◇ 代表メッセージ ◇
◆◇ いじめは、春休みに入る前に解決しましょう ◇◆
あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
早速ですが、ほっとするニュースが一件ありました。
昨年の2022年12月3日から行方不明となっていた伊豆の国市の中3男子生徒が、1月5日に伊豆の国市内で無事保護されました。
生徒は、学習塾に行くとして、伊豆箱根鉄道の駅で目撃されたのを最後に、行方が分からなくなり、静岡県警が公開捜索していました。
ただ、もう一件、倉敷市の中3男子が去年11月13日から行方が分からなくなっています。
倉敷駅付近で乗っていたとみられる自転車が見つかり、本人の服装と似た人物が三原駅まで移動していたことがわかっていますが、まだ見つかっていないとのことで、寒くなっていますし、心配な状況です。
三学期が始まりましたし、受験も始まります。
昨年のこの時期には、大学入学共通テストの会場の前で高校生が切りつけるという事件が起きています。
子どもたちにとってはストレスが溜まりやすい季節です。
いじめ問題についても注意が必要です。
学年が変わったり、卒業が間近に迫っている時期のいじめ事件では、次の点について特に注意しておいていただきたいと思います。
1. 春休み前に解決しておかないと時間切れ扱いになりやすい。
2. 4月から加害者と同じクラスにならないようにするには、早めに学校に相談する必要がある。
3. 「いじめの調査」ではなく、「いじめの解決」を中心にして学校と交渉すること。
いじめ問題が起きていなければ気にする必要もないのですが、特に一点目の「時間切れ」にはご注意いただきたいと思います。
しっかりといじめに対処できる学校やいじめ解決が得意な先生がいる学校であれば、早ければ一日、長くても二週間以内には解決していただけます。
しかし、
「加害者が認めないので、話し合っています」とか、
「加害者の保護者がいじめを認めないので困っています」
「いじめの証拠が見つからないので加害者と認定できません」
など様々な理由によって、迅速にいじめを解決することに消極的な学校が存在します。
この学校側の理由を受け入れてしまうと、特に三学期はいじめが放置されることになりかねません。
ずるずると時間ばかりかかって何も解決しない状態で、学年末を迎えてしまうと
「学年が変わっても加害者と同じクラスになった」
「担任が変わって今までのことがまったく伝わっていない」
「卒業を理由にいじめについては全く対応をしてくれなくなってしまった」
このような事態が起きてしまうことがあります。
したがって、学年末までにいじめを解決することと、さらに加えて「再発防止策」を実施していただくことが必要です。
私たちのところに相談に来る方で、春休み直前になって
「この学年が終わるので、安心して相談できるようになりました」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、それでは解決する時間が残されていません。
加害者も春休みに入ってしまいます。
学校も春休み中の子どもたちを呼び出して事情を聞いたり、加害者らを叱ることを嫌がります。
2月が過ぎれば3月、春休みは目前に迫ってまいります。
いじめは「早期発見・早期解決」が大きな鍵です。
お子さんの様子に不安を感じたりすることがあるようでしたら、早々にご相談いただければ幸いです。
一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明
井澤一明ブログ: http://ameblo.jp/kzizawa/Facebook: http://www.facebook.com/kz.izawaTwitter: @kzizawa

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