◆◇ 子供の命を守ろう ◇◆ 日本全国、多くの学校で夏休み明けとなる 9月1日。
内閣府が365日別に分析したところ、子供の自殺は9月1日が最多となっている。
学校に行きたくない、でも学校に行かなくてはならない。そんな子供達が死を選んでいるのだとすれば、あまりにも悲しい。
夏休み明け、子供に 「学校に行きたくない」 と打ち明けられた親は、「怠け」 を疑うであろう。しかし、1学期にいじめなどの深刻な事態があれば、夏休み明けに学校に行きたくなくなるのは普通のことだ。仮にいじめが解決したとしても、夏休み明けにどうしても学校に行けないこともある。
それは 「派生の原理」 というものがあるからだ。心に強く刻まれる快・不快は広がってしまうのである。
学校で誰かにいじめを受ければ、その相手だけでなく、周辺に対しても拒絶する思いは広がる。いじめの加害者が仮に転校したとしても、いじめのあった教室や学校、他の級友にまで恐怖や不安が広がってしまうことがある。そうなると学校に足を運ぶことが難しくなる。
死を選ぶ子供は、決して人生を終わらせたいと願っているわけではない。苦しみを終わらせたいだけだ。死にたいと思うほど人生を真面目に考えているのだ。そして苦しみを終わらせるには、死ぬことしかないと思いこんでしまっている。
人生は、人の数だけ生き方がある。学校に行くだけが人生でもない。多くの可能性や方法、考え方に気づかせることで、子供の命を救うこともあるだろう。それが大人の役目だ。
かつて文部科学省にいじめ自殺を予告する手紙が届いた際、当時の東京都知事石原慎太郎氏は、いじめについて 「自分で戦ったらいい。ファイティングスピリットがなければ一生どこへ行ってもいじめられるんじゃないの」 と語った。
そう語った石原氏は17歳の時に、「ただもう学校にいくのがなんとしても嫌でならなかった」 と 胃腸が弱かったのを理由に1年間学校を休んでいる。
人生は立ち向かうだけでなく、上手に避難することも必要なのだ。それが長距離ランナーに必要な心掛けだ。
ただ生きていれば、それでいい。どんな者にも等しく太陽の光は降り注いでいる。立ち止まって、ただそれだけを感じる時間も人生にはあっていいのだ。
担当 守矢 光児

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お知らせ: 9月11日 (日) 午前 10時
北海道札幌市厚別区で セミナーを開催!!
【 いじめから子供を守ろうネットワーク 札幌 】 札幌市厚別区民センターで無料セミナーを開催します?
夏休み明け、いじめが多くなります。
いじめ被害者のSOS に気付き解決に導くのはまず大人の私達です。 何が出来るか一緒に考えてみませんか?
来たる 9月11日 (日) 10時 から、テーマは、「いじめは犯罪! 教室に正義を」。 井澤一明 (いじめから子供を守ろう ネットワーク) 代表が講演します。
講演終了後には、井澤代表による 個別のいじめ相談も承ります (相談無料・秘密厳守)。 相談を希望される方は、ご遠慮なく 下記の連絡先までご連絡ください。
今回のセミナーは、札幌市教育委員会、および、北海道教育庁石狩教育局 から後援をいただきました。
どなたでもご来場いただけます。 入場は無料です。 多くの皆様のご来場をお待ちしています。
いじめから子供を守ろうネットワーク セミナー
~ いじめは犯罪! 教室に正義を ~
日 時: 2016年9月11日 (日) 10時~12時
会 場: 札幌市厚別区民センター 会議室B (住所: 札幌市厚別区厚別中央1条5丁目3-14)
アクセス: JR千歳線 「新札幌」 駅、札幌市営地下鉄東西線 「新さっぽろ 」駅 徒歩4分
講 演: 井澤一明 (いじめから子供を守ろう ネットワーク代表)
入 場: 無 料
後 援: 札幌市教育委員会 北海道教育庁石狩教育局
主 催: いじめから子供を守ろうネットワーク札幌
【お問合せ、連絡先】
いじめから子供を守ろうネットワーク札幌
代表 戸嶋まで
メール tomoko1536@gmeil.com
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お知らせ: 9月10日 (土) 10時~15時
「エルプラまつり2016」 に出展 井澤代表も参加
【 いじめから子供を守ろう ネットワーク 札幌 】今年も、 「いじめから子供を守ろうネットワーク 札幌 」
「エルプラまつり」 に出展参加します!
場所は、札幌エルプラザ3階ホールの中です!
一人で悩まないで?
いじめ相談も受付ます!
