◆大津のいじめ自殺事件―
第三者調査委員会の初会合が25日開催◆ 報道によると、大津市の中学2年の男子生徒が飛び降り自殺した問題で、真相解明に向け市が設置した外部有識者による第三者委員会の初会合が、25日市役所で開かれた。
委員会の設置要綱では「学校で生徒に何が起きたのかを明らかにし、自殺の原因について考察する」と記しているものの、遺族が市や同級生らを相手取った訴訟に関係する事項は「調査対象から除外する」としている。
第三者委を担当する市コンプライアンス推進室も「自殺にはさまざまな要因が考えられ、いじめがどの程度の割合を占めるかは司法が判断することだ」としている。(2012年8月26日付産経新聞)
その司法判断だが、刑事事件として、滋賀県警は、7月に同級生3人による暴行容疑で、中学校と市教委の異例の家宅捜索に踏み切り、7月26日からは在校生ら約300人の聴取を始めたが、時間がかかるため9月以降にもずれ込む見通しである。
遺族からの民事訴訟の第3回口頭弁論は9月18日だが、市側は主張を控える構えを見せている。
依然、3人の同級生はいじめを否定している。
警察が問題としている、昨年9月の体育大会で、3人が男子生徒の両手を鉢巻で縛り、口に粘着テープを貼ったとする暴行容疑が事実ならば、いじめどころか犯罪である。
犯罪や非行やいじめは昔からあった。そして処罰はあった。
問題は、マンガなど一部のメディアを通じて陰湿ないじめや少年非行、暴力等が子どもの目に触れることで、いじめが凶悪化しているという側面とともに、学校や教師の隠ぺいを阻むものが不充分であるということではないでしょうか。
ヘアヌードやわいせつ本が、子どもへの配慮をされているのと同様に、過激ないじめや暴力の描写をしているマンガ等は、出版社の判断で配慮をお願いできないものでしょうか。
また、警察や教育委員会がいじめに対して理解と尽力を増してきている今、第三者委員会が、学校内で何が起きたのかをできるだけ早く調べて、自殺の原因について知らせてほしい。司法の厳正な判断に活かせる調査結果を明らかにしてほしい。
学校や教師の隠ぺいが、第三者委員会によって白日のもとにさらさることになれば、今後のいじめ事件においても、学校や教師の隠ぺいを抑止することになるのではないのか。
いじめで自殺する子を出さない。
私たちも、いじめ相談や防止活動に日々務めている団体として、一層の啓蒙に尽くして参ります。
担当: 興梠 規和

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
区長自ら、いじめ相談
直通電話で24時間対応
9月1日開設 【大阪市天王寺区】
大阪市天王寺区は28日、公募で選ばれて8月に就任した水谷翔太区長(27)が、区内の子どものいじめ相談に自ら応じる専用ダイヤルを、9月1日から開設すると発表した。水谷区長が専用携帯電話を持ち歩き、24時間対応するという。
区によると、原則として区内在住か、区内の小中学校に通っている子どもが対象だが、匿名でも受け付ける。電話に出られなかった場合も着信履歴を見て電話を返すという。
水谷区長は9月3日以降、区内の各小中学校を訪れ、子どもにダイヤルを周知する予定。
電話番号は090(8570)2831。
水谷区長は元NHK記者。橋下徹大阪市長が「大阪都」構想実現に向けて実施した市内24行政区長の公募で、最年少で合格した。就任当初から、いじめ問題に重点的に取り組む姿勢を強調している。
【2012年8月28日 産経ニュース】【写真】大阪市天王寺区の水谷翔太区長

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
「自殺総合対策大綱」 閣議決定
子どものいじめ自殺防止に重点 政府は28日の閣議で、子どもの自殺防止に向けて、学校や教育委員会がいじめの兆候をいち早く把握し、家庭や地域と連携して対処することなどを盛り込んだ、新たな「自殺総合対策大綱」を決定しました。
「自殺総合対策大綱」は、平成19年に初めて策定され、28日の閣議で5年ぶりに見直されました。
新たな大綱には、大津市で男子中学生が自殺した問題などを受けて、子どもの自殺防止に向けた取り組みが重点的に盛り込まれています。
具体的には、学校や教育委員会がいじめの兆候をいち早く把握し、問題を隠さずに家庭や地域と連携して対処する、また、児童・生徒が自殺した場合、遺族が求めれば有識者や医師などの第三者が実態を調査するとしてます。
また、24時間体制でいじめに悩んでいる子どもたちの電話相談に応じる体制を整備するなど、自殺の予防に向けた対策を充実させるとしています。
さらに大綱には、東日本大震災の被災者のストレスを減らすため、国や地方自治体、民間団体などが連携して、心のケアや生活再建を支援することも盛り込まれています。
自殺防止対策を担当する中川防災担当大臣は、記者会見で、「学校の中だけでは対応に限界があると指摘されており、地域社会として解決していくことが大切だ。若年層を中心に、さまざまな相談に対応していきたい」と述べました。
【2012年8月28日 NHKニュース】子ども自殺対策強化、
いじめに危機感
政府の自殺対策の指針となる新たな「自殺総合対策大綱」の最終案が25日、明らかになった。
大津市の中学生いじめ自殺などを受け、児童、生徒を含む若年層の自殺対策を強化する方針を打ち出した。24時間体制の電話相談窓口の整備や、原因を調査する第三者機関の制度化などを盛り込んでおり、週明けに閣議決定する。
大綱は5年をめどに見直しが行われている。
最終案は、中高年向けの対策が一定の成果を上げているとする一方、「若年層の自殺死亡率が高まり、学生・生徒の自殺者数が増加傾向にある」と指摘。生徒らの自殺の背景として「いじめの問題があることを深刻に受け止めるべきだ」との危機感を示した。
具体的な防止策として、地方自治体における無料電話相談を24時間体制とし、番号の全国共通化も検討することや、ストレスへの対処方法を身につける学校教育の推進を盛り込んだ。
また、自殺を「誰にでも起こり得る危機」と位置づけ、これまでの自殺対策について〈1〉全国で画一的だったのではないか〈2〉有効性、優先順位などの視点が十分認識されてこなかった――との反省点も掲げた。
【2012年8月25日 読売新聞】

