NHK 「 ニュース7 」
井澤一明代表への インタビューを放映! 夏休み明けに集中する子供の自殺について、NHKテレビ 「ニュース7」 (夜7時~7時30分) が、井澤一明 代表を取材しました。
8月26日 (土) の同番組で、井澤代表へのインタビューが放映されました。
【写真】 当事務所で取材を受ける井澤一明代表

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◆◇ ネットいじめ解決法① (学校編)◇◆ 新学期が近づいてきました。多くの学校で始業式が行われる9月1日前後に、児童生徒の自殺が多く起きることが問題になっています。当団体にも取材が入り、8月26日のNHK「ニュース7」で取り上げられましたが、今の時期は市町村の教育委員会を中心として、各学校でも注意喚起が行われています。
夏休みは、授業こそありませんが、部活や遊び、塾などを通じて、子どもたちの交流が盛んで、学校の枠を超えて、人間関係が広がる時期です。さらに、夏休み前の人間関係をめぐるトラブルが解決されないままに、夏休みに入り、そして、間もなく、学校での再会の時期を迎えるという大変ストレスの高い時期が来ています。
そのため、当いじめから子供を守ろうネットワークでは、主に保護者向けに、子どもたちの変化を読みとり、「無理に登校しなくてもいい」という緊急回避の方法や、「絶対、あなたを守る」という保護者の心構えについて示してきました。
本日は、夏休み中にも起きうる現実的なネットいじめの様相をお知らせし、どうやったら教師が子どもたちを自死させずに、いじめから守れるか、教師側の立場からの解決法を示したいと思います。
〇SNSいじめの発見
ある中学の2年生です。その子たちのイメージをマンガのキャラクターにあてはめて表記してみました。
ドラえもん、のび太、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃん、できすぎくん、そして、転校してきた、ちびまる子ちゃんは、夏休みもSNSで楽しんでいました。
ある日、ささいなことから、ちびまる子ちゃんが仲間外れにされてしまいます。みんなからひどいメッセージを送られて、ちびまる子ちゃんは、苦しみ、「死にたい」と泣いています。変化に気が付いてくれたのは、おじいさんですが、おじいさんはスマホやSNSのなんたるかを知らないため、わけがわからず困っています。しかも、まる子が、「お母さんを心配させたくない。言わないで」と訴えるので、おじいさんはジレンマをかかえ、途方にくれています。
いじめの首謀者はだれでしょうか。もちろん、昔とちがって、ジャイアンではありません。
では、スネ夫ですか。いいえ、実は、「しずかちゃん」でした。
しずかちゃんは、のび太のような、ダサい言い回しはしません。できすぎくんと同じように、誤解されない言いまわし方や書き方に長けていますが、できすぎくんと違うのは、裏で手をまわすということができるのです。
(注:夢のあるアニメのキャラ設定を壊すつもりはありません。読者にわかるキャラを使っているだけですのでお許しください。)
まさか信じられない・・・私もそう思います。
もしかしたら気付かれたかもしれませんが、このしずかちゃんは、男の子達とばかり遊んでいます。
女の子のグループ内で人間関係に失敗したのかもしれませんし、単細胞の男の子を思うままにすることが楽しいのかもしれません。あるいは、できすぎくんが好きなのかもしれません。
実は、できすぎくんが、転校生のちびまる子ちゃんに優しくしたことに、しずかちゃんが嫉妬したことから、陰湿なイジメが始まったのです。
それだけではありませんでした。今度は、いじめる側だったスネ夫が、グループ内でいじめのターゲットになってしまい、たまたま、スマホを見たスネ夫のママから、中学校の担任にいじめ相談がもたらされました。
PTA役員のスネ夫のママは、「こんなことにスマホを使うなら、もう取り上げます。」と言って怒っています。
このように、いじめは実際に被害にあった保護者から発覚することが多いのです。保護者に社会常識があったり、学校に協力的であったり、子どもに対して行動規制がきく、「普通」の保護者から情報がもたらされます。子どもと自分を同一視したり、子どもの顔色をうかがうような保護者からはほとんど出てきません。
〇情熱あるひとりの教師から、解決のすべては始まる
