☆ いじめ防止対策推進法 改正か? ☆  

160827 青のイチョウ

☆ いじめ防止対策推進法 改正か? ☆

 今、いじめ防止対策推進法 (以下 「いじめ防止法 」) の見直しが検討されています。
 2013年9月にいじめ防止法が施行されて3年、しかし、いまだに、いじめを苦にした自殺は続いています。
 いじめ防止法では、施行後3年をめどに、施行状況等を検討し、法改正も含めて必要な措置をすると規定されています。

 実際に 「いじめ防止法」 を改正するかどうかは国会議員が判断しますが、文部科学省においても、教育関係者や大学教授、医師、弁護士等を委員とする 「いじめ防止対策協議会」 の中で検討が進められています。

 今年度は、すでに、6月30日と8月22日に、同協議会が開催されました。
 6月の会議では、「いじめの定義」 の解釈について検討されました。
 いじめ防止法における、いじめの定義は、
「一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているもの」 とされています。

 当日の配布資料によると、今年3月~6月に行われたヒアリングでは、
「定義が広いため、解釈の仕方が教師によって異なっている」
「いじめの定義どおりに認知を行えば、小学校の低学年では、毎日1クラスで10件以上のいじめが発生していると言える」 等の意見が報告されています。
 委員の中からは、教員のいじめに対する捉え方に個人差があるとして、「教員研修の充実」 を求める意見が出された、とも報道されています。
 文科省としては、いじめの定義を明確化させるため、いじめ防止法に基づく基本方針の変更などを検討すると言います。

 現在の 「いじめの定義」 には、たとえ、本人が 「いじめられていない」 とか、「つらくない」 と言ったとしても、「客観的にみて、いじめと言えるものは 『いじめ』 なんだ」 という視点が、不足していると思っています。
 いじめ相談の中には、「本人がいじめられていないと言っているので、いじめではありません」 と、いじめの訴えを受け付けない教師がいるのです。
 しかしながら、現在の定義は、「被害者を守る」、「被害者の側に立つ」 という観点から見ても充分にその機能を果たしていると言えます。
 いじめの定義の問題ではありません。
 「それぞれの教師が、自分の都合の良いようにいじめを解釈している」 という現実があるというだけのことです。

 付け加えれば、すでに、文科省は、毎年実施しているいじめ認知件数の調査結果の中で、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」、「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする」等、「いじめ」と認めるべき行為を極めて明確かつ具体的に提示しています。
 学校では、年に何回も生徒からアンケートもとっています。まずは、その結果を学校がストレートに正直に報告することが重要です。

 ところが、言い訳にしか過ぎないような回答が出ています。
「いじめには、行為に至るまでの人間関係や背景が必ず存在するはずである」とか、
「子供の成長にとって、人と人のぶつかり合いや葛藤等も必要である」とか、
 こんな理由で、「これはいじめではない」 として、いじめから逃げることを正当化しようとしている教師がいます。
 これでは、どのような施策を行おうとも効果が出るはずはありません。
 文科省は、教師としての姿勢、責任の明確化を第一優先で考えていただきたいと思います。必要なのは「教師への道徳教育」です。

 教育新聞などによりますと、8月の会議では、いじめ問題に対する 「組織的な対応」 や、「いじめ防止基本方針の浸透状況」 などについて議論されています。
 いじめ防止法は、いじめに対して組織的な対応をするために、学校にいじめ対策組織を常設することを義務づけています (同法22条)。
 現場からは、
「いじめは指導力不足で発生するという一般的な考えがあって、特に責任感の強い真面目な教師がその考えに陥りやすく、いじめを一人で抱え込む」
「いじめの定義に該当するものをすべて学校のいじめ対策組織に報告すると、生徒指導担当者の負担が膨大になる。授業を担当せず、生徒指導を専任する教師が配置されれば対応は可能かもしれない」
「小学校でいじめ対策の体制が弱いのは担任制であることが一つの要因である」 等の意見がありました。
 また、委員からは、「文科省は、いじめはどの学校でも 『起こり得る』 としているが、どの学校でも 『起きている』 との認識を持つべきで、その点について見直してもらう必要がある」 などの意見もあったと報道されています。

