◆◇ 道徳の教科化とこれからの課題 ◇◆ 

151230 冬空

◆◇ 道徳の教科化とこれからの課題 ◇◆

 2014年10月23日の産経新聞の 「産経抄」 に驚くべきことが書かれていました。

 このコラムに書かれていたのは
 「 『透明人間になったら何をしたいか』。小学校6年生にこんな質問をすると、7人の児童から驚くべき答えが返ってきた。『人を殺す』 『強盗する』。2年前、岐阜県の公立小学校の卒業文集にそのまま掲載され、保護者に配布されて大騒ぎになったことがある。」
というものです。
 コラムでは、このような児童たちは 「人を殺してはいけない」 ことを教えられてこなかったに違いないと述べ、「徳育の欠如した戦後教育の被害者」 と指摘していました。
 記憶に新しい佐世保市での高校同級生殺害事件でも、加害者の生徒は 「体の中が見たかった」 と述べております。学校では、毎日のようにいじめが繰り返されています。
 ここに共通するものは、常に大きな倫理観、道徳心の欠如です。

 2012年の年末に第二次安倍政権が誕生し早3年が経ちました。
 学校における教育課題は、いじめ、不登校、学力不足、意欲不足、規範意識の低下、教員の指導力不足など多岐に及んでいますが、中でも現政府はいじめ対策に積極的な姿勢を示し続けてきました。

 2013年に 「いじめ防止対策推進法」 を制定し(同年6月28日公布)、現在は2018年度以降に 「道徳の時間」 を 「特別の教科 道徳 (仮称)」 にし、教科化する準備を進めています。
 この道徳教育の改革も 「いじめ問題への対応」 が最大の動機でした。
 本当に道徳の教科化は、子供たちの 「道徳心」 を取り戻し、いじめ問題の解決につながっていくのでしょうか。

 公立学校において 「道徳の時間」 は、教育の目標である 「人格の完成」 を目指す中核を担っています。
 しかし、文部科学省が2005年に実施した 「義務教育に関する意識調査」 によると、道徳の時間に対する子供の受け止めは教科全体の中で下位に位置し、六年生では 「最も好きになれない学習」 になっています。
 道徳の授業の重要性は誰しもが理解しているものの、実際の授業の内容には問題があるということでしょう。

 「道徳の時間」 は、1958年に創設されましたが、それ以降、「道徳の時間」 に関してさまざまに議論がなされてきましたし、現在はその形骸化も大きな問題になっています。

 2006年、教育基本法が約60年ぶりに改正され、その内容を反映するために2008年に道徳の学習指導要領も改訂されました。
 この指導要領では、道徳教育の充実を図るため、「学校における道徳教育は、道徳の時間を要として学校の教育活動全体を通じて行うもの」 とされ、「要」 という表現を用いて 「道徳の時間」 の道徳教育における中核的な役割や性格を一層明確にしました。加えてあらたに 「道徳教育推進教師」 が置かれました。
 しかし、それでも効果には地域差があり、現場の教師に理念が浸透せず、結果として他教科に比べ軽んじられる傾向は変わりませんでした。

 昨年、道徳の時間は大きな政策転換を迎えました。文部科学省の中央教育審議会の道徳教育専門部会は2014年10回の審議を開き、最終答申案をまとめました。
 今回の答申では道徳教育は 「道徳の時間を要として学校の教育活動全体を通じて行うもの」 という理念の浸透と、具体的な取り組みを推進するために、これまで正式な 「教科」 ではなかった道徳の時間を 「検定教科書」 を用いる教科とし、「特別の教科」 に格上げすることがまとめられたのです。

 「道徳教育」 は学校教育全体で行う根源的なもので、「特別の教科 道徳」 はその道徳教育の要を担う時間であり、各教科や特別活動などにおける道徳的指導の包括的な位置にあることをはっきりと示したことになります。
 この重要な意識改革を現場の教員はもちろん、国民にも促すことができるかどうかが、今回の教科化にむけても大きなポイントとなります。

