※ 昨年11月、横浜市議会に、「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」サポーターの陳情団が、「いじめ防止条例」制定の陳情書を提出し、受理していただきました。
このほど、横浜市議会で、「子どものいじめ防止に関する条例」を本年中に制定することとなりました。
本年3月には、条例案を公開し、市民の意見も広く募集するとのことです。横浜市、いじめ防止条例制定へ
3月に市民から意見を公募
【神奈川県横浜市】 横浜市は、いじめを防止するため、「子どものいじめ防止に関する条例」を制定する。
議会のこども青少年・教育委員会(大桑正貴委員長)は条例の骨子案をまとめ、学校や教職員、保護者、子どもなどの責務や、深刻な事案に対応する第三者機関の設置などを盛り込んだ。3月に市民から意見を公募し、年内の条例制定を目指す。市議会局によると、いじめ防止の条例は政令指定都市では初めてという。
骨子案では、いじめを、「児童生徒が、一定の人間関係にある者から心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じていること」と定義した。
その上で、学校、保護者などの責務をそれぞれ明記し、学校は、「いじめの未然防止、早期の発見と解決のため、組織的に対応する」とし、教職員は、「自らの問題として受け止め、いじめの根絶に取り組む」とした。
保護者の責務は、「いじめに加担しないように指導し、子どもの周囲にいる大人と情報交換する」とし、子どもの責務は、「他者への思いやりを持ち、いじめを受けていると思われる子どもに声かけをし、大人に積極的に相談する」とした。
いじめ防止に向けて、市が行う具体的な取り組みでは、中学校校区ごとに地域住民らが参加する「いじめ防止会議」を設置し、防止に向けた行動計画を策定する。
また、深刻な案件については、教育学や心理学などの専門家らで構成する第三者委員会を設置し、対応するとしている。
横浜市教育委員会によると、大津市で中学2年生が自殺した問題を契機に行われたいじめに関する国の緊急調査で、市内の市立学校が2012年4~9月に把握したいじめの件数は2857件と、11年度に把握した件数(2161件)よりも32%増えた。
条例の骨子案は各区役所や図書館などで配布し、市議会ホームページにも掲載する。
市民意見の公募期間は3月1~31日で、郵送、ファクス、ホームページなどから受け付ける。問い合わせは、横浜市議会局議事課(045・671・3045)へ。
【2013年2月26日 読売新聞】

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※ 保護者が学校に「いじめ」を相談していたのに、学校側が「いじめ」とは認めなかったため、尊い命が失われました。このような悲劇が何回も繰り返されています。
「いじめ」の相談を受けた教員や学校はその訴えを真摯に受け止め、学校の組織全体で、協力しながらいじめ解決に邁進していただきたいです。世田谷の中1女子 自殺
いじめきっかけ 学校、対応ミス認める
【東京都世田谷区】 東京都世田谷区の私立中学一年の女子生徒=当時(13)=が昨年十二月、自殺した問題で、同校校長が二十三日記者会見し、調査結果を発表した。昨年七月から友達にからかわれ「自殺当日、学校での昼食中に言葉によるいじめを受けたことが(自殺へと)背中を押すきっかけになった」として、いじめが自殺の原因の一つであると認めた。 (小形佳奈)
学校が生徒や教員から聞き取った調査結果によると、女子生徒が昨年七月ごろ、友達に自分の秘密を言い触らされ、そのことで複数の級友からからかわれるようになったという。
スカートめくりや「うざい」、「きもい」などの言葉を受けたり、十月下旬ごろからはツイッターにも同様の言葉が書きこまれるようになった。生徒の携帯電話の中身を見たり勝手にメール。女子生徒がジュース代などとして貸した数百円から三千円が返ってこないこともあったという。
女子生徒の父親から昨年十一月中旬、「娘がいじめを受けている」と相談があったが、担任が女子生徒との面談から、「友人関係の悩み」と判断、いじめとは断定していなかった。
校長は、「自殺の原因は複数あるが、昨年七月ごろから友達にからかわれるようになり、それがエスカレートしていじめにつながった」と話し、女子生徒の悩みの深さに気付かなかった対応のまずさを認めた。
女子生徒は昨年十二月八日に小田急線座間駅で電車にはねられ死亡。座間署によると、生徒のノートに、「いろいろされたけど何があったかはいわない」と記された上で、複数の生徒の名前が記されていた。
学校は二十三日午後、保護者会でカウンセラー体制の充実や「いじめ解決のための生活アンケート」を学期ごとに行うなど再発防止策について説明した。
◆終始あいまいな説明
