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◇ 代表メッセージ (2019年9月) ◇◆ いじめ解決に弁護士は必要か ◇◆ 

190907 弁護士会

◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ いじめ解決に弁護士は必要か ◇◆


暑い日が続いておりましたが、ほっとできる日が増えてまいりました。
9月、子どもたちは、本格的に次の学期を迎えています。

4年前の2015年8月、政府の「自殺対策白書」において、9月1日は子供たちの自殺が最も多く、平均の2.6倍と突出していることが公表されました。
毎日、いじめ相談を受けている者の感覚としては、今、「いじめ」はやや減りつつあると感じています。
この4年の間に「9月1日問題」として新聞やテレビなどのマスコミで数多くとりあげられ、自殺防止キャンペーンが展開されると共に、学校現場においてもいじめに対しての認識が大きく変わりました。

自殺の理由としては、「いじめ」が全てではありませんが、大きな問題であることは変わりません。
私たちは「いじめ犯罪! 絶対に許さない」と訴えてまいりましたが、文科省においても、いじめは「絶対に許されない」、あるいは「どの子どもにも、どの学校においても起こり得る」と発信していますし、先生たちも「いじめを隠してはならない」と考えることが、現在では当たり前、「常識」になりました。
そのため、いじめを積極的に隠蔽しようとする学校は格段に減りました。
ただ、全体としては、いじめへの対処が改善されてきたとはいえ、苦しみを抱えている子が全国にいます。
いじめ問題は、いまだに大きな問題です。

そんな中、9月3日の昼にフジテレビさんから「取材したい」との電話が入りました。
内容は「いじめ保険」についてどのように思っているのか、というものでした。
「いじめ保険」は、弁護士費用の一部が補償されるという保険です。なお、大人へのいじめも対象になるというものです。
3日の「ライブニュース it!」にてコメントの音声も流れました。
ネットの FNN PRIMEにも、「いじめ保険」加入者増 弁護士介入で解決へ」というタイトルで掲載されましたので、ご覧いただけると幸いです。
https://www.fnn.jp/posts/00423419CX/201909031820_CX_CX

ちなみに、同日には、「通信制高校ナビ」においても、「【いじめでつらい君へ】 プロに聞くいじめから抜け出す方法」としてインタビュー記事が掲載されました。
https://www.tsuushinsei-navi.com/real/interview/1397/

せっかくの機会ですので、「いじめに弁護士は必要か」ということを考えてみたいと思います。
実際、「弁護士をお願いしたいのですが」というご相談もよくいただきます。

前提として、知っておいていただきたいことが2点あります。
まず、「弁護士費用が掛かる」ということです。一概には言えませんが、着手金として20万~40万円は覚悟しておく必要があると思います。
この負担に対応するものとして「いじめ保険」が考え出されたのだろうと思います。
もう一点は、「弁護士さんの資質によって、成否が大きく分かれる」という点です。
一般的には、外部の法的専門家である「弁護士」が、学校に出向いたり、交渉の場に同席、あるいは電話で問い合わせをすることで、それまで頑なに対応を拒んでいた学校が、態度を変えて「いじめ解決」に向かって進むということがよくあります。
ただ、うまく行かなかったという場合もあります。

「弁護士さんにお願いしているけれども、いじめが解決しない」という相談も届くことがあります。
うまく行かない理由としていくつか挙げてみます。
1. 依頼者側に立つべき弁護士が、学校側に立ち「学校の御用聞き」になってしまった。
2. 弁が立たたないため、学校側に反論できなかった。
3. 学校側の弁護士と知り合いだったために強く出れない。
4. お金は払ったけれど、何もしないで放置された。
5. 弁護士が内容証明郵便を出したが学校からは無視されて、いじめは止まらなかった。
6. 依頼者の要望を盛り込んだ書類をつくらず、勝手にすすめて失敗した。
7. 弁護士が自分の聞きたいことだけを聴いてきて、その他の話は聴こうとせず、被害者に寄り添ってくれない。
8. 学校側に「これからは弁護士さんと話します」と言われて、保護者や子供との話し合いを一切拒否された。
どれもこれも、実際に届いた相談です。

私たちが、このような事案をどのように解決に導いたかと申しますと、「保護者が主体」となって学校と再交渉し、解決したというものがほとんどです。
まずは、いわゆる、時系列に沿って作成した「いじめの経緯書」、並びに、学校にやっていただきたいことをまとめて「要望書」という形で「文書」を作成し提示する。
さらには、第三者を交えて交渉をしたり、上位の機関等を巻き込むなどして、学校に「いじめに対応しなくてはならない」との考え方を持ってもらうという手順です。
(私たちのホームページに詳しく述べておりますのでご参照ください 「いじめ解決方法」http://mamoro.org/solution )
このような交渉によって、一週間もかからずに解決できる場合が大半です。