 道徳の教科化がいじめ問題の解決につながるかどうかは、「社会規範」 や「価値秩序」を教えることが出来るかどうかにかかっていると思います。
 そのためには、やはり 「いじめは犯罪である」 というような 「善悪の基準」 や 「何が正義なのか」 を教えることが不可欠です。
 さらに、「なぜいけないのか」 という理由を教えられるかどうかも重要です。そのためには、戦後タブーとされてきた宗教的な価値観を含めた 「正しさとは何か」 という価値観を学び、考えることが必要です。
 今後の、道徳の教科化にむけて、教科書内容や教える教師の育成方法を含めて、子供たちにどのように善悪の価値観を教えていくのかが大きな課題となるでしょう。

担当 和田 みな


 

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[ 2015/12/31 07:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

兵庫県多可町で セミナーを開催。小児科医師らの講演とパネルディスカッション。いじめ相談も実施。【いじめから子供を守ろうネットワーク 丹波】 

151228 151219山口医師とのセミナー
【写真】 パネルディスカッション。左から山口医師、栗岡講師、酒井先生

小児科医師も参加して セミナーを開催
講演 と パネルディスカッション
いじめ相談も実施
 【兵庫県多可町】

 12月19日(土)、兵庫県多可町で、いじめから子供を守ろうセミナー 「子供たちを見守る目を育てるために」 を開催しました。会場は、同町にある 「おひさまにこにこクリニック」 の研修ホールをお借りしました。

 まず、第一部では、栗岡まゆみ講師 (いじめから子供を守ろうネットワーク東京代表) が、「いじめゼロをめざして」 と題して講演、第二部では同クリニック院長の山口仁医師 (小児科医) が、「発達障害といじめ問題」 というテーマで講演しました。
 さらに、第三部では、栗岡講師、山口医師と、長年学校の教師として子供たちを指導してきた酒井先生との3人で、パネルディスカッション 「子供たちを見守る目を育てるために」 を行いました。
 
 このセミナーは、丹波市教育委員会、多可町教育委員会から後援をいただくことができました。
 会場はチラシなどを見て集われた来場者の方々でほぼ満員で、熱心に耳を傾けておられました。パネルディスカッションの後には、ご来場の皆様からパネリストに次々と質問がなされました。セミナー終了後には個別のいじめ相談も実施いたしました。

 このようなセミナーがいじめ防止の一助になれば幸いです。これからも活動を続けてまいります。
 ご来場の皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
【いじめから子供を守ろうネットワーク 丹波】


 

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[ 2015/12/27 17:00 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(0)

★☆ 友情のベンチ ☆★ 

151224 ベンチ

★☆ 友情のベンチ ☆★

 心の居場所という言葉が教育界で語られてから20年以上が経つ。現在、大人が居場所をつくるだけでなく、子供自身が絆をつくることが大切である。そう語られている。

 いじめは、「そこに存在していていい」 という安心感を奪う。
「ここにいてはいけない」 「どこにも居場所がない」
 存在を否定された子供は、この星の上のどこにも居場所がなくて、自らの命を絶ってしまう。
 子供が自分自身の存在感や安心感を得られる場所を保証するのは、大人の最低限の義務だ。しかし大人が居場所をつくるだけでは十分ではなく、子供自身が絆をつくることの必要性が訴えられている。
 子供が本当に求めているのは空間ではなく仲間なのだ。

 そんなニーズに応えられるバディベンチというアイデアが海外で広がっている。
 内気な性格で友達に話しかけられず、一人でいる子供が、バディベンチに座ると 「仲間に入れて」 という意思表示になる。それを見かけた子供が積極的に 「一緒に遊ぼう」 と声をかける。
 友達がつくれたり、いじめがなくなったりという効果をバディベンチは生み出している。

 かつてドイツにユダヤ人専用ベンチというものがあった。南アフリカには白人専用のベンチというものもあった。
 そんな時代を終わらせたのは、差別と闘った人たちの勇気である。

 今ベンチを差別の象徴ではなく、友情の象徴へと変える必要がある、それは現代に生きる心ある人たちの役目だ。
 命のビザでユダヤ人6000人を救った杉原千畝を生んだ日本で、まだバディベンチは広がっていない。
 彼はかつてこう語った。
「私たちと同じ立場の人が仮に百人いたとしても、このユダヤ人たちを助けようとしないかもしれない。でも僕たちはやろうか。」
 
担当 守矢 光児


 

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[ 2015/12/24 11:37 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

