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◇ 代表メッセージ (2024年3月) ◆◇ 横浜市教委、隠蔽体質は変わらないのか ◇◆ 

240314 横浜1

◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ 横浜市教委、隠蔽体質は変わらないのか ◇◆

暖かな2月から寒さを感じる3月になりました。
春の気配は感じるも、足踏みしているようです。

入試もほぼ終わり、卒業式を迎えた子供たちも多いようです。
学年末には先生方の異動も発表され、学友との別れや教師との別れに涙する子らも多いと思います。
新しい門出を迎える準備が着々と進んでいるように見えます。

さて、横浜市のいじめ事件が気になっています。
2011年には、福島第1原発事故から自主避難してきた小2男子がいじめを受け、150万円を巻き上げられたにもかかわらず、学校が放置していた事件がありました。
この事件に対して、教育長が「いじめと認めない」と発言し、大きな問題になりました。
2019年3月には、横浜市教委は重大事態2件の調査報告書を公表しましたが、二つの事案とも、調査委員会から、学校側のいじめに対する理解不足や対応の遅さなどの問題点を指摘されています。
2021年2月には、横浜市の男性教諭が、小4女児にプリントを配らなかったり、給食の盛りを少なくするなどの陰湿ないじめを繰り返していました。

このように、横浜市では、ニュースになるような重大ないじめ事件が発生した際に、隠蔽をはかる傾向がかなり強いように感じます。

そのような中で、今月、2020年3月に、横浜市の中2の女子生徒がいじめ自殺した事件について、第三者委員会が、「いじめがあった」と認定したというニュースが流れました。

今月の3月8日に第三者委員会の会見、遺族側弁護士の会見が行われ、その中で、横浜市教委が学校の報告書から「いじめ」という文言を削除するよう指示していたことも発覚いたしました。
管轄する組織からの高圧的な「隠蔽行為」そのものと言えます。
詳しくはNHKの「かながわ情報羅針盤」において報道されています。
以下、報道を引用し、まとめてみました。
------
報告書の中では、中学2年生の時に、複数の男子生徒によるからかいと、SNSのやりとりについていじめと認定しています。
その上で、「いじめやいじめによる孤立感が強く影響して自殺したといえる」として、因果関係があったと指摘しています。
(中略)
市の教育委員会をめぐっては、学校側が行った基本的な調査の報告書の案には、当初、「いじめ」という文言が入っていたにも関わらず、教育委員会がそれらをすべて削除するよう指示していたことから、そうした対応の経緯について「誤っているというほかない」と厳しく指摘しています。
------

今回のNHKの報道からは、学校側のいじめが起きた場合の対応方法については、教師、および組織としての対応のスキルの不足が明瞭に指摘されています。
第三者委員会の指摘は、非常に大切な内容ですので、やや長くなりますが引用いたします。

--------
いじめ発覚までの対応
●生徒からの聞き取り方法について
担任は自殺した生徒からいじめの相談を受けた翌日、複数の男子生徒を一度に集めて話を聞いていたということです。
第三者委員会はこうした方法について問題だと指摘して、
「友人の面前で真実や本音を話しにくく、誰が主導的な役割を担ったかどうかなどの点は、友人関係を意識して話すのをためらうことも十分に考えられる。個別に呼び出して聴取する方法をとるべきだった」としています。
また、いつどこで、何をしたのかという具体的な事実を十分に聴き取れなかった点も、問題だと指摘して(中略)、誰がどのような言動をしたのかについて意識した聴き取りができていないとしています。

