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医師会の研究会で矢内代表が講演 

矢内代表、大阪医科大学で開催の
「北摂四医師会全人医療研究会」にて、
医師たちに「いじめ」について講演


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2月25日(水)、大阪府高槻市の大阪医科大学総合研究棟にて、
「北摂四医師会全人医療研究会」が開催されました。
テーマは「子どものいじめ対策における地域連携について」。

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研究会では、大阪医科大学小児科の田中英高氏が司会をつとめられ、
まず、小児科医の神原雪子氏が「いじめ解決に向けての地域連携の経験」と題して講演、次に、特別講演「子どものいじめ対策における地域連携について」、
「いじめから子供を守ろう! ネットワーク」の矢内筆勝代表が講演しました。

 

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[ 2009/02/28 14:47 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(0)

「青少年健全育成推進大会」で、矢内代表が講演 

一宮市主催の「一宮市青少年健全育成推進大会」で
矢内代表が講演!!


090218 一宮矢内代表ステージ64644 


2月18日(水)、愛知県一宮市の一宮市民会館ホールで開催された
「一宮市青少年健全育成推進大会」(主催:一宮市・一宮市青少年問題協議会、
後援:一宮市教育委員会・一宮警察署・一宮商工会議所・一宮少年補導委員会)に、
「いじめから子供を守ろう! ネットワーク」の矢内筆勝代表が講師として招かれました。


090218 一宮玄関163750 

090218  一宮ロビーの人々64050


090218  一宮ロビー63927 

参加者は、子供連れの保護者、PTA関係者、教育関係者、防犯関係者ら
一宮市民、約700人。


090218  一宮観客64318

090218  一宮大会64215


大会では、地区青少年健全育成会の実践発表等がなされたあと、
矢内代表が登壇、記念講演として
「いじめの実態と、親・学校・地域ができること ― 子供たちを守るために ― 」
と題して講演しました。



090218 一宮矢内代表64535 

090218 矢内代表たて64804

 

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[ 2009/02/22 17:07 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(1)

文科省、児童虐待対応マニュアルを作成  

児童虐待 先生向けマニュアル…文科省作成


090220 読売新聞
 児童虐待を早期に発見し、被害児童へのサポートをすみやかに進めようと、文部科学省が初めて教職員向けの教材を作成した。

 児童虐待は福祉の問題と考えられがちだが、教職員は学校で子供たちの異変に気づきやすい立場にあり、正確な知識を身につけることで適切な対応を取れるようにする狙いがある。

 教材は、児童虐待に関する基礎知識を紹介する「基礎編」と、虐待がありそうだと思った場合にどんな行動を取るべきかを示す「実践編」から成る。

 基礎編では、虐待を受けた子供が学校でとる行動の特徴として、〈1〉教職員らに極端に甘え、ささいなことで攻撃的になる〈2〉暴行や暴言など家庭で親に受けたのと同じ行為を同級生に行う〈3〉落ち着いて物事を考えられず学習内容が定着しない〈4〉万引きや火遊びを何度も繰り返す――などを例示。教職員がこうした行為を見かけて「不自然だ」などと感じた場合には、そのままにせず継続的に観察するようアドバイスしている。

 実践編では、学校に虐待を疑われる子供がいた場合、たとえ確証がなくても、疑いがあれば児童相談所へ相談するよう求めている。子供に事情を聞く際には、「お母さんがたたいたんでしょ」といった誘導的な質問や、「答えてくれるまで教室に帰さない」といったきつい言葉を使わないよう例示した。

 また、1人の教師が問題を抱え込んでしまうと判断ミスや思い込みにつながりやすいので、養護教諭やスクールカウンセラーもまじえて学校全体で対応することの重要性を強調。実際に虐待が判明した児童に対しては、「学校が安全な場所と感じられるように接する」とした。

