★☆ 多くの手で支えよう ☆★ 犯罪を被害者が警察に頼らず一人で解決することは出来ない。
いじめも被害者が一人で解決しようとしても、実際はいじめがエスカレートすることが多い。だからこそ大人にSOSを出せる人間関係が必要だ。しかしSOSを出しても大人が動かなければ子供にはどうすることも出来ない。
岩手県矢巾町で中学生がいじめを苦にして亡くなった事件。いじめを訴える生活ノートへの担任の対応や学校組織のあり方に批判は高まっている。いじめ被害者は被害を訴えないことが多い。そんな中で、今回の事件で被害者は明確なSOSを担任に発信している。
被害者の子どもは、いじめの苦しみをわかってほしかった。それに対し担任は、いじめゼロのスローガンもあってか、いじめそのものを問題化したくなかったように思われる。子どもの苦しみを直視するのではなく、子どもの気持ちをそらそうとする姿勢が感じられる。
いじめのSOSをキャッチした者は、まずはその辛さに共感することが求められる。
そして学校や学年体制の中でチームを組んでいじめの解決に取り組むことが必要だ。
今回の件では、いじめの辛さをわかろうとしない姿勢に疑問を感じる。人は受容されることで、自分自身を理解し、他者を理解し、困難に立ち向かおうとする意欲を持つ。担任の役割は被害者の苦しみに共感し、何があっても君を守ると宣言することであった。
次に組織的な取り組みがなされていないことも理解に苦しむ。いじめは、被害者のケア、加害者の指導、傍観者の指導など多くの人手が必要だ。そして被害者のケアが得意な先生は、どちらかといえば加害者の指導が苦手な先生も多いであろう。だからこそチームで取り組む必要があるのだ。
いじめをなくすには大きな力が必要だ。
日本青年会議所が2005年から行っている OMOIYARI 運動というものがある。歌手藤田恵美さんの歌う 「OMOIYARIのうた」 は次の一節がある。
もしも友達が悲しい思いしてたら
知らないふりなんてしたりしないで
だって僕たちは希望を握りしめて
生まれてきた地球(ほし)の仲間
いじめは学校現場のみに解決を委ねるのではなく、子供を守るために大人社会がチームとなる必要がある。私はチームの一員だ。そう思う人が増えていくことが子供を守る力になるのだ。
担当 守矢 光児

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◆◇ 岩手県矢巾町いじめ事件 続報 ◇◆ 岩手県矢巾町の矢巾北中学校2年生、村松亮さん (13歳) が、いじめを苦にして亡くなってから半月以上が経ちました。
これまでに、新たな事実が次々と明らかになってきています。
まず、きわめて多数の生徒たちが、いじめを直接目撃していました。
髪をつかまれて机に頭を打ち付けられる、
砂をかけられる、
体をぶつけられる、
言いがかりを付けられる、
給食の配膳中に体を押される、
悪口を言われる、
体をたたかれる、
このようないじめが、日常的に行われていたのです。
いじめ加害者についても、4人の生徒がいじめに関わったことが分かってきました。
さらに、1年の時の校長はいじめを認識していましたが、「解決した」 としていじめ認知件数を 「ゼロ」 と報告し、なおかつ現校長に引き継ぎをしていなかったことも明らかになってきています。
他にもいじめにより不登校になっている女子生徒がいることが明らかになりました。現在、大問題になっているにもかかわらず、学校側は、「いじめは解決している」 としていじめとは認めていません。
加えて、事件のあと、マスコミの取材に応じた生徒に対して、学年主任から、「余計なことを言うな」 と言われ、さらに 「反省したか?」 と叱責されたことも明らかになりました。
この生徒は、村松さんをいじめていた加害生徒と学校ですれ違った時、舌打ちされたとも答えています。
自殺後の生徒へのアンケートや聞き取りの結果、学校は調査報告書をまとめて、7月26日に公表すると報道されています。しかし、学校や教育委員会の姿勢を見る限り、「正しい報告は期待できない」 という危惧が残ります。
事件が起きたこの中学の姿勢からは、「いじめ防止対策推進法 (いじめ防止法)」 の 「形だけ揃えておけば良い」 という考えが読み取れます。
もしかしたら、似たような学校は皆様の周囲にもあるかもしれません。そうした学校の言い分に負けないためにも、私たち保護者としては、「いじめ防止対策推進法」 にどのようなことが制定されているのか、改めて確認しておく必要があるのではないでしょうか。
まず、「いじめ防止法」 では、8条に 「いじめに対処するのは学校や教職員の責務である」 ことが述べられています。責務とは、「学校にいじめに対処する責任と義務がある」 ということです。
さらに、複数の教職員によって、いじめ加害者に継続的に指導すべきことも規定されています (23条3項)。
いじめの加害者に対しては、別室学習させること (23条4項)、校長等による懲戒をすること (25条)、出席停止 (26条) など、具体的な対処が定められています。