 これを受けて、教師のいじめの抱え込みを防ぐためには、
・いじめは教員の指導力不足で発生するとの考えの払拭
・生徒指導を専任で担当する教員の配置
・管理職や教委らによる 「指導力不足ではない」 との声かけ、などが提案されたとのことです。

 結局、「教師の指導力不足」 と言われるのはいやだということでしょう。
 「いじめが起きるのは教員の責任ではない」 というお墨付きをもらいたいと言っているように聞こえます。恥ずかしい限りです。
 いじめの解決能力も指導力のひとつですし、日頃の指導力によっていじめの発生件数が左右されることはまぎれもない事実です。
 私たちの所に助けを求めて来られる内容を見れば、指導力のない先生によっていじめが解決されずに、不登校になったり、指導力のない先生のクラスが荒れて、いじめが次々に起こるという相談がほとんどです。
 安心して学ぶことのできる学校にすることは、教師の責任です。当然のことです。そこから逃げるのであれば、「先生」 ではありません。

 文科省には、「逃げる教師」 を 「責任を取る教師」 に育てるというところを真剣に考えて欲しいものです。
 「いじめ」 が減らせるかどうかは 「教員の熱意をどのように喚起できるか」 というところに尽きます。

 なお、超党派の国会議員の方々においても、学校がいじめを把握した場合には「保護者や教育委員会へ報告することを義務化する」ことを検討していると報道されています。

 「教師の熱意が大事だ」 と述べましたが、この点を補完するためにも、「いじめ防止法」 の中に、いじめの隠蔽、黙認、いじめへの加担や助長した教師に対する処罰規定が必要です。
 「逃げる教師」 を減らし、「熱意ある教師」 を評価することで、「いじめの抑止効果」 が期待できます。

 私たちは、教師と保護者、大人たちが力を合わせて、いじめのない学校をつくるために運動を展開しております。
 いじめ相談も承っております。ぜひ、ご遠慮なくご相談下さい。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
井澤・松井

【参考】 いじめ防止対策協議会 (平成28年度)

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/124/index.htm


 

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[ 2016/08/27 22:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

お知らせ: 9月10日 (土) 10時~15時、「エルプラまつり2016」 に出展 井澤一明代表のいじめ相談も実施 【いじめから子供を守ろう ネットワーク 札幌】 

160821 160910エルプラまつり2016

お知らせ: 9月10日 (土) 10時~15時
「エルプラまつり2016」 に出展 井澤代表も参加

【 いじめから子供を守ろう ネットワーク 札幌 】


今年も、 「いじめから子供を守ろうネットワーク 札幌 」
「エルプラまつり」 に出展参加します!
場所は、札幌エルプラザ3階ホールの中です!
一人で悩まないで‼
いじめ相談も受付ます!

🆘 先生や学校が対応してくれない 😒
🆘 学校に行きたくない 😥
🆘 子供の様子が心配 😣
🆘 学級崩壊寸前 😵
🆘 いじめ被害者を救いたい 😅

【いじめから子供を守ろうネットワーク 札幌代表 戸嶋友子】


「エルプラまつり 2016」 詳しくは次のとおりです。
日時: 2016年9月10日 (土) 10時~15時
会場: 札幌エルプラザ公共4施設 3階会場 (住所:北海道札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ内)
アクセス:■ JR 札幌駅北口より 徒歩3分 札幌駅北口地下歩道出口12番横から建物の中まで直通 ■地下鉄南北線さっぽろ駅より 徒歩7分 ■地下鉄東豊線さっぽろ駅より 徒歩10分

入場: 無 料

★ 「いじめから子供を守ろう ネットワーク」 の展示ブースでは、活動写真を展示し、ご希望の方に、いじめ防止ポスター、いじめ防止チラシなどをさし上げています。

★ また当日は、井澤一明 (いじめから子供を守ろう ネットワーク代表) による 「いじめ相談」 (相談無料、秘密厳守) を、随時 行なっています。 相談を希望される方は、展示ブースまで お越しください。

★ お気軽にお立ち寄りください。 多くの皆様のご来場をお待ちしています!