◆◇ いじめと不登校 ◇◆ 

151228 ヒイラギの実

◆◇ いじめと不登校 ◇◆

 いじめ不登校だった中1の女子が再登校したところ、すぐにいじめられて、再び不登校になってしまったという事件が起きています。

 群馬県の公立中学1年のこの生徒は、入学直後から仲間外れにされたり、消しゴムかすを拾わされるなどのいじめを受け続け、保護者が学校に相談。
 生徒はたびたび学校を休むようになり10月からは不登校になっていました。
 11月中旬に、「先生がずっと見ているから大丈夫」 と言われ、担任の言葉を信じて登校しましたが、教師が不在になった際に、クラスメートから 「何で(学校)来たん?」 などと嫌がらせを受け、再度、不登校になったということです。
 学校側はいじめが不登校の原因と認め、「深刻な事態という認識が甘かった。対応の方向性が誤っていた」 などとして校長と担任が生徒宅を訪れ謝罪したと報道されています。

 私たちへの相談でも、この報道と同じく、いじめで体調を崩して休んでいた生徒が、「高校受験に影響するから休まないように」 と学校に言われて、無理して学校に行ったところ、「今頃、来たの?」 と周囲の子に言われて、また体調を崩したというケースがありました。

 不登校の子供は学校に行かないのではなくて 「行きたくても行けない」 のです。
 いじめが収まらない状態や、いじめが再発する危険がある状態で 「怖くて行けない」 のは当然です。
 「大丈夫だから学校に来なさい」 というからには、学校側は、いじめのない環境を提供する義務があります。

 いじめのない環境にするために、教師が見回りをするとか、教室に見守り役の大人を置くなどの防止策を講ずる学校もありますが、限界があります。
 前述の報道のように教師の見ていないところで 「いじめ」 が起きます。絶対に子供の側から離れない状態をつくらなければ無理なのです。

 いじめのない環境にするためには、絶対にやらねばならないこととは、今までいじめをしていた子に 「いじめをさせない」 ことです。同じ子がまたいじめるなどということを起こさせていけません。
 具体的には、いじめをしている子を個別に指導し、「二度といじめない」 というように加害者が決意するところまで説得することが必要です。
 説得の内容ですが、「いじめられることの心の痛みを理解させる」、「相手を傷つけたことに対して謝罪させる」 ということはもちろんのこと、加害者の親にも学校から注意してもらうことが重要です。

 ただ、それでも、いじめが再発することもあるので、再登校させるにあたっては、もう一段の対策をしておくべきだと思います。
 まず、いじめられていたお子さんと、いじめていた子供たちとの接触をできるだけ避けることが必要です。
 クラス替えする、できなければ、席替えを行いいじめグループとの距離を確保する、同じ班にしない、宿泊を伴う学校行事では同じ部屋に泊まらせないなど、具体的なことを学校に依頼するということも必要です。

 担任に対して、クラスの子供たちに対して、「いじめは絶対に許さない」、「休んでいたことを責めてはいけない」、「仲間はずれにしたり、無視はだめだ」、「優しい言葉をかけること」 等の指導を行い、クラスの雰囲気を良くしておいて欲しいと要望することも大切です。

 また、仲の良い子を近くにおいていただくことも効果があります。

 結局、学校全体で再登校してくるお子さんをいじめから守る体制をつくることが大事です。ここまでしてもいじめは起きることが有ります。

 そこで重要なのが 「いじめがあったら、すぐに先生のところに来なさい」、「職員室に駆け込んできなさい。絶対に先生が守ってあげる」 という言葉をかけてあげるかどうかということになります。
 この一言が言えなかったばかりに、「先生は守るって言ってたのにウソだった」 と教師に失望し不登校になってしまうことがあるのです。

 さらに、保護者としても、本当に安全な学校になっているかを確かめるために、不登校の子が再登校する時には何日か付き添ってあげていただきたいのです。お仕事やその他で付き添いは大変に困難なことだとは思いますが、味方になってくれる大人の付き添いは心強いものです。

 様々に述べてまいりましたが、再登校を成功させるには、教師と保護者の連携は欠かせません。この連携が取れない状況、あるいはいじめられる可能性があまりにも濃厚な場合は、転校も視野に入れる必要があります。

 このブログ記事を読まれても、実際に事件が起きた場合には混乱することが多いのではないかと思います。
 いじめは、「早期発見・早期解決」 が原則です。気になることがありましたら、早めにご相談ください。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井妙子


 

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[ 2015/12/21 07:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

お知らせ : 12月19日(土)、兵庫県多可町でセミナー 「子供たちを見る目を育てるために」 開催!! 栗岡まゆみ講師、山口仁医師が講演! 

