みを持っているからだ。それは孤立への恐れである。

 それに輪を掛けるように、大人は友達がいないことを極度に心配し、「仲の良い友達はいるの」といった言葉をかけてはいないだろうか。それは子供に「集団の中にいなさい」というメッセージを暗に伝えることになる。そして集団では過度の同調性が求められたり、ストレスのはけ口にされたりということもある。集団の中にいることを教えるのであれば、同時に一人でいることの大切さも教える必要があるのではないだろうか。

 孤独に耐えられるには、豊かな内面が必要だろう。周りの評価に左右されない自尊感情も必要だろう。そして周囲を見下すのではなく、良いところを発見しようとする態度を持っていれば、自然と友達も出来るであろう。「徳 孤ならず、必ず隣あり」と孔子が述べる通りである。(注)

 努力してもその人間関係が毒にしかならないのであれば、その関係にしがみつかずに離れることが大切である。離れることで得られることと失うこともあるであろう。主体的でいられる反面、孤独を覚悟しないといけない面もある。しかし毒を与えられ続けた植物は、やがて枯れていくのである。その場を離れ、違う場所で花開いていたのなら必ず新しい人間関係が出来るものである。

 いじめにあうと人はどんどん視野が狭くなり、他の選択肢や可能性が見えなくなり、ただ黙って我慢するしかないと思い込んでしまうことがある。大人は日頃から色々な生き方や選択肢があることを教えられる存在でありたいものだ。

守矢 光児

(注)「徳 孤ならず、必ず隣あり」
孔子の「論語」の中にある言葉。徳を身につけた人は、ずっとひとりぼっちということはない。必ず身近に、慕い、理解してくれる人が現れるものだ。という意味。


 

いじめHPバナー
※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。

☆保護者向け掲示板☆       ☆児童・生徒向け掲示板☆
いじめから子供を救え!BBS-おとな向け掲示板-       いじめかきこみ寺-こども向け掲示板-


☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

banner2.gif      ブログランキング・にほんブログ村へ      a_03.gif

↑人気ブログランキング    ↑ブログ村           ↑FC2ブログ

 

[ 2020/01/18 15:30 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

◇ 代表メッセージ (2020年1月) ◇◆ 教育委員会の奮起を期待する ◇◆ 

200110 富士と太陽

◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ 教育委員会の奮起を期待する ◇◆


明けましておめでとうございます
本年が、皆様にとりまして、素晴らしい一年になりますよう心からお祈り申し上げます

令和となり初めて迎える新年ですが、早々にイランとアメリカの衝突が懸念される年明けとなりました。
いじめの相談も年明けから届いておりますし、落ち着かない年明けです。

昨日のニュースでは、昨年の12月に報道された小5男子のいじめ問題について、名古屋市教委は8日、児童がお金を持ち出した総額が15万円、そのお金を使った児童は十数人にのぼったことを第三者委員会に報告したということです。
また、男子児童が持ち出した15万円のうち、約9万円を同級生が使用したとみられ、この分を、同級生の保護者たちが弁償することで合意したと説明しました。

この事件は、名古屋市の小学校で、小5男児が同級生に金銭を要求された事件で、名古屋市教育委員会は「いじめの重大事態」に認定したことを2019年12月2日に会見を開いていました。
その時の会見では、2019年8月に金銭要求が始まり、同級生6人から、「金を持ってこないと一緒に遊ばない」と脅され、加害者らは、フードコートで飲食をしたり、ゲームセンターで使ったほか、児童にスマートフォンのゲームなどに使えるプリペイドカードを買わせたりなどしていました。
持ち出し回数は十数回におよび、総額は10万円から20万円とみられるという内容でした。
母親が、500円玉貯金の貯金箱からお金が減っていることに気がつき、担任に相談したことで発覚しました。