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
「出席停止」
いじめ原因で適用、6教委
「出席停止でいじめが解消」と報告も
【毎日新聞調査】 大津市の市立中学2年の男子生徒が自殺した問題を受けて、いじめを続ける児童・生徒を出席停止にする措置への注目が集まっている。
47都道府県と20政令市の教育委員会を対象にした毎日新聞の調査では、6教委が「近年適用したケースがある」と明らかにし、別の6教委が「今後は選択肢の一つ」などと前向きな姿勢を示した。
一方、「教育上好ましくない」と慎重なのは5教委だった。50教委は中立または態度を明確にしなかった。
調査は出席停止について、過去に例があるか、検討しているかを尋ねた。
神奈川県では、10年度に中学生6人が5日間の出席停止処分を受けた。
県教委によると、重大ないじめが長期間続いたため、地元の教委が6人の保護者と話し、「最適の指導」と判断したという。県教委は「出席停止によっていじめが解消され、6人の反省を促した」と説明する。
このほか、埼玉県・三重県・徳島県・福岡県・さいたま市の各教委も「適用例がある」と回答した。
【2012年8月17日 毎日新聞】
◆「出席停止」は、「学校教育法」に、次のように規定されています。
【学校教育法】
第35条 【出席停止】
第1項 市町村の教育委員会は、次に掲げる行為の一又は二以上を繰り返し行う等性行不良であつての児童の教育に妨げがあると認める児童があるときは、その保護者に対して、児童の出席停止を命ずることができる。
一 他の児童に傷害、心身の苦痛又は財産上の損失を与える行為
二 職員に傷害又は心身の苦痛を与える行為
三 施設又は設備を損壊する行為
四 授業その他の教育活動の実施を妨げる行為
(第2項、第3項 省略)
第4項 市町村の教育委員会は、出席停止の命令に係る児童の出席停止の期間における学習に対する支援その他の教育上必要な措置を講ずるものとする。

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
大津いじめ後、被害届15件
警察「原則受理」 今年7月以降、学校などでのいじめを内容とする警察への被害届が少なくとも全国で15件出されていたことが読売新聞のまとめで分かった。
警察当局も被害届を原則として受理する姿勢を取っており、すでに加害者が逮捕されたケースも3件あった。文部科学省は、警察庁との連携強化などを盛り込んだいじめ対策を月内にまとめる。いじめへの対応を警察に委ねる空気が強まっている。
全国の警察や被害届を出した被害者への取材結果をまとめた。
それによると、大津市で自殺した中2男子が「自殺の練習をさせられていた」と大きく報道された7月4日以降、傷害や暴行などの容疑で被害届が提出されたのは少なくとも計15件。
鹿児島県警は受理したかどうかを明らかにしていないが、それ以外は受理されている。3件では加害者が傷害容疑などで逮捕されていた。 埼玉県在住の中2男子は、以前通っていた東京都内の私立中高一貫校で、いじめを受けたとして、警視庁に被害届を3件提出した。昨年4月に校舎で同級生に後ろから突き飛ばされて、ひざや肩に約1か月のけがを負った被害など3件すべてが受理された。
同校では高1男子からも被害届が出されている。同校の校長は「いじめがあり、一つ一つ対応してきたが、力が及ばず、申し訳ない」としている。
【2012年8月24日 読売新聞】

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
◇ 2学期を前に ◇
また、悲しい事件が起こりました。
8月16日、茨城県常陸太田市の中学2年男子が、いじめを苦に自ら命を絶ったのです。
報道によれば、実名を挙げて、「同学年の男子3人にいじめられた」旨書かれた、家族宛てのメモが残されていました。
事件を受けてすぐに学校側は聞き取り調査を実施。
その結果、8月になってから、同学年の男子生徒3人が、このうち1人の携帯電話を使って、「死ね」などという内容のメールを複数回送るといういじめが確認されました。
今回の事件では、学校や教育委員会などの対応が、今までのいじめ自殺事件の対応と明らかに異なります。
事件は16日に起こりましたが、学校は、夏休み中にも関わらず、16、17日の2日間で、2年生の全生徒に対する聞き取り調査を完了しました。
調査でメールでのいじめを把握すると、翌18日午前には、生徒と保護者計約200人を集め、男子生徒の自殺について緊急説明会を開催。
説明会の後は、市教委幹部と教頭が記者会見し、今までの経緯を明らかにしました。
また、常陸太田市教育委員会の中原一博教育長は「1人のお子さんが亡くなった事態を重大に受け止めている。背景を丁寧に調査したい」との談話を発表しています。
勿論、生徒が亡くなる前にいじめに気づいていれば、このような悲劇も防げたかも知れないのですが、夏休み中のメールによるいじめで、教育長は、いじめ問題の難しさを改めて痛感したと報道されています。
自殺という痛ましい事実が生じて以降は、学校や教育委員会の対応は、大津市のいじめ自殺事件などに比べて、はるかに迅速で、いじめ自殺事件に真摯に向き合っている誠実さが感じられるのです。
大津の事件の教訓から、各地の教育委員会でもいじめ対策が話し合われ、新しい施策も実行に移されています。いじめに対する教育界の姿勢が変わりつつあるようです。
また全国で、いじめを犯罪として警察署に被害届が出すケースが相次いでいます。それまで何回か被害届を受理してもらえなかった事案でも、被害届が受理されているのです。今月9日、警察庁は、被害届は、明白な虚偽または著しく合理性を欠くものを除き即時受理することを決め、全国の警察に徹底を指示しました。警察の姿勢も変わってきているようです。
さらに、大津の事件以来、大津市議会内でいじめ防止条例の制定が検討されたり、テレビの報道番組でいじめ防止法の必要性に言及する識者もいます。
教育界をかえていくために、私たち一人ひとりが声を上げていかなくてはならないと思います。
大津市のいじめ自殺事件での学校や教育委員会、警察の対応に批判が集中し、子供のいじめに対して多くの人々の関心が集まっている今、教育界や警察、法律・条例を制定する議会、政治家等が、いじめ防止に正面から取り組みつつあります。
この流れがさらに進むように、一過性のもので終わらせないように、私たちも日々、啓発活動やいじめ相談などいじめ防止活動を続けてまいります。
いじめから子供を守ろう! ネットワーク

