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◇ 代表メッセージ ◇◆ 大津いじめ自殺事件、3750万円を認める ◇◆ 

190220 ロウバイ

◇ 代表メッセージ ◇
◆ 大津いじめ自殺事件、3750万円を認める ◆


2019年2月19日、滋賀県大津市で起きたいじめ自殺事件の民事裁判の判決がおりました。
中学2年の2011年の10月に亡くなってから8年、加害者も成人を迎えるほどの歳月がすぎました。

私たちが2007年から、長年訴えてきた法制化が、この自殺事件をきっかけにすすみ、「いじめ防止対策推進法」が生まれました。
その意味でもこの大津いじめ自殺事件は、学校関係者だけでなく、社会的にも大きな影響を与えました。

今回の判決は、加害者側の元同級生と保護者に、慰謝料など約3850万円の損害賠償を求めていた訴訟で、大津地裁は「いじめが自殺の原因になった」とし、約3750万円の支払いを命じました。

判決が出たその日のうちにYahooには、
『大津いじめ訴訟判決を読み解く「被害者救済にかじをきる判断」』という産経ニュースが流れました。
https://www.sankei.com/affairs/news/190219/afr1902190041-n1.html
私も電話でのインタビューを受け、そのコメントが掲載されましたが、改めて、今回の判決に思うところを簡潔に述べておきたいと思います。

1. 自殺の原因を「いじめ」としたところは画期的な判決であるということ。
過去のいじめ事件の判決や第三者委員会の報告書の多くでは、「自死の原因は、いじめ以外にもあった」と結論付けられ、「いじめが自殺の原因」とすることが避けられてきました。
それ故に、今回の判決が今後のいじめ裁判に与える影響は大きいと言えます。

2. 自殺の予見可能性があったことを認定した。
裁判官は「そのような心理状態に至った者が自殺に及ぶことは一般に予見可能」としています。
他の裁判では、「自殺を予見することはできなかった」と判断されることが多く、「予見可能」であるということを示したことは大変に重要です。

3. 賠償金を遺族の主張のほぼ満額を認めた。
今回は遺族の賠償請求額をほぼ認めていることも大切な点だと思います。
過去の判例を見ると数十万円程度の判決もかなりあります。多くても数百万円程度しか認められていません。
今回の判決は、今後の訴訟において必ず参考にされるものであり、一石を投じたものと言えます。

4. 今後、学校は「いじめた側の賠償責任」についても児童生徒に教えるべき。
いじめ事件が起きると、「子供だから逮捕されない」、「刑事罰はない」という言葉がささやかれます。
しかし、いじめたことの責任は負わなければなりません。
学校は、この判決を示し、子供たちに、
「軽い気持ちでいじめをしても、その責任は重くのしかかってくるんだ」
ということを教える必要があります。

判決後に父親が記者会見し、
「いじめは人を自殺に追い込む恐ろしい行為なのだということを、何とか証明したい」
「いじめ被害をなくすために闘うことは、私に託された息子の最後のメッセージだと思うようになった」
と述べたことが報道されています。
子供たちが、この判決に触れることによって、いじめを止めること、また、いじめたくなる気持ちを抑えることができるように、教師は導いてあげて欲しいと思います。

5. その他
判決としては素晴らしいものだったと言えますが、保護者としては納得がいかない点もいくつか残ります。

加害者側についての判決はでたのですが、学校側についての判決はありませんでした。
報道によると学校側とは、2015年に1300万円で和解しているために、分離されていたとのことです。
学校側に対する裁判所の判断が「判決文」として残らなかったことに悔しさを感じています。
今国会で審議されるはずの「いじめ防止対策推進法」の改正案の、教師の隠蔽等に関する懲戒規定が一刻も早く成立することを願ってやみません。

また、報道された判決の要旨を読むと、1人の子に対しての請求は棄却されています。
いじめや暴力行為を行ったことは間違いないのになぜ棄却されるのか納得できません。
全くの無関係で、いじめ行為が全く無かったのならそれでも良いのですが、いじめや暴力行為はあったのですから、その責任は追求されるべきだと思います。加えて、加害者側の保護者の責任についても言及すべきだと考えます。

