※ 生徒のいじめを放置する教師や、いじめを隠蔽する教師が問題になっていますが、今度はいじめに加担して、いじめ加害生徒たちと一緒になって、教員が被害生徒をいじめていた事件が報道されました。このような事件が起こらないためにも、「いじめ防止対策推進法」に教職員への罰則(懲戒)規定を定め、さらに、各自治体で、教職員への罰則(懲戒)を規定した「いじめ防止条例」の制定することが急務です。以下、記事を引用します。野球部副顧問、
部員のいじめに制止どころか加担
【富山市の私立野球有名高校】 富山国際大付属高(富山市願海寺、中田正幸校長)の野球部で、副顧問を務める20歳代の男性教諭が、部員のいじめに加担していたことが28日わかった。
日本学生野球協会は同日の審査室会議で、男性教諭を昨年12月17日から6か月の謹慎処分、同部を今年1月15日から1か月の対外試合禁止処分と決めた。男性教諭は副顧問を解任されている。
三浦千之教頭によると、いじめがあったのは昨年8~12月。部室で複数回にわたり、2年生部員3人が1年生部員3人に対し、体をつねる、突っつく、体を押さえてくすぐる、肩をたたくなどした。副顧問はこれを悪ふざけと判断して制止せず、1年生の体を押さえるのに複数回加わったという。
関係者によると、2年生が1年生に対し、下着の上から下半身を触るなどのいじめがあったという。
三浦教頭によると、被害に遭った1年生のうち1人は、いじめを受けた後に部活動に参加しなくなり、もう1人も一時部活動を休んだ。学校側は、本人や保護者への聞き取りから、「いじめが原因ではない」としている。
昨年12月中旬に同部監督の教諭がいじめのうわさを聞き、学校側が部員約40人に事情聴取し発覚。同月下旬に県高野連に報告したという。三浦教頭は取材に、「副顧問は止めるべき立場にありながら、判断が軽率だった。今後二度とこうしたことがないよう、教職員一同、きめ細かい指導を行っていきたい」と話した。
同高は2011年の春の高校野球県大会で優勝、同年夏の県大会で準優勝した。
【2014年1月29日 読売新聞】

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感謝を伝えて
レスラー いじめ撲滅呼び掛け
プロレスラーの大谷晋二郎さん(41)が25日、佐賀市の若楠幼稚園を訪れ、園児や保護者にいじめ撲滅を呼びかけた。
大谷さんは7年ほど前から各地の小中高校などを訪問。プロレスを披露しながら、「周囲への感謝の気持ちを持つ」、「夢や目標を持って一生懸命頑張る」というメッセージを送って、いじめ撲滅への思いを発信している。
この日は3~5歳児と保護者ら約70人ともちつきに参加。子どもたちと一緒にきねを持ってふれ合った。
もちつきの後、プロレスラーとして毎日、4~5時間厳しい練習を積み重ねていることなどを紹介。
「何年もトレーニングしているからこそ、いろんな技をぶつけ合える。練習していなければ大けがをするので、友だちに技をかけないで」と訴え、
「お父さんやお母さんに、『いつもありがとう』と感謝の気持ちを伝えて。それができる子はいじめなんかしない」と呼び掛けた。
【2014年1月26日 佐賀新聞】【写真】 園児ともちつきをするプロレスラーの大谷晋二郎さん=佐賀市城内の若楠幼稚園※ 大谷晋二郎選手の今後の主な試合大会=1月29日(水)新木場1stリング(東京)、2月11日(火・祝)後楽園ホール(東京)、2月15日(土)仙台市宮城野区文化センター(宮城県)他多数 (問い合わせはファーストオンステージ:電話03-5777-5361まで)

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「 やさしさの本能 」
いじめは昔からある。それどころか動物の世界にも見られる。いじめは本能や人間の性(さが)とでも言うべきものだ。
こんな意見をよく耳にする。
確かにいじめをしてしまうのも人間の本能なのかもしれない。
しかし、こんな興味深い研究結果がある。
ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジのデボラ・カスタンス教授らの研究によると、飼い主かどうかに関わらず泣いている人間がいると、本能的に犬は寄り添い癒そうとするそうだ。飼い主ではないのなら、餌がもらえるわけでもない。見返りを求めない行為である。つまり犬はやさしさの本能とでもいうべきものを持っているのだ。
では人間はどうであろうか。
昨年米国科学誌「PLoS ONE」誌に、京都大学の研究グループの研究結果が掲載された。
京都大学の鹿子木(かなこぎ)康弘 氏らのグループは、10ヶ月の乳児が苦境にある他者に対して、原初的な同情的態度をとることを発見した。そして、「赤ちゃんが弱い立場の側に同情的な態度を示した結果で、人は本来、善人である可能性を示唆している」と述べている。