 

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[ 2016/08/23 11:07 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(0)

お知らせ : 来月、9月11日 (日)、 札幌市で 「いじめから子供を守ろう セミナー  いじめは犯罪! 教室に正義を」 を開催 【いじめから子供を守ろうネットワーク札幌】 

札幌セミナーチラシ160911(第1版)

お知らせ: 来月、9月11日 (日)
北海道札幌市厚別区で セミナーを開催!!

【いじめから子供を守ろうネットワーク札幌】


 来月、9月11日 (日)、北海道札幌市で、「いじめから子供を守ろうセミナー」 を開催いたします。テーマは、「いじめは犯罪! 教室に正義を」。 井澤一明 (いじめから子供を守ろう ネットワーク) 代表が講演します。

 また、講演終了後には、個別のいじめ相談も承ります (相談無料・秘密厳守)。 相談を希望される方は、ご遠慮なく 下記の連絡先までご連絡ください。

 どなたでもご来場いただけます。 入場は無料です。 多くの皆様のご来場をお待ちしています。

いじめから子供を守ろうネットワーク セミナー
~ いじめは犯罪! 教室に正義を ~
日 時: 2016年9月11日 (日) 10時~12時
会 場: 札幌市厚別区民センター 会議室B (住所: 札幌市厚別区厚別中央1条5丁目3-14)
アクセス: JR千歳線 「新札幌」 駅、札幌市営地下鉄東西線 「新さっぽろ 」駅 徒歩4分
講 演: 井澤一明 (いじめから子供を守ろう ネットワーク代表)

入 場: 無 料

主 催: いじめから子供を守ろうネットワーク札幌

【お問合せ、連絡先】
いじめから子供を守ろうネットワーク札幌
代表 戸嶋まで
メール tomoko1536@gmeil.com
携帯電話 080-6061-7412

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[ 2016/08/23 07:07 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(0)

◇ 事務長メッセージ ◇◆ 夏休みの終わりに向けて ◆◇ 

160818 夏休みの少年

◇ 事務長メッセージ ◇
◆◇ 夏休みの終わりに向けて ◆◇

8月も半ばを過ぎ、多くの学校では夏休みも後2週間ほどとなりました。
リオ・オリンピックも開催中で、日本選手の活躍に、感動しておられる方も多いと思います。

さて、夏休みが終わりに近づいたこの時期、保護者の皆様には気を付けていただきたいことがあります。
それは、子供たちの自殺についてです。
内閣府の調査によりますと、9月1日の子供たちの自殺が突出して多いということです。9月1日だけでなく、8月31日、9月2日も実は多いのです。
文科省でも、夏休みに入る前に、自殺の予防対策に取り組むよう教育委員会や学校に呼び掛け、学校側にアンケート実施のほか、自殺をほのめかす書き込みがないかネットパトロールの強化などを要請しました。

家庭でも、子供たちの様子に注意をしていただきたいと思います。
子供の自殺には、事前に自殺のサインがあると言われています。
・いつもなら楽々できるような課題が達成できない。
・気力がなかったり、腹痛や頭痛がよく起こったりと、体調不調を訴えている。
・部屋に閉じこもることが多く、ため息をついたり、涙を流したりする。
・夜眠られないから昼間寝てしまい、昼夜逆転の生活をする。

この様な兆候があったら、要注意です。
ただやる気がないだけ、サボりたいだけなんじゃないの? と疑いたくなると思いますが、子供が何か悩んでいるのではないか?ということも考えてみる必要があると思います。
決して無視したり、たかをくくったりせず、子供の気持ちを理解して支えることが必要です。

そして、もう一つ見逃せないのは、夏休み中に乱れた生活リズムを元に戻せないというものです。
実は、この生活リズムの乱れは、不登校など様々な問題につながっていく可能性が高いのです。
不登校の生徒が学校を休みはじめた時期については、7月~9月が最も多くなっています。
まずは、就寝や起床、食事の時間をキチンと決めて十分な睡眠をとり、規則正しい生活を送ることから、夏休み明けへの対策を始めることが大切だと思います。

楽しい夏休みは終わりが近づくにつれ、次第に憂鬱な気持ちになるものです。
子供の様子をしっかり観察して、最悪の事態を未然に防ぐように心がけ、残りの夏休みを有意義に過ごしていただきたいと思います。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和


 

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[ 2016/08/18 07:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)