●教職員間の情報共有が不十分
担任が行った事実確認の具体的な内容が、学年の職員の間で共有はされたものの、その問題性は指摘されないまま事実確認を終えることになっていて、こうした対応について「事実を確認する方法や内容は極めて不十分である」と指摘しています。
(中略)
●不登校後の経過観察
担任は2019年10月に保護者と面談し、「嫌われているように感じる」「こそこそ話が聞こえる」といった悩みを聞いて、いじめが継続している可能性を把握していたとしています。
しかし、自殺した生徒から事実や気持ちを確認してなかった ということです。
第三者委員会は、
「十分な聴き取りを行っていじめの継続の有無など事実関係を調査するべきであった。不登校になったあとであっても生徒から直接悩みを聞き取ることは必要であり、いじめの継続が原因で登校しにくくなっているのかどうかを明らかにし、仮にそうであるならば直ちに状況の改善に努め、再び登校できる環境を整える必要があったがそのような確認はされなかった」と指摘しています。
(中略)
●事実明らかにする姿勢を欠く
ほかの生徒への聴き取りについても問題点があったとし、具体的には、早く情報を収集するという目的に沿って行うべきだったにも関わらず、こころのケアが目的となっていたことや、本来は対象を広く検討すべきだった聴き取りの対象についても、5人のみに限定していたことを挙げています。(中略)
こうした対応について
「そもそも事実関係を可能な限り明らかにしようとする姿勢を欠いていたと評価せざるをえない」
と厳しく指摘しています。
(2024年3月8日 NHK「かながわ情報羅針盤」より)
-------

遺族の代理人である弁護士の方の会見では遺書が読み上げられました。
その遺書には、
「迷惑をかけてしまった皆さん、本当にごめんなさい。なぜ死んだかというと、いじめが辛かったからです。世の中の人たちにはいじめと判断してもらえないようなことだと思います。それでも私には辛かった」
とあったとのことです。
また、ご遺族の方からは、
「誰に対しても優しく、本当に優しすぎるくらい心の優しい娘でした。娘が亡くなってすぐ学校の報告書をうけとりましたが、『いじめ』というの文字が一つも無く、学校で何があったのか私たちには分かりませんでした。闇から闇に葬られるのではないか、そんな強い不信感を抱きました。」
とのコメントが出されています。


これらの指摘で特に問題だという点を挙げてみます。
1. 加害者からの聴き取りを集団で行い、個別にはしなかった。
2. 被害生徒がいじめが継続していることを訴えても、確認しなかった。
3. 他の生徒への聴き取りは、いじめの「事実の確認」ではなく「心のケア」のため。
4. 5人にしか聴き取りしていない。
5. 報告書から「いじめ」の文言を削除。

これで、「いじめ解決」などできるはずがありません。
「解決しよう」という意欲は感じられず、逆に穏便にすませようという意図があったのではないでしょうか。
第三者委員会は、丁寧に調査され、正しい判断を示されたように思います。
加えて、この報告書を出すまでには、様々な圧力があったのではないかと推察いたします。
それでも、間違っているものは間違っているという姿勢を貫かれたことは、評価すべきだと思います。

横浜市は、早急に、隠蔽体質からの脱却を図らなくてはなりません。
子供たちの未来を、子供たちの幸福そして学業を守るための組織が教育委員会であり、かつ学校や教師の仕事ではないでしょうか。
昔から教職は、「聖職」と言われる所以がここにあるはずです。

今年度、今学年もまもなく終わってしまいますが、いじめなんて無いのが一番です。
不安になられたり、お困りのことがありましたらご遠慮なくご相談いただければ幸いです。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明


井澤一明ブログ:
http://ameblo.jp/kzizawa/
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[ 2024/03/14 16:37 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

◇ 代表メッセージ (2024年2月) ◇◆ 教職員の懲戒処分規定を全国に ◆◇ 

240225 水仙

◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ 教職員の懲戒処分規定を全国に ◇◆

今年は、例年にくらべて暖かく感じられる2月です。
梅の花が咲いたと思っていたら、もうすぐ終わりになりそうな気配です。
と言っても、受験生は、のんびりとする時間もなく慌ただしい毎日を送っていることでしょう。

2021年に、旭川市でいじめを受けていた中2女子生徒が凍死した事件で、当時の市教委が、市長に「いじめはない」と報告していたことが明らかになりました。
以下に共同通信の記事を引用いたします。
-------
当時の市長、西川将人氏が共同通信に明らかにした。
後の調査で、自殺未遂の直前に学校の先輩から受けた行為がいじめと認定されたが、西川氏は「情報が乏しく、市教委の認識が『トラブル』という状況では、いじめだと判断して市として対応することはできなかった」と振り返った。