151219 チラシ丹波・多可郡

12月19日 (土)  14時 30分
兵庫県多可町で セミナー 開催!!
「子供たちを見守る目を育てるために」

 12月19日 (土)、兵庫県多可町でセミナーを開催します。テーマは、「子供たちを見守る目を育てるために」。 栗岡まゆみ講師 (いじめから子供を守ろう ネットワーク東京代表) と、医師の山口仁先生が講演します。
 講演後には個別の相談も実施いたします。

 丹波市教育委員会 と 多可町教育委員会の後援をいただきました。
 どなたでもご参加いただけます。 入場は無料です。 多くの皆様方のご来場をお待ちしております。 詳しくは以下のとおりです。

「子供たちを見守る目を育てるために」
日 時 : 2015年12月19日 (土) 14時30分~16時 (開場 : 14時)
会 場 : おひさまにこにこクリニック (住所 : 兵庫県多可郡多可町中区天田43-1 )
講 師 : 栗岡まゆみ (いじめから子供を守ろうネットワーク 東京代表)
     山口 仁 (医師、おひさまにこにこクリニック院長) 
入 場 : 無 料

後 援 : 丹波市教育委員会、 多可町教育委員会
主 催 : いじめから子供を守ろうネットワーク 丹波
※お問い合わせは、090-8575-7582 (担当: 酒井)まで

★ 多くの皆様のご来場をお待ちしています!!


 

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[ 2015/12/17 07:00 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(0)

長野県小海町、「第23回人権を考える町民の集い」 にて、井澤一明代表が講演。SNSの危険性にも言及。 

151129 長野県小海町人権を考える町民の集いー

長野県小海町で井澤代表が講演
「第23回人権を考える町民の集い」

 先々週の日曜日 (11月29日)、標高1000mの街、長野県の小海町に、井澤一明 (いじめから子供を守ろうネットワーク) 代表がお邪魔いたしました。
 小海町で開催された、「第23回人権を考える町民の集い」 (於:小海町総合センター )にお招きいただき、新井町長のご挨拶、小学生、PTA会長さん、さらには銀行の支店長さんの発表の後に、「現在のいじめの特徴 今、大人にできること」 というテーマで一時間半ほど講演させていただきました。


151129 長野県小海町人権講演会チラシ案

 会場は満員で、床に座っておられる方もいらっしゃるほどの大盛況。人権問題、いじめに対して高い関心が伺えました。
 主催者からのご要望としては、「ここでもネットの波がやってきていますので、スマホについても講演の中でお話しください」 とのことでした。
 SNSは大きな問題になってきています。 大人である私たちの知識不足が問題の本質を見えなくしているようなところもあります。

 最新の情報をお伝えするなど、今後もいじめ防止に向けて講演活動、セミナー開催、ポスター掲示、いじめ相談など、さまざまな活動をしてまいります。
 講師派遣に関しましてもお気軽にお問合せください (電話:03-5719-2170)。
 皆様のご協力をいただければ幸いです。


 

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[ 2015/12/14 07:07 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(0)

◇事務長メッセージ◇◆◇ 加害児童への指導は? ◆◇ 

151210 学校の廊下

◇事務長メッセージ◇
◆◇ 加害児童への指導は? ◆◇

名古屋市で中学1年の男子生徒が 「いじめを受けた」 と遺書に書いて自殺してから1カ月となるのを受け、遺族が公表したコメントが記事になっていました。
その中でとても気になる言葉がありました。
それは、「誰一人 『いじめ』 をしましたと言ってくれる人はいません」という言葉です。

この1か月の間、学校・教育委員会などの対応に関する記事がいくつもありました。しかし、その中で、加害生徒に対する指導については、なにも触れていませんでした。
この学校でも、1か月たったその日に全校集会を行い、約一分間の黙とうをささげた後、校長が両親から寄せられたメッセージを代読し、その死を悼みました。しかし、いまだ謝罪に現れる加害生徒はいないのです。

