◇事務長メッセージ◇
◆いじめ問題と子育て
(発達障害の基礎知識と対応のあり方)◆今回は、高機能自閉症とアスペルガー症候群について、ご紹介していきたいと思います。
広汎性発達障害の中で、よく知られている症状として、高機能自閉症とアスペルガー症候群があります。この二つは、いわゆる自閉症と言われる症状の中で、知的障害がないものです。(知的障害であるかどうかの基準は、通常、知能指数(IQ)が70未満であるかどうかで判断します)
その中で、言葉の発達の遅れを伴わないものをアスペルガー症候群といいます。
高機能自閉症とアスペルガー症候群の特徴としては以下のものがあげられます。
1.社会性について
一般常識といわれる、社会的ルールが理解しづらいため、「人の気持ちを考えない自己中心的な人」とみなされ、結果として他人との交流がとりにくくなってしまう傾向があります。
2.コミュニケーションについて
言葉は、普通に話すことができるのですが、「いってきます・ただいま・おかえりなさい」などの立場に応じた使い分けが難しいということがあります。
これは、社会的に共通する言葉の意味や概念が理解しづらいのが原因です。
そのため、時として表現の不適切さが奇異に思われたり、悪意があると捉えられしてしまい、コミュニケーションに影響を及ぼすこともあるようです。
3.興味・関心
子供達は、憧れのヒーローやヒロインになりきって遊ぶ「ごっこ遊び」をよくすると思います。
ところが、高機能自閉症やアスペルガー症候群の子供達の多くは、こうした「ごっこ遊び」にはあまり興味を示さないのです。それは、想像力・創造性といった感性が劣っているからだと言われています。
その一方で、コレクションなどの収集癖が出ることがあります。ミニチュアやカード、レシートなど、自分の好むコレクションを集めるのです。また、自分の好きなことに対するこだわりも特徴だと言えます。
4.その他
高機能自閉症、アスペルガー症候群の子供は、視覚や聴覚、味覚などの感覚分野が敏感か鈍感のどちらかに偏っている傾向があるそうです。
味覚に偏りがある場合、偏食になりやすい特徴があります。
また、決まった行動パターンを好むため、作業や予定の変更を嫌うという特徴もあります。
次に、高機能自閉症・アスペルガー症候群の子供達に対する対応を考えていきたいと思います。
1.明確な指示
その場の状況に応じた判断が難しいため、曖昧な言葉では、自分がどう行動していいかがわからなくなってしまいます。
例えば、「皆さん」と言われた時ですら、自分がその中に含まれているのかどうかがわからず不安になってしまいます。
気を付けていないと、私たちが普段使っているようなちょっとした曖昧な表現すらも混乱を招く可能性があるのです。そのため、明確に意図のある指示を出すようにして、混乱をさせないようにする必要があります。
2.環境整備
感覚に左右されやすいので、急激な刺激を与えない環境ですごさせてあげるのが大切だと思います。
大声で叱ったりするのは逆効果です。「怒られた・拒否された」といった気持ちが、通常の子供達より強く心に残ってしまうので、なるべく穏やかな接し方をする必要があります。
問題行動がある時は少しずつ改善していくように心がけてください。
3.生活のスケジューリング
想定外の事柄や突然の変化に対しては、それが理解できず、苦痛を感じてしまいます。
そのため、いつ・どこで・何を行うか、きちんとしたスケジュールを組み、それを明確に伝えておくことで、トラブルを回避することが出来ます。
4.長所、興味分野を伸ばす
本人の優れているところを見出して、それを伸ばすようにしていきましょう。
また、興味ある分野に関しては、こだわりを持ち続けます。そのため、その興味ある事柄を良い方向に伸ばすように心がけてください。
それが、本人の成長につながっていくのではないでしょうか。
今回は、高機能自閉症、アスペルガー症候群の特徴と対応についてご紹介してまいりました。
次回は、これまでにご紹介した発達障害についてのまとめをしたいと思います。
いじめから子供を守ろう!ネットワーク
事務長 丸山秀和

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旅路様へ
いろんな方の考え方がありますので、わざと解らないように書いていますので、ごめんなさいね。
あなた様が「子供のいじめのブログ」とおっしゃっているように、私も【子供さん達からの涙の訴え】で、語って居ります。
ただ、問題が問題ゆえに、ストレートに語る事には躊躇致しますので、お許し下さいね。
失礼致しました。
このブログは子どものいじめのブログです。子どもも読んでいるので、陰語録の言葉を書くことは非常識です。意味不明です。
「一人の策を積みて一家の策を為し、一家の策を積みて一国の策を為し、一国の策を積みて天下の策を為す」
吉田松陰語録より
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