fc2ブログ









■□遊びの大切さ■□ 

もみじ3

    ■□ 遊びの大切さ ■□

◆ 一見、無駄に見えても

かなり以前の話になりますが、私の知り合いのお子さんが、高校で、クラスメートから無視され続けていました。今でいうシカトです。当時の担任の先生から、「あの状態でよく耐えた、中退するのではないかと心配していました」という言葉を聞いたのは、ずっと後のことです。

彼女は、誰にも相談しないで、「静かに耐える」ということで自分なりに問題を解決し、高校3年間、一人も友達ができませんでしたが、不登校にもならずに卒業しました。精神的に非常に強い人なのでしょう。
いまは結婚してお子さんにも恵まれて、普通に生活しています。しかし、どこか、彼女には人に心を開かないところがあります。彼女だって本当は友達が欲しいと思っているのでしょうが、本心とは逆の態度をとってしまうのです。

いじめられた経験のある方に起こりやすい傾向だと思います。
他人が怖いという気持ちは理解できます。でも、友達が欲しいなら、自分から心を開くしかないのです。自分とは違った意見にも耳傾ける努力することも大切なことです。
「ゆとり」を持つことが出発点なのだと思います。それは、「この人の話を聴こう、悪い人ばかりではないのだ」と、心に言い聞かせることなのではないでしょうか。

ブレーキペタルの踏み始めのポイントから効き始めるまでのポイント間の距離を「遊び」といいますが、これが少なすぎるとブレーキが効きすぎ、多すぎると効き始めるまでに時間がかかり危険です。少なすぎても多すぎてもいけない「遊び」は、人の生き方や考え方に大切なヒントを与えてくれている気がします。

ブレーキの「遊び」とは、人生では「ゆとり」であり、「寛容さ」にあたるのだと思います。

最近、里親が里子の幼い命を絶ってしまったという痛ましい事件が報道されました。児童相談所の所長は、その里親は、(里子が)やや小柄なことや食事が遅いことを気にしてはいましたが、児童相談所が「問題ない」と伝えると納得しており、「養育熱心」とコメントしていました。確かに熱心だったのかもしれません。でも、もしかしたら「完璧主義」ではなかったのかと感じました。「こうでなければならない」という自分自身による呪縛です。
「遊び」の部分があったなら、不完全さも許容することができたのではないかと思います。

心のブレーキをかけすぎずに、きらきらと輝く海や美しい緑の山々を眺めながら、気持ちよくドライブでもできるような心のあり方が大事です。心を解放し、リラックスする方法の一つとして、信用できる人に話を聴いてもらうことがおすすめです。
悩みの最中にあるときは、上手く話そうなんて思わなくていいんです。雑談の中に、ヒントがあるような気がします。

一見、つまらない話と思われるものの中に、つぶやきの中に隠れているパワーのようなものをご自身で感じとっていただけたらと願っています。


◆ 人生、最短距離をいかなくていい

私は、いじめにあったら、逃げることも大切だと訴えています。
逃げるというと、マイナスイメージに聞こえるかもしれませんが、「甘え」でも「負け」でも「怠け」でもありません。次なるステージに向かう課程なのだと思います。
それは人生のスタートであり、自分はその主人公なのだ、自分らしく生きればいいのだということを忘れなければ、決してマイナスではないのです。

少し、回り道してもいいではないですか。みんなと同じ道や、最短コースを行くだけが人生ではありません。別のコースを選ぶこともまた、勇気であり知恵なのです。

自分としては、精一杯努力しているのに事態が変わらない場合、信頼できる第三者に相談することです。まず、心が軽くなります。そして、客観的に自分の置かれている状況を理解できるようになります。ヒントや勇気、知恵が得られます。

ここに、いっしょに考えてくれる大人がいます。
一人でも多くの人が、いじめという悩みから解放されることを願ってやみません。

担当 竹中 さくら



 

いじめHPバナー
※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。

☆保護者向け掲示板☆       ☆児童・生徒向け掲示板☆
いじめから子供を救え!BBS-おとな向け掲示板-       いじめかきこみ寺-こども向け掲示板-


☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

banner2.gif      ブログランキング・にほんブログ村へ      a_03.gif

↑人気ブログランキング    ↑ブログ           ↑FC2ブログ

 

[ 2011/09/17 13:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://mamoro.blog86.fc2.com/tb.php/1167-2fb1825e