 厚生労働省の調査では、全国の児童相談所が受理した児童虐待の相談件数は1999年度に1万件を突破。その後も年々増加し2007年度は約4万件に上った。教育関係者の間では、いじめや校内暴力、不登校の背景にも児童虐待があるとの指摘がある。文科省は負の連鎖を断ち切るには教職員の役割が大きいとして、内容を収録したCD―ROMを3月までに都道府県教委を通して配布する予定だ。

 教材作りにかかわった宮城教育大の関口博久教授(児童精神医学)は「教職員が一から学習できる内容になっている。学校側が自覚を持って、虐待の早期把握に取り組めば多くの子供たちが救われる」と期待している。(渡辺光彦)

【2009年2月20日 読売新聞】

 

 

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いじめ撲滅演劇で訴え「いじめを許さない教師の会」教員も参加 

「いじめを許さない教師の会」の教員も参加
いじめ撲滅演劇で訴え 
札幌の教師ら劇団旗揚げ 
8月に初演


いじめの空しさについて、演劇を通じて子どもたちの心に訴えようと、道内の中学校教師らが市民劇団を結成した。三人を子育てしている母親や、子どもがいじめ被害に遭った教師も名を連ねる。多忙の合間にけいこを重ね、八月の旗揚げ公演を目指している。

 「二ノ田一座」。札幌市学校教護協会幹事長で座長の札幌東白石中教諭、二ノ田仙彦(のりひこ)さん(50)の名前を冠した。二ノ田さんの呼び掛けに応じた札幌や北広島、帯広の計十人が一月に集まった。

 放課後、生徒のいない学校などでけいこする演目は「いじめ」。二ノ田さんと親交のある、栃木県教育研究所相談部長の丸山隆さん(65)が、自ら主宰する「丸山一座」で演じるため、実例をもとに創作した。いじめに悩む中学生の心の揺らぎと、それを救えない学校や家庭の姿を描いている。

 劇中で、理解のない教師を演じるのは現役の教師。子どもに向き合わない親は主婦が務める。いじめる生徒には、実際に中学生の娘が同級生へのいじめを訴えたことで孤立し、転校を強いられた経験を持つ教師が選ばれた。「いじめの現場と同じ目線で考えられるから訴える力がある」と二ノ田さんは話す。

二ノ田一座_1
8月の初演に向け、練習に熱の入る二ノ田さん(右から2人目)ら劇団員 

 手本とする丸山一座の公演では、感情移入した観客の子どもたちが、いじめを止めようと舞台に上がることもある。団員の一人で、「いじめを許さない教師の会」道支部事務局長の千葉孝司教諭(38)=帯広第五中=は「傍観者ではいけない、と知ってもらえるよう演じたい」と話している。
【2009年2月17日 北海道新聞】

※ 二ノ田仙彦(のりひこ)さんは、昨年10月25日の札幌シンポジウムでパネリストとしてパネルトークに参加してくださった中学校の先生です。

 

 

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[ 2009/02/19 15:07 ] 協力団体 | TB(0) | コメント(0)

2周年シンポジウム 東京都大田区で開催(ご報告) 

 2周年記念シンポジウム 報告!

2009年2月14日(土曜日)、東京都大田区の「大田文化の森ホール」にて、「設立2周年 いじめから子供を守ろう! ネットワーク シンポジウム いじめ防止と学力向上のために『今、大人ができること』」が、開催されました。

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本シンポジウムは、東京都教育委員会、大田区教育委員会、(財)中央青少年団体連絡協議会、(財)ハーモニィセンター、NPO法人自然体験活動推進協議会のご後援をいただき、また、多くの方々のご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。

