英検、小学生志願者右肩上がり
10年で8割増、1級合格者も 実用英語技能検定(英検)の志願者が減少傾向をたどる中、
小学生の志願者だけは右肩上がりに伸び続け、
平成22年度は約18万人が志願したことが6日、分かった。
ここ
10年で約8割増。小学校で英語力を身につけるための取り組みが本格化していることが背景にありそうだ。
英検の志願者数は、13年度に296万8561人だったが、22年度は229万8281人まで
減った。
一方、
小学生の志願者は、
13年度が10万1277人で、
22年度は18万352人。志願者全体に占める
割合も3・41%から7・85%と増加の一途だ。
22年度の小学生志願者の内訳は中学1年程度の
5級が9万6573人で、
合格率は85%。
4級は5万843人が志願し、
62%の合格率。
3級は1万8494人が志願し、
56%の合格率だった。最難関で大学上級レベルの
1級でも188人が志願し、
24人が合格した。
学習指導要領の改訂により、
英語の授業が今春から小学5、6年生で必修化された。授業は2学年とも週1回行われ、あいさつなどのやりとりを通じて「話す」「聞く」といったコミュニケーション能力の向上を目指す。
必修化以前も、文部科学省の調査では、
15年度に全国の小学校の約88%が英語教育を実施し、
19年度には約97%まで達するなど、小学生が英語と身近に接してきた様子がうかがえる。
近畿大の新田香織教授(英語教育)は「英検は
5級などが小学生でも勉強すれば手の届くレベルにあり、人気を集めているのだろう。子供たちにとっては、
達成感がモチベーションにつながる。
英検に合格するという
目標ができることで、
英語の学習意欲の向上につながっていけばいい」と話している。(田中充)
【2011年7月6日 産経ニュース】
英検1級に小学生24人が合格
最年少はなんと9歳 日本英語検定協会が実施している
実用英語技能検定(英検)を受験する
小学生が増えている。
2001年度の小学生の受験者数は約10万人だったが、
10年度には約18万人に達した。
全体の受験者数が約297万人から約230万人と減っていることもあり、
小学生の占める
割合は3.41%から7.85%と2倍以上に。
背景には、11年春からの
小学5・6年生の英語必修化で英語が身近になりつつあることや、
帰国子女の受験が増えていることなどがあると見られ、上級レベルの合格者も目立っている。
合格率は大人と変わらず 10年度の小学生の合格率は、中学初級レベルとされる
5級が85%、中学中級レベルの
4級が62%、中学卒業レベルの
3級でも56%。
全体の受験者の合格率はそれぞれ
83%、71%、53%なので、決して
大人に見劣りしない数字だ。
さらに、小学生の中には大学レベルに挑戦する受験者もいる。
10年度は
準1級が1738人、最難関の1級が188人。毎年、受験者の10%ほどしか合格しない1級だが、10年度には
小学生188人中24人が合格した。
最年少は9歳だ。
「帰国子女」+「読書好き」=1級合格 1級は語彙レベル1万5000~2万語とされ、内容も
社会や経済、文化など社会人向けの幅広いテーマを扱っている。仮に問題文が日本語で書かれていたとしても、読むのが難しいと感じる小学生が多いだろう。
「
小学生合格者は帰国子女がほとんどだと思います」と同協会担当者は話す。
1級に合格した小学生を知る人たちはインターネット上で、
帰国子女かつ「読書熱心」という特徴をそろって挙げていた。
「
英字新聞を普段から読んでいる」「
読書好きで、千冊以上の洋書を読んでいた」「とにかく本の虫。最近では
物理学の本とか原書で読んでいます」と、外国で培った英語力に並外れた読書量があわさって、合格を勝ち取った人が多いようだ。
わからないことに対して強い興味を抱く子も多いらしく、英検1級を目指す英語スクールの子どもに「勉強っておもしろいの?」と尋ねると、「え、わからないことがわかるようになるっておもしろくない!?」という回答が返ってきたというエピソードが綴られていた。
【2011年7月12日 J-CASTニュース】

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