◇事務長メッセージ◇
ゴールデンウィークを前にして熊本では、いまだに地震が続き、多くの方々が避難生活を送っています。
多くの学校も、避難所になったり、危険で入れなかったりで、生徒たちも授業が始まらず、不安な日々を送っているところだと思います。
学校の再開も、ゴールデンウィーク開けになるという報道もありました。
1日も早く、地震が沈静化し、安心した生活を送ることが出来るよう、心よりお祈り申し上げます。
さて、この週末から、ゴールデンウィークが始まります。長く取れば、10日間のお休みになる方もいらっしゃいます。
このゴールデンウィークの過ごし方が、子供たちの学校生活に対して、とても重要になってくるのです。
実は、5月というのは、いじめが発生しやすくなる時期でもあるのです。
新しい学校、新しいクラスが始まって、約1か月がたち、クラス内での自分の位置というものが決まってくると、いじめのターゲットも決まってくるからです。
また、5月病にかかってしまい、不登校になってしまうケースも出てきます。今や、5月病は低年齢化し、小学生や中学生にも広がってきているのです。
こういったことを、未然に防ぐためにも、ゴールデンウィークの過ごし方が大切になります。
その過ごし方ですが、
1.規則正しい生活
2.子供たちとのコミュニケーション
3.運動とスキンシップ
これらの点を注意して、子供たちを見守ってあげていただきたいと思います。
夜更かしをせず、早寝をして睡眠時間を十分取ること。
生活の中で自然に子供たちと会話をし、いろいろな事を聞いてあげること。
子供と触れ合いながら、楽しく汗を流すこと。
この様なことを参考にしていただき、この1か月で疲れ切った子供たちの心をリフレッシュするということを中心に考えてみて下さい。
また、普段できない子供とのコミュニケーションを通すことで、親と話が出来るという安心感が生まれます。
親と安心して話が出来れば、何かいじめなどの問題があれば、子供は相談してきます。
その絆が大切なのです。早く相談してもらうと、解決も早いのです。
ぜひ皆さんで工夫して、ゴールデンウィークを有意義に過ごしていただきたいと思います。
旅行に出かけるのも楽しみですが、近くの公園でも楽しい時間は作れると思います。
この時間が、子供たちに取って、プラスのエネルギーとなり、5月からの学校生活が楽しい時間になるようになればと思います。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和

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子どもの心を守り未来へ一歩を踏み出すために いじめを解決するには、子どもは親が命がけで守る、と決意し、相手方にいじめは犯罪であることを認識させ、加害者に反省を求め、謝罪に至らせる、というのが本道であります。
しかし、現実には、親がいくらアンテナを張りめぐらせていても、親の知らないところでいじめが起きていたりします。そのため子どもの出すシグナルに気付かず機会を逸して、不登校になってしまい、どうしていいかわからないまま苦しんでいる親子が全国にはまだまだ多いのが現状なのではないかと思われます。
特に、中学生の男子は思春期特有の自我の芽生えもあいまって、親にはその想いをなかなか言わない伝えないケースも多々みられます。
学校の担任に相談しても、
「仲いいですよ。お互いさまじゃないですか。彼も言い返したりしていますし・・」
と結構つれないように言われショックを受けたりします。
ただ昨今は、保護者からいじめの疑いの訴えを聞いた場合、担任だけで握りつぶせる時代ではなくなりました。
大抵の場合、学校では、担任から学年全体、学年主任、生徒指導主事、教頭、校長と情報共有が行われ、なんらかの対策を求められます。
担任も指導内容を報告しなければならないのです。
担任は加害生徒を指導すると同時に、被害生徒にも言います。「少し距離をとれ。かかわるな。」と。そこで、被害生徒は、通学路では、部活の先輩や後輩といっしょに歩いたり、ランチや放課時間には他のクラスの友達と会話をしたりして、加害生徒と距離をとるように努めたりします。確かに初期であれば、功をそうする場合もあります。
しかし、対処方法だけでは、根本的な解決にはなりません。あまりにも少子化が進み、特に地方では、小学校1校がそのまま中学校1校に進学したり、人間関係が9年間変化しない地域もあったりします。結局、本質的な問題は、子どもたちが非常にせまい逃げ場のない人間関係の中におかれていることです。