これ以前の研究でも、乳幼児が苦境にある他者に同情的態度をとることが示されていたという。
また脳科学者の茂木健一郎氏も、「感動する脳」(PHP研究所)の中で、「人間は 生まれつき優しさを持っている」と述べている。
つまり、いじめが本能だとするならば、いじめられている人間を守ろうとすることも本能なのだ。
教育によって人は変わる。本能であるからといって、あきらめてしまう前に、子どもに愛や善、やさしさや思いやりを伝えていくのが大人の役割ではないだろうか。
担当 : 守矢 光児

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※ 本年1月7日、山形県天童市で、この日学校の始業式の中1女子生徒が、山形新幹線つばさにはねられて死亡するという痛ましい事件がありました。学校側は、いじめは確認されていない旨説明していましたが、自宅から「いじめ」を示すノートが見つかり、その後のアンケートで100人以上の生徒がいじめを認識しており、保護者も学校に相談していたこと等が明らかになってきました。これまでの経緯について、分かりやすくまとめられた記事がありまいたので引用いたします。中1女子自殺
生徒自宅に 「いじめがあった」のノート
いじめアンケート調査実施へ 【山形県天童市】
山形県天童市で今月7日、市立第一中1年の女子生徒(12)が山形新幹線にはねられて死亡する事故があった。警察は現場の状況から女子生徒が自殺を図ったとみて調べているが、女子生徒の自宅に、「いじめがあった」という内容を記したノートが残されていたことが15日、分かった。学校はいじめの有無について校内でアンケート調査を行う方針で、市教委も第三者委員会の設置を検討するなど自殺といじめの関連について調べる。
女子生徒は7日午前8時ごろ、JR奥羽線の天童-高擶駅間の線路内で、山形新幹線つばさ128号にはねられ死亡した。現場には第一中のネームプレートとカバンが残っていた。県警天童署がDNA鑑定を実施し、身元が判明した。線路両脇には高さ約1メートルの柵があり、女子生徒は柵を乗り越えて線路に入ったとみられる。
7日は始業式だったが、女子生徒は一緒に登校していた友人に、「先に行って」と告げて途中で別れたという。
市教委はこれまで、「いじめと遺書は確認されていない」と説明していた。【鈴木健太、山中宏之】
【2014年1月15日 毎日新聞】【写真】人身事故があった現場=天童市南小畑5で2014年1月7日午後3時8分、鈴木健太撮影校長 「いじめ」指摘報告せず
山形の中1死亡 山形新幹線にはねられて死亡した山形県天童市の市立中学校1年の女子生徒(12)が、「いじめにあっていた」との内容をノートに書き残していた問題で、校長が13日に女子生徒の父親からいじめがあったと指摘を受けながら、市教委に報告していなかったことが17日、分かった。
市教委は学校側に、女子生徒が死亡した理由につながる情報や、遺族との面会内容などを報告するよう求めていた。
市教委によると、校長は13日午後4時頃、1人で女子生徒宅を訪問。
父親から、「娘はいじめられていたと思っている。調査してほしい」と指摘されたが、市教委には教頭を通じて、「遺族に面会し、線香を上げた」とだけ報告した。
14日午後には父親が学校を訪れ、教頭らも同席する場で校長に対し、いじめに関する調査を改めて要望。この報告を受けて市教委は初めて、遺族がいじめを訴えていることを把握した。
校長は市教委に対し、「13日は、学校としていじめの事実を把握していないと説明した。納得してもらえたと思い、報告しなかった。隠すつもりではない」と釈明したという。
市教委の元木課長は、「隠蔽だと言われかねない。今後は速やかに報告するよう伝えた」と話した。
【2014年1月19日 読売新聞】100人超がいじめ認識
生徒アンケート、教職員も調査へ 天童市南小畑5丁目のJR奥羽本線で7日、市内の中学1年の女子生徒(12)が山形新幹線つばさにはねられ死亡した事故に関連し、学校が全校生徒を対象に行ったアンケートで、全体の約4の1に当たる100人以上の生徒が女子生徒に対するいじめの存在について回答していたことが18日、市教育委員会への取材で分かった。
学校側はいじめは確認できていないとしていたが、校内では相当の範囲で知られていた可能性が高く、市教委は今後、教職員の認識についてあらためて調べる。
市教委によると、アンケートは15日に行われ、生徒約530人が回答。このうち、「うわさで聞いた」などの内容を含め、100人以上の生徒がいじめについて記述したという。「いじめを直接知っている」とした回答は十数件あった。内容は明らかにされていないが、生徒への暴行などはなかったという。