「わかりません」、「説明できません」。女子生徒が通った私立中学校の記者会見で、校長は、「いじめが自殺の一つの原因と言うなら、ほかの要因は」との質問に、あいまいな説明に終始した。
校長はプライバシーを理由に詳しい説明を拒んだ上、「遺書にはそう(いじめが原因と)あったが、生徒への聞き取りやツイッターへの書き込み内容などから、思春期特有の悩みもあったと判断した」とも述べ、いじめ以外の理由を示唆した。
遺族は自殺直後、「とにかく原因が知りたい」と、学校側に徹底的な原因調査を求めたという。
学校は自殺翌日に校長、担任や外部の危機管理コンサルタントら十一人からなる調査委員会を立ち上げた。学校は女子生徒の保護者と自殺後、四回面会し、聞き取り内容は全て文書で手渡している。
ただ、生徒への聞き取りは第三者によるものではなく、校内の教員だけで行ったという。
私立学校は、市区町村の教育委員会の管轄外で、都内の私立学校を管轄する都私学部も調査手法や内容に踏み込むことはない。
【2013年2月24日 東京新聞】

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いじめ事件 : 2・3倍
大津自殺で相談増 【警察庁調べ】
警察庁は21日、昨年1年間に全国でいじめに起因する少年事件が260件(いじめの仕返し8件を含む)あり、児童・生徒511人を検挙または補導したと発表した。件数、人数とも前年の2・3倍で、約75%が7月以降に集中。
昨年は大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で7月に滋賀県警が学校などを家宅捜索した経緯があり、警察庁は「捜査を機にいじめ問題への社会的関心が高まり、警察に対応を求める人が増えた」とみている。
警察庁はいじめが社会問題化していた84年から統計を取っている。過去最多は85年の638件で、1950人が検挙または補導された。翌86年には、東京都の中学2年の男子生徒が、「このままじゃ生きジゴクになっちゃうよ」と遺書を残して自殺し、「葬式ごっこ」などのいじめが明らかになった。
警察が事件化するいじめの件数は社会の関心の高まりを反映する傾向があり、87年以降は200件未満で増減を繰り返し、いじめが原因とみられる自殺が相次いだ06年に233件と急増。その後は減少傾向が続いていた。
昨年は増加に転じ、26年ぶりに250件を上回る260件(前年比147件増)に上った。1~6月の65件に対し、大津の自殺が注目された7月以降は195件に上った。
主な罪名は、傷害122件▽暴行74件▽恐喝20件―など。ブログなどで実名を挙げて誹謗(ひぼう)中傷する「ネットいじめ」による侮辱と名誉毀損(きそん)が3件あったほか、携帯電話で同級生に、「死ね」などの嫌がらせメールを複数回送った迷惑防止条例違反もあった。
検挙または補導された児童・生徒は511人(前年比292人増)で、17年ぶりに500人を超えた。中学生が384人(同223人増)で大半を占め、高校生は91人(同53人増)、小学生は36人(同16人増)。
供述などからいじめの原因・動機を分類すると、「力が弱い・無抵抗」が206人、「いい子ぶる・生意気」が94人、「態度、動作が鈍い」が76人と多く、からかいや腹いせから事件に発展するケースがほとんどだった。
一方、被害児童・生徒の相談先は、保護者が188人、教師が88人、警察などが33人。また38人がどこにも相談していなかった。
いじめへの対応について警察庁は1月、学校との連携を強化して早期把握に努めるよう全国に指示。警察OBらが警察と学校のつなぎ役を担う「スクールサポーター」(現在43都道府県・620人)の活用などを勧めている。【村上尊一】
◇いじめの主な原因・動機◇
(供述などから警察が分類)
<面白半分・からかい>
・力が弱い、無抵抗206人
・態度、動作が鈍い76人
・肉体的欠陥がある12人
<腹いせ>
・いい子ぶる、生意気94人
・よくうそをつく39人
・家柄などを自慢15人
<違和感>
・転校生15人
・交わろうとしない10人
<その他>
・金を返さない7人
【2013年2月21日 毎日新聞】被害者、警察の意識変化
「大津いじめ」機に
【いじめから子供を守ろう!ネットワーク談】 いじめの検挙・補導件数が前年の2・3倍に急増した。いじめ問題に取り組む団体は、大津市で中学2年の男子生徒が自殺した問題を機に、被害者や警察の意識が変わったと指摘する。
保護者らでつくる「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」の井沢一明代表(54)は、「大津の事件を機に、被害届を出すことにちゅうちょしなくなった」と話す。
これまでは、いじめ問題を公にしたくない学校側が、警察が入って大きな事件になることを望まない被害者側を懐柔。加害者がいじめを認めて反省し、謝罪すれば、被害届を出さないケースが多かったという。
