※ 保護者が学校に「いじめ」を相談していたのに、学校側が「いじめ」とは認めなかったため、尊い命が失われました。このような悲劇が何回も繰り返されています。
「いじめ」の相談を受けた教員や学校はその訴えを真摯に受け止め、学校の組織全体で、協力しながらいじめ解決に邁進していただきたいです。世田谷の中1女子 自殺
いじめきっかけ 学校、対応ミス認める
【東京都世田谷区】 東京都世田谷区の私立中学一年の女子生徒=当時(13)=が昨年十二月、自殺した問題で、同校校長が二十三日記者会見し、調査結果を発表した。昨年七月から友達にからかわれ「自殺当日、学校での昼食中に言葉によるいじめを受けたことが(自殺へと)背中を押すきっかけになった」として、いじめが自殺の原因の一つであると認めた。 (小形佳奈)
学校が生徒や教員から聞き取った調査結果によると、女子生徒が昨年七月ごろ、友達に自分の秘密を言い触らされ、そのことで複数の級友からからかわれるようになったという。
スカートめくりや「うざい」、「きもい」などの言葉を受けたり、十月下旬ごろからはツイッターにも同様の言葉が書きこまれるようになった。生徒の携帯電話の中身を見たり勝手にメール。女子生徒がジュース代などとして貸した数百円から三千円が返ってこないこともあったという。
女子生徒の父親から昨年十一月中旬、「娘がいじめを受けている」と相談があったが、担任が女子生徒との面談から、「友人関係の悩み」と判断、いじめとは断定していなかった。
校長は、「自殺の原因は複数あるが、昨年七月ごろから友達にからかわれるようになり、それがエスカレートしていじめにつながった」と話し、女子生徒の悩みの深さに気付かなかった対応のまずさを認めた。
女子生徒は昨年十二月八日に小田急線座間駅で電車にはねられ死亡。座間署によると、生徒のノートに、「いろいろされたけど何があったかはいわない」と記された上で、複数の生徒の名前が記されていた。
学校は二十三日午後、保護者会でカウンセラー体制の充実や「いじめ解決のための生活アンケート」を学期ごとに行うなど再発防止策について説明した。
◆終始あいまいな説明
「わかりません」、「説明できません」。女子生徒が通った私立中学校の記者会見で、校長は、「いじめが自殺の一つの原因と言うなら、ほかの要因は」との質問に、あいまいな説明に終始した。
校長はプライバシーを理由に詳しい説明を拒んだ上、「遺書にはそう(いじめが原因と)あったが、生徒への聞き取りやツイッターへの書き込み内容などから、思春期特有の悩みもあったと判断した」とも述べ、いじめ以外の理由を示唆した。
遺族は自殺直後、「とにかく原因が知りたい」と、学校側に徹底的な原因調査を求めたという。
学校は自殺翌日に校長、担任や外部の危機管理コンサルタントら十一人からなる調査委員会を立ち上げた。学校は女子生徒の保護者と自殺後、四回面会し、聞き取り内容は全て文書で手渡している。
ただ、生徒への聞き取りは第三者によるものではなく、校内の教員だけで行ったという。
私立学校は、市区町村の教育委員会の管轄外で、都内の私立学校を管轄する都私学部も調査手法や内容に踏み込むことはない。
【2013年2月24日 東京新聞】

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