したがって、もしお子さんがいじめを受けたならば、
「うちの子が教室で勉強できるように、いじめた生徒を別室に引き離してください。いじめ防止法に沿って対応してください」 と、学校に要望することは間違った行為ではありません。
「いじめ防止法」 が適切に運用されていれば、いじめは早期に解決されて、深刻ないじめ自殺などは防止できるはずなのです。
「いじめ被害者を守るために、悲劇を繰り返さない」、このために 「いじめ防止法」 が制定されたのです。
先日、選挙で投票できる年齢が 「18歳以上」 に引き下げられ、これに伴って教師個人が、政治的信条やイデオロギーを押し付けることがないようにという観点から、教師への罰則規定を設けることが検討されています。
いじめに関しても、「いじめを隠蔽、放置、黙認等した教職員、そして学校組織」 への処罰規定を早急に検討することが必要です。
子供たちを守るために、さらに、一生懸命子供たちを守っている先生たちを守るために、「いじめ防止対策推進法」 には、「ひどい学校、ひどい教師」 への罰則が盛り込まれなくてはならないと私たちは考えています。
今後も 「いじめ防止対策推進法」 の実効化に向けて活動してまいります。皆様のご理解がいただければ幸いです。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井妙子

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★☆ いじめと授業 ☆★ 7月5日に起きた中2のいじめ自殺事件、毎日のように新しい事実が判明しています。
学校の姿勢が大きく問われているこの事件ですが、いじめが起きない学校づくりには、授業こそが最大の力であるとも言われます。
今月発行の 「授業づくりネットワーク 」(学事出版刊) が、「いじめと授業」 という特集記事を組んでおりましたので紹介いたします。
本誌には教師や研究者の方々がいじめ防止授業をテーマに執筆しています。
同誌で千葉大学の藤川大祐先生は、授業中にからかいなどがあっても注意しないような差別を肯定する授業が 「いじめを助長する 」とし、反対に、「いじめを抑止する授業」 は、異なる意見が尊重される授業だと述べています。
さらに、いじめは相手の考えを尊重する状況では起こりえないと言います。
別の観点から述べられたNPO法人ジェントルハートプロジェクト理事の武田さち子氏の意見も参考になります。
亡くなった子供の遺書を読んで感想を書かせたところ、「いじめられる側に問題がある」 等の被害者を責める内容が多数をしめたという例をあげ、テレビや雑誌などで紹介されているいじめ防止授業を、安易に導入することは危険だと言うのです。
いじめ授業を行うためには、教師自身が人権意識と現代のいじめへの理解を持ち、意図せぬ結果に向かう等のリスク対応も考えて実施すべきだと述べています。
現役の中学教諭である千葉孝司先生からは、子供たちに、「自分の中にある六つのいじめの種を発見させる」 授業が効果的だったということが語られています。
「六つのいじめの種」 として、
1. 自己顕示欲などの誤った欲求充足、
2. 怒り・衝動性、
3. 自己弁護、
4. うぬぼれ、ひがみ、
5. あきらめ、
6. 誤った見解、をあげています。
たとえば、「あなたは友人が話しているのをさえぎって、自分が話すことはありませんか?」、 「あなたは友人に対して、『そんなのおかしい』 と批判することはありませんか?」 等の質問に答えることで、
自分の中に潜んでいる 「いじめの種」 を発見できるとしています。
これを1度きりで終わらせず、何度か行い自分の変化も実感させることが効果的だと述べられています。
以上、「授業づくりネットワーク」 の特集記事を紹介いたしましたが、本書でも述べられているように、子供たちが自分とは異なる多様な考え方があることを知って、それを尊重する気持ちを育てることもとても大切なことです。
私たちは、「自分がされて嫌なことは相手にもしない」、「自分がしてもらって嬉しいと感じることをしてあげよう」 という当たり前のことが当然だと考える子供たちを育てたいと思っています。
しかしそれ以上に、大切なことがあります。
それは 「いじめは絶対に許さない」 という姿勢を教師や周囲の大人たちが持つこと。この姿勢こそが、いじめ防止教育には絶対に不可欠です。
この姿勢がないところに矢巾町のようなつらい事件が起きてしまうのだと思います。
加害者が悪いことは当然ですが、加害者を指導しきれていない学校の責任は問われるべきだと考えています。
「いじめ防止対策推進法」 に、学校、教師の隠蔽、放置、加担に対する罰則を盛り込み、より抑止力の高いものにしていく必要があると思います。
また、私たちは、学校やPTA向けに講演やいじめ防止授業を行わせていただいております。お気軽にお問合せください。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井妙子

