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◇ 代表メッセージ (2021年8月) ◆◇ 旭川市にはびこる大きな闇 ◇◆ 

210822 ひまわり野

◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ 旭川市にはびこる大きな闇 ◇◆

早くも秋の気配がただよっています。
昨日ですが、帰宅の道すがら道路の両脇からコオロギの鳴き声が聞こえてきて、驚きました。昼の間は、まだ蝉が泣いていますが、季節は代わり始めていたんですね。

本年5月に、『教師の責任を問わない日本の闇』と題したメルマガを配信しましたが、その中で、旭川市の中2女子のいじめ事件に言及しました。
この事件において、8月18日に遺族側の弁護士が会見を開きました。
本事件は、本年3月に旭川市の公園で女子生徒が凍死しているのが見つかった事件で、その背景に悲惨ないじめがあったことがわかっています。
現在、旭川市によって「重大事態」としていじめの調査がされています。
この会見で、遺族の代理人が生徒の名前と写真、そして遺族の手記を公開し、遺族は「真実を知りたい」と訴えていると公表しました。
その手記には、このような記載が、あります。
------------------
「10人の加害者の未来と、1人の被害者の未来、どっちが大切ですか。10人ですよ。
1人のために10人の未来をつぶしていいんですか。
どっちが将来の日本のためになりますか。もう一度、冷静に考えてみてください」。
これは、教頭に言われた言葉です。同席した知人も、あきれ果てるような対応でした。
私は、泣くことしかできませんでした。
------------------
被害者の親に、加害者の方が大切なんだと宣言する教頭がいるとは。もはや、これは教育者ではありません。

日テレNEWS24(NNN)の記事には、
------------------
NNNが入手した北海道教育委員会の文書には、遺体で見つかる2年前に、母親が学校にいじめの相談をしていたことなどを受け、北海道教育委員会が「いじめの疑い」があるとして、旭川市教育委員会に対応するよう指導する内容が記されています。
道教委はこれを口頭で伝えたということですが、旭川市教委は「当時、指導を受けた認識はない」と話すなど、食い違いも…。
------------------
指導されていないと言いはるさまが記されています。
続けてこの記事には、「遺族側は、第三者委員会の進捗状況など、調査の内容がわからず、疑問や不安を拭えないといいます。」と遺族の訴えが報道されています。

この事件は、本年の4月には文春で大きく報道され、国会でも取り上げられた結果、第三者委員会を設置し調査をはじめたものです。
それにもかかわらず、まだ隠蔽しようと画策しているように見えます。
私たちは旭川市の第三者委員会のもとで粛々と調査が行われ、その公正な結果が発表されるものだと考えていました。
文科省の「いじめ重大事態の調査に関するガイドライン」には、被害者側からの要望があり、必要な場合には、構成員の調整を行うよう示されていますし、被害者側に説明を行うことを求めています。
ここまでひどい組織があろうとは、想像さえできませんでした。往生際が悪すぎます。

続報が入ってきました。
20日夕、旭川市長は、こうした遺族の訴えを受け、市の教育長に、「遺族に寄り添いながら一刻も早い真相究明に向け調査を進めていただくようお願いします」と、進捗状況を伝えるなど、遺族に寄り添ったかたちで進めるよう要請したとのことです。

ご遺族が、被害者の名前や写真、遺族の手記まで公表しなければならないところまで追い込まれているのです。
これが本当に「第三者委員会」なのでしょうか。実態は、名ばかりの「お抱え委員会」の可能性が高いようにしか見えません。いまだに隠蔽し続けようと画策しているようです。
自殺したお子さん、そしてご遺族を何度悲しませれば気がすむのでしょうか。
こんな第三者委員会には学校の隠蔽体質を糾弾する力はないでしょう。

