いじめ「ちょっとの気持ちでしないで」
被害者の遺族が中学校で講演
【熊本県警開催】 14年前、高校生だった
長男を同級生らの集団暴行で亡くし、現在は犯罪被害者の支援をしている兵庫県稲美町の高松由美子さん(56)が6日、
熊本市立江原中学校で講演=写真。
約300人の生徒を前に
「ちょっとこれぐらい、という気持ちでいじめをしないで」と訴えた。
長男の聡至さん(当時15)は県立播磨農業
高校1年だった1997年8月、自宅近くの神社の境内で
少年10人から暴行を受け、9日後に死亡した。
加害者の中には中学時代の
同級生4人が含まれていた。
被害者側に社会は冷酷だった。
葬儀で涙をこらえていると「強い母親だ」と
陰口をたたかれ、加害者らを相手取って損害賠償を求めた
裁判で勝訴すると「あの家はお金が入る」とうらやましがられた。「
被害に遭うのは原因があるからと言われたこともある」と振り返った。
そして、少年院を出た加害者たちが大人になる様子を見て、
「私たちの時間は止まってしまった」と実感したという高松さん。
会場の中学生に対し、
「1人が1発殴っただけでも、10人で殴れば10発。人の手足が武器になることもある」と強調した。
講演は、
県教委が6月を「いじめ根絶月間」に定めていることに合わせて
県警が開催。今年度から事件や事故の被害者や遺族を中学校や高校に招いている。
【2011年6月7日 朝日新聞】
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