また井沢代表によると、少年事件の捜査員も薬物事案などを優先し、いじめに関心を示さないこともあったが、警察庁が重大な事案は積極的に捜査するよう通達したこともあり、現場の意識が変わったという。
いじめ相談などに取り組む「全国webカウンセリング協議会」の安川雅史理事長(47)は、「いじめに対する日本中の目が厳しくなった」と指摘。「これま で学校や教育委員会は隠蔽(いんぺい)体質が多かったが、報道されていじめを認めざるを得ず、泣き寝入りしていた被害者が救われるようになった」と話している。
【2013年2月21日 時事通信社】いじめの事件化、
子どもの命を守るため
警察が昨年扱ったいじめを原因とする事件が260件となり、前年の2・3倍に上ったのは、警察と学校の連携強化も背景にある。
警察OBらが巡回して摘発につながったケースもあり、いじめで自殺した子どもの遺族らからは学校側に積極的に警察に通報するよう求める声が強い。ただ教員らの間では、問題解決を警察に頼ることへの戸惑いもある。
◆大津の遺族評価
警察庁によると、260件のうち195件は、大津市のいじめ事件が社会問題化してからの下半期(7~12月)に集中している。
「警察が真剣な思いでいじめに向き合ったということ」。大津市のいじめ事件で、自殺した中学2年の男子生徒(当時13歳)の父親(47)は件数が増えたことをこう評価する。「学校がその場しのぎで対応すると、しわ寄せをうけるのは子どもだ。警察がいじめの被害届を積極的に受理したり、悪質な事案を素早く事件化したりすることは、子どもたちの命を守る観点からも望ましい」と訴えた。
深刻ないじめを受け、昨夏、警視庁に傷害や暴行で4件の被害届を出した東京都内の男子中学生(14)の母親も、「私たちがいじめを乗り越え、前に進むためにも、警察には積極的な捜査を期待したい」と語った。
【2013年2月21日 読売新聞】

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大津市議会 いじめ防止条例成立
4月施行 第三者機関常設
【滋賀県大津市】
2011年10月に大津市内の中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題を受け、大津市議会は19日、「子どものいじめの防止に関する条例案」を可決した。4月1日から施行される。
市は条例に沿って相談対応の専門員が常駐するいじめ対策推進室を市長部局に新設するとともに、専門家による第三者機関を常設し、いじめを調査する態勢を整える。
条文に「子どもの役割」を明記し、「いじめのない明るい学校生活に努める」として、いじめを受けたり見つけたりした場合には家族や学校などに「相談できる」と定めた。
市や市立学校にはいじめの早期発見と対応、関係機関との緊密な連携などを責務として課し、保護者には「いじめが許されないものと子どもに十分理解させる」と求めている。夏休み前後の6、10月はいじめ防止啓発月間と位置づけた。
採決で共産党市議団は「子どもや保護者の意見を反映させて議論を深めるべき」などとして反対し、他の全会派、議員が賛成した。
市は条例成立を受け、19日開会の2月定例議会に提案した2013年度一般会計当初予算案に、いじめ対策を追加する補正予算案を26日に提案する。
いじめ対策推進室には相談調査の専門員として弁護士らが常駐する。市長のもとに置く第三者機関「大津の子どもをいじめから守る委員会」は条例で臨床心理士や弁護士ら5人以内で組織するとしており、相談のあったいじめの事実確認をする。必要に応じて学校や警察など関係機関との調整も担う。
【2013年2月19日 京都新聞】
【写真】子どものいじめの防止に関する条例案を可決した大津市議会(19日午前10時半、大津市・大津市議会議場)

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◇事務長メッセージ◇
◆いじめ問題と子育て
(発達障害の基礎知識と対応のあり方)◆今回は、高機能自閉症とアスペルガー症候群について、ご紹介していきたいと思います。
広汎性発達障害の中で、よく知られている症状として、高機能自閉症とアスペルガー症候群があります。この二つは、いわゆる自閉症と言われる症状の中で、知的障害がないものです。(知的障害であるかどうかの基準は、通常、知能指数(IQ)が70未満であるかどうかで判断します)
その中で、言葉の発達の遅れを伴わないものをアスペルガー症候群といいます。
高機能自閉症とアスペルガー症候群の特徴としては以下のものがあげられます。
1.社会性について
一般常識といわれる、社会的ルールが理解しづらいため、「人の気持ちを考えない自己中心的な人」とみなされ、結果として他人との交流がとりにくくなってしまう傾向があります。
2.コミュニケーションについて