? 先生や学校が対応してくれない ?
? 学校に行きたくない ?
? 子供の様子が心配 ?
? 学級崩壊寸前 ?
? いじめ被害者を救いたい ?
【いじめから子供を守ろうネットワーク 札幌代表 戸嶋友子】
「エルプラまつり 2016」 詳しくは次のとおりです。
日時: 2016年9月10日 (土) 10時~15時
会場: 札幌エルプラザ公共4施設 3階会場 (住所:北海道札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ内)
アクセス:■ JR 札幌駅北口より 徒歩3分 札幌駅北口地下歩道出口12番横から建物の中まで直通 ■地下鉄南北線さっぽろ駅より 徒歩7分 ■地下鉄東豊線さっぽろ駅より 徒歩10分
入場: 無 料
★ 「いじめから子供を守ろう ネットワーク」 の展示ブースでは、活動写真を展示し、ご希望の方に、いじめ防止ポスター、いじめ防止チラシなどをさし上げています。
★ また当日は、井澤一明 (いじめから子供を守ろう ネットワーク代表) による 「いじめ相談」 (相談無料、秘密厳守) を、随時 行なっています。 相談を希望される方は、展示ブースまで お越しください。
★ お気軽にお立ち寄りください。 多くの皆様のご来場をお待ちしています!

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☆ いじめ防止対策推進法 改正か? ☆ 今、いじめ防止対策推進法 (以下 「いじめ防止法 」) の見直しが検討されています。
2013年9月にいじめ防止法が施行されて3年、しかし、いまだに、いじめを苦にした自殺は続いています。
いじめ防止法では、施行後3年をめどに、施行状況等を検討し、法改正も含めて必要な措置をすると規定されています。
実際に 「いじめ防止法」 を改正するかどうかは国会議員が判断しますが、文部科学省においても、教育関係者や大学教授、医師、弁護士等を委員とする 「いじめ防止対策協議会」 の中で検討が進められています。
今年度は、すでに、6月30日と8月22日に、同協議会が開催されました。
6月の会議では、「いじめの定義」 の解釈について検討されました。
いじめ防止法における、いじめの定義は、
「一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているもの」 とされています。
当日の配布資料によると、今年3月~6月に行われたヒアリングでは、
「定義が広いため、解釈の仕方が教師によって異なっている」
「いじめの定義どおりに認知を行えば、小学校の低学年では、毎日1クラスで10件以上のいじめが発生していると言える」 等の意見が報告されています。
委員の中からは、教員のいじめに対する捉え方に個人差があるとして、「教員研修の充実」 を求める意見が出された、とも報道されています。
文科省としては、いじめの定義を明確化させるため、いじめ防止法に基づく基本方針の変更などを検討すると言います。
現在の 「いじめの定義」 には、たとえ、本人が 「いじめられていない」 とか、「つらくない」 と言ったとしても、「客観的にみて、いじめと言えるものは 『いじめ』 なんだ」 という視点が、不足していると思っています。
いじめ相談の中には、「本人がいじめられていないと言っているので、いじめではありません」 と、いじめの訴えを受け付けない教師がいるのです。
しかしながら、現在の定義は、「被害者を守る」、「被害者の側に立つ」 という観点から見ても充分にその機能を果たしていると言えます。
いじめの定義の問題ではありません。
「それぞれの教師が、自分の都合の良いようにいじめを解釈している」 という現実があるというだけのことです。
付け加えれば、すでに、文科省は、毎年実施しているいじめ認知件数の調査結果の中で、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」、「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする」等、「いじめ」と認めるべき行為を極めて明確かつ具体的に提示しています。
学校では、年に何回も生徒からアンケートもとっています。まずは、その結果を学校がストレートに正直に報告することが重要です。
ところが、言い訳にしか過ぎないような回答が出ています。
「いじめには、行為に至るまでの人間関係や背景が必ず存在するはずである」とか、
「子供の成長にとって、人と人のぶつかり合いや葛藤等も必要である」とか、
こんな理由で、「これはいじめではない」 として、いじめから逃げることを正当化しようとしている教師がいます。
これでは、どのような施策を行おうとも効果が出るはずはありません。
文科省は、教師としての姿勢、責任の明確化を第一優先で考えていただきたいと思います。必要なのは「教師への道徳教育」です。
教育新聞などによりますと、8月の会議では、いじめ問題に対する 「組織的な対応」 や、「いじめ防止基本方針の浸透状況」 などについて議論されています。