今回の報告で、加害者が当初の発表の「6人」ではなく十数人にものぼることが明確になりました。
しかしながら、10月に発覚して、12月の会見までに、学校、及び教育委員会は、かかわった児童が何人だったのかについては分かっていたはずですし、また、弁済がなされていないことも知っていたはずです。
発覚後には、小学校側は、市教委に、「重大事態ではないか」と早々に連絡したにも関わらず、市教委は認定せず、その後、保護者の納得が得られなかったことや、マスコミの報道の影響を受けて、12月2日に「重大事態」と認定しています。
さらに報告義務があるにもかかわらず、この事件が12月2日まで市長に報告されていなかったことも分かっています。
河村市長は記者の質問に、
「子どもさんを日本一応援しようと言っとるんですけど、わしに報告がなかったのも残念ですわ。情けないというか…」、
「隠蔽体質なんじゃないですか」と答えています。

このような教育委員会の姿勢、考え方が、いじめ問題を蔓延させている大きな原因と言えます。
学校という組織は、教育委員会の姿勢を「忖度(そんたく)」して、いじめに対しての対応を変えてしまいます。
学校も「保身」を考えますし、教育委員会に対して「従順」で、反旗を翻したりすることはありません。
教員委員会の基本姿勢が「隠蔽」ならば学校も「隠蔽」を選択するのです。
そのような旧い考え方に染まっている教育委員会の下にある学校では、被害者であるいじめを受けた子供たちやその保護者が苦しんでいます。

逆に言えば、本気でいじめ問題に取り組み、いじめを解決しようという姿勢を有している教育委員会の下では、いじめが起きても、早期発見、早期解決ができるようになっていきます。
保身ではなく、「被害者の立場」で考える教育委員会の活躍を心から期待したいと思います。

今年も、悩み、苦しんでいる子供たちのために少しでも力になってまいりたいと存じます。
冬休みが終わりました。
残り時間が少なくなりました。
先生方の異動も、4月からのクラス編成も検討されはじめる最終学期です。
いじめに対しても、「もう少し様子をみてみよう」と思っていると、何もできなくなってしまうことがあります。
なにか気になることがありましたらご遠慮無くご相談いただければ幸いです。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

井澤一明ブログ:
http://ameblo.jp/kzizawa/
Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawa
Twitter: @kzizawa

 

いじめHPバナー
※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。

☆保護者向け掲示板☆       ☆児童・生徒向け掲示板☆
いじめから子供を救え!BBS-おとな向け掲示板-       いじめかきこみ寺-こども向け掲示板-


☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

banner2.gif      ブログランキング・にほんブログ村へ      a_03.gif

↑人気ブログランキング    ↑ブログ村           ↑FC2ブログ

 

[ 2020/01/10 21:00 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

◆◇ 川口市いじめ不登校訴訟 -教育者の嘘は子供を深く傷つける- ◇◆ 

191230 さいたま地裁
【写真】 さいたま地方裁判所 (さいたま市浦和区)

◆◇ 川口市いじめ不登校訴訟
 -教育者の嘘は子供を深く傷つける- ◇◆


 12月25日に、いじめ不登校事件の裁判が、さいたま地裁で開かれ、ご厚意により傍聴する機会を得ました。
 裁判所の1階で被害生徒のお母様が待っていてくださり、裁判を傍聴し、その後の記者会見にもご一緒させていただきました。

 この事件は、2015年に川口市の市立中学に入学した男子生徒が入学直後からサッカー部でいじめや体罰を受け、中2の2学期の16年9月からは長期の不登校になった事件です。
 2018年6月、学校側の対応が不適切だったとして、生徒(現在高2)が、川口市に損害賠償を求めて訴訟を起こしたものです。