裁判すること自体、御遺族にとっては大変なご負担だったことだろうと思います。
勇気も時間も様々なものを犠牲にされて戦ってきたのだろうと推測されますが、この判決は、日本全体に大きな影響を与えたことは確かだと思います。

私たちもこの痛ましい事件を忘れることなく、いじめで苦しんでいる子供たちの力になっていきたいと思います。
間もなく3月、学年末を迎えます。
いじめなど不安なことがありましたら、ご遠慮無くご相談ください。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

井澤一明ブログ:
http://ameblo.jp/kzizawa/
Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawa
Twitter: @kzizawa

 

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[ 2019/02/20 23:00 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(0)

◆◇ ありがとう ◇◆ 

190213 空と太陽

◆◇ ありがとう ◇◆

私には、6才年上の知的障がいを持つ兄がいました。
ダウン症という名の知的障がいです。

もう半世紀以上もの昔の話です。
昔はまだ、学齢期になっても、
障がい児には教育を受ける場がありませんでした。
家庭の事情もありましたが、
兄は、寄宿制の学園にお世話になっていました。

今ならば、福祉も教育も充実していますから、
自宅から学校に通えたかもしれません。
しかし当時は、家から離れるしか、
障がい児に、教育の機会はありませんでした。

本人にしてみたら、それはなんといっても、
自宅で家族と一緒にいるのが一番いいでしょう。
ですから、寄宿制の学園に行くのが、嫌で嫌でたまらなかったようです。

しかし家にいたままでは、
テレビを見るだけで、毎日が終わってしまいます。
学園で19歳までお世話になったからこそ、
多くを学べ、また色々な経験をすることもできたと思います。

本人にとっては大変だったでしょうが、
結果的には非常にありがたかったことだと思っております。

お世話になった学園の、園長先生ご夫婦は、
キリスト教の信仰を持たれた、まことに立派な人格者でした。
そして、ご自身もダウン症のお子さんをお持ちでした。
お子さんの教育の機会がないことを憂えてでしょうか、
私財をなげうたれて学園を始められ、
多くの知的障がい児を受け入れていらっしゃいました。
子供心にも、立派さが肌で感じられる、
見事な信仰者だったと思います。

そこで、園長先生が、
子供たちや保護者の皆さんに教えていらっしゃったことで、
今でも覚えていることがあります。
それは「ありがとう」という言葉を覚えなさい、
という教えでした。

人は、誰でも他の人のお世話になって生きています。
特にあなた方は、おとうさん、おかあさんや、兄弟たち、
そして多くの人の、お世話になります。
だから「ありがとう」という言葉を覚えて、いつも言うようにしなさい。

兄は40年で、その短く少し悲しい生涯を終えました。
最後は、白血病という病を得て、病院で両親に見守られて帰天しました。

お世話になった園長先生の教え通りに、
「ありがとう」
と 最後まで言い続けて、息を引き取りました。

不自由な肉体に、しかも病を得て、かなり苦しかったようです。
しかしその苦しい中でも、看護師の皆さんにお世話になると、
ニッコリと笑って「ありがとう」と言い続けたそうです。

不思議なことですが、亡くなる少し前に、何かに驚いたように、
まん丸に眼を見開いて、天井の方をキョロキョロと見ていたそうです。

心清いままの生涯でしたから、
お迎えに来た、天使たちを見ることができたのでしょう。

一生涯の間、一度も声を荒げることもなく、
友人に暴力を振るわれても「だめよ」と言うだけで抵抗もせず、
なぜか不思議に国会中継を食い入るように見ていた、
そんな兄でした。