また、引き続き弁護士さんに活躍してもらうこともできます。
弁護士さんが所属する弁護士事務所の責任者に苦情を伝える、あるいは、弁護士会に「この弁護士さんの対応で困っている」と相談するなどしたところ、対応が大きく変わったということもありました。

私たちとしては、いじめが解決するために弁護士さんに依頼することは、全般的には有効だと思います。
ただ費用もかかりますし、人によって対応も変わりますので、いじめ解決の方法をしっかりと把握して、保護者自身が取り組まれることをお勧めしたいと思います。
対処方法を知っていれば弁護士さんにお願いしなくても解決はできます。

また、フジテレビでの取材でも話しましたが、「いじめ保険」が当たり前になるような社会は、どこか歪んでいるように思います。
本来、学校は、子供たちが「安心して、安全に学べる」環境を提供しなければなりません。
「安全配慮義務」とよばれる義務であり、当然の責任です。これが脅かされる状況をそのままにして良いわけがありません。
文科省を筆頭に教育委員会、そして教師の皆様に、子供たちを守ってくださるように、心からお願いしたいと思います。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

井澤一明ブログ
: http://ameblo.jp/kzizawa/
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[ 2019/09/07 14:00 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

◇ 代表メッセージ (2019年8月) ◇◆ 管理職は 一段と重い厳罰に処すべき ◇◆ 

190803 ひまわり

◇ 代表メッセージ ◇
◆◇管理職は 一段と重い厳罰に処すべき◇◆


いきなりの猛暑になって、身体が驚いているようにも感じます。
お祭りや花火大会を楽しむのにはいいのかもしれませんが。

夏休みに入った7月31日に、4月に行われた全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)の結果が公表されました。
都道府県別の平均正答率では、秋田や福井、石川などが上位を占めましたが、英語においては、東京、神奈川などの首都圏が上位に入っています。
英語のテストは、今回が初めて実施され、中3生に「読む・聞く・書く・話す」についてテストが行われました。
英語正答率は、「読む」が56.2%、
「聞く」が68.3%、
「書く」が46.4%、
「話す」が30.8%となったとのこと。
報道によると「話す」では2人の会話を聞き、即興で質問する問題の正答率が10.5%と低かったことや、「書く」においては学校を示すピクトグラムを見て、どちらが良いか25語以上で自分の考えを書く問題の正答率は1.9%だったとされています。

今後の課題も出てきましたが、子供たちが、学力を伸ばすためには、安心して学べる環境が必要です。
いじめられるとそれまで頑張っていた勉強への意欲が失われ、進学にも影響することになります。
子供たちがどのような学校生活を送ることができるのか、その要は、「先生との出会い」にあると思っています。

2015年、茨城県取手市の中3女子生徒が「いじめられたくない」と書き残したいじめ自殺事件で、当時の学校や市の教育委員会の対応に問題があったとして、7月25日に関係者9人の処分が発表されました。
処分内容については以下のように報道されています。
自殺を誘発する不適切な指導を行ったなどとして、担任を停職1か月、
校長に対しては自殺後の対応に問題があったとして、給与の10分の1を12か月減給。
市教委の教育参事と指導課長を給与の10分の1を12か月減給。
部長を給与の10分の1を6か月減給。
辞任した矢作元教育長は、在職時の給与の10分の1、12か月分を自主返納。

この事件では、取手市教委は、学校がいじめによる自殺の疑いがある「重大事態」としていたのに、市教委で「いじめによる重大事態ではない」と決議し、しかもそのことを遺族に伝えてもいなかったと言います。
また、ご遺族の意向を受けて第三者委員会を設置しましたが、その委員会でも「いじめはなかった」の前提でなにもしないまま時間だけが過ぎてゆく中で、ご遺族が文科省に「取手市の第三者委員会による調査の中止」を要請されました。
文科省は、取手市教委の担当者を呼び、聞き取り調査を行い、その結果、取手市教委は調査の見直しを検討し、ご遺族に謝罪したのです。

担任に対して、「停職1か月」という懲戒処分は、いじめ事件としては大きな決断だと思います。
しかし、事件の流れを見る限り、組織としてのあり方に大きな問題を抱えているように思います。
この事件の対応は、明らかに「意図した隠蔽」です。
したがって、「担任」より更に重い処分を管理職、教育委員会に課すべきです。
自分たちで、「自分に甘い処分」をするとはなんとも情けない組織であろうかと感じます。