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
【写真】津地方裁判所(三重県津市)
「同級生からいじめ」と提訴
09年自殺生徒の父親 【三重県津地裁】 私立皇学館高校(三重県伊勢市)で2009年3月、「いじめを受けていた」という遺書を残して自殺した1年生の男子生徒(当時16)の父親が、当時の同級生7人とその両親、当時の担任教諭、校長ら計23人と学校法人皇学館を相手取り、慰謝料など計約1億800万円の損害賠償を求めて津地裁に提訴し、20日に第1回弁論があった。
訴状によると、男子生徒は同級生から中傷や暴行などのいわゆる「いじめ」があり、自殺に追い込まれたと主張。同級生の両親らは適切な指導監督をする義務を怠り、学校側は生徒の身体や精神に悪影響が及ぶのを防止し、いじめがあれば事実を調査して防止措置を講ずる義務があったとしている。
同校が男子生徒の自殺後に実施したアンケートなどをもとにまとめた報告書では、いじめと自殺との因果関係を認めていない。同校は答弁書で「調査報告を文書で交付し、事実と違うという指摘を受けた点は再回答した」と主張している。
【2012年8月22日 朝日新聞】

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
「いじめ相談できる場を」
高校生議会 解決策を討論
【神奈川県庁】 高校生が県政について議論する「かながわハイスクール議会」が17日、県庁で開会した。7回目の今年は「重くタイムリーな議題」として、いじめ問題が取り上げられた。高校生議員からは、いじめを気軽に相談できる場や、いじめた側への罰則を求める意見が出た。 (新開浩) 【写真】県議会の委員会室で、いじめ対策について
語り合う高校生ら=県庁で
参加した129人の生徒は、防災や福祉など、8つの委員会に分かれて議論。いじめ問題は「教育委員会」が取り上げた。
児珠(こだま)紗雪さん(小田原高2年)は「いじめられている本人は、人に言い出せない。学校はいじめを隠すことがある。いじめを報告できる学校以外の第三者機関があるといい」と提案。
陶山佳陽さん(横浜翠嵐高1年)も「心配をかけたくないので、親にも相談しづらい。第三者機関があるといい」と賛同した。
伊東那奈さん(湘南白百合学園高2年)は「あってはならないと考えるから、学校は隠そうとする。どこでも起こると考えて、いじめの解決方法を情報提供すればいい」と、発想の転換を求めた。
一方、幸田準也さん(新城高2年)は、いじめた側への罰則の必要性を強調。「昔は生徒がバケツを持って廊下に立たされることが、普通だったと聞いている。いじめの抑止力は必要」と訴えた。
各委員会は20日にも議論して意見をまとめ、25日の「本会議」で、黒岩祐治知事に質問や政策提言を行う。
【2012年8月日2012年8月18日 東京新聞】

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
◇事務長メッセージ◇
■□いじめ問題と子育て
(発達障害の基礎知識と対応のあり方)■□今回から、発達障害の個々の症例についてご紹介していきたいと思います。
まずは、学習障害についてご紹介いたします。
学習障害について、文部科学省では次のように定義しています。
「学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、 読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。」
つまり、知能指数(IQ)75未満の知的障害には該当せず、全般的な知的面での遅れはないものの、ある特定の分野において特異な困難を持っている障害であるということです。
その主な症状ですが、
1.読字障害
2.書字障害
3.算数障害
があげられます。
それぞれの症状ですが、以下のようになっています。
1.読字障害
・よく似た文字の区別ができない。(あ・お、ぬ・め、 q・d、b・pなど)
・どの行を読んでいるのかわからなくなり、飛ばして読むことが多い。
・字を飛ばして読む。
・単語の中の文字を取り違えたり、反対から読む。
・短い単語が読めない。
・一文字ずつは読めないが単語として読む。(これをロゴ読みという)
・読むのが遅い。
・読字で頭痛がする。
・音読みと訓読みの区別が苦手である。
・内容が理解できない。
2.書字障害
・字を書くことが出来ない。
・お手本を見て書き写すことができない。
・読点が使えない。
・画数が多いような複雑な漢字が書けない。
・作文が書けない。
3.算数障害
・数の大小がわからない。
・簡単な計算でも指を使う。
・ケアレスミスが多い。
・繰り上がり、繰り下がりがわからない。
・物の量や空間の大きさを計ることが出来ない。
・時間の感覚が劣っている。
これらの、読み、書き、計算などに障害があると、単純に国語、算数の勉強が出来ないということだけではなく、他の教科の勉強にも大きな影響が出てきます。
まず、読みが難しいことにより、教科書を理解することが困難になります。また、書くという部分は、ノートが取れないという状況に現れます。
このように、教科全般に影響が出てくることを理解する必要があると思います。
読み、書き、計算以外の問題としては、次の項目が挙げられます。
1.社会性の困難
2.運動の困難
3.注意集中・多動による困難
1.社会性の困難
社会性の困難の中で、大きな問題として、言葉の問題があります。
たとえば、人の話を聞き取ることが苦手である、話をすることが苦手である、論理的な話し方が苦手である、といったような部分を指します。そうなると、人とのコミュニケーションがうまくいかず、いじめや喧嘩といった問題を起こしてしまうのです。
2.運動の困難
運動というとサッカーや野球などのスポーツを思い浮かべますが、ここで言う運動と言うのは日常の動作全てのことを指しています。たとえば、指先がうまく動かないとか、動作が遅く何をするのも時間がかかる、というような形で現れます。
3.注意集中・多動による困難
これは、ADHD(注意欠陥多動性障害)の要素がある学習障害のタイプです。
このタイプの場合、じっとしていることが困難であったり、物事に対して持続的な集中力を維持することが困難であったり、衝動的な行動をしてしまう、といった問題を含んでいます。
この学習障害という呼び方ですが、障害という言葉を嫌う方が多く、英語の頭文字をとって、LDと呼ばれることが最近は多いようです。
この英訳ですが、文部科学省や学校などの教育現場では、Learning Disabilities(ラーニング ディスアビリティーズ)と言われ、困難さ、うまくいかなさという単語が使われています。
ところが、病院など医療現場では、Learning Disorders(ラーニング ディスオーダーズ)と言われ、障害というニュアンスが強い単語が使われています。
それぞれの立場の違いが表れているような気がします。
今回は、学習障害についてのご紹介をさせていただきました。
次回は、学習障害への対応についてご紹介していきたいと思います。
いじめから子供を守ろう!ネットワーク
事務長 丸山秀和

