中高生22万人に授業。暴力団排除を専門的に教える県警の「暴排先生」【福岡県】 

「暴排先生」 【福岡県警】
中高生22万人に授業


120315 毎日新聞 暴力団による抗争や企業襲撃が相次ぐ福岡県で、中高生を対象に暴力団排除を専門的に教える県警の臨時職員「暴排先生」による1年目の授業が15日で終了する。青少年教育を一つの柱とする県暴力団排除条例に基づく全国初の取り組みで、この1年間に計約22万5000人の中高生が授業を受けた。暴力団がはびこる福岡県の異常さを物語る授業だが、県警は若い世代から暴排意識を浸透させようと来年度以降も取り組みを続ける方針だ。

 今月8日、福岡市内の私立高校の教壇に「暴排先生」の女性職員(28)が立った。1、2年生約200人が見守る中、スクリーンに1枚の写真を映すとどよめきが上がった。暴力団組員が両脇にずらりと並んだ道路を組幹部が乗った黒塗りの乗用車が通過していく写真。
 さらに合成麻薬MDMAの写真や少女買春に関する新聞記事などを映しながら「暴力団は薬物を売りつけ、売春させる獲物を探している。獲物はあなたたち少年少女です」と話した。

 続いて、全国最多の五つの指定暴力団が本拠を置く県内の暴力団情勢や、下部組織から上納金を吸い上げる集金システムなどを説明。暴力団にかかわると犯罪に手を染めたり、金銭を奪われたりすることを指摘した。
 さらに、暴力団事務所の前を複数の組員たちがたむろする中を通行する女子生徒の写真を映し出し「ここで対立する暴力団が手りゅう弾を投げたらどうしますか。巻き込まれて死んでしまうかもしれません」と述べると、会場は静まり返った。

 最後に暴力団犯罪の被害に遭わないためには、薬物使用や暴走族への参加などをあらゆる手段を使って断る大切さを指摘。「暴力団にかかわったらハッピーエンドはありません」と締めくくった。

 県警によると、「暴排先生」は、大学・短大を卒業後3年以内で教員免許を持つ男女を対象に募集し、今年度は10人が任命された。3週間の研修を受けて各校に派遣され、県内の中学・高校全545校のうち533校で授業があった。生徒の親族に暴力団関係者がいる場合もあるため、組員が写った写真は他地区のものを使うなどの配慮もしている。任期は1年で来年度も8人の採用を予定している。

 この1年間で約80回の授業をしてきた女性職員は「暴排先生になる前はニュースで発砲事件を知っても『またか』としか思わなかったが、福岡が異常な状態だと分かった。授業を聞いた生徒から『意識が変わった』と言われた時はうれしかった」と語る。
 県警組織犯罪対策課は「即効性はなくても継続させることで、将来的な暴力団排除につなげていきたい」と話している。
【2012年3月15日 毎日新聞】

【写真】たむろする組員の間を通る女子生徒をスクリーンに映し出し、授業をする暴排先生=福岡市で2012年3月8日午後2時57分

 

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