差別されたくない
県が子どもの意識調査
【長野県福祉部「子どもアンケート」】 「差別されないこと」「愛情を受けること」。県健康福祉部が県内の
小学5年生から高校2年生を対象に実施した
「子どもアンケート」で、子どもたちがこんな意識を強く持っていることが分かった。
虐待やいじめなどを受けた場合でも
我慢している傾向も浮かび、専門家らは「子どもが相談できるように
相談機関を改善する必要がある」と指摘している。
「
自分にとって最も大切だと思うこと」(複数回答)を聞いたところ、
「差別されない」が38%でトップ。次いで
「親に愛情を持って育てられる」(35%)、
「病気やけがの治療を受けられる」(33%)が続き、
「遊ぶ」「休む」もそれぞれ
30%、
25%あった。
県が昨年5月の世論調査で
同趣旨の質問を県内の
大人に行い、最も多かったのは
「親に愛情を持って育てられること」(75%)だった半面、
「遊ぶ」は16%、
「休む」は1%と低く、意識の違いも表れた。
子どもたちは
「毎日が楽しい」が91%、
「家の人に話を聞いてもらえる」が96%などと回答し、普段の生活にはおおむね満足している状況だ。
一方で、
虐待や体罰、いじめなどを受けた子どもが
1、2割あり、中には
性的に嫌なことをされた経験がある子どももいて、
悩みを公的機関に相談せずに我慢する傾向もみられたという。
アンケートは、県庁で開かれた
「子どもの育ちを支えるしくみを考える委員会」(委員長・喜多明人早稲田大教授)に報告。喜多委員長は「
既存の相談機関を、より
子どもに焦点を当てた仕組みに改善することが課題」と強調。委員からも「
男女や年齢差の分析や、アンケートしていない障害者なども考慮し、全体を把握するべきだ」との指摘もあった。
アンケートは、生活実態や意識の把握が目的で、質問は38項目。
各学年1000人ずつの計7060人を対象に昨年11月に実施し、
3362人(48%)が回答した。 (妹尾聡太)
【2012年2月3日 中日新聞】
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