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
中2自殺:学校側、いじめ認める
メールに「死ね」 【茨城県常陸太田市】 茨城県常陸太田市の市立中学校の男子生徒が自殺した問題で、この生徒に対していじめとみられる行為があったことが18日、分かった。生徒が通っていた中学校などが明らかにした。
中学校の教頭らによると、男子生徒は2年生で14歳。今月16日に自殺し、残されていた遺書とみられる家族宛てのメモには「同学年の男子3人にいじめられた」といった内容が書かれていた。3人の実名も記されていたという。
同校は自殺を受け、16、17日に2年生全員への聞き取り調査を実施。その結果、男子生徒に対して3人が「死ね」といった内容のメールを一つの携帯電話から、8月に入り、複数回送っていたことが判明した。生徒と3人は友人だったという。
学校側は4、7月にいじめに関するアンケート調査を行っていたが、その際は男子生徒に対するいじめは確認できなかった。
【2012年8月18日 時事通信】 「いじめなのか」、「対応は」
中学で説明会 常陸太田市の市立中学2年の男子生徒(14)が自宅で首をつって死亡した問題で、この男子生徒が同級生から送られてきたメールを苦に自ら命を絶った可能性が強まった。
悪ふざけ、からかい、などと片づけられがちな一言が自殺の引き金となったことに動揺が広がっている。
同校では18日、生徒と保護者計約200人を集め、男子生徒の自殺について緊急説明会が開かれた。説明会の後、記者会見した市教委幹部と教頭によると、説明会は午前10時半から約2時間にわたって行われた。黙とうで始まり、校長らが男子生徒が亡くなった経緯などを報告すると、保護者から「いじめがあったのか」「学校はどう対応するのか」と質問が相次ぎ、時折、保護者が事実関係を問いただす大きな声が響いた。
男子生徒の自殺について、校長が「いじめとみられる嫌がらせで命を落とした可能性がある」と述べ、「一言で人を傷つける重みがある」と生徒らに教え諭す場面もあったという。
一方、亡くなった男子生徒の自宅には18日夕、学校関係者や同級生らが弔問に訪れ、目元をハンカチで押さえながら家を後にする女子生徒らの姿が見られた。
「申し訳ありませんでした」 「ごめんなさい」
喪服姿の保護者とともに訪れた制服の男子生徒は、玄関前で土下座して涙声で謝罪の言葉を繰り返し、うつむいたまま立ち去った。
遺族に保護者会の報告をしに来た校長は「あいさつ運動を一緒にやってくれたのを覚えている。部活も頑張っていた」と男子生徒をしのんだ。
◇教委関係者動揺広がる
「子どもによって受け止め方は異なる。ふざけて発した言葉が暴言になることもあれば、苦痛と受け止められればいじめとなる」
今回の問題に対応する常陸太田市の中原一博教育長は、いじめ問題の難しさを改めて痛感した。仲間外れや嫌がらせが、メールで行われたという事実に直面。
「先生と子どもとの世代間でも価値観に違いがあるが、それでも学校は困難を乗り越えなければならない」と強調した。
いじめの内容を聞いた県教育庁幹部も「どうして……」と言葉をのんだ。「今の子どもたちは、ささいなことに深く傷つく感受性を持ち合わせている反面、死を恐れない大胆さもある。どうか命を大切にしてほしい」と訴えた。
【2012年8月19日 読売新聞】中学生自殺 仲よかった友人関与か 茨城県常陸太田市で中学2年の男子生徒が自殺したとみられる問題で、死亡した男子生徒は、もともとは仲が良かった同じ学年の生徒3人から「死ね」などといった内容のメールを送られていたことが分かり、市の教育委員会が関連を調べることにしています。
この問題は、今月16日、常陸太田市の中学2年の男子生徒(14)が、自宅で首をつって死亡したもので、遺書のようなメモが残されていたことから、警察は自殺とみて調べています。
男子生徒が通っていた中学校や警察が生徒などに聞き取り調査をした結果、今月に入ってから、死亡した男子生徒と同じ学年の男子生徒3人が、このうち1人の携帯電話を使って「死ね」などという内容のメールを複数回送るなど、いじめとみられる行為があったことが分かっています。
市の教育委員会の担当者によりますと、メールを送った3人は、死亡した男子生徒ともともとは仲がよく、一緒に遊んだりしていたということです。
殴るなどの暴力は、これまでのところ確認されていないということですが、生徒が残した遺書のようなメモには、メールを送った3人の名前と「いじめを受けた」といった内容が書かれていたということで、市の教育委員会は遺族の意向も踏まえながら、関連を調べることにしています。
【2012年8月19日 NHKニュース】

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
いじめ問題相談員を来月設置
伊賀市教育委員会
【三重県伊勢市】
大津市内の中学2年男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した事件を受け、伊賀市教育委員会は九月から、いじめや対人関係の相談を受ける「学校いじめ問題相談員」を独自に設置する。県教委によると、同様の取り組みは珍しいという。
教員に直接、連絡することが難しい児童生徒、保護者が気軽に相談できるようにする。市内の全二十五小学校、十中学校ごとに、各校長が推薦した三~五人を委嘱。学校は児童生徒に対し、相談員の住所や連絡先を知らせ、希望者が相談できる態勢をつくる。相談員は、相談を受けた場合、学校に連絡する。
相談員は適宜、助言を加えることができるが、問題解決は学校や市教委が取り組む。相談員が加害者に連絡を取ることはない。学校評議員や元教員などを想定しているが、人選は各校に任せる。
市教委によると、本年度、人的被害を伴うものは確認していないが、仲間外れなど人間関係のトラブルが八件報告されている。味岡一典教育長は「ちょっとしたいざこざが、いじめに発展する。端緒をつかみ、早期解決につなげたい」と話した。
報酬は月500円。市は九月定例会に提出する本年度一般会計補正予算案に、人件費約46万円を計上する。(安部伸吾)
【2012年8月17日 中日新聞】 【写真】 設置の狙いを説明する味岡教育長=伊賀市役所で