私たちのところに来る相談の中でも、茨城県は、いじめを解決しにくい県の一つです。
それは学校、教育委員会が、
「いじめではない」
「加害者の人権もあるので、簡単には叱れません」
「いじめられる側にも問題があります」
「いじめ防止対策推進法はよくわかりません」
などなど、いじめ被害者を貶(おとし)める言葉を保護者に投げかける事例に出会うことが多いからなのです。
県教委、各市教委に何かしらの共通の隠蔽意識があるようにしか感じられません。
このままで良い訳がありません。
私たちは「いじめの放置、いじめへの加担、いじめ隠蔽をした教師を懲戒処分とする」ということを、「いじめ防止対策推進法」に明記すべきだと訴えておりますが、加えて、「管理職には一般の教員よりも一段と重い厳罰」を科すべきだということも法制化すべきです。

昔から教師は「聖職」と言われてきました。
子供たちにその言葉や行動、そして思いを見られても「恥ずかしくない」ものでなくてはなりませんし、「先生のような人間になりたい」と思わせるような「あこがれの存在」であり続けていただきたいものです。
それには、自らに厳しい姿勢、責任を取る姿勢が不可欠なのです。

夏休みのここ1か月、いじめられていた子供たちは、家族に守られて生活できます。
この期間にぜひとも精神的にも回復し、新学期を迎えて欲しいと思います。
また、保護者としては、学校が始まる前後は、特にお子さんの様子に気を配ってみてあげていただきたいと思います。
不安なことやご質問がありましたら、ご遠慮無くご相談ください。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

井澤一明ブログ:
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[ 2019/08/03 12:00 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

◇ 代表メッセージ (2019年7月) ◇◆◇ 夏休み、ネット依存に注意 ◇◆ 

190705 学校の廊下

◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ 夏休み、ネット依存に注意 ◇◆


7月に入ったばかりですが、豪雨の被害が出ています。
子供たちも夏休みを目前につらい経験をしている子も多いと思います。
無事に夏休みを迎えられることを祈っております。

さて、夏休みを目前にして、いじめが解決しないで困っている子たちもいます。
先日いただいた中学生のお母さんからのご相談は、担任の対応に困っているという内容でした。

本人は、「部活を続けたいから、学校は休まない」と譲らないので余計に困っているとのこと。
担任に何度も相談しても「注意しました」だけで、いじめがやまないので、ご両親は、そろって、校長に直談判に出向きました。
校長から「ひどいいじめですね。学校で責任を持って対処します」というお言葉をいただきました。
その次の日から、学校の対応はそれまでは全く変わって積極的になりました。加害者たちを一度に呼び出し、口裏を合わせられないような状況での聞き取り調査が行われたのです。

ここまでは、よかったのですが、その後の担任から連絡は、「加害者たちにも理由があったので、お子さんと加害者たちとの話し合いを明日させたい」というものでした。
よくよく話を聞くと、この学校の教師たちは加害者たちから話を聞くだけで、叱ってもいませんでした。
「話し合い」は危険です。私たちの相談の事案では、話し合いの後、被害者が不登校になる割合は、9割近いものがあります。私たちは、相談してくる方には「話し合いは拒否してください。危険です」とお話ししているのが現状です。

まだ、「話し合いで解決できる」とか、「加害者にも言い分がある」とか言い出す教師がいます。
「理由があってもいじめは許されないこと」、さらには「いじめ被害者に寄り添う姿勢が基本」、それがいじめ対策推進法の精神です。こんなことも理解していない教師がまだまだいるのです。

加害者の言い訳をうのみにする前に、被害者の子に寄り添い、話を聞くことが優先されなければならないのです。
結局、ご両親は、再度、校長に話をしに学校に行かなくてはなりませんでした。幸いにして校長先生はいじめについてよく理解しており、学年主任、担任を指導してはくれました。
ただしかし、教師は、本人や保護者の訴えがあったら即座に対応しなくてはならないと知っておいて欲しいものです。

さて、夏休み前にいじめ問題は解決しておくことが大切です。そのためにも早めにご相談いただきたいと思います。

夏休みに入るに際して気になることがあります。
今週、「小4~6の3.6%、ネット依存深刻 弘前大学センターが弘前市内の小中学校調査」というニュースが「東奥日報」から流れてきました。
ニュースによると、「使用時間を自分でコントロールできない」などの問題がある小学4~6年生は全体の13.0%いて、特に3.6%は依存度が高いという結果がでたとのことです。
さらに、中学校では15.8%が「不適切使用者」、7.1%が「依存的使用者」という数字がでています。

夏休みは、「いじめ」が少なくなりますが、ネットについては、自由な時間がある分、リスクは高くなると言えます。
保護者としては、お子さんの「ネット依存」について気にかけていただきたいと思います。

繰り返しますが、いじめについては夏休み前に解決しておきたいものです。
なにかお困りのことがあれば、ご遠慮なくご相談ください。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

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[ 2019/07/05 13:07 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

◇ 代表メッセージ (2019年6月) ◆◇ 子供たちのひきこもり 「不登校」 ◇◆ 

190608 あじさい紫

◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ 子供たちのひきこもり 「不登校」 ◇◆


例年と異なり、6月に入ったばかりなのに真夏のような暑い毎日が続いております。
こちらでも梅雨の発表がありましたが、このところ子供たちが、何度もつらい事件に巻きこまれ、日本中の人が心を痛めて、あたかも梅雨空のような状況にあります。

