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「人間の可能性」 

☆「人間の可能性」と題してお届けします。

夕日

 
   「人間の可能性」

■□心のかけはし□■

 卒業のシーズンにちなんで、人生という学校での苦難困難に立ち向かい、
見事な花を咲かせた実話を紹介します。

 先日、「人を励ますもの」という記事を見つけました。
(2011/3/1付 毎日新聞 http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/
 20110301ddm004070005000c.html )
永井喜代子氏の「心のかけはし」(清風堂書店)という書籍の背景のお話です。

 記者が出会った28年前の三枝英範くんは、当時9歳で、体のマヒと重い知的障害があり、右目の視力はなく左目も弱視で、時々てんかん発作も起こすという状況で、地域の子供たちからひどいいじめにあっていたというのです。
 友達のいない英範君には手紙など来るはずもない。英範くん27歳のとき、当てのない手紙を待ち続け、郵便配達のバイクの音がするたびにがっかりする様を、父の亨さんが詩にして新聞に投稿しました。

 その記事を読んで胸を痛めた女性、永井さんが兵庫から絵手紙を送り始めたのです。
 書くどころか、話すこともままならない彼が、永井さんからの絵手紙の内容を理解したい、返事を書きたいとの一心で、言葉を覚えていきました。その二人の10年間の軌跡が本になったというものでした。

 人の可能性は無限なのだなと改めて感動すると同時に、英範さんのうまずたゆまず続けた努力に心からの拍手を送りたいと思います。

 言葉を覚えたい、伝えたいと思ったきっかけには、他人の苦しみが理解できる永井さんの優しさがありました。心からの優しさは、人の心をこんなにも励まし、成長させてくれるものなのですね。



■□卒啄同時(そったくどうじ)を考える□■
(「卒啄同時」の「卒」は正しくは口偏に卒 以下同じです)


 顔見知りのメンタルヘルスの医師が、「人には、誰かに喜んでもらいたいという欲求がある」と話してくれました。人間は、「自分が成長したい」という欲求と同時に、「困っている人の力になりたい、成長のお手伝いがしたい」という欲求もあるのだそうです。

 自分としては精一杯努力したけれども、自分だけの力ではどうしようもないときもあります。
そんな時に、助けを求めることは、決して恥ずかしいことではありません。

 助けてほしい人とサポートしてあげたい人。この人間関係を考えるとき、参考になる言葉があります。それは、「卒啄同時(そったくどうじ)」と言われる禅の言葉です。
 ヒナ鳥が生まれる時には、卵の殻を内側からコツコツとつついて外に出ようとします。
これを「卒(そつ)」といいます。親鳥が殻を破ってあげようと殻を外からコツコツとつつくのを「啄(たく)」といいます。この様子から生まれた言葉です。
 親子間にも、師弟間にも当てはまると思います。雛と親鳥が同時に同じ場所を啄(つつ)くことが大切です。言い換えれば、両者のチームワーク、努力が欠かせないということではないでしょうか。

 その上で、繰り返し、訴えさせていただきます。
一人で悩んで自分を追い詰める前に、どうか相談してください。
我々、サポーター一同、卒啄同時の「親鳥」のような役割ができたらと、心より祈ってます。
いじめなんかに負けないで!

担当:竹中 さくら


 

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[ 2011/03/20 17:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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