様々なケースの相談を受けてきましたが、初期対応といわれる、最初に相談を受けたこの場面が非常に重要です。ことなかれ主義の先生やスルー先生、処理を後回しにする先生にあたると、後手後手になり、決して子どもの命は守れません。
まずは、担任の先生が、「どんな理由があろうとも、いじめは絶対ゆるさない。」と宣言することから始まります。(心の中でかまいません)
次に重要なことは、冷静に事実把握をすることです。ただちに、スネ夫のママからスマホでのやりとりの全貌を見せてもらい、必ずプリントアウトしておくことです。
そして、スネ夫のママには口外しないよう約束していただき、学校も、「ここがニュース源だとは明かさないように努力します」と約束して安心していただくことです。
(場合によっては、「教室の正義のためにママを活用させていただくこともあります」と言うこともありますが。)
ここで、急がねばならないのは、スマホの内容を消される前に、口の堅いドラえもんやニュートラルな立ち位置の子からも事情を聞き、別の角度からも確認していくことです。
〇教員同士のチームワーク、結束の固さが解決を早める
さらに、別のクラスの担任、学年主任、部活の先生など関係者と情報共有をします。
なかには、「優等生で先生に協力的なしずかちゃんが首謀者と認めたくない」、「信じられない」、「処罰したくない」、という意見も出てくるでしょう。
けれども、「今、しなくてはならないのは、いじめを止めさせること、ちびまる子ちゃんの心身を守ることだ」と、意見を統一して、一致団結することです。
さらに、生徒指導主事、教務主任、教頭も交えて、「チームワークで意思統一できるか」、「その後の指導方法の統一性を持たせることができるのか」、「保護者対応を足並みそろえてできるか」、「集団への指導はどのようにするか」をよく話し合い、実行できることが大切です。
解決の早い学校は、いじめ発覚から学校の意思統一まで、一日もかかりません。そして、実行です。
〇校長が即決即断すること
最終責任者は校長先生ですので、校長には腹をくくっていただきます。日頃から、先生方とコミュニケーションがよくとれ、謙虚で人格者であり、先生方からも慕われており、歩く聖職者のような校長先生のもとでは、判断は、即断即決で行われます。
SNSに悪口などいじめの書き込みをしていた子どもたちを呼び出して、厳重注意をします。複数の子どもたちが関与している場合が多いので、複数の先生で、児童生徒一人ずつに、「いじめは他の子の心を傷付けるもので、決して許されない」と指導し、いじめ加害児童生徒たちから、被害を受けていた子たちに謝罪させ、「2度といじめはしない」と約束させます。
加害児童生徒の保護者に、子どもがSNSいじめをしていたことを連絡して、家庭内で話し合いをしてもらいます。
一見、解決したように見えても、心配な面もありますから、夏休み明けには席替えし、加害者と被害者とを近くの席に座らせない、別の班にする、宿泊を伴う行事では同部屋にしないなどの配慮も必要です。
被害者のちびまる子ちゃんへの対応もとても重要です。
直ちに家庭訪問するか、保護者同伴で学校に来ていただき、まる子ちゃんが一番心を許している先生が対応します。
前の学年で担任だった女の先生、保健室の養護教員、スクールカウンセラーさん等に立ち会ってもらうことが多いと思います。伝えることは多くなくていいのです。ただ一つです。
「安心していい、先生たちが、あなたを守る」
そして、始業式の全校集会時に校長が宣言します。始業式ではどうしてもスケジュール的にできない場合でも、最低、学年集会を格技場などで行います。5分でも構いません。もちろん氏名を明かしません。
「夏休み中、ネットいじめが行われました。そういったことは絶対に許されないことです。反省しなくてはならない人。反省しなさい。先生たちはすべてわかっています。
何人かの保護者から訴えがありました。みなさんの中には携帯スマホを親に取り上げられた人もいるでしょう。『あいつがやったんだ』とか、お互いに詮索はしてはいけません。誰にでも可能性はあるのです。
今回は名前を言いませんが、いじめはする人が悪いのです。絶対にいじめはしないと誓ってください。二度としていけません。以上です。」
このような宣言で、ネットいじめだけでなく、多くのいじめはストップすることができます。ただ、その後、またタケノコのように出てくる、そういうこともあります。しかし、公衆の面前で指導することはとても大切です。