海外でも人気の日本発ヘビメタバンド、BABYMETAL(ベビーメタル)の「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の歌詞には、
「涙見せずに 泣き出しそうな夜は
心の奥の部屋に ひとり
傷つけたのは 他の誰かだけじゃなく
気付かないふりしてた 仲間」
とあります。
そうなのです。「自分の親友や友達と思っていた人たちが助けてくれなかった。」これが一番のダメージです。
もしも勇気を出して、誰かが声をかけてくれたら・・・・、そういった場面の積み重ねが、最悪の結果を防止することになります。
時として、男子生徒にとっては、「うざい」ママの小言よりも親友たちの友情のほうが、心を開放させ、勇気ある一歩を進めるきっかけとなることもあるのです。
ただ、そうは言っても、周囲の子どもたちが声を上げるにはとても勇気がいります。教師、大人たちが子どもたちの勇気を後押ししてあげる必要があります。
もちろん、学校から逃れる方法もあります。
学校にいじめの事実を認めさせ、教育委員会を通じて、短期学区外通学許可といった、転居をせずに、他の学校に変わるという選択肢もあります。子ども適応センターや公的相談機関に行ったら、イメージのまったく異なる、優しい先生に巡り合うチャンスに恵まれることもあります。また、フリースクールや塾に通い、登校日数に数えてもらえるよう教育委員会から許可をもらうことも今は可能です。
つまり、登校扱いしていただき、進学に不利益にならない方法が用意されています。残念ながら、このことを多くの保護者は知りません。将来を心配しなくていい時代にと変化しているのです。
そういった意味で、保護者の不断の努力は必要です。
ほんとうの一番の問題は、傷ついた子どもの心のリカバリーなのです。
ここで、中高生に絶大なる人気をほこる、SEKAI NO OWARI(セカイノオワリ)の曲「RPG」を紹介しましょう。
こんな風に未来と希望を歌っています。
「空は青く澄み渡り 海を目指して歩く
怖いものなんてない
僕らはもう一人じゃない」
子どもは、子どもと関係性を築いていくことで、人として成長し、勇気をもらって前に進んでいくことができます。それは、とても幸福なことなのだということを知っていただければ嬉しく思います。
私たちは、早めの判断ができるよう支援してまいります。
いじめから子供を守ろうネットワーク 名古屋代表
スクール・ソーシャル・ワーカー 堀田利恵

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◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ 「お互いを知る」からいじめが起きる ◇◆4月に入りました。
家の近くの街路樹も桜につづいて、ハナミズキが咲きはじめました。
その道を登校する新一年生の小さな小さな姿に新鮮な驚きを感じます。
学校生活は始まったばかりです。
新しい学校や新しい学年になったばかりの今頃は、いじめの相談が少ない季節でもあります。
見知らぬ人との間ではいじめは起きません。
残念なことですが、お互いを知ることで、いじめが生まれるのです。
はじめはおどおどしながら級友との接し方をさぐっていた子供たちですが、徐々にクラスの中での立ち位置が決まってきます。
リーダーシップがある、運動が得意、勉強ができる
よく気がつく、芸能人やテレビに詳しい、忘れ物が多い、よく話す
元気がいい、おとなしい、本が好き、などなど
周りの子の特徴が分かってきます。
お互いの距離が近くなり、遠慮がなくなってきて、
そしてある日、「いじめ」 が起きてしまいます。
今の時代は 「いじめ」 が起きることが当たり前の時代です。
自分の感情を抑えられない子が多いのです。
どのようにしたら 「自制心のある子」、「自立する子」 を育てることができるか、悩むことが多いと思います。
ですから 「我慢できる子を育てる」 ということを考え続けていくことが必要だと思います。
そして担任の先生にとっても、4月は、いじめの無いクラスをつくるためにとても大切な月です。
子供たちの「自制心」を引き出すために、ぜひとも
「いじめは犯罪です」、「私は、いじめを絶対に許さない」
「いじめられたら言ってきなさい。先生が守ってあげます」
と宣言していただきたいと思います。
さらにもう一点。
この時期は子供たちの 「人間関係」 について注意を払う必要があります。
いじめは 「いつもの仲良しグループ」 から始まることもよくあるからです。
先生方からも 「いじめと遊びの区別がつきにくいので叱りにくい。どこで区別したらいいですか」 という質問を受けることがあります。
担任にいじめの相談をしても