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
【清瀬いじめ】別の生徒も被害届
「暴行受けた」、机に「死」【東京都清瀬市】 東京都清瀬市の私立中学校で中学2年生が同級生からのいじめで暴行を受け、重傷を負うなどしていた事件に絡み、今年3月まで同中学に通っていた高校1年の男子生徒(15)も別の同級生からいじめを受けたとして警視庁東村山署に暴行容疑での捜査を求め、被害届を出していたことが15日、同署への取材で分かった。同署は被害届を受理し、捜査を進めている。
同署によると、男子生徒は中学3年だった昨年10月、体育祭で同級生の1人から首を絞められるなどの暴行を受けたと訴えている。14日に母親と同署を訪れ、被害届を出した。同署は、男子生徒がいじめを受けていたとみており、他にも関わった生徒がいないかも調べる方針。
学校側によると、男子生徒は部活動の際に同級生に蹴られたり、下級生からトイレや更衣室で暴行を受けたりしたほか、机に「死」と彫られたこともあった。
同校は幼稚園から高校までの一貫校で、男子生徒は現在も同校の高校に在籍。学校側は生徒が中学1年時からいじめを受けていたことを把握していたという。校長は「(同級生らに)注意、指導してきたが力が及ばす申し訳ない」と話している。
同校をめぐっては今月8日、男子中学生がいじめで、全身打撲のけがを負ったとして、被害届を提出している。
【2012年8月16日 産経新聞】

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
※ 大津市教育委員会の教育長が、少年に襲われ負傷するという事件が発生しました。大津市の中2いじめ自殺事件対応への不満が動機とも報道されています。
一方、本年5月には、その自殺事件の起こった中学校で、いじめ加害者の少年の一人が女性教諭に殴る蹴るの暴行を行い、全治3週間の骨折という重傷を負わせる事件がありました。
暴力は許されません。厳しく対処すべきです。しかし、同じ少年事件であるにもかかわらず、教育長が被害者である今回の事件は、教育委員会はすぐに警察に通報しましたが、5月の事件のときは、学校や教育委員会は警察へ被害届を出さず事件を隠蔽していたのです。 大津市教育長、殴られ軽傷
殺人未遂容疑で大学生逮捕 【滋賀県大津市】
15日午前7時50分ごろ、大津市御陵町の市役所別館2階にある教育長室で、出勤してきた沢村憲次教育長(65)が男にハンマーで頭を殴りつけられ、右目の上を数センチ切るなどの軽傷を負った。
騒ぎに気づいた市教委職員が男を取り押さえ、大津署が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。男は、市内の中学2年生が昨年10月に自殺した問題をめぐる教委の対応への不満を口にしており「教育長が真実を隠していると思い、許せなかった。殺してやろうと思った」と供述しているという。
逮捕されたのは、さいたま市に住む私立大1年の男(19)。逮捕容疑では、教育長室で持っていた金属製ハンマー(金属部の直径3センチ、長さ30センチ)で沢村教育長を殴り、殺そうとしたとされる。
大津署によると、沢村教育長が部屋で自席に座っていると、男が入ってきた。教育長が立って近づくと殴りかかってきた。男は2週間前に自宅を出て、野宿などを繰り返していたという。男はハンマーのほかに、両端に木片がついた50センチほどの針金を持っていた。
市役所別館は当時、入り口は開き、職員数人が既に出勤していた。教育長室の近くには警備員はおらず、誰でも中に入れる状態だった。
沢村教育長は、自殺した生徒に対する学校でのいじめが発覚後の7月11日の記者会見で「いじめが自殺の直接の原因とは判断できない」と述べ、その後「いじめも自殺の要因の一つと考えられる」との見解を示していた。
殴打事件を受け、大津市の越直美市長は報道陣の取材に答え「暴力は許されることではない。詳しいことは聞いていないが大変驚いている。市役所の安全管理や警戒を今後、徹底したい」と述べた。
【2012年8月15日 中日新聞】【写真】沢村憲次教育長大津いじめ 加害生徒 教員に暴力
学校側、被害届出さず 昨年10月に飛び降り自殺した中学2年の男子生徒=当時(13)=に対するいじめが明らかになった大津市立皇子山(おうじやま)中学校で、今年5月、いじめたとされる生徒の一人が、教員を殴るなどして骨折させていたことが分かった。
学校は内部で協議し警察への被害届は出さなかった。既にいじめに関係する生徒を把握していた時期であり、暴力に対処する学校側の姿勢が問われそうだ。
市教委や捜査関係者によると、今年5月、生徒が教員を殴るなどし、骨折など3週間のけがを負わせた。
藤本一夫校長や負傷した教員らで生徒指導部会と呼んでいる会議を開き「暴行を受けた教員の判断」として警察に被害届は出さなかった。
中学校では、男子生徒が死亡した直後の昨年10月中旬、生徒の父親の要望で全校生徒アンケートを実施。「自殺の練習をさせられていた」などの状況を「伝聞情報」として得て、加害者とされる生徒は特定されていたが、対策を取っていなかった。
市教委は教員への暴行について「個人が特定されるので詳しい内容は答えられない。対応には問題がなかった」との見解を示した。
同校の古川恵子教頭は本紙の取材に「公務員の守秘義務があり、生徒のことはもちろん教師のことも答えられない」と回答した。
【2012年8月10日 東京新聞】

