朝日新聞の社会面で連載された「こども 孤の時代」に、約120通のメールや便りの反響があったとのこと。特に、子どもたち自身による身のまわりのいじめについての内容が目立ったという。
<こども孤の時代>120通のメールや便り
いじめの悩み・対処続々
ゲーム感覚/周囲の目意識 子どもが「怖がる」学校 より
☆千葉県の小学6年女子(12)
いじめて学校に来られなくすることを「落とす」と言う。「あいつ、もうちょっとで落とせる」とか。休んでいた子が再び登校し始めたのをみて「もう一回、落とす?」と話し合う友だちの姿も見かけた。
ゲーム感覚。本当に怖いと思う。「なぜいじめるの?」と先生が聞くと、いじめっ子は「楽しいから。へへ」。いじめる子も、見え見えのことはしないから先生は気づかない。いじめられた子も、心配をかけたり騒がれたりするのが嫌だから、親に相談しない。
同級生が突然、学校に来なくなった。いじめられているとは知らなかった。たぶん、メールでのいじめ。私は手紙を書いた。いじめていた子たちに「手紙送ったんだって?」と聞かれ、どきっとしたけれど。
☆神奈川県の高校1年女子(16)
中学の時が一番大変。人と違うことをして浮かないよう、すごく気を使っていた。寒い日に制服のスカートを長くしたくても、みなと同じ格好じゃないとまずいから我慢した。 嫌だなって思う子を、私も無視していた。仲直りしたくても、みなで無視していると話しかけられない。「調子がいい子」って思われたら怖いから。空気を読むことがすごく大事。
結局、本当に何でも話せる子を見つけるのなんて無理。だから、1人でいても楽しいって思えるようになったらいいかなって思う。
「高校生になれば変わる」 「先輩」がアドバイス
子どもたちの「先輩」からは、様々なアドバイスが寄せられた
東京都の都立高校1年の女子(16)は中学時代、身近にいじめを見てきたが、高校入学後はまったくないという。「部活などで忙しいし、気が合わない人とは距離をおけば良いと分かったからだと思う。いじめられている人には『高校に入ればきっとなくなる』、いじめている人には『他に興味のあることを探し、青春時代を無駄にしないでほしい』と言いたい」
京都市右京区の大学生、綾督さん(22)は、中学のころ、いじめをしている集団に、嫌々加わっていたことがある。「加担を拒めば標的にされる」と指摘しつつ、こんな経験を紹介してくれた。「1人だけ、集団のリーダーが誘っても『オレは加わらない』と言った生徒がいたが、いじめの対象にはされなかった。いじめる意思がないことをきっぱり表現できる人が増えれば、変わるかも知れない」
ニュース・ソース from asahi. com http://www.asahi.com/edu/news/TKY200703260125.html
Edited by H.Miyamatsu
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「1人だけ、集団のリーダーが誘っても
『オレは加わらない』と言った生徒がいたが、いじめの対象にはされなかった
この言葉に感動しました。この
勇気が悪をおしとどめるのですね。光明の言葉ですね。人生全般に通じる言葉です。
日本には、「
私共空間」という独特の世界が生まれやすい背景があります。本来、学校は公共空間(私たちの空間)であるべきところですが、教師の指導力の低下と教師自身がもっている「私共空間」容認の空気によって、「私共空間」からの排除=いじめが後を絶ちません。学校という空間でそれが難しくなると、ネット上の「私共空間」でそれを続行します。学校では公共空間=私たちの空間づくり、公共の精神の基礎づくりを第一優先事項として教育すべきときです。
「教育を考えよう」というブログで、
部活の帰りに、みんなで自動販売機でジュースを買おうゼ!
と、なった時、一人の子が、
「今日はAが、みんなに、おごってくれるって!」
と、A君はそんなことを言ってないのに言い出しました。
みんなは、お互い顔を見合わせて、えぇ~、という感じで、戸惑っています。
さらに、彼は、
「みんな、遠慮することないゾ!Aのおごりだ!!」
と、みんなにA君からおごらせようと、します。
ここで、A君が、
「ぼく、おごったりしないよ!おかしいよ。自分の飲みたいジュースだけ買う!みんなも自分のは自分で買って!」
と、きっぱり、言い切りました。
みんなは、ほっとした感じで、各々ジュースを買いました。
Aくんに、おごらせようとした彼も、そうしました。
A君は、見た目おとなしそうでした。
実際、おとなしい子なんだと思います。
でも、理不尽なことには、ちゃんと、『それは、おかしい。嫌だ。』と言える子だったのです。
そして、部活のみんなも、X君(仮にX君とします)の言うことは「無茶苦茶だ」と思う、まともな感覚の持ち主たちでした。
ただ、みんながX君に対して直ぐ「おかしい!」と言えなかったのは、おそらく、X君が怖いという気持ちがあったのでしょう。
みんなは、様子見をしてたと思われます。
X君に、直ぐ同調する子がいて、それをきっかけにみんながX君に同調してしまった状況になったとしたら。
それでもA君は「嫌だ!」と言えたでしょうか。(言えたと信じたい!)
おそらく、多くの子が、嫌だと思いながら、おごらされてしまうのではないでしょうか?
「空気を読めよ」
という魔法の呪文を唱えられそうです。
一度、そうした理不尽を許してしまえば、もう、お決まりのいじめコース、まっしぐら、になったのでは、と、思うと、A君の「勇気」は本当に偉い、と思います。
A君は自分をいじめから守ったと同時に、みんなが「傍観者」といういじめる側になってしまうことからも守った、訳です。
「教育を考えよう」の記事の紹介に、私の感想、推察などを、大幅に加えて書きました。
「たぶんメールでのいじめ」とクラスメートさんがおっしゃっておられますが、携帯には(ドコモの場合)「アクセス履歴検索サービス」と言う機能があり、最大93日前まで、メール受信履歴、メール送信履歴、Webアクセス履歴、フルブラウザアクセス履歴を バソコンから検索・閲覧出来ます。この様な機能を使って、メールなどによるいじめを早期発見、早期撲滅したいものです。
昨日の静岡新聞(3/28)の夕刊に「栃木・中3自殺・いじめ傍観も一因として県、市に1100万賠償命令」という記事が載っていました。この生徒さんは2人に暴行を受けいじめでうつ病になり阻止せず傍観した級友の「卑怯な態度」もいじめであり、その後の自殺の一因と書かれています。教師も指導する義務も果たさなかったとの事。2人の加害者に一方的に殴るなどのいじめを受けその後、不登校になり自殺したという内容です。給料をもらって働くという事は誰だって大変な事でしょうが最低限の「義務」は果たして下さい。
先生と言われる教師の世界にもピンからきりまで有るのは、
情けないじゃないですか。牛は水の飲んでミルクに代えるが同じ水を飲んでも蛇は毒に代える。教師の給料の差は全然私達には分からない世界ですが同じ聖職者だという気持ちは最低でも自覚して頂きたいものだと思います。
「空気、読めよ」って、
よく言われるけど、
その空気が、くせものなんだ…
ふーん。
「オレは、やらない」
って、かっこいい。
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いじめる側の心理
いじめから子供を守ろう!ネットワークをいつも読ませていただいてる。 小学生や中学
[2007/03/29 20:30]
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オランダ・ユトレヒト・ミッフィーの街で国際結婚生活