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◇ 代表メッセージ ◇
自殺するぐらいなら学校に行かなくてもいい まもなく夏休みという7月初旬は、過去、いじめ自殺が何度も起きている危険な時期です。振り返れば2013年には、7月に長崎、宇部、名古屋と4日の間に3件も続いたこともありました。
今年もまた、岩手県矢巾町で中2の男子生徒がいじめを苦に自殺するという残念な事件が起きてしまいました。現在、報道されている内容をまとめてみます。
7月5日午後7時半頃、矢巾町の中学2年の村松亮くんが線路に転落し亡くなり自殺の可能性が高いと見られている。
その後、担任との生活記録ノート (連絡ノート) にいじめを相談していた記述が見つかったという。
今年5月以降、生活記録ノートには
「なぐられたりけられたり首しめられたりこちょがされたり悪口言われたり!」 と書き、それに対して担任は、
「それは大変、いつ?? 解決したの?」 と返事している。生徒は、
「解決していません」 と返答しているが、担任の欄は空白で、生徒の記述に二重丸をつけ返している。
6月29日には、
「もう市(※死)ぬ場所はきまってるんですけどね。まあいいか」 と書かれ、担任からは
「明日からの研修 たのしみましょうね」 と返信。これが最後の生活記録ノートとなった。
生徒は中1の時からいじめられ、父親が学校に相談し、教師を交えて生徒の話し合いが持たれたこともある。取材に応じた同級生から、
「中2のクラス替えを機にいじめが激しくなり、毎日のように頭をたたかれ、髪の毛をつかまれて机に頭を打ち付けられていた」、また、
「他の生徒は、かかわりたくないので距離を保っていた」 というクラスの様子が伝えられている。
また、鈴木美成校長は記者会見に応じて
「私の認識のなかでは、まだ自殺なのか事故なのかという結論が出ていないのかなという認識はあります」、
「校内で私のところでそれを共有している事実はありませんでした」、
「担任の教諭にまだ詳しく聞いておらず、いじめがあったかどうかは分からない」、
「担任から聞いていない。いじめは否定できないが、あれば私に報告があるはずだ」、
「担任は生徒の自殺後、病欠している」
「生徒の死は絶対に防げなかったことではないと思う」と話している。
一連の報道を受け、学校に対しての批判が高まっている。
本当に悔しいかぎりです。私たちが訴えてきたことがまだまだ伝わっていないと、力不足を実感しています。
「いじめを絶対に許さない」 という姿勢を教師が示さなければいじめはエスカレートしていくのが現実です。
学校で生徒を守ることができるのは教師だけです。学校だけです。今回は、村松くんが何度も教師に相談しているだけに悔しさが残ります。学校が守れなくて誰が守れると言うのでしょうか。
子供たちには、「自分で自分の身を守るため」 に
「引っ越さなくても転校はできるんだ。フリースクールに通ったり学校を休むことも悪くない」 ということを知っておいてほしいと思います。
さらに再発を防止するためには、岩手県のいじめに対する考え方そのものを変えていく必要があります。
私たちは今までに岩手県に住む方からの相談も受けてきました。しかし、正直、岩手県はいじめ解決困難県の一つであるように見えます。なぜならば、県教委、市教育委員会、学校、教師が一体となっていじめの隠蔽を図ってきたということを何度も経験しているからです。
保護者が学校に相談しても、いじめと認めてくれることがありません。
ある中学生の事案ですが、保護者と教育委員会の話し合いが行われたことがあります。その日の話し合いの場には、学校から提出された 「いじめではない証拠」 として厚さ5cmを超える紙の束が、保護者を待ち受けていました。
その上、「いじめではなかった」、「いじめの証拠がない」、という言葉が繰り返され、「お宅のお子さんに問題があるというのが結論です」 と突っぱねられたのです。
この子の親戚には現役の教師もおりました。しかし、その先生は保護者に対して、「学校ともめるな。ましてや教育委員会に話にいくとは何事だ」 と強く非難し学校をかばうのです。
このように、県下に、「声を上げるほうが悪い。問題にする方が悪い」、「いじめられる子が悪い」 という風潮が根付いているように見えます。
私たちは 「いじめは犯罪」 と訴えております。
ぜひ、岩手県にお住まいの皆様も、「いじめは許さない」、「いじめは犯罪なんだ」 という声をあげていただけませんか。
そして、今回のようなことを繰り返さないためにも
「いじめを放置、隠蔽、いじめに加担した教師に対する処罰規定」 を条例化していただきたいのです。
学校で、クラスで、生徒を守るのは教師の責任であり、義務です。
それを放棄した教師は 「罰せられる」 という条例があれば、それが今回のような事件を抑止する力となるのは間違いありません。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