 2017年2月には、第三者委員会が発足、翌18年3月に、7項目の行為がいじめと認定され、「いじめ行為が不登校の主たる原因と考えられる」との調査報告がなされています。
 調査報告書の公表にあたっての記者会見では、川口市の教育長からのコメントが読み上げられました。
 「今回のいじめ調査委員会の調査結果を教育委員会としても真摯に受け止め・・(中略)・・
 いじめにより生徒が不登校に陥る事態を招いてしまい、その間、初期段階で組織的に迅速な対応が遅れてしまったことで更に生徒を傷つけて信頼を損ね・・(後略)・」
という内容で、この段階では、教育長はいじめを認める発言をしていたのです。

 しかし、訴訟になった途端に川口市は、一貫して「いじめはない」と態度をひるがえしました。第三者委員会が認定した7項目のいじめ事実に関しても、「先に、被害生徒が暴力をふるった」などと反論したり、様々な言い訳を書き並べ、「いじめではない」としています。

 このいじめ訴訟に関しては、いじめを認めないことも大きな問題になっていますが、それ以外に、市側の主張の問題点がマスコミ等でも指摘されています。
 簡単にまとめてみると、
1. 「いじめの訴えは母親からのみで、被害生徒との直接面談や、本人からのいじめ被害の確認ができなかった」と主張し、その理由を「母親が妨害したため」だとする校長の陳述書を証拠として提出しています。
 しかし、実際には、生徒は部活顧問や担任に何度も相談しており、不登校になった後も、自宅に来た担任や校長と直接、話していることが明らかになっています。
2. 市は、「いじめ防止対策推進法」について、「法律としての整合性の欠如」、「教育現場に与える弊害を看過しがたい欠陥を持つもの」等であり、同法の「いじめの定義」に該当しているとしても、「被害生徒に対する違法な加害行為にはならない」と強弁しています。
 川口市は、「いじめ防止対策推進法を遵守しない」と宣言しているかのようだと批判が集中しています。
3. 市が証拠として提出した警察作成の文書に、虚偽があったことが判明しています。
 警察の文書には、学校で開かれた会議に出席していた警察の担当者が、被害者の母親と弁護士に、「被害届の件については、加害生徒は暴力を認めているが、被害生徒が先に2回、足蹴りしていた事実があり、原因を作ったのは被害生徒だと考えられるので事件化が難しいと伝えると、二人とも納得した」旨報告されていましたが、このような事実は存在しなかったというものです。
 しかも、市は、この文書が「虚偽文書」であると認識しながら、裁判所に証拠として提出したという、とんでもないことが起きているのです。

 お母様とお話ししましたが、被害生徒が最も傷ついていることは、「何回も先生に、いじめを訴えていたのに先生たちが平気で嘘をついている」ということだそうです。

 上記2の「いじめ防止対策推進法」に欠陥があるとの主張は、日本中から批判をあび、ネットでも大炎上しました。
 川口市の教育長は、定例会見で、「裁判での主張であって、法を否定しているわけではない」などと釈明しています。批判されたから、理由を後付けしたようにしか見えませんが。
 しかし、文部科学省は、法に従うべき行政機関が、法廷で「欠陥がある」と主張したことを重く見て、文科省に、教育長と教育部長を呼び、生徒指導室長による事情聴取を行いました。
 教育長は、「わかりやすく説明するために欠陥という言葉を用いた」、「法を否定しているとは考えていない」などと説明したと報道されています。
 対応した文科省生徒指導室によると、
「真意を何度も繰り返して尋ねたが、『欠陥があるとは考えていない』と同じ答えを繰り返したので、これを教育長の言葉として受け止める。今後の対応を注意して見ていきたい」とのことです。

 本当に、法に「欠陥があるとは考えていない」のであれば、「欠陥がある」との法廷での主張は撤回するはずです。しかし、現実には、その後も、市は裁判での主張を維持したままです。
 文科省の追及にはしおらしく答えて、結局は何もしない。
 文科省なんて「ちょろいよ」と思っているかも、あるいは「私が法律だ」と主張したいのでしょうか。
 教育長は、教育者の一人として川口市の子供たちに恥ずかしくない姿勢を見せるべきです。