継続的に安定を維持するには、プログラムのある教育が必要です。
一方で、「教育委員会にまずは報告してから・・」と言いながら何もしない校長の場合、解決にとても時間がかかります。一見すると、頭の良い、いわゆるエリートの校長先生のように見えるタイプに多い気がします。
事なかれ主義の校長先生や、責任を取らない教育委員会担当者にあたった場合、悲劇的な結果をもたらさないとはいえません。だれしも自己保身の気持ちはあります。「ただただ情熱だけでは組織は立ちいかないです」という先生方のセリフも良く分かりますが、必要なことは子どもたちの安心、安全の確保です。
〇「学級集団の理解」がいじめ予防の鍵
声にできない子どもの心、気持ちを調査するためには、早稲田大学の河村茂雄教授が提唱するQ-Uが参考になります。Q-U(QUESTIONNAIRE-UTILITIES)とは、「楽しい学校生活を送るためのアンケート式の心理テスト」のことです。Q-Uは学級集団を把握し、より適切な支援をするための補助ツールです。学級満足度尺度、学校生活意欲尺度、ソーシャルスキル尺度(hyper-QUのみ)より構成されます。
全国の学校の中には、5月~6月にQ-Uテストを行っているところが増えてきました。
ちびまる子ちゃんには、「要支援」や「不満足」という、結果が出ていることだろうと思います。夏休みの前に、クラスの中でどのような立ち位置に置かれているのか、人間関係もQ-Uテストで明らかになります。
一般的に非行傾向の子、いじめ加害者側の子は「満足群」にいることもありますので注意を要します。
このようなデータを活用することは大切です。
〇道徳心を育てる教育プログラムを授業で
Q-Uで集団分析した後、適切な人間関係の形成には、認知行動療法をベースにした、ソーシャルスキル教育が優れた効果を発揮しますので、私としては、この教育の実施をお勧めいたします。
次回は、ネットいじめ解決法② 「道徳心を育てる教育プログラムの授業」をお示しいたします。
村崎 京子(仮名)
元教員、精神保健福祉士、社会福祉士、教育委員会スクールソーシャルワーカー

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第三者委員会を
隠蔽工作に使う学校が ではじめた 8月も終わりに近づきました。来月9月で、いじめ防止対策推進法 (いじめ防止法) が施行されてから4年になります。
学校現場にいじめ防止法はかなり浸透しています。しかしながら、学校の先生方でいじめ防止法を読んでいる方は、まだ多くはないようです。
いじめ防止法によって初めて定められた、「重大事態」 への対応については、文科省が 「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」 を作成し、学校現場への啓発をしています。
これは、いじめで生命、心身、財産に重大な被害を被った疑いがある場合、あるいは、いじめで相当期間の不登校になったという疑いがある場合には、「重大事態」 として、第三者委員会などを設置して事実の検証をするというものです。
この 「重大事態」 の調査ですが、いじめでお子さんが亡くなったような場合には、学校自らが調査するだけでは不充分ですので、第三者委員会で真相を調査することが重要です。しかし、報道を見る限りでは、第三者委員会が様々な問題を含んでいることがわかります。
仙台市や茨城県取手市のいじめ自殺事件では、被害者遺族が、「教育委員会の付属機関だ」 「中立ではない」 などとして、第三者委員会の委員の交代や委員会の解散を求めました。
横浜市の原発いじめ事件では、第三者委員会が 「加害生徒からの事情聴取をしないで結論をだした」 ことが判明しています。
また、第三者委員会は、月に1回程度しか開かれないので、結論が出るまでに何年もかかるということも問題となっています。
このように第三者委員会が、「学校側」 の立場で判断し、被害者に寄り添わない事例が相次いでいます。
第三者委員会には、「被害者側が推薦する識者も委員に組み入れることが当然である」 としていくべきであると考えます。そういう委員がいれば、第三者委員会が被害者側からの聴き取りもしないというような問題もなくなるはずです。
加えて、第三者委員会が乱立される傾向があるので注意が必要です。
近ごろ、私たちのところには、いじめが収まっていないのに第三者委員会が立ち上げられてしまったという相談が相次いでいます。