自殺未遂は、地元月刊誌が約3カ月後に報道した。市教委の内部資料と西川氏によると、当時の教育長らは西川氏を訪ね「事実と全然違う」と非難。
(2024年2月11日 共同通信)
-------
この事件からすでに三年もの歳月が経過してしまっています。
亡くなる直前の自殺未遂事件を「いじめではない」などと主張せずに、教育委員会が、丁寧に調査し、指導していたらと思うと残念でなりません。

ここまで頑なに、いじめを隠蔽するような教師や教育委員会の姿は、「自分さえよければ、中学生の生命などどうでも良いんだ」と言っているように見えてしまいます。
国家百年の計とまで言われる「教育」です。
この「教育」の要は学校であり、教師だと言えるでしょう。
その要が、人の命をないがしろにして恥じないとは、なんとも情けないものです。

当時の担任、校長、教育委員会の指導主事、教育長ら、関係者を懲戒すべきです。
懲戒ができない組織だから、隠蔽の温床をつくりあげてしまうと言えるのではないでしょうか。
「いじめ隠蔽」を図る教師、教育委員会職員については、国レベルで懲戒規定を法制化すべきです。
そうでもしないと、責任を負わず、逃げた者勝ちという世界を肯定することになってしまいます。
「教育」に携わる者だからこそ、「正義」の大切さを、自らの後ろ姿を通して子供たちに教える必要があるのではないでしょうか。

札幌市で、教職員のいじめ関する懲戒を懲戒処分規定に盛り込むという報道がありました。
NHKのNEWS WEBの記事の内容をまとめてみます。
-------
2021年、札幌市の市立中学校に通っていた当時1年の女子生徒が自殺した問題で、札幌市教育委員会は14日、新たな調査報告書を公表し、小学校のときに「どれい扱いされる」と訴えていたことや、中学校で同じ学年の生徒から髪の毛を引っ張られたことなど、いじめの詳しい実態が明らかになりました。
しかし、担任らが内容を共有しなかったことなどで学校は組織的な対応をとっておらず、女子生徒の両親は、
「娘はどれほど苦しみ、追い詰められていたことか。情報をできるだけ開示し再発防止に役立ててほしい」としています。
こうした中、市の教育委員会は2月下旬にもいじめの判断は教職員個人に委ねず組織で検討するなどとした基本方針をまとめるほか、教職員の懲戒処分の対象にいじめの項目を設けることで、校長や担任などの役割と責任を明確にしたい考えです。
(2024年2月15日 NHK北海道NEWS WEB)
-------

また、この事件に関して、小学6年だった当時の校長を減給1か月(10分の1)の懲戒処分、当時の担任教諭(既に退職)を文書訓告相当とし、小学5年と中学1年の時の校長2人は文書訓告にしたことが報道されています。
(2024年2月14日付 朝日新聞 等)

加えて、事件については、
--------
市教委の第三者委員会が23年12月に公表した調査報告書によると、生徒は小学校のアンケートでいじめ被害を訴えたが、担任の判断で十分な聞き取りをせず、中学校への引き継ぎも行われなかった。
(2024年2月14日付 読売新聞)
--------
とありますし、HBC北海道放送によると、次のようないじめが明らかにされたと言います。
 
【新たに公表されたいじめの内容】
《小学校在籍時》
・同級生から、奴隷扱いされる
・同級生2人に髪の毛を引っ張られる
・同級生の家で人形の手か足を切るように言われ、切らないと仲間に入れないと強制される
・複数の男子児童に絵の具で服を汚される
・修学旅行の際に、遊覧船から落とされそうになる
・トイレに閉じ込められ「うけるー」などの声を聞く
など

《中学校在籍時》
・同級生に髪の毛を引っ張られたり靴を踏まれたりする
・SNSで「首つって死んで」など攻撃的なメッセージを受け取る
など
(2024年2月14日 HBC北海道放送)