代表 井澤 一明
〈 追 記 〉
いじめ自殺事件の担任についても一言述べておきたいと思います。
生活記録ノートを見る限り、他人ごとのような返信をしている担任ですが、「他の先生に相談しても、誰も力になってくれない」 という状態になっていたのではないかと思います。
「いじめはない」 という学校の中で、「いじめがあって困っている。助けて欲しい」 という声をあげられないところまで、追い詰められていた可能性があります。
報道によると担任は加害者を叱っていたが、加害者たちは意に介していなかったようです。
教師がなめられていたことが伺えます。
そのような状況では、学校が一丸となって、いじめに立ち向かう必要があります。
結局、校長しだいです。
「いじめは認識していない。報告を受けていない」 等の発言をしている校長こそが、この学校の隠蔽体質の中心であると言えます。
教師も生徒も安心できる学校をつくる鍵は、校長にあります。
井澤一明ブログ: http://ameblo.jp/kzizawa/Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawaTwitter: @kzizawa

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◇事務長メッセージ◇
◆◇ 止まらないLINEいじめ ◆◇子供たちのLINEによるトラブルが後を絶たないようです。
関西学院高等部 (兵庫県西宮市) のバレーボール部 (34人 )の2~3年の男子部員5人が、同じ部の3年の男子生徒の自宅に無断で侵入して部屋を荒らし、動画をLINEに投稿していた事件。
愛媛県四国中央市の市立中学校で5月、男子生徒が同級生の男女5人からいじめに遭い、土下座させられる様子などを撮影した動画が、LINEの仲間のグループに投稿されていた事件。
このような事件が報道される中、先月の下旬、NHKのEテレで、子供たちのLINEについての番組が二つ放映されました。
一つは、『ウワサの保護者会 「親は心配! 子どものLINE」』 で、保護者の皆さんが集まって、子供のLINEについて話し合う番組。
もう一つは、『いじめをノックアウト番外編 「どうする?! SNSいじめ」』 で、中学生10人が集まり、LINEについて徹底討論した番組でした。
『ウワサの保護者会』 では、「友達とのLINE」 と 「知らない人とのLINE」 を取り上げました。
「友達とのLINE」 では、特に片時もスマホを離せない依存症が問題でした。1日3時間を超えたら依存のレベルであり、学力も落ちてくるので、親としても注意が必要です。
「知らない人とのLINE」 での情報では、ネット上だけでの付き合いをしている子供たちは多いようで、そのうち、15人に1人はネットで知り合った人と会っているという現実があるそうです。
やはり、親としては子供と話し合いをして、きちんとルールを決めることが大切です。親が買って与えているので、本来、中を見ることは前提であり、これをしないのは、親としての責任放棄だと認識することが大事であると思います。日本人の感覚として、なかなかここまで踏み込めないのですが、海外では、これは常識です。
『いじめをノックアウト番外編』 では、ある中学で作成されたLINEいじめの劇をベースに、話し合いが進められました。
今、中学校の7割でLINEでのトラブルが起きているのが現実です。参加した中学生からも、様々なLINEいじめの実態が紹介され、他の参加者もそのひどさに驚いていました。
その中で、アメリカの中学生の調査結果が紹介されました。それによると、12~18歳の若い年齢の人は、攻撃的なメッセージを投稿する傾向が他の世代に比べて40%も高かったということです。そして、悪口の投稿をする前に、注意のメッセージを出すプログラムを使ったところ、93.4%の子供が攻撃的な投稿をやめたということが紹介されました。
子供たちのグループの中で、悪口大会が始まってしまうと、どんどんエスカレートしてしまい、LINEの中だけでなく、現実の世界でもいじめが始まってしまうという危険性があります。
取り上げられたLINEいじめの劇も、そんな題材でした。やはり、流れの中で、勢いで投稿してしまうのではなく、考える時間、立ち止まる時間が必要です。
ルールを決めることに関しては、自治体や学校でルールを決めるところも出てきているのですが、このように与えられたルールよりも、自分たちでルールを決める方が守りやすいし、指摘もしやすく、有効だという結論になりました。
どちらの番組でも、まずはルールを決めることが大切だという結論に至りました。
子供たちもLINEの怖いところは、理解しており、間違った方向に行かないようにとは思っています。しかし、子供たちはその場の状況に流されてしまうことがあります。