学校に対して、加害生徒に対する指導をお願いすると、「加害生徒にも人権がありますから」 と言って、指導に前向きではないことがあります。指導しない言い訳に 「人権」 という言葉を使っているのです。
この世の中で、罪を犯した人に対して、人権があるからと言って、何もせずに許してはいません。犯した罪は償わなければならないはずです。
学校が教育現場であるならば、「人権は大事です。しかし、罪を犯してしまったなら、自分の行為を反省し、罪は償わなければならないのです。」 と教えるべきです。
これが、本来の姿ではないでしょうか。

文部科学省のいじめの調査によると、先生が加害生徒を指導した割合が、全体の7割弱です。何も指導せず放置しているケースが3割もあるのです。
また、被害生徒に対する謝罪に関しては、3割程度にとどまっています。指導の内容が明確ではないのですが、謝罪が3割にとどまっている事実をみれば、その指導内容も本人を反省させるところまでいっているかは疑問に感じます。

私たちのところへ相談があった場合、保護者の皆さんへのアドバイスとして、学校へ謝罪を要望することを挙げています。
謝罪には、反省と再発防止に効果があるからです。
中には形ばかりの謝罪もあるのですが、被害者に対してきちんと謝罪することは、抑止効果にはなります。

生徒を反省させ、謝罪にまで導くには、力が要ります。しかし、これをしないことには、いじめが肯定されたことになりかねません。
いじめという罪を犯したが、反省もせず、謝罪もせず、罪を償わないのであるならば、いじめが悪いことだと認識させることは出来ないでしょう。
いじめは、いじめをする人がいるから起こるのです。そうであるならば、いじめをした人を反省させ、罪を償わせることが、いじめ防止の大きな手段となるはずです。
このわかりきった対応をしてこなかったことが、今のいじめ問題の要因にもなっていると思います。
私たちもこの事を強く訴え、学校としてあるべき姿を取り戻していただくべく、活動を続けてまいりたいと思います。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和


 

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[ 2015/12/11 07:00 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

★ ご案内 : 「いじめ問題」 の講師を派遣いたします!! 

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151205 カラー講師派遣案内-2

★ 「いじめ問題」 の講師を派遣いたします!!

 いじめから子供を守ろうネットワークでは、学校やPTAでの 「いじめ学習会」 「いじめ防止授業」、また、地域の学習会、人権セミナー、子育て・教育関連の市民集会などに講師を派遣しています。 

 例えば、以下のようなテーマでお話しいたします。
1 「現代のいじめの実態。いじめの解決・予防方法」 「質疑応答」
 保護者、教職員、一般の方々を対象とします。
2 「いじめは犯罪、人間関係のルール」 「質疑応答」 
 小学校高学年~高校生を対象。
3 「スマホ、SNS、インターネットの危険性」 「質疑応答」
 小学校高学年以上、保護者、教職員、一般の方々を対象。
4 「いじめはいけない。なかよくしよう」
 小学校低学年を対象。

 講演テーマはご希望に応じます。一般的ないじめに関する講演の中で、スマホ、SNS等のいじめについてもお話しすることもできます。

 講師派遣についてのご質問、講演内容へのご希望など何でも、お気軽に、お電話、もしくはメールでお問い合わせください。 (講師派遣につきましては、交通費をご負担いただければ幸いです)。
 皆様からのご連絡をお待ちしております。

電話 :
03-5719-2170  
メール : kodomo@mamoro.org

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク 
住所:〒141-0031東京都品川区西五反田1-29-3 五反田シティハイツ302 


 

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[ 2015/12/08 12:00 ] 活動報告&集い | TB(0) | コメント(0)

☆ 代表メッセージ (2015年12月) ★☆ いじめに少人数学級は有効か ☆ 

151205 クリスマスツリーm

代表メッセージ
☆ いじめに少人数学級は有効か ☆


今年もまもなく終わろうとしています。
受験生にとってはそれどころではないかもしれませんが、街にはイルミネーションが輝き、年末気分を盛り上げてくれています。

さて、財務省と文科省の間で、教職員の削減についての戦いが起きているようです。
財務省が、公立小中学校の教職員の定数を今後9年間で約3万7千人減らすよう文部科学省に求めていく方針を示したことが発端です。