いじめ防止法は、いじめに対して組織的な対応をするために、学校にいじめ対策組織を常設することを義務づけています (同法22条)。
現場からは、
「いじめは指導力不足で発生するという一般的な考えがあって、特に責任感の強い真面目な教師がその考えに陥りやすく、いじめを一人で抱え込む」
「いじめの定義に該当するものをすべて学校のいじめ対策組織に報告すると、生徒指導担当者の負担が膨大になる。授業を担当せず、生徒指導を専任する教師が配置されれば対応は可能かもしれない」
「小学校でいじめ対策の体制が弱いのは担任制であることが一つの要因である」 等の意見がありました。
また、委員からは、「文科省は、いじめはどの学校でも 『起こり得る』 としているが、どの学校でも 『起きている』 との認識を持つべきで、その点について見直してもらう必要がある」 などの意見もあったと報道されています。
これを受けて、教師のいじめの抱え込みを防ぐためには、
・いじめは教員の指導力不足で発生するとの考えの払拭
・生徒指導を専任で担当する教員の配置
・管理職や教委らによる 「指導力不足ではない」 との声かけ、などが提案されたとのことです。
結局、「教師の指導力不足」 と言われるのはいやだということでしょう。
「いじめが起きるのは教員の責任ではない」 というお墨付きをもらいたいと言っているように聞こえます。恥ずかしい限りです。
いじめの解決能力も指導力のひとつですし、日頃の指導力によっていじめの発生件数が左右されることはまぎれもない事実です。
私たちの所に助けを求めて来られる内容を見れば、指導力のない先生によっていじめが解決されずに、不登校になったり、指導力のない先生のクラスが荒れて、いじめが次々に起こるという相談がほとんどです。
安心して学ぶことのできる学校にすることは、教師の責任です。当然のことです。そこから逃げるのであれば、「先生」 ではありません。
文科省には、「逃げる教師」 を 「責任を取る教師」 に育てるというところを真剣に考えて欲しいものです。
「いじめ」 が減らせるかどうかは 「教員の熱意をどのように喚起できるか」 というところに尽きます。
なお、超党派の国会議員の方々においても、学校がいじめを把握した場合には「保護者や教育委員会へ報告することを義務化する」ことを検討していると報道されています。
「教師の熱意が大事だ」 と述べましたが、この点を補完するためにも、「いじめ防止法」 の中に、いじめの隠蔽、黙認、いじめへの加担や助長した教師に対する処罰規定が必要です。
「逃げる教師」 を減らし、「熱意ある教師」 を評価することで、「いじめの抑止効果」 が期待できます。
私たちは、教師と保護者、大人たちが力を合わせて、いじめのない学校をつくるために運動を展開しております。
いじめ相談も承っております。ぜひ、ご遠慮なくご相談下さい。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
井澤・松井
【参考】 いじめ防止対策協議会 (平成28年度)http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/124/index.htm

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◇ 事務長メッセージ ◇
◆◇ 夏休みの終わりに向けて ◆◇ 8月も半ばを過ぎ、多くの学校では夏休みも後2週間ほどとなりました。
リオ・オリンピックも開催中で、日本選手の活躍に、感動しておられる方も多いと思います。
さて、夏休みが終わりに近づいたこの時期、保護者の皆様には気を付けていただきたいことがあります。
それは、子供たちの自殺についてです。
内閣府の調査によりますと、9月1日の子供たちの自殺が突出して多いということです。9月1日だけでなく、8月31日、9月2日も実は多いのです。
文科省でも、夏休みに入る前に、自殺の予防対策に取り組むよう教育委員会や学校に呼び掛け、学校側にアンケート実施のほか、自殺をほのめかす書き込みがないかネットパトロールの強化などを要請しました。
家庭でも、子供たちの様子に注意をしていただきたいと思います。
子供の自殺には、事前に自殺のサインがあると言われています。
・いつもなら楽々できるような課題が達成できない。
・気力がなかったり、腹痛や頭痛がよく起こったりと、体調不調を訴えている。
・部屋に閉じこもることが多く、ため息をついたり、涙を流したりする。
・夜眠られないから昼間寝てしまい、昼夜逆転の生活をする。
この様な兆候があったら、要注意です。
ただやる気がないだけ、サボりたいだけなんじゃないの? と疑いたくなると思いますが、子供が何か悩んでいるのではないか?ということも考えてみる必要があると思います。
決して無視したり、たかをくくったりせず、子供の気持ちを理解して支えることが必要です。
そして、もう一つ見逃せないのは、夏休み中に乱れた生活リズムを元に戻せないというものです。
実は、この生活リズムの乱れは、不登校など様々な問題につながっていく可能性が高いのです。