だからこそ、親としては、変な遠慮はせず、子供とルールを決めておくことが大切です。一度、放置して黙認してしまうと、認めてしまったことになってしまいます。それでは、いざという時に子供を守ることが出来ません。
子供たちを守るためにも、話し合ってルールを決めていただきたいと思います。
私たちも、LINEについては、きちんと取り組んでいかなければならない問題だと思っております。
他の取り組みなど、情報を集め、対応を考えてまいりますが、皆様からのアイデアもいただければ幸いです。
よろしくお願いします。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和
◎参考:番組ホームページ
『ウワサの保護者会』http://www.nhk.or.jp/hogosya/『いじめをノックアウト』http://www.nhk.or.jp/tokkatsu/ijimezero/

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◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ 「人としての誇り」 を育てたい ◆◇ 7月になりました。あちこちで七夕飾りを見かける季節です。
子供たちは、夏休みを目前に控え、期末試験の最中でしょう。また、各地で運動部の大会も開かれ、何かと忙しい時間を過ごしていることだろうと思います。
先週、校長先生と話す機会がありました。
「近頃、いじめはどうですか」 と問われて
「うちにくる相談は減ってきていますね。いじめ防止法ができたことが影響しているように思います」 と答えたところ、
「私もそう思います。学校や教員の意識が変わりましたね。校長の研修会があったのですが、そこでも 『うちの学校はこんな状態で、困っています』 と赤裸々に現在の状況を発表する先生が何人もいました。もう隠そうと考えていないんですよ。周りの力を借りようという姿勢が出てきているように思います」
と教えてくださいました。
その校長先生がおっしゃっていたのは、
「大切なことは予防です。いじめや暴力事件などが起きた場合は、責任を持って必死に対処いたしますが、事故が起きてからでは遅いんです。やはり予防です。いじめや事件を起こさないようにすることが、一番重要なんですよね。そのためにも規範意識を育てることは欠かせません」
と、予防の大切さを力説されていらっしゃいました。
まさにそのとおりだと思います。ルールや善悪の判断を教えるということを通して、子供たちの中に、「人としての誇り」 を育てることが不可欠だと思うのです。
先週も
「いじめが分かっても、まったく謝らないんです。親も子供に謝らせようとしないんです。校長先生が謝罪するようにお話しても、うちの子はやっていないの一点張りなんです」
という相談が入ってきました。
これには困ります。謝罪というものは、「強制」 できない性質のものです。何十年も前でしたら、言うことを聞かないならビンタするということもあったかもしれませんが、今はそんなことはできませんし、ましてや保護者に対して強制はできません。
「認めなければ、やっていないことになるんだ」、
「証拠がなければいいんだ」
「謝ったら負けになる」 などと、
悪いことだとは知りながらも、反省もせず、謝罪もしない子や保護者が増えているように思います。
日本の良き伝統でもある
「人に見られて恥ずかしいことは、人がいなくてもしない」
「卑怯なふるまいはしない」
「嘘をつかない」
「人の悪口は言わない」
等々と考える人間を育てるには、根底に 「人としての誇り」 が必要であるはずです。
「誇り」 が育たなければ、「いじめは悪いことだ」 という言葉も子供たちの心を素通りしてしまうように思います。
「正しい」 ことをする子は、カッコいいんだという価値観が薄れてきています。私たち保護者、教師、子供をとりまく周囲の大人たちには、この正しさを伝えていく責任があります。
冒頭に述べましたように、今、学校が変わりつつあります。
「いじめは許さない」 という姿勢が当たり前になりつつあります。しかしながら、この変化はまだ始まったばかりでもあります。
皆様と力を合せていじめを減らし、子供たちが安心して学べる学校を増やしていきたいのです。
私たちは、いじめ問題の講師の派遣も行っています。子供たちに、PTAの皆様に、そして教職員向けにもお話させていただいております。
ぜひ、そのような機会を賜われれば幸いです。ご検討、お願い致します。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
代表 井澤 一明
井澤一明ブログ: http://ameblo.jp/kzizawa/Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawaTwitter: @kzizawa

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