2024年度には小中学生が、現在夜の 94万人少ない875万人に減ることが予測されており、財務省は、10クラス当たりの先生の数をいまと同じ 18人に据え置いても、24年度の教職員数は3万7千人減らせるとしたものです。
教職員の削減により、人件費の国負担を 780億円削れると試算したとのこと。
これに対して文科省は 24年度までに 5千人の削減にとどめる方針を出しており、財務省案に強く反発しています。文科省は、相次ぐいじめや不登校などへの対応のため、「学校の厳しい実態を無視した非現実的なもの」、「すでに教員の負担は限界」 としている。

確かに両省の言いたいことはわかる気がします。
教員一人当たりの生徒数については、世界の中でも日本は高いということもあり議論が続いております。しかし、現在の教師一人当たりの人数は、各県ごとにまちまちです。

総務省の 「日本の統計2015」 によれば、本務の教員で見ると、小学校では、神奈川、埼玉が一人当たり 19人と多く、高知、徳島、島根が 11人台となっています。
中学では、神奈川、愛知、東京で 16人台、低いところでは、島根、高知が 9人台となっています。

この数字を見る限り、教師一人当たりの人数と学力に相関関係があるようにはみえません。
結局、文科省、財務省のバトルは、予算の問題だけなのだと思います。
本来、国として考えなければならないことは未来のこの国のあり方のはずです。方向性として、教育の力によって、どのような人材を社会に送り出すのかという姿勢が問われているのです。
学力低下の問題やいじめ問題が多発する現在の教育の問題は、人数の問題では絶対にありません。

日本教育技術学会の会長であり TOSS代表の向山洋一先生は、産経の記事の中で 「問題なのは、教師の指導力の質である」 とのべておられます。具体的に調査した結果 「担任別に学力ははっきりと違った」 ことを報告しています。
また向山先生によると、
「クラスの人数が少なければ少ないほど教育効果があるのであれば、僻地 (へきち)、離島などで担任一人、子供一人の学級の子は、学力テストなどで高得点をとるはずだが、そうはならない」、
「学級は、集団があってこそ、教育効果が高い面もある」、
「クラスの中では 『できない子』 は 『できる子』 から学んでいるのである。算数だけではなく、鉄棒も野球も絵も、上手な子を見て、学ぶのである」 と教育の現実について指摘されています。

私たちはいじめ相談を受け、多くの先生たちとも話し合っています。
その中で感じることは生徒指導のみならず学力指導の面においても、教員の質こそが、教育再生の鍵だということです。

教員の採用や、教員免許において学力でのみ計られているように見えます。「教える技術」 と 「自分が知識を持っていること」 とは、明らかに別の能力です。
運転免許のように実地試験がいるのではないでしょうか。「仮免があって、本免がとれる」 というように教える能力も判定すべきです。
教師として必要な能力を育てるシステムこそ、今の日本に必要な改革のはずです。

そうは言っても 「いじめ」 は待ってくれません。
毎日、毎日、いじめの相談にのり、いじめ解決を繰り返しながら子供たちにとって日本の教育がより良くなるために力を尽くしていきたいと考えております。
いじめや不登校、少し気になる学校の様子など気になることがありましたらご遠慮なくご連絡ください。

いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

【参考】 産経新聞記事

http://www.sankei.com/life/news/151125/lif1511250013-n1.html


井澤一明ブログ: http://ameblo.jp/kzizawa/
Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawa
Twitter: @kzizawa


 

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[ 2015/12/05 11:30 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

◆◇ いじめとマスコミ ◇◆ 

151202 クラーク

◆◇ いじめとマスコミ ◇◆

 先日、札幌市内の私立中学1年の男子生徒 (12) が入学直後から半年間にわたってクラスメートらからいじめを受け、退学していたことが報道されました。

 朝日新聞の記事によると、男子生徒は、 殴る、蹴る、床に押し付けて髪の毛を1本ずつ抜く、シャープペンシルで腿を何回も突き刺す、お茶を顔に吹き付けるなどの暴力、 さらに、「下の下の人間」、「(お前は)俺のおもちゃだ」 などの暴言や、「LINE」 で、「こ・ろ・す・ぞ」 というメッセージが送られるなどのいじめを受けていたことがわかりました。
 そして、9月18日から不登校になり、10月末に退学。
 男子生徒の母親は、 「息子が連絡帳で訴えたのに、担任はなぜいじめを防げなかったのか。相談から2カ月もたつが、学校からは調査結果も知らされていない」 と憤っている。
 校長は、 「担任はふざけているのだと思い、いじめだと考えなかった。生徒と母親には申し訳ない」 と述べ、学校側は、加害生徒らは謝罪の意思を示しており、同校もいじめを見抜けなかったなどとして謝る方針。主導した生徒を停学処分にし、ほかに関与した生徒らとともに指導する、などと報道されています。
(2015年11月15日付朝日新聞記事より)