第三者委員会が立ち上げられると、
(1) 学校は 「第三者委員会の判断に従いますので、こちらではなく第三者委員会に話してください」 といじめ対処をしなくなる。
(2) しかも、委員会は1カ月に1回しか開かれないので、結論が出るまで1年も2年もかかり、その間に加害者が卒業してしまうこともある。
(3) さらに、学校側が選んだ委員なので、被害者ではなく加害者側の主張を全面的に認めるなどの傾向がある。
など、被害者側にとっては、かえって不利になることが多いのです。
いじめが起きているのなら、いじめをとめることが第一優先です。月1回の第三者委員会の結論を待っていても無意味です。
保護者としては、第三者委員会を立ち上げるという動きがあるのなら、断固として阻止しなければなりません。
いじめをとめる、加害者に謝罪させる、これは早急にやらなければなりません。学校が解決する気になれば、いじめは1週間もあれば解決するものです。たった1日で解決することさえあります。
学校や教育委員会にいじめを解決しようとする気がないのであれば、あらゆる手段を使う覚悟が必要です。
地元の議員に連絡をとって協力を依頼する、警察に被害届を出す、法務局に相談する、文科省に連絡して学校への指導を要請する、さらには マスコミに取材してもらう、記者会見をする、などなど、外部の力を借りてでもいじめを解決していかねばなりません。
もう一度いいますが、いじめを解決することが重要なのです。第三者委員会の調査など、その後でいいのです。
いじめかなと思ったら、まずは、ご遠慮なくお電話ください。
いじめの早期解決に向けてお力になれれば幸いです。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井 妙子

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「週刊女性」 9月5日号
井澤一明代表のコメントを掲載
「始業式に自殺する子どもたち」
8月も残りわずかになりました。内閣府の統計によれば、18歳以下の子供たちの自殺が1年のなかでもっとも多い日は 9月1日です。
この問題に関して、女性週刊誌 「週刊女性」 (主婦と生活社刊) が、井澤一明 (いじめから子供を守ろうネットワーク) 代表に取材しました。
8月22日(火)発売の 「週刊女性」 9月5日号は、「始業式に自殺する子どもたち」 と題する記事の中で、井澤代表のコメントを掲載しました。

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◇ 事務長メッセージ ◇
◆◇ 夏休み明けの自殺防止 ◆◇お盆も過ぎ、子供たちの夏休みも後半に入りました。
早いところでは、今週いっぱいで夏休みも終わるところもあるそうです。宿題とか、自由研究とか、そろそろ、焦ってくる時期になります。
見通しの立っていない子供の保護者の皆様は、頭を悩ませていることと思います。自由研究のテーマについては、インターネットを検索すると、様々な情報が出てくる時代なので、昔に比べれば、何とかなるようになってきたのではないでしょうか。
ただ、宿題は、きちんと計画を立てさせ、毎日チェックしていかないと終わらないので、子供との戦いになってきます。気を引き締めてかからないといけません。
親子ともに、大変ですね。
さて、先週の9日に、文部科学省から、「夏休み明けに向けた官民連携によるいじめ防止強化キャンペーンの実施について」という報道がありました。
この中では、文部科学省をはじめ、七つの関係団体のいじめ防止の取り組みが紹介されています。
例えば、ダイヤル・サービス株式会社が8月下旬より、期間限定でLINEを利用した相談窓口を開設することや、NPO法人チャイルドライン支援センターが、フリーダイヤル(0120-99-7777)の実施時間を24時まで延長する(8月23日~9月5日)といったものです。
やはりこの8月下旬から9月上旬にかけて、いじめ防止の取り組みを充実させるのは、9月からの新学期を安心して過ごせるようにするためにも、とても大切なことです。
また、毎年のことですが、夏休み明けというのは、子供たちの自殺が多い時期でもあります。
いじめもその原因の一つに挙げられます。先月のメルマガで、夏休みの入った時の子供たちの様子について注意をしていただきたいとお願いいたしましたが、夏休み明けの時期に関しても、子供たちの様子を注意していただきたいのです。
