藤枝市の女子中学生自殺
「いじめ」との因果関係「不明」と
藤枝市教育委員会 【静岡県藤枝市】 今年8月、藤枝市の複合商業ビル
駐車場の屋上から同じ市立中学2年の女子生徒2人(ともに当時13歳)が転落して死亡した事故で、調査を続けてきた同市教委は17日、
「2人がいじめや人間関係で悩んでいた事実は確認できたが、2人が死亡したこととの因果関係は不明」との内容の調査結果を発表した。
市教委は、事故が起きた翌日の8月31日から11月中旬まで、2人に関係する学級担任や学年主任、養護教諭ら教職員から聞き取り調査を行った。発表によると、調査の結果、
2人は小学生の時から中学1年にかけていじめを受けていたことが確認されたが、
一方の女子生徒は中学2年になってからは不登校が続き、
もう一方の生徒は中学2年になってからは「このクラスはいい」と話すなどしたほか、委員会活動にも意欲的に取り組んでいたという。
こうしたことから市教委は、〈1〉2人に対する
特定の子供からの執拗(しつよう)ないじめがあったとは確認できなかった〈2〉(事故前に2人から)
教員に対するいじめの訴えがあったとは確認できなかった――などとして、いじめと転落死の因果関係を「不明」と結論づけた。
市教委によると、調査結果は2人の遺族にすでに伝えられたが、
遺族は「納得していない様子だった」という。17日午前の市議会全員協議会で中山直教育長が調査結果を報告したが、2人が通っていた学校の保護者などに対する結果報告は「考えていない」という。
会見では
記者団から、2人が転落死した原因についての
調査不足を指摘する声が相次いだが、市教委の担当者は
「生徒に対する2次被害を出さないよう配慮し、生徒からの聞き取り調査は行わなかった」などと説明。中山教育長は「限られた範囲ではあるが、私たちができる範囲の調査を実施した」と話した。
市教委は、学校での指導のあり方を検討する組織を発足させ、今年度中にいじめを含めた生徒指導の指針を各学校に示すという。
【2009年11月18日 読売新聞】

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もう2年になるんですね。
その曖昧な対応の為に未だにいじめは続いています。
いじめは犯罪であると・・・。
いじめた人間はそれなりの報いを受けると何故教えないのでしょうか?
今のいじめはさらに陰険になり、カッターを持っての脅しまであると聞いています。
その事を藤枝の教育委員会は知っているのでしょうか?
少女達が自ら命を絶ったビルの前を通るたびに胸が苦しくなります。
命を掛けた彼女達の訴えを教育委員会は無視したも同然ですからね。
本当に腹立たしくなります。
この記事(藤枝市教育委員会の見解)では、『転落して死亡した事故』となっていますが、遺書が見つかったとの話も聴いています。なのに『転落死』ですか?
「上履きに画鋲が入っていた」等、学校でいじめがあったことをうかがわせる携帯メールや「人間関係に疲れた」などと書かれた遺書が見つかっているとも聴いております。
ですから、会見で記者団から、原因についての調査不足を指摘する声があったのだと思います。
にも関わず、「生徒に対する2次被害を出さないよう配慮し、生徒からの聞き取り調査は行わなかった」「限られた範囲ではあるが、私たちができる範囲の調査を実施した」という内容からも、学校や教育委員会は誠意をもって調査をしたのに疑問を感じました。
いかにも調査はしました、私たちは頑張ったのだよ、と取り繕っているようにも聞こえました。
子供が二人も死んだのですよ。
にも関わらず、調査不充分のまま予防策や再発防止策を約束することで、本件を収束させる気なのでしょうか。
原因調査も充分にできないのに、予防策や再発防止策に疑問を感じました。
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