こんなことを続けるのならば、「旭川市教育委員会」など存在意義がありません。
市長が進捗状況を伝えるように要請したとのことですが、遺族側の会見を受けてのパフォーマンスではないかと疑ってしまいます。本質は変わらないのではないでしょうか。
この第三者委員会を解散させ、改めて調査委員会を組織するぐらいのリーダーシップが欲しいところです。
その際には、ご遺族の推薦する方も加えて構成する必要があります。文部科学省直轄、せめて北海道教委直轄で「第三者委員会」を設置し、公明正大な調査をするべきです。

また、医師作成の死体検案書の「死亡の原因」欄に、「実際にはかかっていなかった精神疾患の病名が記入されていた」という報道も出てきました。
市ぐるみで隠蔽をしようとしているとしか考えられません。残念ですが、旭川市は信用できません。

教師にしっかりと責任をとっていただくためには、いじめを隠蔽したり、いじめに加担したり、いじめを黙認したりするような教師は懲戒すべきであると、私たちは訴えています。
この事件のように、学校に隠蔽を指示するような市の教育委員会は解散させ、その隠蔽を指揮した教委の職員は、隠蔽を実行した教員ともども懲戒すべきです。
明確な罰則がないために、隠蔽することの方が「メリットがある」という思考を持っているのでしょう。教師、そして教育委員会を含めて教育行政に関わる人間に対して、この国は甘すぎです。
子供の生命に比べたら大人のメンツなどどうでも良い問題です。
いじめを隠蔽する教職員に対する懲戒を定めて、法制化しなくてなりません。
子供たちの犠牲の上になりたつような教育行政などいりません。
子供たちの未来をつくり、子供たちを守り、国造りの基礎をつくるための教育行政ではなかったのでしょうか。
「教育は国家100年の計」という言葉があります。
ぜひ、子供たちのために、日本の未来のために、政治家の皆様にはお力をお貸しいただきたくお願いいたします。

まもなく夏休みも終わりを迎える予定です。
新型コロナの影響で夏休みの延長も検討されている地域があると聞きます。
また、例年、夏休みが終わる前後で、子供たちの自殺が起きてしまいます。
先生方におかれては、「旭川市の教育姿勢」を他山の石として、子供たちの見守っていただきたいと思います。

私たちのところには、先生方からの相談も来ています。
私たちの相談経験がなんらかの参考になることもあろうかと思います。
ご遠慮なくお声をかけていただきたいと存じます。
また、保護者の皆様におかれましても、子供たちが夏休みが終わるこの時機、どうか言動に気をつけて見守ってあげてください。
何か不安なことがございましたら、早めにご相談ください。


一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

井澤一明ブログ:
http://ameblo.jp/kzizawa/
Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawa
Twitter: @kzizawa

 

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[ 2021/08/22 07:07 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

お知らせ : 本日 2021年9月4日(土) 13時30分 和歌山市でシンポジウム開催 高橋史朗先生が基調講演! 

210814 チラシ0904和歌山シンポジウム

お知らせ : 9月4日(土) 13時30分開演
和歌山市で いじめから子供を守ろうシンポジウム 
高橋史朗先生が基調講演!


 来たる9月4日(土)、和歌山県和歌山市で、「いじめから子供を守ろうシンポジウム 大人が変われば子供たちも変わる こんな時代だからこそ考えたい人づくり国造り」を開催いたします。(会場:県民交流プラザ・和歌山ビッグ愛)。

 高橋史朗先生(麗澤大学大学院特任教授)の基調講演「コロナ禍で問われる家庭のあり方-親子は共に育つ-」等を通じて、皆様とともに、様々な角度から現代の教育の問題点を考えてまいりたいと思います。