 いじめられて助けを求めたら 「ふざけていると思った」 など、とても信じられません。
 しかし、マスコミの取材を受けたことで、それまでいじめ解決に消極的だった学校が、ようやくいじめ解決に向けて重い腰を上げたようです。謝罪や加害生徒を停学させる方針などが示され、いじめが解決の方向に向かっているようで、被害者側もほっとしているのではないかと思われました。
 
 ところが、この札幌の私立中学は、この報道の後、学校で保護者会を開き、校長が、「被害生徒は、大げさな反応をする子だ」 という趣旨の発言をしたと報道されています。

 さらに、朝日新聞に対しては、「取材内容と異なる報道がなされたことに対して抗議する」 と宣言し、テレビ局については、放送倫理・番組向上機構 (BPO) 放送人権委員会に申立てをしたことを報告する書面を配布しました。
 学校のホームページにも、この書面を掲載しました。

http://www.s-ohtani.ed.jp/news/wp-content/uploads/2015/11/e4bf9de8adb7e88085e59084e4bd8de69c80e7b582efbc89.pdf
 この反論がネットで取りざたされると、学校はこの書面をすぐさまームページから削除しました。

 この被害生徒の保護者からお電話をいただきました。
 「いじめは解決に向かってなどいません。学校側からは相変わらず何も連絡がありません。今までこちらから学校に連絡しても調査中だと言われて、お願いしても校長は1度も会ってくれませんでした。
 また、学校はいじめの事実を認め謝罪した、と報道されたようですが、いまだに、学校からも加害生徒たちからも謝罪はありません。謝罪する予定も聞かされていません」と話されていました。

 加えて、「LINEで 『こ・ろ・す・ぞ しね』 とのメッセージを送られたなどと報道されているのですが、いじめは LINE いじめだけではありません。
 ほかにも、フェンシングポーズで みぞおちを殴る、あざができるほど蹴る、腕を強くつねってきて あざがたくさんできる、床に倒して 顔を踏みつける、ひじ打ちを顔に受けて ケガをさせられる、『人間のクズ』、『キチガイ』、『お前も父親死んで大変だな、でもこれからも、おまえに対する対応は変わらず…やるから!』 と 罵声を浴びせられましたし、制服のシャツを ボールペンで汚す、授業中に邪魔したりと、実際にはもっとひどいことをされていたのです」 と訴えておられました。

 学校との交渉については、
「保護者として、書類で謝罪や加害生徒の処分を要望しましたところ、校長名義のたった1枚、『ご報告』 なるものが郵送されてきました。
 そこには、いじめ等の事実関係は現在調査中で、直接、息子から話を聞きたいと書かれていました。
 息子は、私が学校のことを話題にしようとするだけで、急に泣き叫んだり、『死にたい』 と繰り返すほどのパニックになってしまいます。
 とても先生たちと話せる状態ではありません。
 このことを知ったうえで、学校は、『話さないんだから、対処できないのは息子の責任だ』 と責任を私たちに押し付けてきているように見えますし、本当は、最初から対応するつもりなど全くないんじゃないかと思います」

 被害生徒の保護者は、学校側にますます不信感を募らせています。
 今後もこの事件の経緯を見守り、この方のお役に立ちたいと思っています。

 この事件はまだ続きます。
 マスコミの皆様もぜひ引き続いて取材し、真実を追求していただきたいと思います。

 一般的に、マスコミの力を借りることは、いじめ解決の有効な手段の一つです。
 学校や教育委員会にいじめを相談しても解決しない場合、マスコミに訴えて、マスコミが動いて学校に取材に行ったり、記事になったとたんに、学校側がいじめ解決に乗り出し、解決に至ったというケースは多々あります。
 いじめに気付いたら、私たちにご遠慮なくご相談ください。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井妙子

※ブログに本件を掲載することについては、いじめ被害者の保護者から承諾をいただいています。


 

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[ 2015/12/02 10:37 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)