役に立つか立たないか
そうした有用性の物差しだけで見たならば、
何の役にも立たなかった生涯です。

しかし 人は死んでも、何度も生まれ変わってくる
「生き通しの魂」だと聞きます。

色々な時代に 様々な境涯で生まれ、
多くの経験を得るために生まれてくる

そうならば どんな人生にも意味はあります

障がい者として生まれ、
不自由な人生の中で、感謝の心を学び

愛とは何か
感謝とは何か
それを家族や
周囲の多くの人々に
学びとして与えた人生

どんな人生にも意味はあります

笑顔と「ありがとう」の感謝の心
それしか 兄にはできませんでしたが、それでも 多くの仕事を、
この地上で成し遂げたと思います

少なくとも 我が家族は 
兄がいなかったら、鼻持ちならない、
そんな人間ばかりだったでしょう

ある意味、身を捨てての生涯、愛の生涯を、
障がい者の方々は担っているのでしょう

自分には何もできない、
そう思う人も多いかもしれません

しかし 笑顔は浮かべられます
ありがとうと感謝することも可能です

誰であっても 
愛に生きることは可能なのです

それを 身を挺して 示す魂たちが、
不自由な肉体に宿って、
たった今も 奮戦している。

そんな風に思っているのです。

こしがやじろう


 

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[ 2019/02/13 20:10 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

◇ 代表メッセージ (2019年2月) ◆◇ 教師は「いじめ」から逃げてはいけない ◇◆ 

190209 梅 白梅

◇ 代表メッセージ ◇
◆◇教師は「いじめ」から逃げてはいけない◇◆


2月、一年で一番寒い季節とも言われますが、梅の花も咲き始め、春の訪れが感じられます。
子供たち、特に受験生にとっては、入学試験があったり、合格発表があったりと、落ち着かない毎日を送っていることでしょう。

この時期は、例年、いじめ相談が増える月でもあり、私たちのところも一日で10件を超える相談が入ってくる日が続いています。
いじめ解決を急ぐことも大切ですが、まもなく学年末を迎えますので、保護者としては、「加害者の子たちとは一緒のクラスにしないでください」、ということを伝えておくことも忘れないようにしていただきたいと思います。

先月末、「今国会に、いじめ防止対策推進法改正案が提出される」というニュースが流れました。
超党派の議員による「いじめを放置した教職員を懲戒処分の対象とする」ことを盛り込んだ改正案であり、与野党の賛成多数で可決、成立する見通しというものです。
この改正により、いじめを放置し、隠蔽するような教師に自覚を促し、また、教師としてのあるまじき行動を抑止することが期待できると考えています。

教師の中には、隠蔽どころか、生徒をいじめる教師がいます。
「大人である教師がいじめる」などというのは、立派な犯罪です。
2016年7月、山口県の周南市で高2の男子生徒が自殺した事件で、教職員らによる「いじめに類する行為」が認められました。
2017年に第三者委員会は、「いじめだけが自殺の要因ではない」と公表していたのですが、再調査の結果、今年の2月5日、県の検証委員会は、教師による「いじめに類する行為」があったと認定したものです。
この調査では、他の生徒からのいじめとして、教室からの閉め出しや無料通信アプリ 「LINE(ライン)」でのグループ外しなど18事象を認定。

教師によるいじめとして
(1) 全校生徒の前で名前を呼び周囲が笑った
(2) 雑用の押し付け
(3) テスト中に「ちゃんとやったんか」と個別に話しかけた
(4) 対応に困るようなことを言う
(5) 授業中に不必要に名前を連呼したこと
の5項目があげられています。
この点について、調査委員会の委員長の言葉として、
「“いじり”と呼ばれていた“いじめ”が無自覚に繰り返され、周りの生徒・教職員も日常の風景のように受け取り、問題意識を持つことがなかった」との報道があります。
あまりにも悲しい状況です。
被害者の父は、
「息子が受けた苦痛・屈辱・孤立は、生徒さんたちが“いじり”と呼ぶほど軽いものではありませんでした。
最も驚き、怒りを感じたのは、再調査で明らかになった教員による“いじめ”です」と話しています。
関わった教師たちは、生徒たちの「あいつはいじめてもいい奴だ」という雰囲気に流され、自らもいじめに加担し、「笑い」をとろうとしていたようにも見えます。
頑張っている先生たちにもいい迷惑です。
頑張っている先生を応援し、ひどい教師を許さないためにも、「教師への懲戒」を法律に盛り込むことを、早急に実現してほしいものです。

