いじめ根絶へ 初の教材 【北海道帯広市教育委員会】
帯広市教委いじめ・不登校・非行等に関する対策委員会の
いじめ対策部会(部会長・森下寛稲田小教頭)は、いじめをなくす具体的な取り組みにつなげようと、
学級で活用する教材を初めて
作成した。
いじめの加害者、被害者、傍観者それぞれに向けて
「いじめは絶対にいけない」というメッセージを6項目まとめた。
「いごごちのよいクラスのための あつとほおむ」と題した
計3枚のシートを、
小・中学校40校の全学級に配布した。
市内の教諭や心の教室相談員らで構成する同部会が、今年度から作成に取り組んだ。
傍観者を含めていじめに関わる
それぞれの立場にメッセージが直接届くように、頭文字を「あつとほおむ」に統一して覚えやすいように工夫した。
いじめの
被害者に対しては、「安心して…あなたはかけがいのない存在です。
みんなであなたを守るから安心して」「誇りをもつ…
あなたは悪くありません。いじめる方が絶対に悪いのです」と、「いじめられる方も悪い」という風潮を完全に否定し、「遠ざかる…自分を守ることを一番に考えて、
いじめてくる人から離れましょう」など自分の身を守る具体的な方法も提示した。
また、「つられない…
その場で笑ったりするのも、
いじめているのと
同じです」「
無関心でいない…知らないふりをせず、みんなで行動にうつしましょう」と、
傍観が加害につながることを伝えた。
原案を考えた西陵中の千葉孝司教諭(十勝ライフスキル教育研究会代表)は「私たち
大人自身がいじめは絶対だめなんだという認識を持ち、防止やあった場合のケアにつなげるのが狙い。いろいろな場面でこの標語をPRしたい」と話す。
市教委は「
学活や道徳の時間にこのシートを活用してもらいたい」と話している。
<
加害者向けシート>
あ あそびでもダメ…みんなが心から楽しめるのがあそびです。
つ つらいきもちにさせるのもダメ…
悪口や差別は、
人の心を傷つけます。
と 友達がやっていてもダメ…他にやっている人がいても、ダメなものはダメ。
ほ 暴力もダメ…
これは犯罪。どんな理由があってもいけません。
お おしつけもダメ…
嫌がることを無理にさせることも
犯罪です。
む 無視もダメ…話しかけなかったり、返事をしなかったりするのも
傷つける行為です。
【2011年12月6日 十勝毎日新聞】
【写真】いじめの加害、被害、傍観向けに作成した「あつとほおむ」の3枚のシート ※ 教材の原案を考えた千葉孝司教諭は「いじめを許さない教師の会」北海道にも参加し、いじめ防止に取り組んでおられます。 【写真】「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」のシンポジウムにご出演いただいた千葉孝司教諭(左)、義家弘介参議院議員(右)と。
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