「公立学校教職員の人事行政の状況調査」
文部科学省が公表 公立の民間人校長、過去最多の97人
4月時点13%増 
公立小中高校で
教員経験がない民間出身の校長が
今年4月時点97人になり、昨年同期に比べて
13%増えて
過去最多となったことが8日、文部科学省の
「公立学校教職員の人事行政の状況調査」で分かった。
学校事務職員や教育委員会職員などからの登用者も
含めると125人に上る。
学校別では
高校が57人で最も多く、
小学校が46人、中学校が16人で続いた。
66人は公募で採用された。
自動車メーカーやゼネコン、銀行、酒造会社など多彩な業種から転身している。
民間人校長は
ビジネスなどで培った経験を学校経営に生かす狙いで2000年に制度が設けられた。導入に積極的な自治体がある一方で、採用を中止する県もあり、ここ数年は任用者数が伸び悩んでいた。
一方、10年度に
自らの希望で
校長や副校長・教頭、主幹教諭から
一般教員などに降格したのは
211人で、09年度に比べて12人減った。減少は5年ぶり。主幹教諭からの降格者が減ったためで、より責任が重い校長などは高止まりしている。
降任の理由は
「健康上の問題」が47%、「職務上の問題」が32%、「家庭の事情」が20%。同省は「管理職の重圧に耐えきれなくなったり、一般教員として教壇に立って活躍したいと考える人が多い」と分析している。
新任教員として1年間の条件付きで採用されながら
正式採用にならなかったのは
296人で21人減少。うち
精神疾患が理由の依願退職は
91人で8人増えた。
教科の
専門知識やコミュニケーション能力が著しく欠けるなどで
「指導力不足」と教委が認定した教員は
208人となり、
52人減った。減少は6年連続。
【2011年11月8日 日本経済新聞】
新人教員の病気退職増
10年前の20倍…精神疾患9割 全国の公立学校に勤務する
1年目の新人教員のうち、
病気を理由に依願退職した人数が
平成22年度は101人にのぼり、
10年前の20倍に増加したことが8日、文部科学省が公表した調査結果で分かった。このうち
9割は精神疾患を理由としていた。夢をかなえて希望の職に就いても上司や保護者との関係、子供の指導に悩んで心を痛めて教壇を去っていく教員の姿が浮き彫りとなった。
地方公務員は民間企業の試用期間にあたる
条件付き採用期間を6カ月間設けているが、
教員の場合は1年間と長く、文科省は
この間の教員を対象に
調査した。
調査結果によると、
22年度に全国の公立学校に
採用された教員は2万5743人。全採用数の
1・1%に当たる288人が、1年以内に依願退職していた。
12年度の依願退職者数は
33人で、
10年で8・7倍に増加したことになる。
このうち
病気を理由に退職した人数は
12年度の5人から年々増加し、
19年度の103人をピークに高止まりしている状態。
病気のうち精神疾患については21年度から調査を開始。
21年度は86人中83人、22年度は101人中91人で、病気退職者の大半は精神を患ったものだった。
団塊世代の大量退職に伴う採用増で10年前に比べ、全採用数が2倍以上となっていることを考慮しても多く、文科省の担当者は「
仕事の量や保護者対応などイメージとのギャップがあるのだろう。
職場での人間関係の希薄さも背景にある」と分析している。
【2011年11月9日 産経新聞】
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