ただ、再調査の結果、教師によるいじめにまで言及したことは評価できると同時に、「学校側がいじめに対して積極的に関わろう」とする姿勢が出てきているとも思います。
こんな悲劇を繰り返さない為にも、教師には「いじめは犯罪」という姿勢を徹底していただきたいと思います。

冒頭に述べましたように、いじめ相談が相次いでいます。
その相談の中には、去年の5月からいじめられているという相談や、学校と何度も話し合っているが、一向に改善しないという相談もありますし、事務所まで訪れて相談に来られる親御さんもいらっしゃいます。
学年末が迫ってきているこの時期、持ち越すことは危険です。
どうぞ、お早めにご相談ください。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

井澤一明ブログ:
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[ 2019/02/08 20:00 ] 代表あいさつ | TB(0) | コメント(1)

◆◇ イジメ被害者は、世間にあやまらなくてはいけないのか ◇◆ 

190203 枯れ葉と青空

◆◇ イジメ被害者は、世間にあやまらなくてはいけないのか ◇◆

 「Mちゃんは悪くない!」
と、ステージ上の若い女性アイドルに声がかかる。
 12月上旬、人気のアイドルグループの女の子が、自宅マンションで男たちに襲われた。
 自宅は安心のオートロックマンションのはずなのに、なんと自室に入るところで加害者たちに口をふさがれ、自室に入り込まれそうになった・・・としたら、どんなに恐ろしかったことでしょう。
 犯人たちは逮捕されたが12月下旬に不起訴処分になり、事件は、人気アイドルが被害者であるのに、報道されることもなかった。
 ところが、1ヶ月後、被害女性がSNSで事件を公表した。
「(運営の責任者は)悪いことした奴だって解雇するって言ったくせに。なんも対処してくれてなくて」
「ずっと言いたかったけど、全部対処してくれるって言ったから、この1ヶ月怖かったけどずっと待っていた。だけど結果何もしてくれなくて」
 事件は大反響を呼んだ。
 大きな騒ぎとなったことで、事件公表2日後のステージ上で、「お騒がせして申し訳ありません」と、彼女は、ひとりで謝罪した。

 TVでファンの一人がインタヴューに答えていました。
「被害者なのに、なぜ彼女が謝らなければならないのか。」
 普通の常識ある社会人であれば、そう考えるのが普通のことです。
 批判の的になったのは運営会社でした。なぜ被害者を守れないのか。なぜ1ヶ月も放置したのか。だれしもそう思うはずです。
 
 この事件の犯人は不起訴処分になった、ということでしたが、不起訴は無罪ではありません。実際に、事件は起きていたのです。
 「不起訴」の理由は明らかではありませんが、日本の場合、不起訴率は、5割にもなるとのデータもあります。
 日本では、検察官が起訴すれば、ほぼ99%が黒(有罪)になります。一般的に軽微な事件で初犯の場合、「今回だけは許してやる。今度やったらただではすまない」と検事が厳しく申し渡して、不起訴処分にすることもあるようです。
 不起訴でも逮捕歴は残りますし、事件捜査の書類等は保管されます。「不起訴」になったからといって、事件がなかったことになるわけではありません。

 さらに、この事件では、被害者の女性は、Twitter(ツイッター)で、
「あるメンバーに公演の帰宅時間を教えられ、またあるメンバーに家、部屋を教えられ、またあるメンバーは私の家に行けと犯人をそそのかしていました」という発言をしています。
 運営会社は、「帰宅時間をもらしたメンバーはいるが、違法性のある行為をしたメンバーはいない」と発表しています。
 ここで、違和感を感じたのは私だけではないと思います。

