「組員にさせない」
警察官が出前授業
教え方を検討 【佐賀県】 青少年の
暴力団加入を阻止するため、子どもたちへの
教育を施すことを規定した
佐賀県暴力団排除条例。1月施行を前に、
教育現場では
暴力団と関わることや、組に入ることの
怖さを教えるため、
県警からの講師派遣などの検討に入っている。
「暴排教育」は
中学校から専修学校(高等課程)まで、
県内公立・私立の167校で行われる。県警は、
暴力団事件の捜査経験を持つ警察官らを学校に派遣。
暴力団の実態や被害に遭った実例を示し、暴力団の恐ろしさを伝えていく方針。効果的な教え方などを含め、県教委などと調整している。
映画や漫画などで、組に忠誠を誓う
組員が美化されるシーンもあり、青少年ほど
感化されやすいとして、県警組織犯罪対策課は「
実際は事務所の電話番や掃除、食事の世話で
こき使われる。それでも
組を抜けられないうえ、
薬物に頼り人生を棒に振るケースもある」と、実態を示しながら
“組員にさせない”教育を施していく。
学校での暴排教育をめぐっては
2006年、福岡県北九州市で、
福岡県警が製作した
暴力追放ビデオの上映に対し、
暴力団員の親らから「子どものいじめにつながる」と苦情があり、
上映を中止したケースがあったという。
ただ、県警組織犯罪対策課は「暴排機運はかつてなく高まっている。
自分の子どもが本当に心配なら暴力団から足を洗う選択肢もある」。県教委も「暴力団の怖さを教え、
その道に進まないように導くことが必要」と話す。
授業日程を既に組み込んだ学校もある。就職する生徒が多い鳥栖市内の高校は来年2月、卒業前の3年生を対象に実施する予定。同校の担当者は
「社会に出て暴力団に巻き込まれないよう、早い段階から教えることが大事」と意義を語った。
【2011年12月24日 佐賀新聞】

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