女子生徒が死亡した時点で、同校長は、「これまでの学校生活に問題はなく、いじめも確認されていない」と説明。しかし、その後に、▽母親が1学期にいじめを心配して相談を寄せていた、▽昨年9月の調査で、女子生徒が友人関係について不安を訴えていた―ことが明らかになっている。
市教委は教職員を対象にしたアンケートを17日に実施しており、その結果を踏まえ、教職員それぞれの認識について詳しく調べる方針。
【2014年1月19日 山形新聞】

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◇事務長メッセージ◇
◆いじめ学習会◆
日本全国、寒波が襲い、冬も本番に入ってまいりました。
受験生も、その力を発揮できるようにと、最後の追い込みに入っている時期かと思います。
先週末、愛知県豊田市でのいじめ学習会に行ってまいりました。
PTAが主催した、小学校高学年の保護者の皆様を対象とした勉強会で、現代のいじめの実情、その解決方法、学校との交渉などのお話をしてまいりました。
今回のいじめ学習会は、この学校のPTA会長さんが、以前、豊田市で開催されたPTA総連(各学校のPTA会長の集まり)でのいじめ学習会で、私の話しを聞かれて、ぜひ自分の学校でも開きたいとのことで、開催されたものです。
PTA会長さんは、
「ごく普通の保護者の方々は、いじめに関して、何も知りません。そのため、自分の問題になった時に、どうしていいかわからず、かえって子供たちを不安にし、負担をかけてしまうことになります。あらかじめ、具体的な解決方法など知っておくことがとても大事だと考えています。」
とおっしゃっていました。
校長先生ともお話をさせていただいたのですが、
「いじめがない、ということはないと思っている。きちんとした対応が大切で、学校だけではなく、各家庭とも協力し合って、解決していくことが大事だと思っている。」
と話されていました。
やはり、学校、家庭ともに、力を合わせて、子供たちが健やかに育っていく環境作りが大切だと思います。
小学校の高学年ともなると、中学校への進学が目前に迫ると共に、ニュースなどでは、いじめ自殺やLINEなどのネットいじめの報道もあり、漠然と不安を感じている保護者が多いようです。
その不安の正体は、「何が起きているかわからない」、「起きた時に対処がわからない」という、「知らない」ことへの不安と言えます。
今のいじめは、誰もがそのターゲットになる危険性を持っています。安易にうちの子は大丈夫だと思っていると、突然、いじめ問題に巻き込まれます。その時に、慌てず冷静に対処できるよう、知識を身に着けておくことはとても大切な事です。
いじめから子供を守ろうネットワークは、いじめ学習会の講師派遣を行っております。
子供向け、保護者向けなど、それぞれの対象に対して学習会を開催いたします。
一人でも多くの方々に、いじめの関する知識を知っていただき、子供たちを早く苦しみから救っていきたいと考えおります。
皆様や周りの方々の中で、学校やPTAなどで、催し物などの企画がございましたら、ぜひ「いじめ学習会」を開いていただければ幸いです。
申し込み方法などは、ホームページのいじめ学習会のコーナーをご覧ください。http://mamoro.org/solution/gakusyukai皆様のご協力をお願いいたします。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和
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※ 滋賀県大津市の中2生徒いじめ自殺事件に関して、学校側が生徒たちへのアンケート結果を口外しない旨の確約書を遺族に強制し、さらに、情報開示請求に対して、アンケートを黒塗りにして開示したことについて、大津地方裁判所は違法との判断をしました。以下、記事を引用します。いじめアンケ黒塗り批判
大津市に地裁判決 大津市でいじめを受けていた中学2年の男子生徒が2011年10月に自殺した問題で、遺族へのアンケート調査の開示をめぐって市の違法行為を認定し、慰謝料30万円の賠償を命じた14日の大津地裁判決は、遺族の心情に配慮せずにアンケート結果の大半を黒塗りで開示した市の姿勢を厳しく批判した。
男子生徒の父親(48)が11年10月にアンケート結果を受け取る際、校長から部外秘の確約書を渡されたことについて、長谷部幸弥裁判長は、「(校長が)今後の学校の調査に影響が出る恐れがあると考えたことはやむを得ないが、子どもの自殺の原因を知りたいという遺族の心情に一定の配慮をすべきだった」と指摘。「アンケートの利用を一切禁止する必要性はなかった」と違法性を認めた。