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
※ 「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」のシンポジウムに、パネリストとして参加していただいた、伏見之孝(ゆきたか)氏(中学校教諭)の「いじめ」対応への取り組みが注目を集めています。【長野県諏訪郡】いじめ対応教員チームで
注目集める富士見中・伏見教諭ら取り組み▼徹底して被害生徒の側に立つ
▼校内で未然に防ぐ素地つくる
大津市の中2男子自殺を受けて再びいじめが社会問題化する中、諏訪郡富士見町富士見中学校の伏見之孝(ゆきたか)教諭(46)らの取り組みが注目されている。生徒からいじめの悩みを聞き出せなかったというショックをきっかけに、同僚教員と試行錯誤して生み出したのは、教員がチームを組んで事実を把握し、徹底的に被害生徒の側に立つという対応だ。
伏見教諭が経験した事例から、いじめに気付いた際の初期の対応をモデル化して示した=表。
伏見教諭は、まずこの初期の事実確認と教員同士のチームによる対応が重要だと言う。ただ「いじめなんてとんでもない」と怒鳴って表面的に謝らせても、加害者は反省しない。生徒に自分のやったことの重大さを認識させるためには、この後の対応がさらに大切になる。
加害生徒はすぐに謝ろうとするが、少なくとも数日は謝らせない。「被害生徒はずっと嫌な気持ちを抱えてきた。すぐ謝って楽にさせるわけにはいかない」からだ。被害者側に謝罪させた後は、加害者側もそのままにはしない。「いじめなんてしない良い人間に育てよう」という姿勢で、加害生徒の良い点を小まめに褒めるように心掛ける。
◇ ◇
伏見教諭がこの取り組みを始めたのは5年ほど前、前任校の諏訪市諏訪中学校時代だ。当時、自分が関わった生徒の中に元気のない子や不登校気味の子が数人いた。気になって理由を聞いても生徒は「何も-」と繰り返すばかり。いずれの場合も、その生徒が他の生徒から嫌がらせを受けていたことを、半年から1年ほどたってから、保護者を通じて知った。
自分が教師として信頼されていなかったと少なからずショックを受けた。少しずつ生徒から事情を聞くと、「先生に言ったら、(加害生徒は)表面的に謝るかもしれないけれど、後でもっといじめられる」という強い恐怖心があったという。一日の多くを学校で過ごす生徒にとって、生徒間の人間関係のトラブルは教員が思う以上に傷つく。伏見教諭は「被害者が何の不安も感じなくて済むように対応しよう」と決意。同僚の教員と試行錯誤を繰り返し、対応方法をまとめていった。
伏見教諭はいじめの構造について、直接の被害者と加害者だけの関係ではないと指摘する。「当事者の周囲にいる傍観者が見て見ぬふりを続ける限り、いじめを認めていることと同じ。決して無くなづらない」。まずは陰口や暴力などを「おかしい」と感じ、友達や教員に言える素地を学校全体で培い、いじめを未然に防ぐ素地をつくる必要を指摘する。
起きてしまった後の対応で大切なのは、教員が徹底して被害者側に立つこと。加害者側は「あの子がわがままだから」などと理由を付け、自分の行為をいじめだと認識していないことも多い。しかし、加害者側の理屈は決して認めない。教員が「いじめられている側にも理由がある」という視点を持つと、口先のうまい生徒が良い思いをする。
◇ ◇
伏見教諭が教育関係の集いで紹介したのをきっかけに、この対応法は、教育評論家のブログ(日記風サイト)などに取り上げられた。寄せられるコメントには、大津市の事件前は加害者側の人権に配慮するよう求める内容もあったが、事件後は「まだ生ぬるい」という内容も増えたという。
「この方法には賛否両論あるし、これが正解というわけではない」と伏見教諭。その上で、「いじめがない学校をつくるのは当たり前。まずいじめが起きる前に、教員と生徒の信頼関係をつくることが必要だ」と話した。(写真は、同僚教員と、被害者の側に立ち、徹底したいじめの対応に取り組んできた伏見教諭)
【2012年8月1日 信濃毎日新聞】
【写真】 伏見之孝(ゆきたか)教諭
「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」のシンポジウムにて(於:長野県諏訪市)

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
日韓の高校生に、井澤代表が講演
【埼玉県越生町】 日本と韓国の高校生の交流を深めるサマーキャンプに、「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」の井澤一明代表が講師として参加、いじめ問題について講演いたしました。講演内容は通訳がその場で韓国語に翻訳しましたので、韓国の子供たちにも講演を聞いていただけました。
講演後、日韓の高校生たちはいじめ問題に関して討論会を行ない、その様子は、以下のとおり、NHKニュースで報道されました。いじめ問題 日韓の高校生が討論会
日本と韓国の高校生たちが、互いの国で深刻になっている学校でのいじめにどう対処するかを話し合う討論会が埼玉県で開かれ、いじめに苦しむ同級生に対するちょっとした気遣いが大事だという意見が出されました。
討論会は、東京の韓国大使館が日韓両国の高校生どうしの交流を深めようと埼玉県を会場に行っているサマーキャンプの一環で7日に開かれ、合わせて30人が参加しました。
韓国では去年暮れから、学校でのいじめに苦しんでいた中高生の自殺が後を絶たず、討論会では、韓国の高校生たちが同級生から金を脅し取られそうになった生徒が自殺に追い込まれた事例を寸劇で紹介しました。
このあと、意見を述べ合い、いじめを受けた経験を持つ韓国の生徒は、「街中でもみんなが悪口を言っているような気がした」と当時の気持ちを語っていました。
また、別の生徒は、「いじめられていた人が落としたペンを拾ってあげただけですごく喜んでくれた」と話し、ちょっとした気遣いがいじめを受けている人の力になると主張しました。
韓国の2年生の女子生徒は「日本でもいじめが深刻だと実感した。問題を解決するために何をすべきか考えるきっかけになった」と感想を述べていました。
また、埼玉県内の高校に通う2年生の女子生徒は、「国によっていじめのしかたに少し違いはあるけど、今後はいじめを見過ごさず、声をかけるなど積極的に関わっていきたい」と話していました。
【2012年8月7日 NHKニュース】