当日は、「いじまも」2周年を祝福するかのように朝から真っ青な空が広がり、皆様のいじめ防止にむけた熱い思いのためか、なんと最高気温は23.9度!! 2月とは思えない初夏の陽気。 開場時間の12時前から、参加者の方々が続々と訪れ、会場は立ち見の出るほどの満員となりました。
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 午後1時に、司会から開会宣言、来賓の挨拶の後、矢内筆勝いじめから子供を守ろう! ネットワーク代表が「現代のいじめの実情について」と題して挨拶、今、子供たちの学校で何が起こっているのか、現状を語りました。
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そして、基調講演「いじめ―どう克服するか―アメリカの対策に学ぶ」。
加藤十八先生(中京女子大学名誉教授)が登壇されました。
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 アメリカの教育現場に精通しておられ、ゼロトレランスを初めて日本に紹介された加藤先生のご講演。講演の中で現地に足を運ばれた際に撮影された貴重な写真をたくさん見せていただけました。
 アメリカの学校事情を大変詳しくお話し下さいました。まずアメリカでは校長は何か校内で問題が起こったら即刻辞めさせられるため、校長自ら時間があれば校内を巡回しており、規律を乱さぬよう細心の注意を払っているとのこと。マスコミ批判を恐れ、リベラルな校長が多い日本とは大違いです。
 また規律を重視した学校現場では何も起こらないとのことですが、学校にはセキュリティオフィサー、警察官などが常駐しているそうです。ルールを遵守することを徹底し、違反した場合の罰則が厳密に設定されているということで、その規律正しさはロッカーに傷一つない学校を訪問されたというお話から窺い知ることができました。
制度面では、オルタナティブスクール(代替学校)と言われる、不登校や問題があった生徒たちが立ち直るための学校として用意されているということです。そのままオルタナティブスクールを卒業する生徒もいるが、問題点が改善したら元の学校に戻れるようになっているとご説明されました。
 いじめに関して、D.オルウエズ(ベルゲン大学)という学者は「ある生徒が、くり返し長期にわたって、1人または複数の生徒による拒否的行動にさらされている場合、その生徒はいじめられている」という定義づけているそうです。アメリカでは、どのような振る舞いがいじめとなるのか、またいじめをやめようとうったえるポスターが、学校内に多く掲示してあるとおっしゃっていました。さらにいじめの被害者になった時の訓練も行われているとのことでした。
 最後にいじめの問題点について、①教育理念の問題(伝統的な教育観に回帰すべき)②徳治主義教育観の問題(実効的、合理的に考えるべき)③カウンセリングの問題(現場の教師こそいじめを解決できる)、といういじめ撲滅に向けての視点を示していただきました。

次に登壇されたのは、藤平敦先生(文部科学省国立教育政策研究所 総括研究官)。
講演「日本に求められるゼロトレランスとは」をいただきました。
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 生徒指導研究に携わっておられる藤平先生からは、現在国が全国の学校現場に求める指導方針をご説明いただきました。
 しばしば統計上の数字の信憑性が話題になる、いじめ発生件数は平成18年度よりいじめ認定件数となっているとのことですが、統計を見る際の留意点をお話し下さいました。
いじめの認知数が多い場合、きめ細かな指導が行われており大きな問題に発展することはないので、認知数が多いことは悪いこととは言えないとのことでした。
 生徒指導の運営方針について、国立教育研究所による資料「規範意識をはぐくむ生徒指導体制」(平成20年5月)より、①寛容の名の下であいまいな指導は行わない、②小さなことからあいまいにしない段階的指導(指導方針と基準を事前明示、明示したことは公正に運用)をご紹介、ご説明いただきました。


 休憩をはさんで、第2部が開始、最初に、歌手のayanoさんが登場。いじめ防止への思いを語り、4人の少年少女のバックダンサーと一緒に、いじめ防止キャンペーンソング「未来(あした)、」を軽やかに熱唱しました。
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続いて、パネルトーク。コーディネーターを田中順子氏(法政大学講師)がつとめられ、パネリストは、加藤十八先生、藤平敦先生、濱島美佐子先生(中学校教員)、後藤克彦先生(「いじめを許さない教師の会」会長・小学校教師)、矢内筆勝いじめから子供を守ろう!ネットワーク代表。
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「中1の男子生徒が登壇 ― いじめの体験を語る」 