言葉は、普通に話すことができるのですが、「いってきます・ただいま・おかえりなさい」などの立場に応じた使い分けが難しいということがあります。
これは、社会的に共通する言葉の意味や概念が理解しづらいのが原因です。
そのため、時として表現の不適切さが奇異に思われたり、悪意があると捉えられしてしまい、コミュニケーションに影響を及ぼすこともあるようです。
3.興味・関心
子供達は、憧れのヒーローやヒロインになりきって遊ぶ「ごっこ遊び」をよくすると思います。
ところが、高機能自閉症やアスペルガー症候群の子供達の多くは、こうした「ごっこ遊び」にはあまり興味を示さないのです。それは、想像力・創造性といった感性が劣っているからだと言われています。
その一方で、コレクションなどの収集癖が出ることがあります。ミニチュアやカード、レシートなど、自分の好むコレクションを集めるのです。また、自分の好きなことに対するこだわりも特徴だと言えます。
4.その他
高機能自閉症、アスペルガー症候群の子供は、視覚や聴覚、味覚などの感覚分野が敏感か鈍感のどちらかに偏っている傾向があるそうです。
味覚に偏りがある場合、偏食になりやすい特徴があります。
また、決まった行動パターンを好むため、作業や予定の変更を嫌うという特徴もあります。
次に、高機能自閉症・アスペルガー症候群の子供達に対する対応を考えていきたいと思います。
1.明確な指示
その場の状況に応じた判断が難しいため、曖昧な言葉では、自分がどう行動していいかがわからなくなってしまいます。
例えば、「皆さん」と言われた時ですら、自分がその中に含まれているのかどうかがわからず不安になってしまいます。
気を付けていないと、私たちが普段使っているようなちょっとした曖昧な表現すらも混乱を招く可能性があるのです。そのため、明確に意図のある指示を出すようにして、混乱をさせないようにする必要があります。
2.環境整備
感覚に左右されやすいので、急激な刺激を与えない環境ですごさせてあげるのが大切だと思います。
大声で叱ったりするのは逆効果です。「怒られた・拒否された」といった気持ちが、通常の子供達より強く心に残ってしまうので、なるべく穏やかな接し方をする必要があります。
問題行動がある時は少しずつ改善していくように心がけてください。
3.生活のスケジューリング
想定外の事柄や突然の変化に対しては、それが理解できず、苦痛を感じてしまいます。
そのため、いつ・どこで・何を行うか、きちんとしたスケジュールを組み、それを明確に伝えておくことで、トラブルを回避することが出来ます。
4.長所、興味分野を伸ばす
本人の優れているところを見出して、それを伸ばすようにしていきましょう。
また、興味ある分野に関しては、こだわりを持ち続けます。そのため、その興味ある事柄を良い方向に伸ばすように心がけてください。
それが、本人の成長につながっていくのではないでしょうか。
今回は、高機能自閉症、アスペルガー症候群の特徴と対応についてご紹介してまいりました。
次回は、これまでにご紹介した発達障害についてのまとめをしたいと思います。
いじめから子供を守ろう!ネットワーク
事務長 丸山秀和

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「道徳を正規教科に」提言へ
教育再生会議 政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大総長)は15日、児童・生徒の「心の教育」を充実させるため、道徳を学習指導要領で正規の教科と位置づけることを政府に求める方針を固めた。
今月末にまとめるいじめ対策、体罰問題に関する報告書に盛り込む考えだ。
道徳を小中学校の正規の教科と位置づけることで、授業時間の確保や質の充実を図り、生徒らの規範意識向上を図る必要があると判断した。
同会議は15日、首相官邸で会合を開き、いじめ対策や体罰問題、道徳教育の充実について議論した。
首相は、「子どもたちの規範意識や豊かな人間性を育んでいくために何が必要かとの視点で考え、道徳教育を充実していくことが大切だ」と述べた。
鎌田座長は会議後の記者会見で、「有識者からは、道徳を教科化すべきだという意見が大勢だった。反対意見は出なかった。こうした点を踏まえて取りまとめる」と語った。
【2013年2月16日 読売新聞】

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滋賀県大津セミナー
新聞各紙の記事 先月20日開催の大津セミナーについて、新聞各紙が取り上げてくださいました。新聞記事を送っていただきましたので、ご紹介いたします。
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教育委員会主催の講演会で
先生方に井澤代表が講演!
