☆「基本は一人ひとりの心のあり方」をテーマにお届けします。
■□ 相撲部屋・自衛隊は特殊だから? □■
海上自衛隊の特殊訓練部隊で、異動が決まった隊員に対する「はなむけ」と称して格闘訓練を行ったところ、その時の負傷がもとで,隊員が亡くなってしまったという。
同様の事件は、この一件だけではなく、過去にもあったというから、偶発的な「事故」ではないだろうという見方が強まってきている。
この件を聞いてすぐに思い出されるのは、昨年、大相撲の
時津風部屋で起きた、新入力士の死亡事件である。
そちらも、死亡原因となった過酷な「ぶつかり稽古」を、
前親方が兄弟子たちに「かわいがってやれ」と命じて行わせていたことが分かっている。
どちらの事例も、閉鎖的で上下関係の厳しい特殊な組織の中であることが、隊員や力士たちのストレスとなり、その“はけ口”として「いじめ」が起きやすいのだという分析がなされている。
確かに、一人では何もできない人が、集団になると暴走し、考えられないような事件を引き起こしたりすることはある。
しかし、こうした「いじめ」というより、リンチのような暴行事件の原因を、環境や特殊な状況にだけ帰してしまって良いのだろうか。
■□ 基本は個人の責任 □■
「いじめ」をする人は、どこか自分自身に自信が無く、自己主張をするために、
他人を犠牲にして「いじめ」をしているのではないか。
他人をいじめることによって、自分の存在価値を
確かめているようなところがあるのかもしれない。
あるいは、ちょっとしたことでカッとなってムカつく、キレるというように、
人間的な理性が未熟で、動物的な反応をしてしまう。
「いじめ」行為の他に、自分を向上させながらも喜びを感じるような勉強や遊びの道を知らない。
ストレスをスポーツなどで発散しようという発想が無いし、
自分の悩みについて深く考えてみるという習慣も無いのだろう。
これらはそれぞれ、仏教でいう「貪・瞋・癡(とん・じん・ち)」の「心の三毒」にあたるのではないだろうか。
人が苦しむのを見るのが楽しい、面白いと思うのは、悪魔の心だ。
自分の心を悪魔に売り渡してしまっては、決して幸福にはなれない。
子供も大人も、自分の心から、悪魔のエサになる「毒」を取り除いて、正しい方向へ努力をする人が増えれば、「いじめ」の問題は減るのではないかと、私は思う。
(担当:こみや なおこ)
☆★ いじめにあっている子供たちへ ★☆
いま学校のいじめで悩んでいる、あなた。
あなたは、もう一人ではありません。
あなたを救おうとしている大人たちがここにいます。
い じ め は 犯 罪 で す。
ぜひ、どんなことでも遠慮なくメールで相談してください。
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「いじめから子供を守ろう!ネットワーク京滋 京都フォーラム」開催!
2008年10月11日(土)、13時から「いじめから子供を守ろう!ネットワーク京滋 京都フォーラム」が開催されました。テーマは、「子供たちの未来のためにいま我々にできること」。
会場には、京都、滋賀、大阪、兵庫等、関西、近畿のサポーターの方々、京都仏教会の僧侶の方等来賓の方々、教育関係者、親子連れ等多くの方々が来場し、会場の京都産業会館8階シルクホール(京都市下京区四条烏丸)は定員760名のところ、数十人の立ち見の方が出るほどの大盛況でした。
「京都フォーラム」は、京都市教育委員会、京都府教育委員会、京都仏教会、京都府宗教連盟、財団法人霊山顕彰会、びわ湖放送株式会社、京都新聞社の後援をいただきました。
★☆第一部の基調講演とパネルトークを、レポートしました☆★
〈第一部〉
◆活動状況DVD上映
◆開会宣言
◆来賓挨拶
◆開会挨拶「現代のいじめの実情について」
矢内筆勝(「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」代表)
◆基調講演「子供を救うために必要なこと」
義家弘介(よしいえひろゆき)氏(参議院議員)
私自身の人生が救われた人生、だから残りの人生を教育のためにすべて捧げていきたい。
近年、ハッピーマンデーのように、大人がしっかりした制度をずらしてしまうことが、教育が崩壊していく元凶だと思う。大人の都合で大切なことが継承されないままになっている。