最初に田中順子氏より、陰湿化するいじめは犯罪レベルであり、大人の関与が必要である、とコメントがあり、勇気ある中学生が小学生時代のいじめられた体験談―自分がいじめられたのに、母親が教師にいじめ事実を話した際、一ヶ所些細な事実誤認があったことをとらえ、うそをついたとされ、逆にいじめっ子に対して謝罪させられたこと、現在のクラスの状況、またかつての担任教師がクラスの生徒からいじめられ、大切にしていた記念品などを棄損されるなどして泣いていたという衝撃的な話をしてくれました。最後に先生がきちんと注意をする、いじめのない学校になってほしいという願いを話してくれました。彼の話は会場にいた、特に大人にはかなり重く心に響いたのではないでしょうか?
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 中学生が去ったあと、矢内代表からは、都内の出身中学校を視察した時の現場の状況が赤裸々に語られました。授業中でも立ち歩き、机を後ろに向けておしゃべりを続ける生徒たち、講義している教師と黒板の間を通って教室から出入りする生徒、窓に腰掛けてしゃべり続ける女子生徒・・・この状況を注意してなおせない学校現場。これではいじめを先生に言っても、先生がいじめを解決できるはずもないのでは・・・と。
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いじめを許さない教師の会・会長の後藤先生は、教師としていじめを許さないのは当たり前であるのに、教師はいじめに寛容すぎる。情けない。もっといじめを許さない教師を増やしたいという、教師の立場から同じ教師に向けての切実な訴えがありました。また、自ら担任するクラスのアンケート結果から、子供たちはルールも罰則もある社会を望んでいるという話が出ました。
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 中学校教師の濱島先生からも、経験に基づく事例が挙げられました。ゼロトレランスが導入されていた学校では生徒は規律正しくしていたそうです。また、入学後早い段階から学年単位で遅刻者には雑巾がけの罰則をもうけ実施しつづけたところ、3年時には遅刻はほとんどなかったという事例をお話しされ、罰則を与えることの重要性を訴えると同時に罰則を与えることを恐れる教師の存在の指摘がありました。
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 これを受け、加藤十八先生は日本の教育が堕落していると話され、国はカウンセリングではなくオルタナティブスクールに予算を回し、不登校・退学者を減らすよう努力することが、社会の治安をよくすることにもなると話されました。
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 藤平敦先生は、神戸での生徒校門圧死事件(平成2年)以降、校則の見直しが始まったが、文部省の方針が間違って伝わっているとされ、健全な学校環境を作るためゼロトレランスという考え方に基づき教師が共通した指導を行う必要性を強調されました。これに関しては、後藤先生からもルールブックを作り明文化した上で共有し、ゼロトレランスを実施すべきという意見が出ました。
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 最後に矢内代表から、お子さんの学校や地域の学校をぜひ見学に行き、おかしいと思ったら校長にゼロトレランスを働きかけ、ポスターを掲示していきましょうと呼びかけがあり、大人にできることをしていきましょうという田中順子氏の言葉で締め括られました。

                                                

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[ 2009/02/16 13:45 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(1)

悪しき平等主義を是正、「学級委員長」復活 【鳥取市】 

小学校に「学級委員長」不在の鳥取県、
20年ぶり復活へ



【写真】今春、学級委員長を置く鳥取市立湖南学園の運動会。
小学校の全児童約100人はチームに分かれたリレーで順位を競い合った
=08年8月、鳥取市六反田

090208 朝日新聞  
   小学校でずっと学級委員長を置いてこなかった鳥取県。「リーダーを選ぶのではなく平等を重視すべきだ」との考えが教員にあり、徒競走でも順位を決めないほどだったが、この春、鳥取市の1校で約20年ぶりに学級委員長が生まれることになった。「横並びでは子どもの主体性が無くなる」という鳥取市教委は、各校に「委員長復活」を推奨している。学級委員長を置かない学校は全国的にも少なくないが、今回の動きはどんな影響を与えるか――。