【滋賀県愛荘町】 先月、滋賀県愛荘町にて開催された教職員の方々向けの講演会で、「いじめから子供を守ろう! ネットワーク」の井澤一明代表が講演しました。
小中学校の教職員の方々が続々と集まり会場を埋め尽くし、熱心に耳を傾けていました。【写真】講演する井澤代表
【写真】熱心な先生方で会場は満席でした。

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※ いじめによる自死の損害賠償訴訟。同級生らが「証人」として証言してくれたため、裁判所は、無視などのいじめが存在したとの心証を得たようです。県立八戸工生自殺:損賠訴訟
両親と県に和解勧告 【青森地裁】 八戸市の県立八戸工業高で07年、1年の男子生徒(当時16歳)がラグビー部内でのいじめなどが原因で自殺したとして、両親が県を相手取り約700万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が8日、青森地裁であった。浦野真美子裁判長は和解を勧告し、原告被告双方が受け入れた。和解協議は3月25日。
この日の証人尋問では、原告側は当時の同級生2人などを証人に、部員に無視されるなどのいじめを苦にしていたと証言。顧問教諭に繰り返し慰留され、「部をやめさせてもらえない」とこぼしていたと述べた。
一方、被告側は、ラグビー部顧問教諭と当時の担任教諭を証人に、いじめなどを否定した。
訴状によると、生徒は07年4月に入学しラグビー部に入ったが、ミーティングに参加させてもらえなかったり、部員にボールをぶつけられたりした。
5月に顧問教諭に退部を告げたが、「やめるなら退学しろ」などと言われ、睡眠障害やうつ症状が出て、10月に自ら命を絶ったとしている。【宮城裕也】
【2013年2月9日 毎日新聞】

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◇代表メッセージ◇
◆「ならぬものはならぬものです」◆ 2月に入りました。なにやら天候も落ち着きませんが、今、あちらこちらで入学試験が行われています。子供たちにとって、今学年も残すところあとわずかとなってしまいました。
学校や指導者による「体罰問題」が話題になっています。子供たちを服従させるために暴力を用いて、それを「体罰」と呼び、自らの暴力や傷害行為を正当化しようとしているようにも思えます。「体罰」と「懲戒」は違います。
学校教育法では、「体罰」を禁止しています。さらに「懲戒」として許される範囲の行為として、居残りや起立させるというような、肉体的苦痛を与えない範囲での「懲戒」を認めています。昔は、バケツを持って廊下に立つなんてこともありましたが、今は体罰として禁止されていますし、正座も体罰とされています。
殴られたら痛いですよね。蹴られても痛いものです。子供たちがそこまでされるだけの大きな罪を犯したのでしょうか。人を殴ったわけでもなく、人を蹴ったわけでもなく、悪口を言ったわけでもなく、殴られる。ただ一生懸命練習していただけです。うまくいかない、下手だということで殴られ蹴られる。これは理不尽です。大事なことは誰が正しくて、誰が悪いのかという単純なことを明確にしなければなりません。暴力を振るった側が悪いのです。暴力は「犯罪」そのものです。ここを間違えた議論には何の意味もありません。
頭をこづいたということで、退職された先生も実際にいます。地域や教育委員会によってあまりに教師の処分基準が違いすぎるようです。NHKの大河ドラマ「八重の桜」ではありませんが、「ならぬものはならぬものです」という姿勢を教育界に期待したいものです。
さて現在、受験シーズンに入っていますので、いじめ相談は減りそうなものですが、実際には増えて来ています。今週も、石川県でいじめられていた子がいじめ加害者を刺すという残念な事件も起きています。「いじめが終わらない」というその出口が見えない苦しさからの犯行だったのでしょうが、助けてあげられなかったやりきれなさを感じます。
この時期にいじめが発覚した場合には、保護者としては早期解決を図らなければなりません。あっという間に時間が経過して、未解決のままに次の学年になってしまうこともよくあります。学年が変わってしまうと、加害者の子たちは、自分のしたことなどさっぱりと忘れてしまって、教師からも、「本人に記憶がありませんからどうしようもありません」と言われてしまうことさえあります。
どうか子供たちの言動を注意深く見守っていただきたいと思います。何かおかしいと感じたら、お子さんに話を聴いたり、お子さんの友人や、ママ友にも学校での様子など尋ねてみて下さい。徴候が見つかりましたらすぐにでもご相談いただきたいと思います。
いじめから子供を守ろう! ネットワーク
代表・ 井澤 一明

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中2、同級生の腹刺す
校長 「背景にいじめ」
【石川県南加賀地区】 石川県南部の公立中学校で1月31日、2年の男子生徒(14)が、同級生の男子生徒(14)の腹を刃物で刺し、けがをさせていたことが5日、同校などへの取材でわかった。
同級生は入院したが3日に退院した。同校の校長は5日、取材に応じ、「事件の背景にいじめがあったと考えている」と話した。