 上記3の虚偽内容の警察文書については、「警察までが隠蔽するのか」と大問題になりました。
 警察は謝罪し、直ちに文書の虚偽部分に二重線を引いて削除しました。被害生徒のお母様が、記者会見で、線が引かれた警察文書の写しを見せてくれました。今後、正しい文書が作成されることになっているようですが、お粗末な対応には間違いありません。

 大きな問題は、市は虚偽文書であることを知りながら、裁判所に証拠として提出したことです。
 学校での会議には校長や教頭、教育委員会らが同席していたのですから、警察文書に書かれた内容が、実際の会議での警察の発言と異なる虚偽であることに市側は気付いているのです。
 虚偽文書と認識しながら裁判所に提出することは、「虚偽公文書行使罪」という立派な犯罪です。弁護士も知っていたのなら同罪です。

 傍聴後の記者会見は県庁記者クラブで行われ、テレビカメラをはじめ多数の報道機関が参加しました。被害生徒の弁護士とお母様が会見し、報道関係者からは質問が相次ぎ、関心の高さが窺われる記者会見でした。

 川口市では、この訴訟以外にも、重大ないじめ事件が複数報道されています。
 本年9月8日には、男子生徒(高1)が、マンション11階から飛び降り自殺しました。中学でのいじめが原因で、今まで3回自殺未遂をして、自殺未遂の後遺症で車いす生活になっていました。
 自宅に残されたノートには、
「教育委員会は大ウソつき。」
「いじめた人を守ってウソばかりつかせる。いじめられたぼくがなぜこんなにもくるしまなきゃいけない」
「くるしい、つらい、ぼくの味方は家族だけ」
「今度こそさようなら」、等と書かれていました。

 また、今年の4月には、川口市の市立小学校を卒業したクルド人の少女が、学校ぐるみのいじめにあっていたことが報道されました。
 6年生になって校長が変わってから、いじめがエスカレートし、男子に背中を蹴り続けられたり、座っている椅子を倒されるなど、陰惨ないじめが続きました。
 保護者らが学校に相談しても、「(少女は)心が弱いから」などと言われ、校長も教頭も担任も、教員は誰も味方になってくれなかったと報道されています。

 川口市のホームページを見ると、
「川口市は、いじめのないまちづくりを目指します」
との宣言が書かれ、「川口市いじめから子どもを守る委員会」の相談窓口の電話番号が書かれています。

 しかし、これまでの教育長の姿勢からはまったく逆の印象しか受けません。
 「いじめを受けるのは本人に問題がある。いじめられたとしても、その子を守る必要なんかない。いじめられている被害者を黙らせれば、いじめはないことになる」、と言わんばかりで、その考えを川口市の全教職員に徹底させているかのようにさえ見えるのです。

 川口市が真剣に「いじめのないまちづくり」を目指すのなら、
なぜ、「いじめ防止対策推進法」は欠陥があるから守らなくていい、と主張するのか。
 なぜ、文科省の指導にも、第三者委員会のいじめ認定にも従おうとしないのか。
 裁判所が、それをどう判断するのか。
 今後の経緯を見守っていきたいと思います。

 いじめのご相談を受け付けています。ご心配なことがありましたら、ご遠慮なくご連絡ください。

 最後になりますが、今年も一年間、さまざまにご指導、ご支援を賜り、一般財団法人いじめから子供を守ろうネットワーク一同、心より感謝申し上げます。
 よいお年をお迎えください。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井 妙子


 

いじめHPバナー
※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。

☆保護者向け掲示板☆       ☆児童・生徒向け掲示板☆
いじめから子供を救え!BBS-おとな向け掲示板-       いじめかきこみ寺-こども向け掲示板-


☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

banner2.gif      ブログランキング・にほんブログ村へ      a_03.gif

↑人気ブログランキング    ↑ブログ村           ↑FC2ブログ

 

[ 2019/12/30 21:31 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)