 鳥取県内の19市町村の教育委員会によると、いずれの自治体も全校調査はしていないものの、クラスを代表する学級委員長はいないという。その代わり、図書委員、保健委員といった係と同格で、学級会などでクラスの意見をまとめる「運営委員」を置いている学校が多い。

 鳥取市教委学校教育課によると、同市内の小学校で学級委員長が姿を消したのは20年ほど前。当時、「他の児童を差別することにつながる」という意識が全市に広がったようだという。

 鳥取県では、広い範囲で教員が集まって指導方法を検討する「研究会」が盛んに開かれている。その中で学級委員長を置かない取り組みが「先進事例」として紹介され、広がった可能性があるという。

 県内の学校現場の「平等主義」は他にも例があった。運動会の徒競走で、児童の能力にあわせてコース内に「近道」を作ってゴール付近で接戦になるように調整する。学芸会で、一つの劇の主役を複数の児童が途中で交代して演じる――。「うまくできない児童の気持ちを最優先に考えるような時期があった」(同市教委)という。

 同市教委は昨年度、児童・生徒と保護者に「学級集団と人権教育」をテーマにした調査を実施。その結果、鳥取大学の一盛真(いちもりまこと)准教授(人権教育)は「身近な人間関係に立ち向かえず、仲間と問題を解決する経験が欠如している」と結論づけた。

 市教委は「集団を率先してまとめる存在がクラスにいないことが影響している」と判断。中川俊隆教育長は「社会性を身につける場を逃している」として、昨夏、教職員を集めた研修会で「子どもの成長に効果がある」と学級委員長の復活を求めた。

 「素直でまじめだが、自主的な行動が少なく物静かな傾向がある」。昨年4月、県内で初めての小中一貫校になった鳥取市立湖南学園は、児童の特徴をこうとらえている。その対応策として、同校は、新年度から小学5、6年生のクラスに「室長」という名称で学級委員長役を新設することを決めた。児童による学級、学校活動の活性化を目指すという。

 金田吉治郎校長は「リーダーがクラスをまとめ、みんなで支え合うことでチームワークを学べる。社会で求められるスキルだ」と意義を強調する。保護者からも「これまでのクラスは機会均等というより人任せだった」といった声が上がっているという。

 同校の動きに対し、市内の別の校長は「クラス運営の一つの方策だ。参考に見ていきたい」という。「委員長なし」の現状を肯定する教員もいるが、一盛准教授は「リーダーを含めてクラス内に多様な役割を置き、個性を生かして支え合う関係づくりを経験すべきだ」と学級委員長を設ける意義を強調する。

 文部科学省によると、学級委員長を置くかどうかの公的な決まりはなく、各学校の判断にゆだねられているという。(北村有樹子)

■学級委員長、他の役職と同格の場合も 福岡・東京

 クラスの代表として学級会の司会をしたり、全校の児童会の会議に出たりする「学級委員長」。学校によって名称は色々あり、同じ立場でも、「長」と付けず「学級委員」などと呼ぶところもある。

 岐阜大学の有村久春教授(教育学)によると、昭和40年代ごろまでは勉強ができる子などを先生が指名して決める形が全国的に多かった。それが、「民主的な教育」が唱えられた昭和50年代以降、クラスのみんなに役割を経験させようという考え方が広まったという。

 立候補を募ったり、輪番制で回したりといったやり方が進む中で「学級内のヒエラルキーが薄まり、新聞係、生き物係といったその他の担当と『同格』になる学校が増えた」と有村教授は指摘する。子どもの側も個人主義が強まり、リーダーシップを取りたがらないことも影響したようだという。

 それが「近年になって学級崩壊やいじめの問題が深刻化し、『民主的なリーダーシップ』を育てる必要性が指摘され始めた」。有村教授は、鳥取のケースもその一つではないかとみる。