 今回のシンポジウムは、和歌山県教育委員会、和歌山市教育委員会等から、後援をいただきました。

 入場料は無料で、どなたでもご参加いただけます。
 多くの皆様のご来場をお待ちしています。 詳しくは次のとおりです。

「いじめから子供を守ろうシンポジウム」
「大人が変われば子供たちも変わる
こんな時代だからこそ考えたい人づくり国造り」

日 時:2021年 9月 4日(土) 午後13時30分~15時30分
会 場:県民交流プラザ・和歌山ビッグ愛 1階大ホール(住所:和歌山市手平2-1-2)
アクセス:JR「和歌山」駅から徒歩約15分 JR「宮前」駅から徒歩約7分
プログラム:
第1部:基調講演「コロナ禍で問われる家庭のあり方-親子は共に育つ-」
講 師:高橋史朗先生(麗澤大学大学院教育研究科特任教授)
第2部:パネルディスカッション「子供の心を守るために、私達ができること」
パネリスト:高橋史朗氏、南谷為朝氏(南陵高校副校長)、井澤一明(いじめから子供を守ろうネットワーク代表)
コーディネーター:三木きくみ(いじめから子供を守ろうネットワーク和歌山代表)

入 場 無 料

後 援:和歌山県教育委員会  和歌山市教育委員会  公益財団法人JR西日本あんしん社会財団 特定非営利活動法人和歌山保健科学センター 和歌山県健康生きがいづくり協議会

主 催:いじめから子供を守ろうネットワーク和歌山

★ どなたでもご参加いただけます。 多くの皆様のご来場をお待ちしております!
★ 手指の消毒、検温、マスク着用、会場内でのソーシャルディスタンス確保を徹底して開催いたします。ご協力のほどお願い申し上げます。

 

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[ 2021/08/20 07:07 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(0)

ちば県民保健予防財団「サマーセミナー」にて井澤一明代表が講演 「コロナ禍におけるいじめへの対応」  

210827 0810サマーセミナーチラシ

ちば県民保健予防財団サマーセミナーにて講演
井澤代表 「コロナ禍におけるいじめへの対応」


 公益財団法人ちば県民保健予防財団主催の「令和3年度 サマーセミナー」にて、井澤一明(いじめから子供を守ろうネットワーク)代表が、「コロナ禍におけるいじめへの対応」と題して講演しました。

 本サマーセミナーは、毎年、千葉県内の養護教諭の方々を対象に、子供の「心と体」の健康を考えるをテーマに開催されています。


210827 サマーセミナー井澤代表
【写真】 講演する井澤一明代表

 本年度は、井澤代表の講演と、昭和大学保健管理センター所長の田中大介教授(小児科)の「是非お伝えしたい!子どもの起立性調節障害について-病態・診断の理解から、家庭・学校での対応まで-」の講演が行われました。
 8月31日まで、web配信で視聴が可能です。お問い合わせは、公益財団法人ちば県民保健予防財団まで。


 

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[ 2021/08/10 17:07 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(0)

◆◇ スクールセクハラから子どもを守るためには (2) ◇◆ 

210727 夕日と少女たち

◆◇ スクールセクハラから     
   子どもを守るためには (2) ◇◆

 昨年はコロナウィルスの蔓延により、春先から長期間、学校が休校になったために、夏休みが短くなり、子どもたちは猛暑の中、登校せざるを得なくなりました。
 楽しみにしていた山や海、家族との旅行なども経験することができませんでした。
 コロナでいろいろと制限が有ろうかと思いますが、今年は、子どもたちが活き活きと過ごせる安全で安心な環境が整ってほしいと願わずにいられません。

 さて7月20日には、多くの学校で一学期の終業式を迎えました。リモートで校長先生の挨拶が行われた小中学校も多いようです。
 夏休みは楽しみですが、反面、海や川、プールなど水の事故には気をつけていただきたいと思います。それだけではなく、レジャー先での誘拐未遂、夜道で露出魔にあうなど、夏休みには性被害が憂慮されます。

 今回は、保護者の立場で、そして子どもを守る教師やPTA、主任児童委員、ソーシャル・ワーカーの視点にたって、性被害から子どもたちを守るにはどうしたら良いかを考えてみます。