アンケートを基にした同級生らへの聞き取りができなくなった父親は同年11月、あらためて情報公開請求したが、市教委はアンケート結果の大半を黒塗りで開示した。
長谷部裁判長は、「市の個人情報保護条例に基づき、個人名を除いて開示すべきで、条例の適用を誤った」と判断。アンケートの一部の存在を明らかにしなかったことも違法とした。
【2014年1月15日 京都新聞】「遺族への開示後押し」
大津いじめ黒塗り、生徒父親が判決評価
大津市の違法行為を認定した大津地裁判決を受け、男子生徒の父親(48)は14日、「いじめに関するアンケートの開示を後押しする画期的な判決」と喜び、アンケートが開示されずに苦しんでいる全国の遺族にも開示が進むことを願った。
判決後、大津市内で記者会見した父親は、「全国の自治体や教育委員会はプライバシーを理由に非公開の範囲を拡大し、いじめの調査を阻んできた」と強調した。さらに、「司法判断を重く受け止め、今後はいじめアンケートの積極的な開示を進めてもらいたい」と語気を強めた。
訴訟では、市は、「適切な情報開示ができなかった結果、遺族の心情を損なった」と非を認め、遺族に謝罪している。判決を受け、大津市の越直美市長は、「遺族にあらためておわびしたい」と述べ、控訴しないことを表明した。富田眞教育長も「判決を真摯(しんし)に受け止めている」と述べた。
鹿児島県出水市で2011年9月に自殺した中学2年の女子生徒=当時(13)=の遺族は、学校のアンケート結果の開示を市教委に要望し、情報公開請求を行ってきたが、いまだに開示されていない。
女子生徒の祖父(63)は京都新聞の取材に、「アンケートは遺族にとって真相究明の手がかりになる。市教委は隠さず開示してほしい」と強く訴えた。
【2014年1月15日 京都新聞】【写真】 判決を受けて記者会見する男子生徒の父親(14日午後3時10分、大津市梅林1丁目・滋賀弁護士会館)

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☆ 「子ども」 と 「子供」 ☆ 新年1月、三学期が始まりました。
昨年は「いじめ防止対策推進法」の制定、道徳教育の再検討など、いじめから子供を守るための施策が次々と実現された年となりました。
そのような中、昨年7月のことです。文部科学省が、公用文書の「こども」という言葉の表記を、「子ども」ではなく、漢字の「子供」に統一したことが報道されました。左翼教育の流れに一石を投じた画期的な出来事だと言えるのではないでしょうか。
学校にいじめ防止ポスターを貼っていただこうと依頼文を持ってお願いにあがると、
「ここに、『子供』という漢字を使っていらっしゃるようですが、『ども』はひらがなで書くことになっているんですよ」と指摘されることが何度かありました。
「子供」の「供」という文字は「お供」とか、「お供え」という意味があるので、「子供」という漢字は、差別用語だと言うのです。
これまで文科省でも、このような意見に配慮して「子ども」を多用していました。調べてみると、「子ども」という表記を文科省が使い始めたのは、1980年代からと言われているようです。
授業で、黒板に「子供」と書いたところ、授業の後に、学生が「差別用語ですよ」と指摘してきたという話まで出てきています。
ある意味の洗脳と言っても良い状況が、日本の教育界の中に蔓延しております。
今回、文科省は検討の結果、「子供」には「お供」のような否定的な意味はないと結論を出しました。
ちなみに、文化庁国語課は、「こども」という言葉は、「子」の複数形として古くから使われ、江戸時代に「供」が「当て字」として使われるようになったと説明しています。
「供」は複数を示す文字だったということですね。その複数を示す、「子供」という言葉が、現代では、ひとりの子であっても「子供」と表記するように変化したわけです。
新聞、テレビなどのマスコミでは、「子供」と「子ども」の両方が使われていますし、地方議会で制定される条例も、「子どものいじめの防止に関する条例」とか、「子ども人権条例」等、「子ども」という表記が増えてきています。
「子ども」という表し方は,「交ぜ書き」と言われる漢字で書けるものの一部分に仮名を交ぜて書くものです。
「本来、このような表し方はしない。『子供』と書くべきだ」と主張される方もおられますが、「子」という漢字は小学1年で習いますが、「供」という漢字は小学6年になって初めて習いますから、小学生向けの文章では、「子ども」という表記がふさわしいように思います。
ただ、「子供」の正しい意味さえ認識していればよいのではないでしょうか。
公的な規則があるわけではありませんから、「子供」でも「子ども」でも「こども」でもかわまないのです。