 各地の例はどうか。福岡市ではかつて「学級委員」という名称のリーダーの役職があったが、最近は「代表委員」と呼ぶことが多く、「保健委員や体育委員と同じく、みんながなる役割の一つ」(市教委)になっているという。市内の小学校教諭は「個人主義が広がり、もしいま『学級委員』が復活したとしても、その子を中心に一つになるとは考えにくい」と話す。

 東京都教委は「役職を置いている学校は多いが、クラスの代表と位置づけたり、他の係の委員と同じ格だったりと、学校によってそれぞれ違う」。都教職員組合も「地域性や先生の考え方による。どの子にもリーダーシップの機会を与える学校が多いようです」という。

 一方、札幌市ではずっと「学級委員」などの名称で、クラスのリーダーを各学級に男女1人ずつ置いてきたところが多いという。市教委は「勉強だけでなく、自治的活動も含めて社会的な様々なことを学ぶのだから、クラスの代表は必要です」と話す。(葉山梢)
【2009年2月9日 朝日新聞】

 

 

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2/14(土) 設立2周年シンポジウムのお知らせ☆ 

東京都大田区で設立2周年シンポジウム開催! 

090129 _20090214  

設立2周年記念シンポジウム、東京都大田区で開催

今回のシンポジウムのテーマは、
「いじめ防止と学力向上のために『今、大人が出来ること』 
いじめをなくすルールをつくろう!」

来月2月14日(土)、東京都大田区の「大田文化の森」ホールで、
「いじめから子供を守ろう! ネットワーク」設立2周年記念シンポジウムを
「いじめを許さない教師の会」との共催で、開催いたします。 

【基調講演・加藤十八先生】
アメリカなど海外のいじめ対策、生徒指導法を研究されておられ、
教育に「ゼロトレランス」(規律重視の指導)の導入を提唱されている先生です。
「ゼロトレランス」の第一人者です。

【藤平敦先生】
国立教育政策研究所が公表した報告書で、
段階的指導として「ゼロトレランス」を紹介していますが、
藤平先生は、この報告書を作成した中心メンバーです。

「生徒指導体制の在り方についての調査研究」報告書

『生徒指導資料第3集 規範意識をはぐくむ生徒指導体制 ―小学校・中学校の実践事例22から学ぶ― ...
規範意識をはぐくむ生徒指導体制―小学校・中学校・高等学校の実践事例22から学ぶ (生徒指導資料) 

いじめ問題に関する取組事例集


「生徒指導体制の在り方についての調査研究」という報告書を契機にして、学校教育現場に「毅然とした指導」が広がっています。
その中心の先生のお話を聴く貴重な機会です。

【お申し込み、お問合せ】
oldcity@plum.ocn.ne.jp (担当 古市)まで、
メールで、お申し込み下さい。

シンポジウムの詳細は以下のとおりです。

日時:2009年2月14日(土曜日) 13時~16時(開場12時)
会場:「大田文化の森」ホール(東京都大田区中央2-10-1)
入場料:1000円(学生・子供は無料)

アクセス:JR「大森」駅西口から徒歩約15分
または、大森駅から東急バス池上方面行き(蒲田駅、池上駅、洗足池行き等)で、
「大田文化の森」下車徒歩1分
東急池上線「池上」駅徒歩約21分、
または、池上駅から東急バス(大森駅、大井町、品川駅行き等)で、
「大田文化の森」下車徒歩1分

基調講演:加藤十八氏(中京女子大学名誉教授)
パネルトーク:
コーディネイター
田中順子氏(法政大学講師)
パネリスト
加藤十八氏(中京女子大学名誉教授)
藤平敦氏(文部科学省国立教育政策研究所総括研究官)
濱島美佐子氏(中学校教師)
後藤克彦氏(「いじめを許さない教師の会」会長・小学校教師)
矢内筆勝(いじめから子供を守ろう!ネットワーク代表) 

お早めにお申し込みください。
皆様のご参加をお待ちしております。

お問合わせ・お申し込みはメールで →  oldcity@plum.ocn.ne.jp  古市(ふるいち)まで

 

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[ 2009/02/01 07:07 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(3)