 深刻な性被害の場合、まず第一に、「子どもたちは声をあげられない」、「被害を訴えられない」ということを知っていただきたいと思います。
 その訴えは、ときとして「からだ言葉」になって表れてくることもあります。特に女子には顕著に現れることが多いのです。

 小学5年生の女の子、ナツミ(仮名)さんは、校庭で体育の授業中、足をがくがくさせて、身体全身を震わせて、しゃがみこんでしまいました。顔は真っ青です。立つことも歩くこともできません。
 周りの子どもたちが気付いて、緊急に保健室に運ばれたのですが、大きな病気の危険も類推されたため、救急車で搬送され、そのまま入院となりました。
 病院では、さまざまな病理検査が行われましたが、骨折や病変はありません。とりあえず自律神経失調症の病名がついたものの、1週間で退院の予定となりました。

 「なにかおかしい、心理的な問題があるのかも・・」、担当の女医さんは気にかけていました。
 明日が退院という日、ナツミちゃんは担当の女医さんに、小さな小さな声で、涙を流しながら訴えました。
「家に帰りたくないです。病院にいたいです」
専門的な手順を踏みつつ女医さんとそのスタッフが聞き出したところ、性的虐待を受けていた事実が判明しました。憎むべき性犯罪者は、母親の再婚相手、つまり義父でした。
 病院から通報を受け、児童相談所が子どもを保護したことは言うまでもありません。

 同じようなケースで、加害者が、まさかの教員ということもありました。
 性の被害を受けた子どもたちは、最初、何をされているのか、意味がよくわからないばかりか、暴力や暴言を受けて、行動を抑制されたりしますし、被害を言えないだけではなく、子ども自身が情緒不安定になったり、精神的疾患を持つことは決して珍しくありません。
 また、「お母さんには言うな」と口止めされたり、「お前が約束を守らない悪い子だから、こうなったのだ。」と洗脳されたり、あまりの心的葛藤の末、自傷行為をする場合もあります。

 多くの場合、高校生ぐらいになってから初めて、「実は、あのとき・・」と被害を訴える事例が少なくありません。今も、性被害のPTSDに苦しんでいる方もいらっしゃいます。
 いじめと同じで、加害者が処罰されずに、放置され続けることは、被害者個人の人生を狂わすばかりか、私たちの社会に及ぼす悪影響は大きいといえます。

 事後のカウンセリングも大切ですが、未然に防ぐためにも、実効性のある、早期発見、犯罪防止を考えなくてはなりません。
 子どもを守る保護者や真っ当な教員、PTAや地域の立場からすれば、「早期発見」がとても重要です。子どもの「からだ言葉」に細心の注意を払い、しっかりSOSをキャッチしなければなりません。
 これは、いじめの被害を発見するプロセスでも同じことが言えます。ほんのささいな変化や言動を見過ごさないことです。
 以前、このメルマガでも紹介されましたが、
優秀な教員は、隣の子の机とその子の机の距離、ほんの10センチのスキマから、いじめを見抜いていきました。

 では、「もしかして性被害かも」と疑うべきポイントはなんでしょうか。
 子どもが自信を失い、自己嫌悪感を持ったり、否定的な感情を見せてきたときは、慎重な配慮が必要です。
 同時に、観察すべき点として、1. リストカットなど身体の傷、2. 衣服の汚れ、3. 異装、4. ヘアースタイルの変化などに注意が必要です。
 髪の毛が長く、少女らしい可愛らしい女の子が、短髪にズボンの男の子のようにすることで、必死に自己防衛していたケースもあります。
 反対に、大はしゃぎをしたと思ったら、急に泣き出すなど、情緒不安定になることもあります。
 「イジメ」、「家庭内虐待」等さまざまな原因を考えつつも、「性被害」も原因の選択肢の範囲に入れてください。