いじめられている子供にとっては、憂鬱になることも多い時節だろうと思います。ですから、そうした始業式前の子供たちの心の動きを見逃さないで欲しいのです。
・だんだん暗くなってくる
・変に明るくふるまっている
・わざと「早く学校が始まらないかな」と言ってくる
・外で他の子と出合うとそわそわする
・メール、LINEの着信に敏感に反応する
・どことなく、そわそわしている
・何かイライラしている
このような様子が見られたら、要注意です。
もう一つ気を付ける点として、子供たちは、なかなか親に相談をしてくれないということです。
・心配をかけたくない
・自分のプライドが許さない
・親の普段の様子を見て、相談しても話に乗ってくれないだろうと諦めている
こういうことで、なかなか話そうとしないものです。
ですから、これは、親の方に「注意していこう」という気持ちが必要なのだと思います。
子供が何か言ってきた時に行動しようと考えていては、手遅れになります。子供は何も言ってくれないという立場に立って、見守ってあげて欲しいのです。
残り少ない夏休みの大事な時間を大切にし、後悔を残さないようにしていただければと思います。
その中で、疑問に思ったことや、わからない事などございましたら、ご遠慮なくご相談ください。
よろしくお願いします。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和
※文部科学省 夏休み明けに向けた官民連携によるいじめ防止強化キャンペーンの実施について(平成29年8月9日)http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/08/1393634.htm

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「雨にあったら、ゆっくり濡れてこい」 広島県の江田島には、海上自衛隊の幹部候補生学校があります。
もともとは、明治時代に開設された、旧日本海軍の海軍兵学校が前身です。
海軍兵学校は、イギリス海軍の正統な流れを受け継ぎ、全てをイギリス式で統一した教育を施しました。その庁舎のレンガも、わざわざイギリスから取り寄せたという話があるくらいです。
海軍兵学校には、日本全国から選りすぐりの秀才を集めていました。
しかし彼らも、初期のころはずいぶんと面食らったようです。
何せ、当時、服装といえば和服で、食べるのはもちろん和食だけという時代です。パンなど食べたことがない、洋服に触れたこともないような若者たちでした。
それが、急にイギリスのパブリックスクール式の寮生活に投げ込まれたのですから、大変なカルチャーショックに見舞われたようです。
しかも、江田島の海軍兵学校での教育や起居は、イギリスのパブリックスクールよりも、さらに厳しいものでした。
卒業すれば、部下である軍曹等の下士官や兵卒の生き死にに係わる命令を下す立場になるのです。厳しいのは当然です。
もともと、日本の秀才を全て集めたような学校です。もしかしたら、現在の東京大学に入るよりも難しかったかもしれません。なぜなら、学力的にもトップクラスですが、それに体力と精神力も求められたからです。
その優秀な彼らが、厳しい教育と訓練を受けるのですから、ものすごい人材が輩出されました。
私の家内の父親は、先の戦争の末期に、海軍の甲種飛行予科練習生として海軍教育の洗礼を受けました。
そこで兵学校出身の教官に教えられたのですが、この教官が超人に見えたと言っていました。
教官は、南方の海戦で負傷して義足でした。しかし二十歳前の練習生たちに駆け足で負けなかったというのです。義足のハンディなど全くなし、何をさせても完璧にこなす。こんな人材を育てた文字通りのスパルタ教育が、海軍兵学校では行われました。
その兵学校であっても、本当に楽しくくつろげる行事が、たまに許されていたそうです。それが 「短艇巡行」 といわれるものでした。
「短艇」 とはカッターとも言われるオールで漕ぐ小さなボートです。
小さいといっても軍艦に比べての話で、駆逐艦用の小さなカッターでも、7メートルの長さがあって、オールは8本。28人乗りの大きさです。
このカッターを使っての「短艇巡行」とは、陸上で言えば泊りがけの遠足のようなものです。兵学校生徒だけで、瀬戸内の海を泊りがけで巡行することが許されていました。普段はやかましくて厳しい兵学校の生活から、一時解放される気分は最高だったようです。