秋葉原の殺傷事件で、報道するレポーターの後ろで笑って手を振る若者、血まみれの現場を携帯で撮影してマスコミに売りつけたり、友人たちに送信する若者。まさに今のいじめの構造そのもの。自分が苦しくなかったら、傍観してしまう。
携帯電話の問題は、ライフワークとしている。授業中に携帯メールする学生がいるが、大切なことを伝えているとき、相手がメールしていたら、どう感じるか。「相手の気持ちになれ」これが大前提として大切なことである。相手の気持ちも考えることがわからなくて何が教育か。自主性に任せるといって、ルールもない。教育において一番大切なことは、確固たるルールを示すことである。しっかりと方針を示すのはリーダーの条件でもある。
2年前にはいじめ自殺の連鎖で、マスコミは連日いじめを報道していた。しかし最近、いじめに関する報道は新聞にもない。今いじめがなくなっているわけではない。いじめられている子供は、もう僕たちを助けてくれないんだとあきらめている。私のホームページに訴えてきている。いじめに取り組むNPO活動を支援したい。
今、いじめられている若者たち、過去のものにしない。絶対に見捨てない。人生をかけて守る、そして鍛える。あきらめては闘えない。心を開放してほしい。向き合い育てる。堂々と思いを述べられるようにするのが教育。この会場にいる、いじめられている若者!絶対見捨てないからな。そしてお前たちも鍛えてやる!
よく社会構造がとか、格差社会がとかいう人間もいる。いじめは社会が生み出したと言ったら、君たちを救えないと言っているのと同じ。なぜなら社会は簡単に変化しない。変化するには10年や20年の歳月がかかるからである。
大人の世界にもいじめがあると言う。しかし、大人の世界に、トイレでズボンを脱がすいじめがあるのか。「死ね、死ね」と何回もメールが来るのか。そんなことをしたら、警察が加害者を逮捕する。確かにいつの時代にもいじめがあった。しかし、我々は「いじめを許さない」と毅然とする。
先生がいじめの指導がうまくできないのは、まず、学校でのアンケートではいじめは無いとされる。いじめている子はいじめがあると書かない。また、「昔はあったけど今はなくなった」と回答する。いじめられている生徒は少ないので、いじめがあるという回答はごく一部。
また、教師たちは休み時間に教室にいないので、大人の見てないところでいじめをする。交代で休み時間に教室を見回ればいい。トイレも、職員用トイレではなくて、生徒用トイレを使う。先生は複数いるので1日1回でもいい。
先生がいじめを発見できても、いじめのグループの方がクラスの中心なので、対立するとホームルーム運営で協力しなくなる。それで躊躇する。いじめられている子が救われない状態になる。
いじめが起こった時にどう対処するか。
いじめが明らかになったら、その生徒に「絶対に俺が守ってやる」という。
放課後いじめに気づいたら、翌朝、いじめグループを全員呼び出す。順番に呼んだらメールなどで隠蔽工作する。携帯電話は没収。そして一人ずつ話を聞いていく。いじめは絶対に許さないというスタンスで話をする。全員がいじめは悪いことであったと理解してくれたら、全員を集めて、わかってくれると思っていたことを伝える。そして家に帰したらその日のうちに自宅に電話し、保護者に指導について伝える。
翌日朝、教室ではなく、職員室に来てもらい、それからクラスに入り、クラス全員の前で謝らせる。そこにいじめられた子にもいてもらう。その時に今までいじめを傍観していたクラスメイトを激しく叱責する。これをやってはじめていじめられていた子がクラスに入れる。
そしてクラス全員に個人面談を開始する。「いじめは正しいか?」と聞くと、間違っていると十中八九答える。見て見ぬ振りでなく、いじめがあったら知らせるように言う。5人組をつくり、孤立しないようにする。
また、目に見えないものを大切にすることを子供たちに教える。GHQによって、日本の教育から宗教的なものが排除された。大人は困った時の神だのみではなくて、宗教的涵養、道徳的涵養を子供たちに伝えていく。
そして、道徳の教科化。共通の物差しや価値観がないから、子供たちに倫理・道徳を教えるのは学校しかない。価値観の押し付けという人がいるが、「いじめは絶対に許さない」という価値観を押し付けて何が悪いのか。「弱い者に手を差し伸べる」「報われることばかり求めない」「忍耐」。当たり前の価値観である。大人が完璧だから価値観を説くのではなくて、子供を愛するから価値観を説く。お節介おじさん、お節介おばさんになる。「ウザイ」というのはほめ言葉。「ウザイ」とは何かするから言われる。