毎日毎日、いじめられていたとしか思えません。
ここまでのいじめを隠蔽する教師たちをそのままにしておいて良いのでしょうか。

「いじめ隠蔽教師」の懲戒が法律に制定されるには時間がかかりますが、札幌市のように、教職員の懲戒処分規定に「いじめ」の項目を設けることは、効果が期待できます。
この規定を教職員に徹底しておれば、このような残念な事件を防げたかもしれません。
200万都市である札幌市においても今まで制定されていなかったように、全国の自治体における「教職員の懲戒処分規定」に「いじめ」の項目を有している自治体は数えるほどしか無いのが現実です。
私たち「いじめから子供を守ろうネットワーク」も各地で、教職員の懲戒処分規定に「いじめ」の項目を盛り込んでいただきたいと要望はしておりますが、遅遅として進まないのが現状です。

子供たちにとって、今学年も残り少なくなって参りました。
卒業間近になって「重大事態」に該当するようないじめ相談も入ってきています。
卒業後であっても第三者委員会を設置がなされて調査が進むこともありますが、やはり、在学中に解決を目指したいものだと思います。
どうか、いじめ問題を抱えていらっしゃいましたら、早急に学校と協議していただきたいと思います。
何か、不安な点等がございましたら、ご遠慮なくご相談ください。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

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[ 2024/02/24 19:07 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

◇ 代表メッセージ (2024年1月) ◇◆ 「古い考え方」も大切に ◆◇ 

240117 富士山

◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ 「古い考え方」も大切に ◇◆

2024年最初のメルマガです。
あらためまして、本年もご指導、ご支援のほどをお願い申し上げます。

元旦に発生した「能登半島地震」によって多くの方が被災し、犠牲になられた方もいらっしゃいます。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
そのような中であっても、9日には、避難所となっている小学校で始業式が開かれたというニュースも流れておりました。
がんばっている子供たちの姿に感銘を覚えます。
今現在も避難所や車中、さらには倒壊した家屋で懸命に生き抜いておられる皆様の日常生活が、一刻も早く取り戻されることを祈るばかりです。


2021年4月からGIGAスクール構想によって、本格的に子供たちに端末が配布されるようになって3年がたたんととしています。
そのような状況で起きるべきして起きたといえるような事件が報道されています。

朝日新聞等によりますと、
昨年末、東京都武蔵野市の市立小学校で複数の男子児童が、学校から1人1台ずつ配布されているタブレット端末を使い、女子児童の着替えを盗撮していたというのです。

・昨年12月に、複数の高学年の男子児童が盗撮。
・女子が着替えに使っていた教室に端末を設置し盗撮を繰り返した
・多数の女子児童が被害にあった。
・盗撮した画像を児童間で共有していた。
・所持していた画像は消去した。
・学校側は12月下旬に臨時の保護者会を開催。


子供たちも「何が正しくて、何が悪であり、間違いなのか」ということは、知識的には知っているはずです。
ですが、善悪は知っていても、衝動をおさえきれず間違った行動を起こしてしまう子供たちがいます。
ここに現代の教育の問題があるように思えます。

私たちはセミナーや講演を通して、
「人をいじめないと一人一人が決意すれば、いじめなんか起きない」
「だからいじめたくなる気持ちに負けるな」と子供たちに伝えています。
そのような人間に成長していただきたいと心から願っています。
大切なことは、自らの心をコントロールすること、つまり「自制心」です。
確かに「自制心」と聞くと、今どきの人たちは「やや古い」と感じるのではないでしょうか。
この言葉には、「古くさい」というイメージがつきまとっているようです。
しかし、心のままに怒りをぶつけることはトラブルを招きやすいと言えます。
また、喧嘩をしたり相手を怒鳴りつけたりして気分を悪くしてしまう子もいますので、アメリカでは「アンガー(怒りの)コントロール」を非常に大事にしていると聞きます。
日本でもCAP(Child Assault Prevention 子供への暴行防止)という考え方が導入され、学校で講義されることもあります。
温故知新ではありませんが、「自制心」の大切さを伝えていくことも大人の役割だと思います。