いざ、短艇巡行に出発する際に、分隊監事からはこんな訓示を受けたそうです。
「雨にあったら、ゆっくり濡れてこい」
いかに穏やかな瀬戸内であっても、海は魔物ですし、いつ天候が豹変するか分かりません。
現在と違って、スマホで雨雲の動きをウォッチできるわけでもありませんし、ポータブルラジオや気象情報が受けられる通信設備がカッターに備わっているわけでもありません。だから、一度、もやいを解いて出港すれば、後は生徒たちの自力だけが頼りになるわけです。
そのために天候の急変に遭遇した場合の心構えを、分隊監事が諭したわけなのです。
「ゆっくり濡れてこい」 とは、天候の急変に際して、あわてずに対処せよということです。濡れることなどいとわず、落ち着いて行動せよということです。
雨で濡れることなど、当たり前のことです。恐ろしいのはパニックになることです。パニックによって間違った操作や行動をすれば、遭難することも考えられます。
問題は濡れることではなく、その際の平静心であり、精神力が問われるということです。
私は高校生のころに、この 「雨にあったらゆっくり濡れてこい」 を知りました。ボーイスカウトでもあったので、一脈通じるところがあり、一時期実践していたことがあります。
実践といっても、他愛のない話です。駅からの帰宅の途中、雨に降られても泰然自若としてゆっくりと歩き続け、決して走るようなことはしない、という変な高校生でした。まあ、濡れるまいとして心が急けば、交通事故に遭いかねませんから、正しいことは正しいのかもしれません。
しかしこの 「雨にあったらゆっくり濡れてこい」 という考えは、実際の雨の場合だけではなく、人生のあらゆる局面に応用が可能な考え方かもしれません。長い人生の間には、予測不可能な変事に襲われることもあれば、理不尽な仕打ちを急に受けることもあります。
現代の「いじめ」のターゲットになることも、その中に入るかもしれません。
その際に、「ゆっくり濡れればよい」 という、心の余裕を持つ必要があるのです。
被害にあったり、悪意を向けられるだけでも、パニックになります。どうしていいか分からなくもなるでしょう。誰にも相談できず、一人で全部抱え込んで、解決の糸口も見出せないかもしれません。
誰であっても、自分が当事者になれば、その悲劇に「目がくらむ」のです。パニックになるのです。正常な判断などできません。
しかしこんな時こそ勝負の時です。
「ゆっくり濡れる」 覚悟があれば、第三者的に冷静に自分の置かれた環境を分析できるでしょう。誰か他人の話であれば、冷静に客観的にアドバイスが可能なはずです。
「親に相談したの?」
「先生には言ったの?」
などなど、色々な考えと、行動の指針が出てくるでしょう。
つらい時には、そのつらさに「すくまされたり」「目をくらまされたり」するものです。
そんな時こそ、「雨にあったら、ゆっくり濡れてこい」 という心の余裕を。
そうすれば暗礁に乗り上げたり、転覆したりしないで済むはずです。
肩の力を抜いて、深呼吸しましょう。そして現代ではあらゆる通信手段もあるではありませんか。いじめの相談窓口にSOSをスマホで打電する事も可能なのです。一人だけで天候の急変に対応せずとも、誰かが確実に救援に来ます。
問題は、一人で抱え込まないことです。そのためにも、大事なのが冷静な心と、余裕のある判断です。
「雨にあったら、ゆっくり濡れてこい」
天候の急変には、何よりも心の余裕が肝心です。
担当 こしがやじろう【写真】 江田島の旧海軍兵学校の校舎 (現在は海上自衛隊幹部候補生学校)。
構内の教育参考館では旧海軍関係の資料など約1,000点を展示。

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原宿テレビ「金太郎のキラキラWKDK生放送」
に 生出演! 【いじめから子供を守ろうネットワーク東京】 8月8日(火)、19時から、栗岡まゆみ(いじめから子供を守ろうネットワーク東京代表)が、インターネットテレビ局の原宿テレビ「金太郎のキラキラWKDK生放送」に生出演。
司会の星乃金太郎氏らといじめ問題について語りました。【写真】 栗岡まゆみ(いじめから子供を守ろうネットワーク東京代表・中)
司会の星乃金太郎氏(右)
動画をYouTubeで見ることができます。
→ https://www.youtube.com/watch?v=jah-xY4VgQA