校長や地元の教委などによると、男子生徒は31日午前11時20分頃、休み時間中に、同級生に私物の本をくしゃくしゃにされたことに腹を立て、持っていた果物ナイフ(刃渡り8センチ)で同級生の右脇腹を1回刺したという。
男子生徒は、ナイフについて「家で料理をしていた時にポケットに入れたまま忘れていた」と説明している。
校長によると、昨年10月に、この同級生ら2人から、男子生徒への言葉によるいじめがあったことが発覚。担任が間に入って謝罪させたが、男子生徒は、「その後も悪口があったが先生には言えなかった」と話しているという。
【2013年2月5日 読売新聞】学校側 外部専門家に「いじめ」伝えず 南加賀地区の公立中学校で2年の男子生徒(14)が、同級生の男子生徒(14)を刃物で刺してけがをさせた問題で、刺した男子生徒が、「いじめを受けている」と訴えた直後の昨年11月、県教委から同校に派遣された外部の専門家「いじめ対応アドバイザー」に対し、学校側が男子生徒のいじめについて伝えていなかったことが5日、わかった。
県教委は、「当時、話があれば、今回の事態が避けられた可能性がある」としている。
「いじめ対応アドバイザー」は、学校現場と連携していじめ問題に取り組む外部の専門家で、県教委が昨年10月、全国で深刻化したいじめ問題を受け、県内の弁護士や元警察官らに委嘱した。
今回の中学校では昨年11月7日と19日、県教委にアドバイザーの派遣を要請し、退職した校長経験者が学校を訪れていた。
この派遣前の昨年10月、男子生徒は遠足を休み、「同級生2人から悪口を言われ、いじめられるので、行きたくない」と、学校側にいじめを受けている事を告白していた。この際は、悪口を認めた2人が保護者と共に、男子生徒の自宅を訪ねて謝罪したといい、この内容は、担任から校長らにも伝わっていたという。
しかし、その後に訪れたアドバイザーに対し、学校側は、具体的な男子生徒のいじめの件には触れず、「注意深く見守る必要がある生徒が複数いる」と伝えるにとどまっていた。
アドバイザーは、いじめの見逃し防止などのほか、外部の視点で迅速に対応する目的で導入されており、県教委は「今回の生徒たちの間のトラブルを把握していたなら、アドバイザー派遣時に相談してほしかった」と、学校側の対応を疑問視している。
また、昨年12月の全校生徒を対象にしたいじめに関するアンケート調査で、男子生徒が「今年に入って、いじめはない」と矛盾した回答をした際も、学校側は詳しい事情を確認する面談を行わなかったという。
学校側は5日、「事件の背景にいじめがあった」と説明しており、同校の校長は読売新聞の取材に対し、「今考えると、対応が十分ではなかったかもしれない」と釈明した。
■県教委への報告は2日後
男子生徒が同級生を刺した事案の詳細が県教委に伝わったのは発生から2日後の2月2日だった。同校は、刺された生徒が「とがったもので刺された」と話したことから、県教委には問題が起きた1月31日、「コンパスのようなもので傷つけられた」と連絡した。
同日中に果物ナイフで刺されたことが判明したが、県教委への再度の連絡は2日夜で、県警への通報は4日だった。
同校は5日、刺された生徒の保護者から、「大げさにせず、学校内で指導してほしいと言われたため」と説明した。
同校によると、男子生徒は登校して別室で授業を受けており、刺された生徒は3日に退院した後、自宅で勉強しているという。同校は全校生徒への説明を行い、生徒の心のケアのため、臨床心理士の派遣を県教委に要請した。同校は、6日午後7時半から保護者向けの説明会を開いて説明する。
【2013年2月6日 読売新聞】

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※ 全国の中学や高校で教師による体罰が問題になっていますが、なんと小学3年児童に対して、担任の男性教師が罵声を浴びせて不登校に至らせたり、げんこつで殴るという暴力を行なっていたことが発覚し問題になっています。46歳男性担任教師、小3児童に罵声、暴力
5月から苦情、11月以降不登校相次ぎ謝罪
しかし、校長は教委に暴力を報告せず
【栃木県宇都宮市】 宇都宮市の公立小学校で、3年生の担任の教師が、複数の児童らに対していじめとも取れる行為を繰り返し、2人が一時、不登校になっていたことが分かりました。
40代のこの男性教師は、特定の女子児童の悪口をほかの児童に言わせたり、縄跳び大会の練習中に失敗の多い男子児童に対し、「バカ」などと2カ月間にわたって怒鳴り散らしたりしていたということです。
小学校などによりますと、この男性教師を巡っては、担任になった直後の去年5月から、保護者からの苦情が相次いでいました。
11月以降、暴言などによって児童が不登校になったという苦情が複数寄せられ、校長が男性教師とともに保護者と児童に謝罪しました。
不登校になった児童の保護者:「(子どもは)夜になると、担任の先生にいじめられた情景が頭に浮かぶみたいで、号泣したり、体が震えたりする」
小学校の校長:「精神的な苦痛を与えてしまった指導に対して、校長としておわび申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」
保護者側の要請を受け、先月18日以降、男性教師の授業すべてに別の教師が立ち会うという異常な状態が続いていますが、校長は担任を代える予定はないとしています。県の教育委員会は、男性教師の処分も検討しています。