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
◆◇ もっと光を ◇◆
大津のいじめ自殺を契機として痛ましい報道が続いている。
子供の自殺も続いている。
自殺する子供の心は
トンネルの中にたとえることができる。
一人トンネルの中を歩む子供。
そこがどこなのかわからない。
どこに続くのか
いつまで続くのかわからないトンネル。
暗くて狭くて息苦しくて
早くその場所から逃れたいと思う。
孤独でたまらない。
そしてかすかに前方に
光が見えている。
そこに進めば
生き地獄から解放される。
そう信じて歩む。
他に出口はない。
つらく、寂しく
ふるえながら
進んでいく。
だが
その出口のように見える
光が
子供にとっての
自殺なのである。
死にゆく子供の耳には
心ある大人の叫びは届いていない。
その目には
本当の光は映っていない。
もっと光を
いじめは絶対に許さない
大人の叫びを
もっと光を
必ず君を守ってみせる
大人の誓いを
光はここにある。
そう知らせることが大人に求められている。
担当: 守矢 光児

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
※ いじめは犯罪! いじめを警察が検挙・補導したケースが、今年は昨年度より著しく増加しました。また、いじめ被害について、続々と警察に被害届が出されています。いじめで摘発、8割が中学生
傷害事件が半数超 被害者2割「相談せず」
【警察庁発表】 今年上半期(1~6月)、全国の警察がいじめ(いじめの仕返しを含む)に絡む事件で、検挙・補導した児童・生徒は、前年同期比38人増の125人だったことが9日、警察庁のまとめで分かった。
小学生は9人、高校生が13人だったが、中学生は103人に上り、全体の8割を占めた。
加害者側118人の検挙・補導の内訳は、殴るなどしてけがをさせる傷害が61人で全体の51・7%を占めた。次いで、金銭などを要求する恐喝(19人)、暴行(16人)、異性の体に触る強制わいせつ(7人)の順だった。「無抵抗」「生意気」との理由で、いじめるケースが目立った。
被害者86人に相談先(複数回答)を尋ねたところ、「保護者」(44・2%)が最多で、「教師」(27・9%)、「友人」、「警察などの機関」(いずれも7%)などが続いた。誰にも相談しなかったとの回答も18・6%あった。
【2012年8月9日 時事通信】いじめ 中3男子逮捕
同級生の腰の骨折った疑い【広島市】 広島県警安佐南署は8日、同級生の腰の骨を折ったとして、広島市安佐南区の市立中学3年の男子生徒(15)を傷害容疑で逮捕した。この市立中の校長は「単発的な事故ではなくいじめと認識している」としており、同署は動機を調べている。
逮捕容疑は6月22日午後1時15分ごろ、通学する同区の中学校で、友人ら4~5人で中学3年の男子生徒(15)を胴上げのように投げ上げ、落ちてきたところを膝で蹴り、腰の骨を折る6週間のけがを負わせた疑い。
安佐南署によると、逮捕された生徒は「胴上げも、膝蹴りもしていない」と否認している。事件当時は休み時間だった。7月14日に被害生徒と両親が被害届を同署に提出していた。
校長によると、2人は野球部に所属。中学2年の終わりごろから、野球部で被害生徒に向けてボールを打ったり、わざとスライディングをして転ばせたりする行為があったという。
広島市教育委員会によると、6月25日に中学校が市教委に生徒の骨折を報告。逮捕された生徒は以前にも他の生徒の肩を押したり、いたずらをしていたことがあった。
生徒の逮捕を受け、市教委は「日常的、集団的ないじめではない」としていたが、約2時間後に撤回し、いじめがあったと認めた。清瀬でも13歳骨折【東京都清瀬市】 東京都清瀬市の中学校に通っていた男子生徒(13)が同級生から校内でいじめを受け、肋骨を折るなどのけがを負っていたことが8日、警視庁東村山署や中学校への取材で分かった。
同署などによると、男子生徒は今年1月、同級生の男子に校内で殴られ、肋骨を骨折した。同署は暴行の非行事実で同級生を児童相談所に通告。男子生徒は別の中学校に転校した。
また入学直後の昨年4月にも、校内の廊下で別の同級生に背後から突き飛ばされて壁に体を打ち付け、足や肩に打撲などのけがをした。中学校側は同月中にいじめを把握。同級生の保護者に注意したという。
男子生徒と両親は8日、東村山署に被害届を提出し受理された。
【以上 2012年8月9日 日本経済新聞】暴言で適応障害 警察 被害届を受理
担任「教師の前でないので対応できない」
【愛知県大府市】 愛知県大府市の市立大府南中学2年の女子生徒(13)が9日、校内で暴言などのいじめを受けて適応障害になったとして、愛知県警東海署に被害届を提出、受理された。
女子生徒の父親(50)によると、女子生徒は入学直後から、同学年の女子生徒3人からすれちがいざまに「死ね」、「ばか」と言われたり、かばんをぶつけられたりするいじめを受けていた。
昨年8月に適応障害と診断され、教室にも入れなくなり、同年11月からは保健室で自習をしている。
両親が担任教師に相談したが「教師の目の前ではやっていないので対応できない」と言われたという。
女子生徒は9日午前、両親と中学校を訪問。学校に対応の改善を求めた上で、被害届を提出する旨を伝えた。学校側は「処置に甘いところがあった」と責任を認めたという。
父親は取材に対し「心ない言葉で一人の人間の人生がここまで狂ってしまうことを認識してほしい。学校は事の重大さが全く分からずに放置した」と怒りをあらわにした。(共同)
【2012年8月9日 日刊スポーツ】※ 暴力のいじめではなくても、被害者の心身に被害を及ぼせば「犯罪」です。警察に被害届を出すことを検討しましょう。

