小6女子、いじめ理由に自殺図る 【広島市】 広島市立の小学校に通う
6年生女児(12)が2日朝、
同級生からのいじめを理由に自殺を図っていたことが分かった。けがはなかった。学校は4日夜、臨時保護者会を開き、いじめの事実を認めた上で「対応が至らなかった」と陳謝した。
母親によると、女児は2日朝、自室で自殺しようとし、母親が物音で気付いた。
「死ななければ、みんなはつらさを分かってくれない」と漏らしたという。
連絡を受けた学校は2日夕に6年生の保護者会を、4日夜には全校の保護者会をそれぞれ開いた。
中国新聞の取材に対し、学校側は、女児が
同級生から筆箱を放り投げられたり、「バカ」「死ね」などの言葉を浴びせられていた事実を認めた。
女児の名前と「死ね」と書かれた文面も見つかった。
母親によると、自殺を図った
前日、女児は掃除時間中に、体育館そばのトイレに閉じ込められたという。
校長は「いじめは把握し、母親から対処を求められていた。全力で対応してきたつもりだが、
弱い者をターゲットにする風潮があった」と説明。
母親は「入学当時からいじめられ、学校に相談してきたが、対応してくれなかった」と憤っている。
【2011年3月6日 中國新聞】
小6いじめ自殺未遂
「学校から2日に初報告」広島市教委 同級生からのいじめを苦に、広島市内の小学6年の女子児童(12)が自殺しようとした問題を受け、市教委は7日、教育委員会議で経緯を説明した。
市教委の砂原文男生徒指導課長は、
自殺未遂の知らせと共にいじめの報告が学校側からあったのは2日だとし、「
それ以前のいじめは学校から報告がなく、そこに課題がある」と話した。
委員から「対応が不十分だったのではないか」などと質問があったのに応じた。
学校の説明によると、
学校側は児童の母親から自殺未遂の連絡を受けた2日、
市教委に初めて経緯を報告した。
年に3回、いじめや不登校の児童数を報告する時も、数に加えていなかったという。
校長は「加害児童と話をして、解決したと思っていた」と理由を話した。仲間外れにするなど問題行動が見つかれば、加害児童やその保護者と話をし、解決に努めたため、
報告の必要はないと判断したという。
校長は、市教委に報告しなかったことを課題に挙げ、「対応が至らなかった。子どもに対しても、心に響く指導をしていかなければならなかった」と話した。
砂原課長は取材に対し、
「報告があれば客観的に見て、指導の漏れや落ち度はないか、学校にきめ細やかな指導ができる」と話した。
ただ、どの時点でいじめと判断し、報告するかの基準は明確でなく、
「いじめが発生した段階で報告するシステム作りが必要」との認識を示した。(山下奈緒子)
【2011年3月8日 朝日新聞】

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六年間 一人で耐え ガマンしてきたなんて…心に傷が出来てしまったでしょう。いじめは 終わっても自分の心と一人で戦わなければならなくなります。それを学校に周知させる必要が そろそろきたのではないでしょうか。
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