【2013年2月1日 テレビ朝日ニュース】児童にげんこつで体罰
宇都宮“いじめ”教師
宇都宮市内の公立小学校の男性教師が児童に対していじめとも取れる行為を繰り返していた問題で、この教師が、男子児童2人の額を殴る体罰を加えていたことが新たに分かりました。
宇都宮市の教育委員会によりますと、46歳の男性教師は去年12月、3年の男子児童2人が学年主任の教師の悪口を言っていたという話を聞きつけ、別室に呼び出して額をげんこつで殴りました。2人は額にこぶができるけがをしたということです。
この男性教師は別にも、児童に対して暴言を繰り返すなどしていて、児童2人が一時、不登校になり、1日に市の教育委員会が、「不適切な指導だった」と謝罪会見を開きました。
その会見後に体罰の有無についての質問を受け、教育委員会が改めて確認したところ、校長は体罰を認識して保護者に謝罪していながら、教育委員会には報告していなかったことが明らかになりました。
【2013年2月2日 テレビ朝日ニュース】

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※ 国立小中学校は市町村教育委員会の管轄外なので、「いじめ」を学校が対処してくれない場合、被害者の保護者はどこに相談してよいのか途方にくれてしまいますが、以下に引用する報道から、「文部科学省に相談する」と学校に聞き取り調査をしてくれること、また、付属の「大学に相談する」ことが有効です。
奈良教育大総務企画課は、「大学に相談していれば、クラス替えなどで改善できる可能性もあった」とまで述べています。いじめ放置 : 被害者の
国立大付属小6年男子が転校
【奈良市・奈良教育大学付属小学校】 奈良市の奈良教育大付属小学校で、6年生男子児童(11)の両親が同級生によるいじめ行為を担任教諭に相談したが学校側が対処せず、転校を余儀なくされていたことが大学などへの取材で分かった。
男児は同級生から「死ね」と言われたり暴行を受けたりしていたが、担任が校長らに報告していなかった。調査した大学はいじめと認定し、国立大を所管する文部科学省は大学側に再発防止策を求めている。
大学や関係者によると、男児は5年生だった11年4月ごろから、教室や廊下で同級生の男児3人から、「死ね」、「キモい」などの言葉を浴びせられた。また、小突かれたり蹴られたりする暴行も受けるようになった。階段から突き落とされ、あざができたこともあった。
男児の両親は同年末、担任に同級生らへの指導と改善を求めたが同級生に口頭で注意しただけで、校長や上部組織の大学側に報告しなかった。昨年4月になってもいじめが止まらず、両親らは男児を市立小に転校させた。
両親らは同月、文科省に電話でいじめの被害を訴えた。文科省から問い合わせを受けた大学が聞き取り調査をし、「男児へのいじめがあり、学校の対応に不備があった」と認定、男児と両親に謝罪した。
男児は転校後も心理カウンセリングを受け、今年1月、「重度ストレス反応」と診断された。母親(48)は、「学校がいじめを放置したから息子は心に深い傷を負った」と憤っている。
国立大付属小は全国に74校ある。文科省によると、11年度に国立大付属小でのいじめは297件認知されており、当事者の児童が転校したのは1件(今回とは別)あるという。
文科省大学振興課は、「こういうことが二度と起きないよう再発防止策を講じてほしい」としている。
奈良教育大総務企画課は、「担任が学校か大学に相談していれば、クラス替えなどで改善できる可能性もあった。児童の将来にかかわることなので、もっと注意して対応したい」と話している。【伊澤拓也】
【2013年2月1日 毎日新聞】

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※ 滋賀県大津市での中学2年男子自死の原因を調査していた第三者調査委員会の報告書が発表されました。いじめが自死の直接的要因であり、沢村憲次前教育長が「背景には家庭内の出来事もあると聞いている」と述べていたことについては家庭での虐待はなかったと認定しました。とても分かりやすく報道している記事がありましたので、引用いたします。続報:大津中2自殺
いじめ 自殺要因と認定
第三者調査委員会報告書
大津市で2011年10月、いじめを受けた市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、市の第三者調査委員会(委員長=横山巌弁護士、6人)は31日、「いじめが自殺につながる直接的要因になった」とする調査報告書を越直美市長に提出した。加害者と認定したのは、滋賀県警が昨年末に書類送検するなどした中学3年の少年3人のうち2人で、主な行為として19項目を列挙。学校や市教委の対応も批判した。
第三者委は昨年8月以降、生徒や教諭ら延べ56人から聞き取り、12回の会合を経て231ページの報告書を作成。
まず生徒と加害者とされる少年との関係が11年9月中旬頃から変化したことに着目。10月11日の自殺まで約1か月間の状況を調査し、▽体育祭で顔、手足に粘着テープを巻き付けられた、▽何度もズボンを脱がされた――など19の行為をいじめと認定した。いじめた人物は関与の度合いから「2人」とし、県警が暴行容疑などで書類送検した別の1人については「頻度が少ない」などとして認めなかった。県警が確認できなかった「自殺の練習」は、「自殺の練習をしろと言われたことが認められる」とした。
