【写真】 義家弘介先生の基調講演 ◇事務長メッセージ◇
◆◇鹿児島シンポジウムのご報告◇◆ 5月11日(土)、鹿児島県鹿児島市で、「いじめから子供を守ろう ネットワーク 鹿児島シンポジウム」を開催いたしました。
鹿児島県は、昨年11月に文部科学省から発表された、いじめ認知件数が、30,877件で全国一になった県です。これは、いじめ問題にきちんと取り組まれているという表れであり、私たちとしても、拍手を送りたいと思います。
このように、いじめ問題に対して積極的な姿勢を示している鹿児島県でシンポジウムを開催できた事は、教育界に改革の風を吹き渡らせるために、非常に意味のあることであったと実感しております。
【写真】 情熱あふれる義家先生の講演
今回は、衆議院議員であり文部科学大臣政務官でいらっしゃる義家弘介先生をお招きし、「いじめを取り巻く教育事情」と題しまして、基調講演をいただきました。
基調講演では、教育現場での隠ぺい体質に言及され、それを防ぐための効果的方法として、「いじめ防止法」にふれられました。義家先生のお話から、制定実現が目の前まで来ていると実感いたしました。
また、ネットいじめにおいては、子供達の間で、LINE(ライン)が広まっていることの問題点をあげられました。LINEは、スマートフォンの普及とともに、急速にユーザーが増加している、インターネット上での、コミュニケーションツールです。LINEは他のコミュニケーションツールに比べて、密閉性が高く、その中でいじめが起きてしまうと、発見するのも難しく、解決が難しくなっているというお話でした。
子供達が手にしている、携帯電話、スマートフォンなどは、与えているのは親なので、親もしっかりとした問題意識を持っていないと、被害にあう危険性を防げないと、ご指摘いただき、私たちも問題意識を新たにしました。
講演では、いじめ以外の分野に関しても、様々に提言をされ、義家先生の教育に対する行動力、熱意に圧倒されました。
【写真】 パネルトーク
【写真】 コーディネーターの井澤一明いじめから子供を守ろうネットワーク代表
後半は、「いじめを撲滅するためには」というテーマでパネルトークを開きました。
パネリストとして、義家先生、お子さんのいじめ経験ある保護者の方、小学校の先生、元PTA会長の皆さんに出席していただきました。
その中で、教育現場の状況について、小学校の先生から発言がありました。まず第1点として、現場も昔とは雰囲気も変わってきており、昔は隠ぺいの方向に進んでいたものが、今は、きちんと報告をする方向になってきているとのこと。これは、いじめ認知件数の増加に現れてきているものと思います。
第2点は、教師は、悪いことに対して、毅然とした姿勢で、生徒と向き合うことが大切で、教師が正しい道徳観を持ち、悪に対して立ち向かう行為が、クラスを良くしていくことに繋がっているということを、お話しいただきました。こういう毅然とした姿勢を示せる先生が増えていくことが、いじめに苦しんでいる子供たちを救っていくのです。
皆様の熱い思いの中、あっという間に2時間が過ぎ、充実した時間を過ごさせていただきました。
ご来場いただいた多くの方々から、アンケートを頂き、関心の高さを感じました。
また、これからも、シンポジウム、セミナーなどを通じて、いじめ問題、教育改革に対しての考え方を、皆様と共に広めてまいりたいと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和

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