子供のSOS 法務局ミニレター
2万3039通…4年前の倍
小・中学生が各地の
法務局に手紙を送り、悩みを伝える法務省の
「子どもの人権SOSミニレター」の利用が増えている。
いじめや虐待の相談が上位を占め、昨年度は取り組みを始めた
2006年度の2倍超となる約2万3000通が届き、
今年度も昨年末時点で
2万通を超えた。「ごはんをたべさせてくれないの」。
ミニレターをきっかけに親の育児放棄(ネグレクト)が発覚し、
児童の保護につながったケースもあった。
ミニレターは毎年秋に
全国すべての小・中学校を通じて
児童、生徒に配布。切手は不要で、
ポストに投函(とうかん)すれば
法務局に届く仕組み。法務局職員やボランティアの人権擁護委員が目を通し、学校など子ども自身が指定した宛先に返信する。内容は本人の同意がなければ、誰にも伝えないという。
同省によると、
昨年度に各法務局に届いたミニレターは
2万3039通で、内訳は〈1〉
いじめ8783通、〈2〉
虐待425通、〈3〉
体罰234通――など。
7割が小学生からという。中にはすぐに処置が必要な深刻な内容もある。
09年秋、
小学校低学年の児童から大阪法務局に届いたミニレターには、鉛筆書きで
「おとうさん、おかあさんにいじめられています」とあった。
担当者が「どんなふうにいじめられているの?」と、返信先に指定していた学校宛てに返事を出したところ、数日後に
「ごはんをたべさせてくれません」と記した2通目のミニレターが来た。
同法務局はこの児童が在籍する
小学校に連絡。学校側は
ネグレクトの疑いが強いとして
児童相談所に通報し、児童相談所が
児童を一時保護したという。
今年度は
東日本大震災関連のミニレターも多い。東北地方の
小学5年の女子児童は「
避難先の学校で仲間はずれにされている気がする」、
中国地方に避難した
中学1年の女子生徒は「
いじめにあっています。
津波で死ねばよかったのに、とまで言われた」などとつづっていた。
法務省調査救済課は「大人に面と向かって言えないことも、
手紙なら伝えやすいはず。手紙のやり取りを重ね、
他機関と連携して子どもを救済する事例も多い。
子どもたちの気持ちを酌み取ることを心がけ、
きめ細かく対応していきたい」としている。
元大阪市中央児童相談所所長の津崎哲郎・花園大特任教授(児童福祉論)の話「子どもにとって家庭や学校以外に悩みを伝える場があることは心強い。
口頭でのコミュニケーションが苦手な子でも
手紙なら本音が伝えやすく、リピーターが増えているのではないか。
いじめや虐待は一つの情報だけでは
真相がつかみにくい。ミニレターを契機に、
関係機関が対処する対応をさらに推進してほしい」
【2012年2月6日 読売新聞】
【写真】小学生向けのミニレター。分かりやすいように漢字にふりがなを付け、心境を顔の表情をチェックして伝える欄もある
※記事以外のコメントはBBSへ投稿下さい。
☆保護者向け掲示板☆ ☆児童・生徒向け掲示板☆

☆ご協力のお願い☆現代のいじめ問題を多くの人に知ってもらい、日本の子供たちを救う運動を広げるために、「ランキング」への投票を、ぜひお願いします☆m(_ _)m↓(下のバナーを、それぞれクリックしてください)

↑人気ブログランキング ↑ブログ ↑FC2ブログ
その子の名前は宮内彩夏といいます。性格は明るく元気一杯の子です。 でもその子は親に叱られる度に叩かれるそうです。ひどくて、顔がはれる、一番ましで叩かれて泣かないことだそうです。 そのことを相談される時、彩夏ちゃんの顔はつらそうでした。つらく、悲しく、家に帰りたくない、そんな顔でした。 そんな顔の彩夏ちゃんを見ていられなくてこれを書きました。
彩夏ちゃんを苦しみからすっくてあげたいです。
助けてください
]
コメントの投稿