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■□いじめは悪いことと教育されているはずなのに・・・□■ 

120511 コデマリ

  ■□いじめは悪いことと
 教育されているはずなのに・・・□■

 いじめは悪いことと教育されているはずなのに、なぜ人はいじめを行なったり、黙認してしまうのしょうか?
 それは、いじめる人間の心理として、「その子の性格や素行に問題があるので、それを矯正するために骨を折ってやっているのだ、これはいじめではなく教育であり正しいことなのだ」という、いじめの自己正当化が起こってしまうからだと言う人がいます。

 以前、こういう実験の話をききました。
 まず、大学生たちに電気ショックを受けて苦しんでいる人の映像を見せます。次に、その人がなぜ電気ショックを受けているのかを、次の3つのパターンをグループ毎に説明します。
1. あれは演技で、実際には電気は流れていない。
2. 特に理由は無い。
3. お金をもらって電気ショックを受けている。

 その後で、「電気ショックを受けていた人に好意を感じるか?」という質問をします。さて、この中で、一番好意が感じられないと思われてしまったのは、1から3のどのパターンでしょう? 実は、「2の特に理由も無く電気ショックを受けていた人」です。

 なぜ、このような結果になったかというと、
「理由もなく物事は起こらない。したがって、不幸に見舞われた人は、能力や性格が劣っているからである」と見るというのです。
 このような心理が、「いじめられている子は劣っているからだ」とか、「いじめられる理由がある」という考えになるのでしょう。

 でも、こんな安易な考えは許されるものではありません。いじめは、相手から人間としての誇りと尊厳を奪います。
 しかも、これを「ゲーム」であると捉えている人間さえいるのです。いじめは悪いことだということは誰でも知っています。ですが、「人の不幸は蜜の味」と言われるように、いじめることに快感を感じる人も多いのです。

 さらに、いじめっ子の心理として、「自分はいじめをやっている。でも、自分が悪いことをしているなどとは、思いたくない」という心の動きがあります。人間は自分を中心に考えやすい性質を持っており、「自分が悪い」とは認めません。
 そして、自己正当化をはかり、「あいつはいじめられて当然の人間だ」と思い込むのです。

 いじめをする人間というのは、「心に弱さ」を持った人であり、弱さを攻撃に変えた者です。いじめに直接参加しない周りの傍観者達にも「弱さ」があります。できればいじめを止めたいですが、自分がいじめられるのでできません。
 自分のそんな弱い心を認めてしまうのは辛いことです。そこで、「あいつはいじめられても当然の人間だ」と思い込むようになります。
 こうして、周りの子もいじめっ子をはやし立てたり、いじめを黙認したりするという、いじめ包囲網が完成します。

 いじめられっ子は、自分自身の価値を肯定できなくなります。「僕は、私は、いじめられても当然の人間だ」と、いじめられっ子自身も思い込むところまでいきます。
 視野がせまくなり、永遠に続くことのように錯覚してしまいます。「生きていても楽しい事なんてなに一つ無い」と思うようになります。自分さえいなくなれば周りの人間が幸せになれると、錯覚してしまいます。「死ぬしか楽になる道は無い」と思いこみ、実行に移してしまうことさえもありえます。
 こんな子を見かけたら、「あなたは悪くない」と言ってあげてください。悪いのは「いじめる子」です。

 以上のことからもわかるように、「いじめを苦にして自殺するような奴はバカだ、負け犬だ」という考えは、大きな間違いです。
 こうした考えを「許さない」という姿勢を貫きたいと思います。こういった偏見がなくなること心からを祈ります。
 明けない夜はありません。私達は解決するたくさんの方法を知っています。

担 当: 興梠 規和


 

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[ 2012/05/12 16:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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