加えて、教育においては、「個性を尊重する」、「多様な価値観を認め、価値観を押しつけない」という言葉を耳にします。
文科省が「個性尊重」を掲げてから、すでに40年近く経ちました。
確かに「人権意識」を醸成(じょうせい)するためには大切なことでもあると思います。
ただこのような考え方の底流に、ルールを守る心、「規範意識」の醸成があってこそ、教育は正しい方向に進むのではないでしょうか。
冒頭の児童による盗撮事件だけではありませんが、個性の尊重や、価値観を押しつけない教育が一人歩きしているように見えてしかたありません。
見方を変えると自己中心主義の肯定となってしまうという懸念があります。

規範意識、ルールを守る心が必要です。さらに自制心や正義感、他人に対する優しさや思いやりなどの「愛の心」、教えてくれている先生や両親への感謝の心、間違ったことをした時の反省する心や、謝罪する心などなど、「古い考え方」の中にもう一度、見直されるべきものがあるのではないでしょうか。

そのベースがあってこその「個性尊重」、「多様な価値観」が生きてくるのではないでしょうか。
「個性尊重」、「多様な価値観を許容する」という考え方だけで育てられてしまうと自己中心主義、さらにきつい言葉を使うとするならば「動物的属性の尊重」ということになりかねません。
人間として自らの意志により、本来持っている動物的属性をコントロールすることは教育の目的の一つであるはずです。

私たち保護者も「善いものは良い、悪いものは悪い」という姿勢を保ち、子供たちの心に自制心を育てていきたいと思います。

まもなく2月ですし、3月が目前に迫っています。
学年が変わったり、卒業する子もいます。
いじめ問題など年度が替わってしまうと解決することが難しくなりやすいものですので、早めに対処することをおすすめいたします。
何か不安なことや気になることがございましたら、どうぞご相談いただければ幸いです。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明


井澤一明ブログ:
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[ 2024/01/17 10:07 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

◇ 代表メッセージ (2023年12月) ◇◆ いじめを訴えたのに「花マル」、なぜこんなことが起きるのか ◆◇ 

231215 天使の梯子

◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ いじめを訴えたのに「花マル」、なぜこんなことが起きるのか ◇◆

12月に入り、あちこちにイルミネーションが輝いています。
新型コロナが5類に指定されたためか、一般のお宅の庭先にもイルミネーションを見ることが多くなったように感じます。
街にはクリスマスの雰囲気が漂い、スーパーや百均では鏡餅やお正月飾りが並べられています。
子供たちにとっても心がウキウキするような12月です。

そのような雰囲気がある一方、奈良市のいじめ事件が大きく報道されています。

奈良市立小3年の女子がいじめを受け去年12月にいじめの重大事態に認定されました。
女子児童は、おととしから去年にかけて同級生から足を蹴られてケガをするなどのいじめを受け、学校側は去年12月、いじめの重大事態に認定しました。
女子児童はその後ストレス障害と診断され、今も症状が続いているといいます。
かなりの数の報道がされていますが、MBS毎日放送の記事を中心に、以下に、まとめてみました。

【経緯】
・2022年2月すねを蹴られて全治1週間の怪我。
被害者は、「急に蹴られた。帰りの準備をしているときに。びっくりした。(Q痛みは?)あった」、「ロッカーの前に立っていた男子児童に蹴られた」と話している。
目撃していた別の児童は「男子児童は座ったまま蹴っていた」と証言した。
・両親がいじめ有無の調査を学校に要求。
・両親によると「加害児童が『やっていない』と言うし、調査できないということだったんですね。(学校に)お願いしたんです、調査をしてほしいと。そしたら『学校は警察じゃない』と言われてしまった」とのこと。
・報告書によると、被害児童の手首をひねったり背中を鉛筆で突いたりなどの男子児童によるいじめ行為が12件あった。
・2022年6月、被害児童は「自学ノート」に「いやだ」というタイトルで担任に提出。
ノートには、「かなしかった つらかった なみだがこぼれた」、「わたしは死ねばいいな、自分なんて、いなければよかった」などの言葉が見られる。
・担任が花マルをつけて、「You can do it!! ファイト!!」と記入
・担任は市教委の聞き取りに、
「児童に花丸を付けてほしいと頼まれ、花丸を付けにくい内容であることから一度は断ったが、児童に頼まれたため、心配していることを伝え花丸を付け、励ましの意味を込めて、『You can do it!』と記載した」と答えた。
・被害児童本人は、
「(Q花マルを書いてくださいと言った?)言ってない。なんで花マルしてあるんやろうって思った」と話している。
・担任が両親に連絡したのは自学ノート提出後、約1週間も後のこと。
・2022年9月、被害児童は適応障害に。診断結果を受けて再度、学校にいじめ調査を要望。11月、同級生全員にアンケート調査が実施され、学校側は「いじめ重大事態」と認定した。
両親が訴え始めてから約9か月後のこと。