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【写真】 SNSを活用したいじめ等に関する相談体制の構築に係るワーキンググループ
第3回会議 (2017年7月31日 於:文部科学省) ◇ 代表メッセージ ◇
国のSNS相談 - 解決しなければ意味がない夏休み真っ最中、暑いですね。
でも、子供たちは夏を謳歌しているはずです。
さて、大人たちも頑張っています。
文科省のいじめ防止対策協議会が、7月31日に、いじめ相談にSNSを活用するための中間報告をまとめたとのことです。
確かに子供からの相談は、電話よりSNSが多いのは事実です。
NHKの報道をまとめてみますと、
・SNSの利点として、子供たちが絵文字などで自分の思いを気軽に伝えられる
・相談者にはSNSを使い慣れた学生や若者のコミュニケーションに精通した人を入れる必要がある
・自殺をほのめかすなどの緊急の相談の場合は、できるだけ早く音声による相談に切り替える、
加えて、子供たちの個人情報の厳格な管理が必要
・そのうえで、来年度、モデル事業として、一部の学校や地域で実施し、その効果を検証し、全国展開を検討する
報道を見る限りは、真摯に対応しようとしているように見えます。
しかし、中間報告案および、前回の委員会を直接傍聴してきた私たちとしては、いくつかの提案をしておきたいと思います。
提案の前に、一言、述べておきたいと思います。
ご存じの方も多いことだとは思いますが、私たち 「いじめから子供を守ろうネットワーク」 は、電話相談だけでなく、掲示板での相談、メールでの相談をもう10年以上も受け続けております。
この10年、私たちが受けたSNSを介した相談には、自殺予告や、リストカットなど一歩間違えれば大変なことになるという相談もありましたし、お子さんをいじめ自殺でなくされた方との交流もありました。
ですから、単なる批判のための批判ではありませんし、机上の空論でもありません。
実際に相談を受け続けている人間として、文科省に伝えたいのです。
協議会では、「保護者の相談を受けると何らかの回答をださないといけなくなる。保護者については今後の検討ということにしたい」 という趣旨の意見も出ておりました。
「いじめ相談」 は解決するために行なわなければなりません。
過激に聞こえるかもしれませんが、「解決策を提示できなければ意味がない」 のです。
保護者だけでなく、子供たちも 「いじめ」 を相談するのは、「聞いてもらいたい」 から相談するわけではありません。「解決してほしい」 のです。
「解決してくれない相談機関」 は必要ありません。お金の無駄遣いと言っても過言ではないと思います。
「解決する」 ことを前提に、子供たちをがっかりさせない体制を構築していただきたいものです。
また、議論の1つとして、「子供たちのスマホ、携帯には、相談員がどのように対応したか痕跡を残さないようにしたい」 との意見もありました。
一方 「あとで読み返すためには、やり取りを残してあげるべきだ」 という意見も出ていましたが、今回の中間報告を読む限り、
「チャットのようにリアルタイムでやり取りをすれば、運営側だけがデータを取れる」 という方向で調整が進んでいるように読めます。
加えて 「制限時間内に応答がなければ打ち切る」 とか、「定時になったら強制終了するのはどうか」 との意見も採用されてしまいそうです。
この意見からは、「その場かぎりの対応しかしないし、できない」 という姿勢が見て取れます。
これでは、ほとんどのいじめは解決できません。
子供たちからの相談は、
「死にたい」、
「いじめられている。学校行かなくてもいい?」、
「もうやだ」とか、
そんな一行だけの言葉から始まります。
その子の心を開き、信用してもらうためには、何十回ものやりとりが必要です。何日もかかることもよくあります。
しかも、第一声に対しての返信を失敗したら、二度と連絡がとれなくなります。
ひとつひとつを丁寧にやり取りして、徐々に実態が分かってくる。そこから解決策を模索してゆくものなのです。
また、子供たちだって、ご飯も食べます、お風呂の時間もあります。宿題もあります。チャットしている間だけで相談が終わるわけがありません。
解決するために必要な相談員側の姿勢としては、「解決するまで、その子とやり取りを続ける」 という覚悟が必要です。