不登校の生徒が学校を休みはじめた時期については、7月~9月が最も多くなっています。
まずは、就寝や起床、食事の時間をキチンと決めて十分な睡眠をとり、規則正しい生活を送ることから、夏休み明けへの対策を始めることが大切だと思います。
楽しい夏休みは終わりが近づくにつれ、次第に憂鬱な気持ちになるものです。
子供の様子をしっかり観察して、最悪の事態を未然に防ぐように心がけ、残りの夏休みを有意義に過ごしていただきたいと思います。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和

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◆◇ ジャングルから聞こえる ◇◆ 昭和40年代のこと、食生態学者の西丸震也さんが、ニューギニアのオーエンスタンレー山脈の地で、現地の方に聞いた話です。
森の中から声が聞こえるのだそうです。
このニューギニアでは、大戦中に何万人もの兵隊さんが亡くなっています。
米軍から 「日本は、世界最強の抵抗を示した」 と絶賛されたほどの激戦でしたが、戦闘よりも、食料難と無理な行軍のために亡くなった方の方が多かったと言われています。
探検家としても有名な西丸さんは、その時、日本軍が踏破したルートをたどっていたところでした。
日本アルプスが幾重にも重なったような物凄いスタンレー山脈。
そのジャングルの中から、一体どんな声が聞こえるのか、再現してもらったのです。
「しっかりしろ」
「がんばれ」
現地の方は日本語を知りませんでした。
その方は、この声を単なる音として再現したのです。
私は、彼らの言葉に衝撃を受けました。
行き倒れになったら、「自分は一体、どんなことを言うだろうか」 と思ったからです。
たぶん、私なら 「助けてくれ」 「食べ物をくれ」 と、救いを求め続けることしかできないでしょう。
でも、兵隊さんたちは、「しっかりしろ」 「がんばれ」 と、他の人間を思いやり、助けることだけを考えているではありませんか。
「一緒に故郷へ帰ろう。みんなで力を合わせて国に帰ろう」。
そのけな気さに、私は涙流れる思いでした。
日本はニューギアの戦場で、「拠点抵抗主義」 といって、一つの陣地で抵抗している間に次の後退陣地を築造しておいて、少しずつ、撤退をしていくという戦い方をしました。
このような撤退戦を強いられていたため、負傷したり、病気にかかったりして動けない兵隊さんは、置いていかざるをえませんでした。
残していく兵隊さんには、「これから攻撃に行ってくる」 と声をかけたといいます。
「分かっているよ。撤退するんだろう? オレがここで食い止めてやるから、軽機関銃を置いていけ」
これが返事でした。
残った病兵たちは、その陣地で一週間、精強な米豪軍の猛攻撃に耐え続け、手痛い反撃を与えたそうです。
戦死した彼らの日記には、故郷に残してきた娘の写真を毎日眺めて、「会いたい、会いたい」 と涙を流していたことが記されていました。
ただただ、自分の戦友が、生きて故郷に帰れることを願いながら、最後まで戦い続けたのです。
死してなお、「しっかりしろ!」 「がんばれ!」 という彼らのけな気さ。
「日本人も捨てたものではないな、人間っていうのも、そう悪いものでもないな」 と思います。
現代の社会では、ニュースを見ても、社会や人間に絶望するようなものばかりです。
相模原の障害者施設殺傷事件のような残忍な事件も起きておりますし、教育の現場においても、いじめが無くならないという現状があります。
でも人間の真性は 「善」 です。
どうかどれほど困難でむごい状況に置かれようとも、信じてみようではありませんか。
「いじめ」 に絶望することもあるでしょう。
それに対処する大人たちに対して、絶望することもあるでしょう。
そんなのを許している社会に絶望することもあるでしょう。
しかしそれでも人間の真性は 「善」 です。
身動きのとれない絶望の中で、仲間を助けるために、自分を犠牲にした若者たちがいたのです。
今もなお、ジャングルの中で 「しっかりしろ!」 「がんばれ!」 と、他者を勇気付けようとしている勇者がいるのです。
彼らが残してくれたのは、日本人の、否、人間の素晴らしさです。
絶望しそうになった時には、彼らを思い出して下さい。
「分かっているよ。オレがここで食い止めてやる。軽機関銃を置いていけ!」
人間とは、そんな素晴らしい存在です。
担当 こしがやじろう

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◇ 代表メッセージ ◇
『 生徒指導支援資料6 「いじめに取り組む」 』 に学ぶ 暑い8月が始まります。
7月21日、国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センターは、『生徒指導支援資料6 「いじめに取り組む」』 として小冊子2冊を発表しました。
それぞれ
①「いじめ追跡調査2013-2015」
②「どのように策定・実施したら、『学校いじめ防止基本方針』が実効性のあるものになるのか?」