これからも子供たちと向き合い続けていく。明日も午前1時からラジオで、全国の苦しんでいる若者と直接に話す。
会場のいじめで傷ついた子供たち。保護者たち。いじめは絶対に自分は許さない。いじめで、無限の可能性が傷つけられないように、未来ある子供たちが傷つけられないように、ともに闘いましょう。私自身、救われた全てを捧げます。
~休憩~
参加者の声
・ 昔のことを思い出した。自分もいじめがあった時に見て見ぬふりをしていた。これからは、いじめを絶対してはいけないと強く言える人になる。(大学生・女性)
・ 中学生までは、携帯を親の管理のもとに置くべきであると思う。いじめが起こっても、義家先生みたいな人がいたら助かる。(中学生・女性)
・ 私も先生をしていた。今は教育相談をしているが、いじめが起こった時に担任・学校・教育委員会の体制についての問題が多い。対応体制の是正について考えたい。(議員・男性)
〈第二部〉
◆登天ポールさんの「マウンテンソング」で幕開け。
◆パネルディスカッション「子供たちの未来のためにいまわれわれにできること」
コーディネーター:田中順子氏(法政大学講師)
パネリスト:義家弘介氏(参議院議員)
友田哲男氏(京都市立堀川高校教諭)
矢内筆勝(「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」代表)
井澤一明(「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」事務長)


義家―― いじめ問題に光をあてるというが、光は影ができる。いじめが陰湿・巧妙になる。いじめられている子は震えている。震えを止めるのは熱。熱は影をつくらない。だから情熱をかける。文部科学省が「生きる力」と言う。社会に出たらいじめがある。耐えなければならない。それが「生きる力」だと。「生きる力」とは自分の人生を選択する力だと。しかし、いじめられて助けてもらえなかったら、選択肢は、不登校、生きることの放棄、耐え続けるの三択。いじめを解決して、どんな人生も選択できるようにすべきで、生きる力を言い訳にしてはいけない。また、「子供の目線」で、というが、いじめは教育者の目線でないと救えない。「大人たちよ。大志を抱け」「本気になって愛を語れ」。子供たちは求めている。熱ある場所を。
矢内―― 中二の生徒で、学校で恐喝されやられっぱなしになり登校拒否になった。町を歩く学生服の人間を見ると体が拒否してしまい、家から出られない。生活に支障がでるほどになった。なんと6年前からそのような状態であるという。
不登校の6~7割はいじめによるものである。そしてニートの3~4割がいじめられた経験があるという。いじめは、人間の未来を狭めてしまう。
田中―― さまざまな立場ですぐにできることは?

義家――
①親としてできること。それは朝を大切にすること。朝は心のありようが素直に現れる時間である。僧侶の方が朝早く起きるのは、朝の時間が大切であるという歴史的裏付けがあるからだ。朝は十月十日と書く。おなかにいる赤ちゃんを慈しむ気持ちで、子供とせっしてほしい。朝は一番薄着でもある。リストカットに気づくことができるかもしれない。子供のことを分かってあげてほしい。
②学校としてできること。
学校の授業ではいじめは見つけにくい。しかし、体育の授業ではいじめがわかることがある。たまには運動場に出て、子供たちの様子を見守ってあげてほしい。
③社会としてできること。
ヤマアラシのジレンマという話がある。お互いにとって最適な距離を見つけるには、時に傷つけあってしまうこともある。しかしそれを通して本当の人間関係が生まれる。
友田―― 学校環境づくりは大変である。教師に夢がなければ子供に夢を抱かせることはできない。堀川高校では、意欲を引き出し、持続させ、伸びると刷り込むためのシステムを作ろうとした。そして中だるみの時期に際して、個人個人の夢を持たせるための課題研究を行っている。生徒それぞれのテーマが違うので、教師は常に学ばなければならない。
正しい価値観をはっきり教えた上で個性を認めることが大切である。
田中―― 大人ひとりひとりができることは?
