☆事務長メッセージ
◆◇いじめは犯罪!◆◇5月16日付で、文部科学省より、いじめに関する通知が出されました。(文末参照)
この通知は、昨年11月2日付で出された通知を補完し、個々の犯罪行為の詳細などを追加し、より具体的な内容となっております。
今回の主旨は、いじめの中には、犯罪行為として取り扱われるべきと認められるものが含まれ、警察と連携した対応が必要であるというところにあります。
昨年の通知では、犯罪行為についての具体的な説明がありませんでした。そこで今回は、どういう行為が、どういう犯罪に当たるかの説明がなされ、現場での判断において、役立たせようという姿勢が感じられます。
例えば、「ひどくぶつかられたり、叩かれたり、蹴られたりする。」→「暴行罪、傷害罪」
「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる。」→「脅迫罪、名誉棄損・侮辱罪」
などが挙げられています。
いじめは犯罪であり、許されざる行為であるということが、国の公の通知としても発信されるようになりました。サポーターの皆様方のご協力のもと、ポスターなどを通じて、「いじめは犯罪!」だと訴えてきた活動が、身を結んだものではないでしょうか。
今のいじめの実態は、悲惨なものがあります。
大人の世界では犯罪だと言われるものでも、子供のいじめだからと言って、安易な対応をしてきている面もあったのでないかと思います。しかし、悪い行為はきちんと悪い行為として、その責任を取るように指導していくことが、本来、その子の将来にとって、有意義なものになるはずです。また、犯罪性のあるいじめに対して、早期に警察へ通報することが、いじめられている児童生徒の生命や、身の安全を守ることにつながります。
警察もなかなか学校内へは踏み込む事が難しかった状況もあったかと思います。
しかし、犯罪性のあるものは、やはり協力をして、解決にあたるのが、王道であり、子供の世界だけが特別ではなく、同じ社会の一員として、考えていくべきだと思います。
今回の通知の中に、「いじめられた児童生徒の立場に立って」という文言があります。
現場の教師の方々が、この通知を理解し、いじめられた児童生徒の立場に立った判断をし、適切な対応を取っていただければ、いじめられた児童生徒は救われます。
私たちも、いじめ撲滅に向けて力を込めて、活動していきたいと思います。
今後とも、皆様のご協力をお願いいたします。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和
※文部科学省通知
5月16日付「早期に警察へ相談・通報すべきいじめ事案について(通知)」http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1335366.htm昨年11月2日付「犯罪行為として取り扱われるべきと認められるいじめ事案に関する警察への相談・通報について(通知)」http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1327861.htm

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