体罰:市立中 男性臨時講師
難聴姉妹に ペンで突く、蹴る
【滋賀県大津市】 大津市内の市立中学校で、難聴学級の担任の
男性臨時講師(28)が、耳が聞こえない生徒の姉妹を
シャーペンで突いたり、すねを蹴るなどの体罰を繰り返していたことが分かった。
妹は今月中旬から登校できなくなり、同校は近く全校集会と保護者会を開いて経緯を説明する。
講師は毎日新聞の取材に
「行き過ぎた指導だった」と事実を認め、19日付で退職願を出した。
同校や母親らによると、姉妹は08年以降、
中学進学時に県立聾(ろう)話学校(栗東市)からそれぞれ
同校に転校。
難聴学級で学んでいた。
昨年6月、1年生の妹(14)が母親に講師の体罰を訴え、
3年生の姉(15)の太ももなどに数カ所、シャーペンなどで突かれた跡が見つかった。
姉にただすと、1年生の秋ごろから問題を解けない時などに体罰を受け、
指をひねられて痛みで鉛筆を握れなくなることもあったという。
母親は
担任に抗議したが収まらず、学校側は今年3月に姉が卒業するまで担当を外したが、
講師は4月以降、妹にも体罰を加えていた。
講師は「姉の高校受験が迫り、
学力を上げようと焦っていた」と釈明。「妹とは
信頼関係が築けず、感情が抑えられなかった」と話している。
同校によると、講師は熱心に指導するタイプだったが、姉に
「口の動きをよく見ろ」などと次第に手話を拒否するようになった。
講師は取材に「最初の数カ月は手話を使っていたが、
腕のしびれや肩こりに耐えられなくなった」と説明した。校長は「担任の負担の把握に努め、生徒の支援態勢を見直したい」と話す。
県教委によると、
耳の不自由な生徒の中には、地元の学校を希望するケースも多く、今年度は公立の小中学校計28校の難聴学級で31人が学んでいる。【安部拓輝】
【2011年5月27日 毎日新聞】

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