井澤―― まず、大人がいじめは犯罪であると決意すること。そしていじめを解決したいと本気で思うこと。警察に言ったらもっといじめられるんじゃないかと言う人がいるが、ほっておいて良くなるわけがない。まずはいじめを解決し、その後いじめられた子の心のケアをする。その後、その子には自分で立ち直らないと駄目である。言葉と愛で、その子の自信を復活させることが大切。
田中―― 最後にメッセージを。
義家―― 親に言いたいこと。子供とドライブに行くとよい。人に聞かれず目を合わせなくて済むので安心できる。音楽などかかって沈黙が苦にならない空間であるからなおよい。あるいは観覧車やゴンドラでもよい。非日常的な空間で、子供のいろんな思いを吸収せよ。
会場の若者たちよ。お前たちは俺の夢だ。それを守るために闘ってきたし、これからも闘う。さまざまなことで絶望する日も来るだろう。大人なんて信用できないと。そう思ったとき今日を思い出してほしい。こんなに真剣な大人たちがいる。声をあげてほしい。誰かが君の声をキャッチする。君たちは、会場の全ての大人たちの夢、一人ではない。

友田―― 君たちは偶然にこのクラスにいるわけではない、と生徒に伝えている。同じクラスになったのも、何か意味がある。全員としゃべれなくても、思いを持つことが大切だ。卒業すればばらばらになるが、また、新しい集団の中でめぐり合う。偶然じゃないという気持ちになる。これが広がっていけば、社会全体で他人事ではないという気持ちになれるのではないかと、そんな夢を持っている。
井澤―― いじめられている子に「大丈夫?」と声をかけること。言葉には力がある。
矢内―― 学校で善悪の価値判断を教えていない。子供たちは、していいことと、悪いことが分からないまま大人になっていく。いじめを悪いことと思っていない。ゲーム感覚でいじめている。これはいじめている子にも不幸である。善悪の価値判断を知らないまま大人になるのだから。大人は善悪を子供たちに教えるべきと思う。ウザイ親父、ウザイおばさんになって。ポスター1枚貼るだけでも、善悪を教えることができる。
◆いじめ撲滅キャンペーンソング「未来(あした)、」 歌手のayanoさん

◆閉会の挨拶
以上、感動のうちに「京都フォーラム」は終了しました。
★なお、義家弘介先生は、本年11月29日(土)の千葉シンポジウム(於:市川市文化会館)にもご参加いただき、基調講演をいただくことが決まりました。今回参加できなかった方、特に関東、首都圏の方々、教育関係者の方々、ふるってご参加ください。
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All human beings reincarnate in this world repeatedly to further their spiritual growth.
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米国ティーンの4分の3がネットいじめを経験――UCLAの調査
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)心理学部が米国ティーン・エイジャ(12~17歳)におけるネットいじめの実態に関して調査したところ,約4分の3が過去12カ月間に少なくとも1回はオンラインでいじめられた経験があることが分かった。
ネットいじめを受けた回数については,41%が1~3回,13%が4~6回,19%が7回以上と答えた。いじめの具体的な内容は,悪口や侮辱が最も多かった。ほかにも,パスワードの窃盗や脅迫,恥ずかしい写真や悪質なうわさの流布などの事例があった。
ネットいじめの経験者のうち,それを両親などに報告したのはわずか10%だった。報告しない理由を尋ねると,約半数が「自分で対処方法を学ぶ必要があると思う」と答えた。31%は,親にネットへのアクセスを制限されることへの不安を挙げた。
同調査を率いたJaana Juvonen氏は「10代の子供を持つ親の多くは,子供たちの社会生活にとってインターネットがどれほど重要なのか理解していない。親が良かれと思って子供のネット使用を制限したりすると,親子関係や子供の社会生活に悪影響が及ぶ可能性がある」と述べている。
調査は,2005年8月~10月に全米で若者に人気が高いWebサイトの利用者から抽出したティーン・エイジャ1454人を対象に,匿名のアンケートをオンラインで実施した。
[発表資料へ]
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