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
橋下氏、大阪に“いじめっ子更生施設”つくる!
加害者に厳しく対応 【大阪市】
全国で深刻ないじめが発覚する中、大阪市の橋下徹市長が、いじめの加害者を更生させる施設を大阪に設置する構想をぶち上げた。
「いじめられた側が転校を余儀なくされるのはおかしい」として、加害者側を転校させ、厳しく対応する姿勢を示した。
橋下氏は7日、市の教育振興基本計画の改訂作業を前に市教育委員5人らと意見交換した。その中で、複数の委員が海外の事例として、▽いじめた生徒に対し特別施設で更生プログラムを受けさせる、▽校長にいじめた子供を転校させる権限が与えられている-などの制度を紹介した。
これに反応した橋下市長が「いじめた子供を更生させる施設が大阪に作れないか。(設置が可能なら)来年度に向け予算もつけたい」と提案。いじめの被害者が転校するケースが多い現状について「いじめられた側に学校を替わりなさい、というのはおかしい」と批判した。
いじめ加害者の更生施設設置は月内に開かれる同計画策定に向けた有識者会議で検討される。類似施設は海外にはあるが、「国内では聞いたことがない」(市教委幹部)という。
このほか、学校現場でいじめ問題に対応する教師を支援するチームの設置や、保護者との間で係争に発展した際に弁護士を積極的に関与させる意向も示した。
個人的な見解として「一線を越えたら厳しく対処する」「ぶちのめすというくらいの姿勢が必要」とした橋下氏。いじめっ子をビビらせる存在になれるか。
【2012年8月8日 ZAKZAK】【写真】厳しいいじめ対策を打ち出した橋下氏

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
“腕にタバコの火20回以上”被害届
【宮城県仙台市】
仙台市の高校2年生の男子生徒が、同級生から腕にタバコの火を20回以上にわたって押しつけられるなどの暴行を受け登校できなくなったとして、6日、警察に被害届を出しました。
被害届を出したのは、仙台市内の私立高校に通う16歳の男子生徒です。
家族や支援団体によりますと、男子生徒は、去年11月ごろから同級生4人からいじめを受けるようになり、「根性焼き」と称して腕にタバコの火を20回以上押しつけられたほか、殴る蹴るなどの暴力を受け、先月から学校に登校できなくなったということです。
警察は被害届を受理しました。
男子生徒の母親によりますと、今月3日に学校で話し合いがもたれ、同級生がいじめの一部を認めて謝罪したということですが、その後、学校が「腕の傷によってほかの生徒が動揺する」として、男子生徒に対して、 6日までに自主的に退学してほしいと伝えてきたということです。
学校は「いじめの有無や退学を求めたかどうかを含めて、現時点でのコメントは控えたい」としています。
家族を支援している全国いじめ被害者の会の大沢秀明理事長は、「いじめを受けた側が退学させられるようなことはあってはならない。今後、学校や警察の対応をしっかり見ていきたい」と話しています。
【2012年8月6日 NHKニュース】

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ
「いじめ相談員・指導員レベルアップセミナー」
新聞記事 【滋賀県大津市】 滋賀県大津市で、7月21日(土)に開催された「いじめ相談員・指導員レベルアップセミナー」(於:ピアザ淡海)が、新聞で報道されましたので、記事をご紹介いたします。↑【2012年7月22日付 中日新聞】
↑【2012年7月22日付 読売新聞】

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ

◇代表メッセージ◇
■□ 子供に元気を □■
8月に入りました。
東京は、酷暑といっても良いくらいの日が続いています。
大津のいじめ自殺事件が報道されて以後、かなり増えていたいじめ相談は、夏休みに入ったとたんに目に見えて減ってまいりました。
本当にいじめは学校で起きているという何よりの証でしょうか。
いじめられていた子はこの夏休みの間に、鋭気を養って新学期には力強く登校して欲しいと思っています。
ご家族で出かける機会も増えると存じますが、親御さんにはお子さんの成長をサポートすると同時に、よくよく話を聞いてあげていただきたいと思います。
相談をしやすい面を子供たちに見せていただけたらと考えています。
事件のこともありいじめについて聞きやすい状況になっていると思いますので、いじめについてどのように考えているのかを問うことをお勧めいたします。
もし、いじめの疑いがあるようでしたら、早めにご相談ください。
さて、7月25日配信の産経新聞に、作家の井上靖氏の長男の井上修一さんの記事が掲載されておりました
修一氏は、ドイツ文学の研究者で、筑波大学名誉教授とのことです。
井上靖氏は、『敦煌』や『天平の甍』などで著名な作家ですね。
個人的には、『あすなろ物語』、『しろばんば』などを小学生の時に読みました。というよりも学校から読まされたという気もします。
時代感覚が違いすぎるかもしれませんが、今の小学生は読むのでしょうか?
記事の中で、息子の修一さんが父、井上靖氏の言葉を紹介しています。引用いたします。
【自宅で開いた正月での宴のときのことだ。最後の客を玄関で見送った後、笑い始めた4人の子供たちをひどく叱った。「敷地を出るまで決して笑うな。客は自分のことを笑われたと思うから。ひょっとしたら、井上の家を恨むこともあるかもしれない。笑われる立場にない人は、自分が笑われたと思わない。しかし、世の中にはそうではない人もおり、邪気のない笑いが人を傷つけることがある」】
いじめ問題にも通じる言葉ですね。
いじめがここまではびこるようになってしまった原因は、明確に善悪を判断できる大人、特に教師がいなくなってしまったところにあると思います。
さらに、相手を思いやる心が欠乏していることにつきるのではないでしょうか。
人は思わず知らず自己を正当化してしまいます。それだけにとどまらず逆に攻撃さえしかける加害者さえ存在します。
相手を思いやるということは、自分がその立場にたったらどう感じるかということです。
論語の言葉「己所不欲、勿施於人(己の欲せざるところ、他に施すことなかれ)」は現代においても通じます。
夏休みのこの時期、お子さんとこの言葉について、話し合ってみるのもよいかと思います。
もうひとつ、先ほどに記事にこんな言葉もありました。
【目端(めはし)の利く(機転が利く)秀才は、その仕事が今の社会に向かないと分かると、すぐ方向転換する。一定の地位と収入が得られると満足し、逆に得られないと諦める。しかし、その仕事が好きなら、どんなに時代に恵まれなくても、どんなに忙しくても、一生やり続けることができる。好きなことを続けることが幸せだ」】
今、数多くの子供がいじめられています。
周りにそんな子がいましたら伝えてください。「あきらめるな。努力は必ず報われる」と。
さあ、夏休み。子供たち、みんながエネルギーを充電し、心の元気を満タンにしてほしいですね。
いじめから子供を守ろう! ネットワーク
代表・ 井澤 一明

※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ村 ↑FC2ブログ