「いじめ対応でストレス」
教頭死亡の公務災害認定 東京地裁 東京都世田谷区立中学校の教頭だった男性=当時(49)=が
心筋梗塞で死亡したのは、仕事のストレスや過労が原因として、遺族が地方公務員災害補償基金を相手に、公務災害の認定を求めた訴訟の判決が17日、東京地裁で開かれた。
渡辺弘裁判長は
「いじめへの対応で心理的負荷が過大となった」などと指摘し、公務災害に当たらないとした処分を取り消した。
判決によると、男性はもともと保健体育の教員だったが平成10年に教頭になり、同校に赴任。11年6月に心筋梗塞を起こして死亡した。発症までの
6カ月間の時間外勤務は平均月80時間を超え、110時間を超えた月もあった。
発症2日前には地域住民が同校に、中学生ぐらいの
複数の少年が別の少年に「ビルから飛び降りろ」と強要していたと通報。 男性は責任者として対応にあたり、自宅で家族に
「大変なことになった。新聞沙汰になっては大変だ」などと漏らしていたという。
渡辺裁判長は「
相当過重な公務に従事したことにより、
心筋梗塞(こうそく)を発症したと考えられる」などとした。
【2011年2月17日 産経ニュース】
※「いじめ」解決の全責任を1人の教師に負わせてしまうことは、教師に過大な負担をかけ、いじめ解決も困難になります。担任、校長、教頭ら学校全体、さらに教育委員会、また、警察など外部の組織と協力して「いじめ」防止に取り組むことなどを規定する、いじめ防止条例、いじめ防止法の制定が大事です。

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この方は、『けろっとした顔して学校に来るでしょ』と不登校で悩んでいる親に言っちゃうような暢気な教頭先生ではなかったのですね。
ご冥福をお祈りいたします。
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