 もし、子どもたちが被害を訴えてきたならば、「話をしてくれて、ありがとう。」「あなたは悪くない。」と絶対的な肯定をしてあげることが重要です。
 子どもの年齢にもよりますが、
「たとえ、からだが傷ついても、心はダイヤモンドだから、けっして折れたりなんかしない。あなたは、美しいし、強いです」
という趣旨をやさしく包み込むように語ってあげたいものです。

 児童相談所に保護されたり、病院や民間のシェルターに入れられることで、加害者と被害者が空間的に顔を合わせることがなくなり、かつ、時間が経過し、信頼できる大人と出会うことで、はじめて子どもは心を開いて、真実を話してくれるようになります。

 第二に、教員を信頼する気持ちは大事ですが、性犯罪を繰り返すような教員は、被害者である子ども、児童をよく選別しているということを知ってください。
 つまり、「被害を訴えないであろう」という子どもをわざわざ選んでいるのです。
 ほとんどの場合、保護者が子どもを守るだけの余力を持っていないケースがみられます。母子家庭である、親に精神疾患がある、家庭が機能不全だ、といった弱い環境の子を選んでいます。
 頭の良い犯罪者は、自分の立場が危うくなるような環境には決して持ち込みません。

 加害者が教員で、あなたがもし同僚である教員であったり、近いところにいる人であれば、直に校長先生に訴えたりするといった正攻法で糾弾するというより、慎重に外堀から埋める、という戦略を立てなければならならない場合もあります。
 なぜなら、ほとんどの場合、口の立つ教員の説明により、「子どものほうの妄想である」とか、「指導に対する逆恨みである」とか、「気を引きたいだけ」とか、の理由が勝ってしまうからです。
 そして、報告を受けた校長先生も組織維持のため、結果的に隠ぺいに走る、ということになるからです。

 では、外掘とはなんでしょうか。公的機関である、児童相談所や警察署、法務局、そして教育委員会です。
 直接、先生やPTAに訴えた場合、学校への所属意識の方が勝ってしまい、「犯罪なのだから警察に被害届出や相談をして当然」という、社会常識が飛んでしまうことがあります。
 「校長先生の許可がないのにできない」と思い込んでしまうのです。

 また、口先での言い逃れができないように、証拠や証言、あるいは診断書なども集められると良いのですが。
 「性犯罪」の対処法は、苛烈で犯罪行為まで及んだ「いじめ」と同様の方法で対処すべきです。
 場所が、学校内であるとか、対象者が教員であるとか、は関係ありません。ハードルが高いと思うのは、思い込みです。
 こと、性被害の相談においては、公的機関は守秘義務を必ず守ってくれます。
 捜査機関へ犯罪事実を申告し、犯罪者の処罰を求めることです。「告発」は誰でもできます。告発することには、被害者やその保護者の同意は必要ないのです。
 特に公立学校の教職員は公務員であり、公務員には「告発義務」が法律で定められています。(注)
 ですから、本来、公立校の先生方は警察等に、子供に対する犯罪行為を届け出なければいけないのです。

 子どもを守りたい、その強い気持ちさえあれば、高いハードルも越えられます。重い扉も開いていきます。
 密室で行われることの多い性犯罪、まして子どもが被害者となってしまうと、立証することはむずかしいと思いがちです。けれども、検察や裁判所においても、「被害者の証言は具体性及び迫真性がある」、「経験した人でなければ語ることのできない発言・・・」という判決が示すように、子どもの真摯な言葉に耳を傾け、被害者を尊重する傾向が顕著になってきています。

 もしも、身近で、子どもが悩んでいたら、手をさしのべてあげてください。
私たちは常に、正しい人を相談援助、支援する側に立っています。

社会福祉士・精神保健福祉士・行政書士
元保護観察官、前名古屋市子ども応援委員会 スクールソーシャルワーカー
現・福祉系大学講師  堀田利恵

(注)
刑事訴訟法 第239条 
第1項 何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。
第2項 官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。


 

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[ 2021/07/27 13:37 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)