 不起訴にはなりましたが、犯人たちの犯罪行為があったから、警察や検察庁が動いたわけです。
 捜査の過程で、グループ内の女の子たちが事情徴収されるのには、根拠があります。実際、たしかに直接手をだしたのは男性ですが、そそのかしたり、住まいの住所や帰宅時間を教えた人間がいるならば、犯罪の共犯者として責任追及されることもありうるからです。

 つまり、運営会社は、被害者よりも、犯人たちの共犯かも知れない女の子たちのほうを守ったのです。 
 ことが公になって、自分たちの運営管理のマネジメントの悪さが表面に出てきたり、評判が下がること、つまるところは、売り上げが落ちることを避けたいわけです。
 そうなると、被害者ひとりを抑え込み、「しゃべるな」、「広げるな」という圧力をかけることは容易に想像がつきます、

 結論として、会社擁護とその外見的名誉やブランドを守るために、被害者の救済を困難にしたり、隠ぺいしてはならない、と声を大にしていいたいのです。

 しかし、一番、重要なことは、加害者が被害者に謝罪することなのです。たいていの場合、加害者側は、「自分は悪くない」と思っています。「ささいなことで大騒ぎする、被害者こそ悪いのだ」、「自分のほうが被害者だ」と思っています。

 実は、学校のいじめ問題でも、同様のことが日本各地で起きています。
 少なくとも、同じクラスや部活といったグループの中に、被害者と加害者の両方がいたならば、即座に対応しなくてはならないでしょう。

 ところが、先の運営会社のごとく、「事実関係の確認や人間関係の把握が先だ」、「第三者委員会に委ねる・・・」といった先送りにし、全く判断をせず、逃げる学校があとをたちません。
 時間だけが、過ぎていきます。
 それはなぜでしょうか。
第一に、なにが善でなにが悪か、わかっていないということ、
第二に、悪行を行う人をしっかりと反省させる指導法を持っていないこと、
第三に、人数の多い側つまり加害者側に対しての指導を避けようとすること、
第四に、時間の経過によってうやむやにしたいこと、
 以上のように、学校は責任をとりたくないのです。だれも判断せず、物事を決めず、雲散霧消にしたいのです。

 一般的に、世間で知られた会社であるならば、もし不良品や悪いサービスをしたら、社長が謝罪し、責任をとって退任したりします。
 ルールを守るというコンプライアンスが高いことが組織に対する信頼であることを世間は知っています。

 ひるがえって、学校という組織は、「最も責任をとりたくない組織」です。
 その結果、そうこうしているうちに、被害者やその家族は精神的に追い詰められていきます。
 仙台市で痛ましい事件が起きました。いじめを苦にして、小2の女子と母親が無理心中したのです。
 被害者側の父母が学校に対して出した要望書を、なんと学校が、加害者の父母にそのまま見せているというのです。あまりにお粗末な学校側の対応が報道されています。

 悪いのは、学校に手間をかけさせる被害者なのでしょうか?
 「自分はやっていない。自分のせいじゃない」といいはる加害者に、自分自身の心に向き合うように導き、「自分がされて嫌なことを他人にしない」という黄金律を教える、この原点から始めなければならないのではないでしょうか。

 多くの思春期、青年期を生きる女性たちをお預かりする運営会社も、子どもたちを導き、教育し、未来をあたえる学校も、被害者に謝らせたり、記者会見をさせたり、涙をながさせたりしないで、時間伸ばしをせず、正々堂々と、責任者や校長が出てきて、
「守ることが出来ず、申し訳なかった」
「二度と悲しい想いはさせない」
「責任は私がとります」
と言うことが先なのではないでしょうか。

 解決しようと覚悟すれば、おのずと道は開かれていきます。
 いじめから子どもを守ろうネットワークは、いじめを解決する支援を惜しみません。

前名古屋市教育委員会 子ども応援委員 スクールソーシャルワーカー
現・福祉系大学 講師 堀田利恵 (ペンネーム 村崎京子)


 

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[ 2019/02/03 07:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(1)