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『間違いだらけのいじめ指導』 

『間違いだらけのいじめ指導』


                                   (小宮山要・著 明治図書)  


 学校はいじめの実情に非常にうとい。自殺などでいじめが表面化すると、まず「いじめはない」と発表し、事実が明らかになると、「知らなかった」というのが定型になっていると、本書は言う。


 10年前の96年に出た本だが、新聞やテレビの報道を見る限り、この本で示された「定型」は変わっていない


 教師たちの、いじめに対する理解と指導には、さまざまな「間違い」があるのではないかと著者は指摘するのである。 教師はどんな「間違い」をおかしているのか。たとえば、「いじめは子どもが言わないと分からないという間違い」。先生にチクッたら、ますますいじめがひどくなるため、子供たちは言えないで耐えているのだ。だから、子供が無言のうちに発する「私はいじめられています」というサインを受け取り、「いじめではない。遊びだ」という加害者のごまかしを真に受けず、踏み込んだ事実確認をすることが、いじめの発見につながるのである。


 また、教育現場でよくあるのが、「いじめを子どもたちの話し合いによって解決させようとする間違い」。いじめを話し合いで解決しようとした小学校の教師は、「いじめられている子になぜいじめられるのか教えてあげましょう」という提案をした。子供たちはいろいろな欠点をあげ、「だからいじめられても仕方がない」という結論に達してしまった。いじめられていた子は、こらえきれずに泣き出してしまったという。


  多数の加害者と1人の被害者に「話し合い」をさせれば、強い方が勝つに決まっている


  一見、民主的で素晴らしく思える「話し合い」によって、かえっていじめは強化されてしまうのだ。 「教師の多忙を理由にいじめ指導の徹底をはからない間違い」という著者の言葉は、教師にとっては厳しいかもしれない。


  だが、教師は子供をいじめや災害や事故から守る責任がある。いじめ指導の参考書として、教育関係者におすすめしたい本である。


           特派員  島次郎


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[ 2007/04/08 07:07 ] 書評、書籍紹介 | TB(0) | コメント(0)

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