私たちも、見た目のやわらかさや雰囲気、あるいは文書を提示する相手等々のTPOに合わせて、適切な表現を選んでいただきたいと思います。
いずれにせよ、「子供」は、差別表現ではないという結論は、大きな一歩だと思います。
いじめから子供を守ろうネットワーク
松井 妙子
2013年9月20日付 日本経済新聞の記事
【参考】 日本経済新聞の報道は以下の通りです。引用します。子ども ×
子 供 ○
文科省 公用文書、漢字に
文部科学省はこのほど省内の公用文書の「こども」の表記を漢字書きの「子供」に統一することを決めた。
「子供」の表記は1973年の内閣訓令で、漢字表記とされた。ただ「漢字より柔らかい印象がある」として、各省庁とも漢字と平仮名の交ぜ書きの「子ども」を使う例が増えていた。
文科省は、子供と表記しても大人の「お供」のような否定的な意味はないと判断し、公用文書は漢字表記との原則を再確認。7月刊行の文部科学白書では語句を「子供」に統一した。
文化庁国語課によると「こども」という言葉は「子」の複数形として古くから使われ、江戸時代に「供」が当て字として使われるようになったという。
【2013年9月20日 日本経済新聞】

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PTA講習会で、井澤代表が講演
【さいたま市桜区PTA連合会】 去る12月14日(土)、さいたま市桜区のPTA講習会(主催:さいたま市PTA協議会桜区連合会、於:さいたま市プラザウエスト多目的ホール)で、井澤一明いじめから子供を守ろう ネットワーク代表が、ネットいじめについて講演しました。
「現代のネットといじめの関係 今、大人ができること」をテーマに開催された講習会には、さいたま市桜区内の小中学校の校長、教頭、PTA役員をはじめ保護者の方々、約200名が参加しました。
講演会では、埼玉県警察本部サイバー対策課から来られた講師の方と井澤代表が講演しました。子供たちを取り巻く携帯電話やスマートフォン等の状況、いじめに気付いた場合の対処方法などをお話しさせていただきました。

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新年にあたって あけましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年は、長年取り組んで参りました「いじめは犯罪」という言葉が、教育界で常識化しましたし、なにより「いじめ防止法」が制定されるなど、いじめ問題に関して大きく前進した「いじめ防止元年」とも言える年でありました。
しかし、残念ながら「いじめが減少した」と言える状態にはいたっておりません。
今年は、「いじめ防止法」に基づき「被害者の立場にたった対策」を全国で推し進め、現実に「いじめが減った」というところまで進めてまいりたいと思います。
どうぞ、皆様のご支援、ご指導を賜りたく、改めてお願い申し上げます。
さて、子供たちは冬休みに入り、お年玉を待ちわびていることでしょう。受験生は入試を控えて最後の追い込みにかかっているはずです。
この子供たちが、安心して学ぶことのできる学校を提供できる社会を目指したいものです。
そうはいいながらも、三学期はいじめ相談も多くなります。
しかも、毎年、卒業式や終業式を目前しての飛び込み相談が舞い込んできます。
「卒業だから、学校にクレームを言っても安心だ」という気持ちはわかりますが、学年末に学校にいじめ相談しても、解決に至ることは困難です。
学校側としては、「もう三学期ですし、来年クラス替えしたらいいですよね」とか、「あと少しの辛抱ですから」等々の言葉をろうして引き延ばしにかかります。
結局、解決せずに春休みを迎え、先生方が異動しうやむやにされてしまうことも多いのです。
親としても、三学期だからと言って安心したりしやすいものですが、早期に対処してあげることが大切です。いじめの場合、一週間のいじめで不登校になったという事例は枚挙にいとまがありません。
暦上は、お正月で1年の初めではありますが、子供たちにとっての初めは、4月です。
どうか、子供たちを見守り、何か異変を感じたなら迅速に対応してあげていただきたいと思います。
気になることがありましたら、ご遠慮なくご相談ください。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
代表 井澤 一明
井澤一明ブログ: http://ameblo.jp/kzizawa/Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawaTwitter: @kzizawa

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