同じ相談員が、繰り返し繰り返しやり取りして、やっと名前が聞ける、学校が分かる、いじめている子がわかる、そんなものなのです。
私自身、1人の子とのやり取りでだけ、一ヶ月に、携帯のメールの上限の1000件を超えてしまうこともあります。
1時間程度のチャットで終わりにしようなどと考えているようでしたら、甘すぎるのです。本気でいじめを減らそうというならば、本気の相談体制を模索しなければなりません。
「繰り返し相談される場合がある」 ことを問題点としてあげている意見もありました。
繰り返し相談されて困るような相談体制は必要ないとも言えます。
解決しなければ、当然、何度も相談してきます。当たり前です。
文科省としては、「繰り返し相談させない、リピーターをやめさせる」 という議論ではなく、繰り返し相談してくるような事案を「どう解決するか」というところに議論を進めなくてはならないはずです。
いじめの相談は、単なる悩み相談ではありません。
重大事態が目の前に迫っている、という認識の下で対応していかなくてはならないのです。
文科省をはじめ、委員の皆様には、子供たちの実態に即したSNS相談体制をつくりあげてほしいものです。
夏休みではありますが、いじめ加害者から呼び出される、あるいは家に押しかけてくるという、夏休みならではの相談事例もあります。
また、休み前のいじめ問題で学校とやり取りしている方もいらっしゃいます。
どうか、ご遠慮なくご相談していただければと思います。
一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明
井澤一明ブログ: http://ameblo.jp/kzizawa/Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawaTwitter: @kzizawa

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お知らせ: 9月10日(日)13時15分 札幌市にて
井澤一明代表が講演 「我が子のSOSを受け取って」
【いじめから子供を守ろうネットワーク 札幌】 来月、9月10日(日曜日) 午後、13時15分から、北海道札幌市西区民センターで、「いじめから子供を守ろうネットワーク札幌」が 「いじめ防止講座」 を開催いたします。
井澤一明 (いじめから子供を守ろうネットワーク) 代表が、「我が子のSOSを受け取って」 と題して講演。 講演後、15時から個別のいじめ相談をお受けいたします。
札幌市では、2008年10月にシンポジウムを開催して以来、毎年シンポジウムやセミナーを開催させていただき、札幌市教育委員会や北海道教育委員会等のご後援をいただいてまいりました。
今回の 「いじめ防止講座」 は、札幌市のいじめ予防団体の「秋の自殺予防フェア」と共催で、13時15分からの 「いじめ防止講座」 の前に、いじめ予防団体代表による講演が行われます。
今回は札幌市教育委員会、北海道新聞社から後援をお許しいただきました。
どなたでもご来場いただけます。入場は無料です。詳しくは次のとおりです。多くの皆様のご来場をお待ちしています。
「秋の自殺予防フェア & いじめ防止講座」
日 時 : 2017年9月10日(日) 時間は 下記のプログラムを ご覧ください
場 所 : 札幌市西区民センター 第2会議室 (住所: 札幌市西区琴似2条7丁目)
アクセス: 地下鉄東西線 「琴似」 駅 1番出口から 徒歩4分
プログラム:
11時30分~13時 「秋の自殺防止フェア」
講 演 「あなたもできる!自殺予防」
講 師 : 内田 貴之 (幸せに生きて幸せに死ぬことのできる北海道を創る 普及啓発特化型自殺予防団体 -SPbyMD- 代表)★13時15分~14時45分 「いじめ防止講座」
講 演 「我が子のSOSを受け取って」
講 師 : 井澤 一明 (一般財団法人 いじめから子供を守ろう ネットワーク 代表)
★15時~16時 「個別 いじめ相談」 (相談無料・秘密厳守)
入 場 : 無 料
後 援 : 札幌市教育委員会 北海道新聞社
共 催 : 「自殺予防団体-SPbyMD-」 「いじめから子供を守ろうネットワーク 札幌」
★ ふるってご参加ください。 多くの皆様のご来場をお待ちしております!

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