この事件に関して奈良市長は、会見で、
「具体的な内容の評価は難しいところがあるが、子どもが言っていることをきちんと聞き取ることが大事だと思う。当該教員も言い分はあると思うが、子どもの声を最優先するのが大事だと思う。」と話し、改善していく必要があるという考えを示しましたとあります。
なお、奈良市は、今月中に調査報告書を公表するとのことです。
--------

やや長くなりましたが、以上、このいじめ事件の報道をまとめてみました。

最大の問題は、被害者の子が適応障害にまで追い込まれたということです。
その原因は、いじめの訴えがあったにもかかわらず、教師がいじめを解決しようとしなかったという一点にあります。
「言葉」に対してのセンサーが悪すぎます。
「死にたい」とかかれていたなら、そのノートの前後がどうあれ、授業を自習にしてでも、すぐに被害児童を呼んで、「どんなことがいやなの。なにかあったの。大丈夫?」などと話を聞くことが必要です。
しかも、保護者からいじめについての訴えを何度も受けていたはずなのに。
この言葉を目にしてから、両親に伝えたのが一週間も経ってからとは、あきれます。
担任本人からしてみたら、「なんでこんな大事になるんだろう」と思っているかもしれませんが、些細なことをおろそかにしたことが問題なのです。
こんな当たり前のことを教えてくれる先輩や校長、教育委員会の担当者はいなかったのでしょうか。

教師本人の能力の問題もありますが、教育システムの不備もあると思います。
市教委は担任に聞き取り調査をしたようですが、この担任に対しての懲戒については
言及していない模様です。
「いじめを放置した」のは明らかです。それに対しての懲戒できないのであれば大きな問題です。
私たちが以前より訴えておりますように、いじめ防止対策推進法に「教師への懲戒規定」を明文化する必要があります。
「いじめを放置」しても教師には全くデメリットがなく、被害者だけが大きな負担を負うという事実は、異常としか言いようがありません。
この事件で言えば、22年の2月の事件があったときに、すぐに対処し解決していれば、こんな苦しみを味わわなくても良かったのですから。
法制化が間に合わないのであれば、最低でも各教育委員会において、教員の処罰規定の中に、いじめの放置や黙認、加担などをした教員の懲戒規定を盛り込むべきです。

今回の報道を見る限りですが、保護者の皆様にも知っておいていただきたいことがあります。
まずは、「学校は警察ではない」というのは学校が問題から逃げるときの常套文句だということです。
こんな言葉は無視するべきです。
ここまで学校が逃げるのであれば、警察署に被害届を出すべきです。
そこまでする必要がない場合であれば、このような言葉を投げかけられたら、すぐに学校の上位組織に訴えていくことが肝要です。
公立であれば、「教育委員会」に訴えて解決を依頼することが大切ですし、実際にかなりの効果があります。
私立であれば、学校法人のトップに話してみていただきたいと思います。
いじめ問題について、いじめを解決する学校が良い学校だという価値観に教育界は変わってきています。
しかし、残念なことに、このような対応をする学校がなくなりません。
私たち保護者としても、どこに持ち込めば解決できるかということを知っておくことも大切だと思います。
(参考 いじめ解決方法 https://mamoro.org/solution )

子供たちにとって楽しい12月。そしてお正月。安心して迎えて欲しいものです。
何か気になることがありましたらご遠慮なくご相談下さい。
皆様が良いお年を迎えられますように。

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[ 2023/12/15 17:47 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(1)