報告書では、生徒が9月下旬、周囲に「暗くて静かな山に行って死にたい」などと2度、死をほのめかしたと明記。自殺当日は小学校時代の写真を自室の机に置いて自宅マンションの14階に向かったといい、「飛び降りることで『暗いいじめのトンネル』を抜けようとした」と結論づけた。
一方、学校側の対応では、教諭のメモなどから10月5日時点でいじめを認識できる状況だったが、適切に対応しなかったと指摘。
学校は10月末に「因果関係は不明」とした上で「家庭の問題」の可能性に言及したが、報告書は、「家庭で虐待などはなく、学校はいじめと自殺との関係を絶ちたいとの潜在的な意向から『家庭問題』という虚構に乗ったと推測される」と批判した。
越市長の話「学校や市教委で隠蔽と非難される行為や自殺の原因を責任転嫁するような行為があったことを深くおわびする。厳しい指摘を真摯に受け止め、徹底した対策を講じていく」
(2013年2月1日 読売新聞)いじめ「生への気力」奪う
大津市の市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で、市の第三者調査委員会(委員長=横山巌弁護士、6人)が31日に提出した報告書は「いじめを見逃し、自殺を防げなかった」と学校側の対応を厳しく批判した。記者会見で委員らは「亡くなった生徒の気持ちを忘れることなく取り組んできた」と強調。再発防止策も盛り込んだ報告書の公表を「全国の学校からいじめをなくすための出発点に」と期待した。
「重篤ないじめは、生徒に屈辱感、絶望感、無力感を与え、『生に向かう気力』を喪失させた」。報告書では、激化した男子生徒へのいじめが自殺の「直接的要因」になったと結論づけた。
この点について松浦善満委員は、「委員の中で異論は出なかった。事実に基づいたからだ」と述べ、「真相をかなり解明できた。生徒の無念に応えられたと思う」と目を赤くして説明した。
昨年8月設置の第三者委は、5か月間で教諭や生徒ら延べ56人に聞き取りを実施。さらに、全校生徒アンケートの回答を含む段ボール約10箱分の関係資料を読み込んだ。西林幸三郎委員は、「事実解明だけでなく、(いじめを見聞きした)生徒や先生たちの心の癒やしにもなればと考えて調査を続けた」と話した。
学校側がいじめを見逃した責任について、桶谷守委員は、「先生たちは一生懸命やっていたが、視点がずれていた」と指摘。
自殺の原因調査に触れた尾木直樹委員は、「学校はすぐに調査に入らず、家庭の問題が要因だったとの説に流れた。問題と真摯に向き合う点で甘さがあった」と批判した。
報告書では、学校、市教委が生徒の自殺直後に弁護士に相談した記録を内部文書から削除した事実を挙げ、「調査・分析より、訴訟をにらんで法的対応を重視して隠した」と記している。
また、市教委の対応については、「事実調査、いじめの認定作業を学校に丸投げしたことは、混乱状況にあった学校を孤立させ、十分な調査、事実確定をいっそう困難にさせた」と断じた。
いじめ問題の再発を防ぐため、報告書は「教員」「学校」など6項目で提言。▽教職員間で意思疎通を図る、▽教員以外のいじめ対応スタッフの配置、▽問題が起きた際は弁護士や児童精神科医らがチームで支援する――といった内容だ。
横山委員長は、「今回のいじめ問題に向けられた関心を一過性のものにせず、全国で考えていくきっかけになれば」と説明。
桶谷委員は、「全国の教育に関わる人たちが意識を変え、子どもを中心に据えた教育を実現してほしい」と強調した。
記者会見には越直美市長も同席。「いじめによる自殺が繰り返されてきたのは、徹底的な調査が行われなかったから。今回の調査と公表が、同じような悲しい事件をなくすための一助になってほしい」とした。今後、いじめ問題が起きた際、すみやかに調査を行う常設機関を設ける考えも示した。「学校を世界一安全で安心できる場所に」
父、協力の生徒に感謝 「率直な感想は、やはり息子は学校に見殺しにされたのだ、ということです」。
自殺した男子生徒の父親(47)は31日、第三者調査委員会から報告書を受け取った後、大津市役所で記者会見し、無念の思いをにじませコメントを読み上げた。
委員の人選など遺族の希望を反映した形で設けられた第三者委。調査への謝意を表した父親は、協力した同級生たちに対しても、「息子も天国から『同級生に助けてもらった。ありがとう』と言っていると思う」と声を詰まらせた。
一方で、生徒からのいじめのサインを知らされながら、その情報に十分向き合おうとしなかった姿勢が指摘された教諭らについては、「私には見て見ぬふりをしていたとしか取れない」と語気を強めて批判。
そのうえで、「いじめは死につながる行為であることを教師と子どもたちは認識して下さい。教師の方々は子どもと一緒になって、学校をいじめのない、世界で一番安全で安心できる場所にして下さい」と望んだ。
【2013年2月1日 読売新聞】【写真】記者会見に臨む(右から)尾木委員、渡部副委員長、横山委員長、越市長(31日、大津市役所で)=前田尚紀撮影

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