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□いじめ対策海外事情~韓国(2)~□ 

120411 ムクゲ

■□いじめ対策海外事情~韓国(2)~□■

 皆さま、こんにちは。
 前回は、いじめ対策海外事情として韓国の「学校暴力予防及び対策に関する法律」制定までの経緯をご紹介いたしました。今回は、その後法律制定のきっかけとなったいじめ事件があった公立中学校(以下S中学校)のいじめ防止への取り組みについてご紹介いたします。

 2004年制定の「学校暴力予防及び対策に関する法律」18条には「学校暴力の現場を見たりその事実を知ったものは学校など関係機関にそれを即時報告しなければならない」(報告の義務化)が盛り込まれています。

 S中学校では、この「報告」に重点を置いています。教師の側は「いじめの事実を大人がつかむこと」がいじめ解決の重要ポイントとし、そのための取り組みが様々に行われています。

 その一つとして匿名によるアンケートがあります。内容の秘密は絶対に守るという前提で匿名でいじめの存在についてのアンケートをとります。

 二つ目には本人からの報告があります。この報告も口頭だけでなくフォーマットがあり報告書を記入する形式になっています。

 三つ目はいじめの目撃者からの報告です。規律チェックシートというものがあり、遅刻をしたり名札を忘れたり、規律を乱した行為では-(マイナス)ポイントがつき、-(マイナス)ポイントがたまると奉仕活動がありますが、「いじめの報告」をすると+(プラス)のポイント(最大5ポイント)がついて30ポイント以上になると全校生徒の前で表彰されます。

 以上の3つの取り組みを実効性のあるものにするため、学校側は普段から「いじめをすぐに報告するよう」指導しています。教師と生徒の会話の中でも「いじめを見つけたらどうするか?」「はい、知らせます。」というようなやり取りがみられます。

 また「報告した人の秘密は絶対に守る」という配慮が徹底されています。
 教師は語ります。「報告のポイント制度は形式的なものです。報告をすることがよいことだという意識を育てる必要があるのです。そして秘密は絶対に守ることで勇気を持って報告すれば解決できると生徒に信頼感を与えるのです。」

 報告を受けた後、教師はどのように対処をするかというと、まずいじめ被害者から徹底的にヒアリングを行いいじめの状況を調査します。次に周囲からの聞き取り調査を行います。そして、いじめの実態を教師が把握したうえで、加害者の調査に入ります。
最終的には加害者が「謝罪する」というところまで指導します。
 指導する教師は次のように言いきります。
「いじめが目に見える形になれば私たち(教師)が間に入り、手順を踏んで素早く解決できるようになる」

 確かに、日本でのいじめ相談を受けていても、いじめの事実が目に見える形(客観的にいじめの事実があったと認定できる状態)になると、解決は早くなります。
しかしそれまでのプロセスで報告を受けた教師の力量で左右されたり、校長の方針によって左右されたりすることが多く、なかなかいじめの事実が目に見える形になりません。
 それ以前に子供たちに「いじめは報告しなければならない」という意識も醸成されていません。

 「いじめの報告」をいかに集めるか、そしてその後の指導方法について韓国のこの事例に学ぶべきことは多いと感じています。そして、日本ではどうすべきなのか私たち大人が考えていきたいと思います。

 次回は、生徒と教師以外の大人のいじめ防止に対する韓国の取り組みについてご紹介いたします。

担当 : 小野田真里子 (教育事業経営・3児の母)



 

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[ 2012/04/12 07:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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