「いじめではないと思いますよ。いつも一緒に遊んでいますから」 と取り合ってもらえなかったというお母さんの話もよく聞きます。
確かに、最初は仲良く遊んでいるのです。
プロレスごっこや、お弁当グループで話をしたり、ドッジボールで遊んだり、同じ部活になった子たちとふざけあっているなどなど、見ていても楽しそうです。
しかし、その関係が少しずつ、少しずつ変化してきます。
その中に、いつの間にか、いつもプロレスの技をかけられている、いつもボールを当てられている、毎日、道具を片付けさせられている、という状態になってしまう子がいます。
「仲良し」 が 「いじめ」 に変わってしまうのです。
しかし、先生も含めて周りの子はいじめに気付かないことが多々あります。
「一緒に遊んでいる」という認識のままなのです。
そしてなにより怖いのは、いじめている子さえも「遊んでいるんだ」としか思っていないのです。
繰り返しになりますが、4月は、「いじめの序章」 ともなりえる大事な時期です。
保護者の私たちとしては子供たちの友人関係に心を配ることが大切です。
子供たちが学校から帰ってきた時の声に耳を傾けてあげてください。
子供たちの声から、そのトーンや態度から、その後ろにある学校の様子を聞き取っていただきたいのです。
なにか不安に思ったりしましたらぜひご相談ください。
いじめの処方箋は 「早期発見・早期解決」 です。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
代表 井澤 一明
井澤一明ブログ: http://ameblo.jp/kzizawa/Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawaTwitter: @kzizawa

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★☆ 義務教育学校がスタート ☆★ 新しい年度が始まりました。
4月は、学校や仕事、周囲の人間関係など環境が大きく変化する時です。子供たちはもちろんのこと、私たち大人であっても、期待と不安が入りまじる時期なのではないでしょうか。
先日、私の妹が、保育園に通っている3歳の息子を4月から新しい保育園に転園させる話をしていました。
私はその甥っ子に 「新しい保育園に行くんやね。楽しみ?」 と質問してみました。すると甥っ子は、しばらくの沈黙の後 「・・・友達、誰もおらへん。」 と不安げに答えました。
3歳の子供にとっても 「環境の変化」 というのは大きなことなのだと実感しました。
昨今、教育界において 「小1プロブレム」 「中1ギャップ」 「高1クライシス」 、更には 「小4ビハインド」 という言葉をよく耳にします。これらの用語は、進級や進学などの子供たちの教育環境が大きく変化する時期に起こりやすいリスクを示す言葉です。(注1)
環境の変化に馴染めずに不登校やいじめ、学力の低下に直面する子供たちが急増するという教育課題への関心は、年々高まっています。
このような課題を解決する一つの手段として、近年、公立の 「小中一貫校」 が注目を集めています。小中一貫教育は全国211市区町村で1,130校が実施しており (平成26年5月現在)、これらのほとんどで 「中1ギャップ」 解消などに、実際に成果があったとの報告が上がっています。(注2)
このような流れの中で、昨年6月、「学校教育法」 が改正され、「小学校」 や 「中学校」 に加えて 「義務教育学校」 というものが認められました。
「義務教育学校」 とは、9年間で小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う学校です。今春からスタートしています。
義務教育学校の特色としては、9年間の義務教育期間を 「6・3制」 にこだわらずに 「4-3-2」 や 「5-4」 など柔軟に区切ることが可能となり、一人の学校長が一貫して指導することによって、小中一貫校よりも 「中1ギャップ」 の解消に効果があるのではないかと言われています。また、学習内容なども学年に縛られずに前倒しで教えることも可能となり、学力向上にも大きな期待が寄せられています。
一方でいくつかの課題もあります。
義務教育学校の教員は、小学校及び中学校の教員免許状が両方とも必要です。
ただ当面は、小学校免許状で小学校相当課程 (前期) のみ、中学校免許状で中学校相当課程 (後期) のみを教えることが認められています。現在は有資格者を増やすべく小中の教員免許状の併有を勧める施策がとられています。