となっており、サイトからのダウンロードもできます。
①「いじめ追跡調査2013-2015」 の冊子は、平成25年から平成27年までの3年間に渡って、小学4年生から中学3年生までの子供たちを追跡調査した結果をまとめたもので、3年に一度発表されています。
特に6年間に渡って、その子たちの変化が追跡できる調査は日本ではほとんどないのではないかと思います。その意味でも大変、重要な調査だと思います。
この調査は大都市近郊のある地方都市の児童生徒約4800人を対象としています。
重要なデータですから、さらに規模を拡大する必要があります。
観測点も増やすなど大きく展開すれば、地域性についても実態が明確になり、日本のいじめ問題の本当の姿が見えるはずです。この点、国立教育政策研究所に期待したいものです。
さて、今回は、②の 「どのように策定・実施したら、『学校いじめ防止基本方針』が実効性のあるものになるのか?」 を取り上げてみたいと思います。
「いじめ防止対策推進法」 の施行により、全国の学校では 「いじめ防止基本方針」 を策定することが義務付けられました。
そこで、中部地方の小学校2校、中学1校から成る中学校区から2校区と連携して、「基本方針」 を策定、実施を行い、その結果、いじめ認知件数がどのように変化したかを調査しています。
結論としては、「2年間の取組によって成果をあげた」 となっています。
具体的には、被害者の割合としても、男子の 「いじめられなかった」 が、2013年11月に70.3%だったものが、2015年11月には75.4%に、女子は、67.4%が71.3%となり、いじめを受けなかった生徒が増えています。
加害経験の割合としても、男子の 「いじめなかった」 が69.8%から71.9%に、女子は64.5%が76.0%となっており、特に女子においては顕著にいじめをしなかった子が増えています。
「いじめが減った」 理由として次の点が読み取れます。
1. 全教職員が取り組んだ。
2. 点検と見直しを学期ごとに繰り返した。
3. 全教職員が結果を共有し、働きかけるよう研修に取り組んだ。
4. 年3回のアンケートによる実態の把握の実施。
私たちのところに来る相談件数を見ても、学校が 「いじめ防止基本方針 」の策定に取り組んでいる期間にはいじめ相談が明らかに減少していました。
ところが、基本方針の策定が終わったとたんに、いじめ相談が増え、いじめ自殺のニュースも増えてしまいました。
今回の対象となった中学校区では、国立教育政策研究所とのタイアップ研究であることから、基本方針が何度も見直され、その方針の実施についても何度もフィードバックが掛けられています。
つまり、全教員の意識が 「いじめ問題」から離れることがなかったということが大きなポイントだったのではないかと思います。
「いじめ防止基本方針」 の内容よりも、実際には、教員の意識が持続していたことが、「いじめが減った」 という結果となったというのが正直なところではないでしょうか。
実は、このところに国立教育政策研究所の狙いがあったようにみえます。
冊子には 「期待したのは教職員の変容」 という見出しがあります。まさに狙い通りです。
そしてこれが 「サイクルの継続 → 子供の変化」 という見出しにつながっていきます。
本冊子の結論部分として以下のように述べられています。
「いじめについて直接に何かの指導を行うというのではなく、学校が本来行うべき教育がきちんとなされているのか、それは子供にも伝わっているのかを定期的に確認しつつ、中学校区の全職員が気持ちを揃えて日々の教育を充実させた結果、いじめは減っていきました。」
結局、全教職員が問題意識をもって取り組めば、いじめは減らせるということです。
しかも、それはいじめへの取組よりも、子供たちとどのように向き合うのか、子供たちにとっていかに良い授業をするのかという教師にとっての毎日の姿勢によって成し遂げられるということを示しています。
言い古された言葉かもしれませんが、「教師が変われば子供が変わる」 という言葉は真実であると証明したのがこの冊子と言えます。
先生方には、ぜひとも目を通して今後の参考にしていただきたいと思います。
また文部科学省は、国立教育政策研究所の研究成果を単に研究として終わらせないでいただきたいのです。
国立教育政策研究所のこの成果を全国に展開し、全国の学校を指導し、全国でいじめが減ったという結果が出るまでやり続けるべきです。
そこまでしてはじめてこの研究が現実世界で意味を持つものとなると思います。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
代表 井澤 一明
井澤一明ブログ: http://ameblo.jp/kzizawa/Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawaTwitter: @kzizawa

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