特に、事件にひきこもり状態にあった人間が関係していたことが発覚し、根本厚生労働大臣が、
「事実関係が明らかではないが、安易にひきこもりなどと結び付けるのは慎むべきだ」、
「ひきこもりの状態にある人への対策としては、個人の状況に寄り添い、きめ細かく支援しながら、社会とのつながりを回復していくことが重要。本人や家族に、都道府県などのひきこもり地域支援センターや地域の自立支援窓口などに相談してほしい」と、
呼びかけを行ったほどです。

このひきこもりの現状ですが、内閣府が3月29日に公表した調査結果によると、15歳~39歳のひきこもり状態の推計が54万1000人、40~64歳の中高年の推計数が61万3000人となったといいます。
さらにその半数が5年以上の長期に渡り、また4分の3は男性であるとの内容でした。
結局、100万人を超える人がひきこもり状態にあるのが日本の現状です。

児童、生徒であればひきこもりは当然ながら不登校ということになります。
昨年末の発表では、全国の不登校の人数は小学校が3万5032人、中学校10万8999人の合計14万4031人です。
この数字は年間30日以上、欠席した子の数です。
しかも、日本財団の試算によると、保健室登校をしたり、遅刻や早退が多かったりする不登校予備軍は、中学生だけでも約33万人という数字があげられています。

この不登校に関して、先月の5月末にNHKから興味深い調査結果が発表されています。
NHKでは、無料通信アプリLINEを通じて、昨年度、中学生だったおよそ1万8000人を対象にアンケートを行い、全国で不登校になっている中学生370人余りからその原因を聞いたとのことです。
複数回答可ではありますが、その結果は、
「クラス全体の空気がイヤ」が44%
「学校の勉強についての悩み」が36%、
「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が29%、
「先生との関係についての悩み」が23%、
「いじめを受けた」が21%、
「決まりや校則になじめない」が21%
となっています。

全体としてはかなり似てはいる傾向が出ているのですが、平成29年度の文部科学省の調査における不登校の理由として、
「教職員との関係」については2.2%、
「いじめ」は0.4%、
「学校の決まりなど」は3.5%
となっており、この3点については全く違う数字が出てきています。

つまり、NHKの調査では5人に1人は「いじめが原因だ」と本人が考えているということです。
結局、14万人のうち3万人はいじめが原因で不登校になっている可能性があるのです。
さらにNHKによると、文部科学省の松木生徒指導室長のコメントとして、
「子どもたちが、先生や親などに本当の悩みを打ち明けられない状況があるのではないか。
子どものSOSを見逃さないように、スクールカウンセラーの配置や、SNSなどの多様な手段で相談体制を充実させていきたい」 と紹介されています。
このコメントから、NHKの調査結果の方が実態に近いことを文科省も暗に認めているのだと感じられます。
実際に受ける相談案件からも、いじめによる不登校はかなりの数に登るという感触を持っています。

不登校予備軍や不登校の子供たちを減らし、安心して勉強に励むことができるようにするためには、いじめを早期に解決することが大きな鍵だと言えます。
いじめを放置するから子供たちは傷つき、不登校になってしまうのです。
いじめは早期に対処すれば、解決できます。
私たちにアドバイスをくださる先生方の中には、「ちゃんと対応すれば、基本、いじめは一日で解決できるんですよ」と述べる方が多くいらっしゃいます。
早期解決ができれば、不登校にならずにすむのです。

今年の3月にはこのようなニュースも流れました。
2017年4月の長崎市の私立高2年の男子生徒の自殺を「いじめ」が原因とした第三者委員会の報告を学校側が拒否し、それどころか、遺族に、「突然死したことにした方が良いかもしれない」とか、「転校したことにもできる」などと持ちかけていたという内容です。
学校や教師が、こんな恥ずかしい対応をしている場合ではないのです。
日本のひきこもりの問題がクローズアップされていますが、その問題の奥に教育行政の問題、子供たちとの関わり方の未熟さが隠れているのだと思います。
ぜひ、子供たちを正しい方向に導くためにも、大人である私たち、そして何より教師が、まずは「嘘をつかない」という姿勢を示すことが第一歩だと思います。
子供たちに道徳の授業をする以前の問題として、教師に対する道徳の授業が必要であり、文科省は教師のモラルの向上に努めていただきたいものです。

社会的な不安もある中で、子供たちを見守ることは大変なことだと思います。
不安なことや疑問などありましたら、精一杯、お応えしたいと思いますので、ご遠慮無く、ご相談ください。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

井澤一明ブログ:
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[ 2019/06/08 10:37 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(1)