このような中、実際に中学校の教員に小学校の全科目を担当することができるか、中学生を相手にしてきた教師に 小学校1年生のクラス運営、たとえば、トイレの使い方や給食のお世話、さらには、おもらしの後始末ができるのか という疑問が投げかけられています。
さらに、転校に関わる課題もあります。義務教育学校はそれぞれの学校が柔軟に学年や学習内容を設定することができますので、普通の小中学校から転校した場合、授業の進み具合がすり合わないということが起こることが予想されます。
このような課題はありますが、子供たちの環境の変化に柔軟に対応できる体制を整えることは重要であると思います。
一方で、最大の課題ともいわれている 「中1ギャップ」 そのものに根拠がないという研究結果を公表しているところもあります。(注3)
いじめや不登校、学力低下などの問題を説明するために 「便利に」 用いられている「中1ギャップ」 という用語ですが、「中1でいじめなどが急増することはない」 という声も大きいのです。
私の意見としては、冒頭に述べたように、人間にとって環境の変化は常に起こるものであり、子供のころにこの環境の変化を乗り越える経験も一つの教育であろうと思います。
したがって、学校や教育制度だけに頼らず、家庭での教育も大切だと思います。
その上で、文科省側としては、「いじめ」 や 「不登校」、「学力」 などといった教育課題を 「環境の変化」 のせいにのみせず、解決していくための方策を提言していくべきです。
そのためには、教育行政の規制を緩和していくこと、自由で柔軟な教育が行われていく方向に日本の教育行政も変化していく必要があると強く思います。
担当 和田 みな
【注1】
「中1ギャップ」 とは
小学生から中学1年生になったとき、学校生活や授業のやり方が今までとまったく違うため、新しい環境 (学習・生活・人間関係等) になじめずに、不登校となったり、いじめが増加するという現象。
原因として、授業形態の違い (小学校では学級担任制、中学校では教科担任制)、生徒指導方法の違い (中学校は小学校と比較して生徒に課せられる規則が多く厳しい生徒指導がなされる傾向)、各児童生徒の小学校時点における学習上の問題や生徒指導上の問題が中学校と十分に共有されていない、上級生や教職員との人間関係も小・中学校間で違いがある等が考えられる。
「小1プロブレム」 とは
小学校に入学したばかりの小学校1年生が、集団行動が取れない、授業中に座っていられない、話を聞かないなどの状態が数か月継続する状態。
これまでは1か月程度で落ち着くと言われていたが、これが継続するようになり就学前の幼児教育との関連や保護者の養育態度が注目され出した。
「高1クライシス」 とは
高等学校進学後、学習や生活面での大きな環境変化に適応できず、生徒が不登校に陥ったり、退学したりする現象。クライシス というのは 「危機」 のことで、ケースの大半が高校1年時に集中していることからこのように言われる。
「小4ビハインド」 とは
算数・数学の基礎基本が、ほとんど小学4年生までに集約されていることから、小4の段階までに身につけていないと、小5以降の算数や、中学校での数学の習得が困難になること。
【注2】
「小中一貫教育等についての実態調査の結果」 (平成27年2月 文部科学省初等中等教育局)http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/ikkan/__icsFiles/afieldfile/2015/05/08/1357575_01.pdf【注3】
生徒指導リーフ「中1ギャップ」の真実 (平成26年4月 文部科学省国立教育政策研究所)https://www.nier.go.jp/shido/leaf/leaf15.pdf

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ハンバーガー店で
いじめ防止 ポスターを発見! 【茨城県】 茨城県のハンバーガー店の 「みんなの掲示板」 に、「いじめから子供を守ろうネットワーク」 のポスターが貼られていました。
子供たちや保護者、家族連れが多く訪れるお店です。 ポスターは 「いじめはいけない」 と呼びかけるとともに、「いじめ無料相談」 の連絡先も明示しています。
ポスターをご近所の学校やお店、ご自宅の塀などにお貼りいただける方はお気軽にご連絡ください (電話番号: 03-5719-2170 )。送付させていただきます。 【いじめから子供を守ろう ネットワーク】

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◆◇ いじめによる不登校 ◇◆ 先月、文部科学省から、いじめによる長期の不登校に関する指針が発表されました。
いじめによる不登校の中でも、特に 「重大事態」 となった場合の調査等について、そのあり方を学校等に示したものです。
2013年9月に施行された 「いじめ防止対策推進法 (いじめ防止法)」 は、「重大事態」 を、(1) 心身や財産に深刻な被害が生じた疑いがある場合、(2) 相当期間欠席を余儀なくされている疑いがある場合 としています。その上で、学校や教育委員会に調査組織の設置を義務付けています。
この (2) の 「相当期間」 は、文科省の「不登校」の定義を踏まえ、年間 30日を目安にしています。
ただし、児童生徒が一定期間、連続して欠席している場合は、この目安にかかわらず迅速に調査に着手することを、文科省の 「いじめ防止基本方針」 は規定しています。
しかし、自治体によって対応にばらつきがあることが課題とされています。
今回の 「指針」 には、以下のようなことが示されています。
・学校は、重大事態に至る前 (判断の目安となる30日になる前) から、教育委員会などに報告・相談すること。
・同じく重大事態と判断する前から、関係する児童生徒から聴き取りを行うこと。
・重大事態が発生した場合は 7日以内の報告が望ましい。
・いじめられた児童生徒を徹底して守り通すということを教職員が言葉と態度で示すこと。
・いじめた児童生徒に対しては、その行動の背景に目を向けるなど教育的配慮の下で指導を行うこと。
・いじめを行った児童生徒への指導・支援方策も記載すること。
・詳細な事実認定が必要な場合は、弁護士や警察OBなど外部の専門家への依頼も検討すること。
・調査結果はいじめられた児童生徒や保護者に説明すること。
・調査結果を調査報告書にする。
・調査報告書などの保存期間は 5年とすることが望ましい。
この指針では、学校のとるべき対処として、重大事態に至る前から、報告、相談、聴き取り調査など行い、迅速な報告を求めています。
また、いじめられた子供を守る姿勢を明文化し、調査に専門家を入れることを促し、調査結果の説明、調査報告書の作成、保存など、いじめ被害者側に立った内容となっています。
従って、「被害者の立場に立つという姿勢」を鮮明にした点は高く評価できると思います。
ただ、私たちへの相談では、
「不登校になっているのに学校がいじめを認めない。第三者委員会にいじめを調査してほしい」
という保護者の方も少なくありません。
重大事態と判断されたならば、ただちに 「第三者委員会」 を設置することを盛り込む必要があると思われます。
さらに 「第三者委員会」 の公平性・中立性を保つために、委員の人選については、学校側の言い分が通るようなお手盛りの委員とならないように、被害者側が推薦する人を委員とすることも検討すること、被害者側の了解を得ること等の、被害者側の意向を尊重することを指針に入れることも必要です。
ともあれ、皆様とともにこの指針が徹底されることを注意深く見守ってまいりたいと思います。
私たちは、お子様のいじめについて相談を承っています。
気になることがございましたら、ご遠慮無くご相談ください。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井妙子

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広島県 「海田市祭り」 に参加!
講演会 「いじめ解決 大人の出番!」 開催
音楽ライブも大盛況!
【いじめから子供を守ろうネットワーク 広島】 3月27日(日)、広島県海田町で開催された 「第4回海田市祭り」 (かいたいちまつり) に、今年も、「いじめから子供を守ろう ネットワーク広島」 が出展しました。
【写真】 「いじめから子供を守ろうネットワーク広島」のブースを訪れる来場者の方々 今回の海田市祭りでは、特別企画「いじめ解決 大人の出番!」 講演会を開催。井澤一明(いじめから子供を守ろう ネットワーク)代表が、現代のいじめの実態、解決方法などについてお話しさせていただきました。
【写真】 井澤一明代表が講演 ステージでは音楽ライブを行い、いじめ撲滅、いじめ被害者への励ましソングを歌い、多くの来場者の方々に私たちの活動をアピールすることができました。
【写真】 音楽ライブ 「いじめから子供を守ろうネットワーク広島」 の山本代表 (左)らが熱唱 皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
【いじめから子供を守ろう ネットワーク広島】

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