☆「いじめ被害事実」を書くときのコツ☆ 

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◆「いじめ被害事実」を書くときのコツ◆

 私たちは、いじめ解決方法として、いじめられた事実や学校への要望を書面化することが大切であり、有効であると訴え続けています。

 実際に文書を書いて交渉に臨んだ保護者の方からは、
「今まで、いじめを相談しても聞き流すだけだった学校が、書面を作成して校長先生にお会いしたら、態度がまるで違って、真剣に取り組んでくれました」、
「書面を書いて正解でした。こんなに違うとは思わなかった」等々の声をいただいています。
 中には、「書面が出されたのなら、やらざるを得ませんね」と言った校長もいたというご報告もあります。

 保護者からの口頭での相談は、お母さんからの愚痴くらいにしか聞こえていない教師や校長も多いように思います。

 このように文書にまとめることは大きな効果がありますが、そうは言っても「書面の書き方がよく分からない」と言う方が多いことも事実です。また、書かれた文書を送っていただいたものを見ても確かにこれでは伝わりにくいだろうと感じる文書もあります。

 その都度、アドバイスや手直しをさせていただいているのですが、もう少し詳しく説明する必要があると感じますので、今回は、「いじめ被害事実」を書くときのコツについてご紹介させていただきます。

【「いじめ被害事実」を書くときのコツ】
 最大のポイントは、自分のために書くのでなくて、読み手、つまり、担任、校長、さらには、教育委員会などの第三者が読んでわかるものを書くことです。
 ですから、先生と保護者だけがわかる省略語や特殊な言葉は、説明を入れたり、正式な名詞を使うように心がけていただきたいと思います。

1 まず、事実を時系列に書きましょう。

 いじめの事実は、「何月何日何時頃、誰がどういうことをした」と、時系列に書くことがポイントです。
 数年にわたる場合には、最初の行に、「2013年」とか、「平成24年」と、明記すると読み手にわかりやすくなります。
 被害にあった日にちがはっきりしない場合も多いのですが、その場合には、「6月上旬」、「2学期の半ば頃」、「体育祭の直後」等の書き方でかまいません。

2 感性的な表現を極力減らして、事実を具体的に書きましょう。

 「筆舌に尽くしがたいいじめを受けた」と言うような抽象的な書き方は、実はうまく伝わらないものです。
 具体的な事実を詳細に書くことで、読み手は、その状況を頭の中で映像化します。いじめの重大さを認識するのです。
 「悪口を言われた」、「無視された」、「蹴られた」と記述するよりも、
「山田二郎くんに、『うざい』、『キモイやつ』と悪口を言われた」
「太郎が、教室の入口で、山田二郎くんに『おはよう』と挨拶したが、横をむいて何も言わず無視された」
「山田二郎くんが、太郎の足を数回強く蹴った。蹴られた跡はアザになり1週間くらい消えなかった」
というように、具体的に、かつ映像的に描写すると、「ひどいいじめだ」と読み手に伝わります。
 描写が長すぎると読んでくれなくなりますので、簡潔さも忘れないようにしてみてください。

3 いじめ加害者や関係者などの登場人物は、本名で書きましょう。

 「3組の4人組が暴言を言った」、「あっちゃんが、ラケットを踏みつけた」等ではなく、「山田二郎くんが、うちの太郎の肩を力いっぱい叩いた」というように、いじめの加害児童・生徒の氏名を具体的にフルネームで書くことが大事です。
 名前を書くのは可哀想だと思って、「AくんとBくんがいつも悪口を言う」と書いたところ、
「うちのクラスには、Aくん、Bくんという生徒はいません」と担任に言われたというケースもありました。

4 推測や憶測、噂は、文書に残さないことが必要です。

 例えば、
「一番の黒幕は川田春子さんで、自分は手を下さないのだが、皆に命令して太郎を仲間外れにしているようだ」
「山田の母親が参観日に挨拶もしないし、いじめの原因はこの母親のせいなんです」
 不安な気持ちから、このような確認できない事実(推測)を書いてしまいがちになります。
 そういうこともあるのかも知れないのですが、証拠なり、証人を得なければ、逆にこの記述を逆手にとられて、モンスター扱いされたり、名誉毀損だといわれたりすることがありますので、気をつけていただきたいと思います。

5 感情的な言葉は書かない。

 確かに、保護者の気持ちを添えると、書き方によっては読む人の心を打つこともあります。
 しかし、嘆いたり、恨んだり、悲しんだりという感情的な文章が続くと、何を言いたいのか分からなくなってしまいますし、読み手はこのような感情的な文には共感しにくいものなのです。
 繰り返しますが、いじめにあったお子さんがどんなに辛く苦しんでいるのか、保護者がどんなに悲しい思いでいるのか、それを伝えたい場合には、情景の描写が効果的です。
 たとえば、「毎日がつらく、家の中も重苦しい……」と伝えたいのであれば、
「現在、長男は、夜中にうなされ、寝汗をかく毎日を送っております。家族も言葉少ない暗い毎日を過ごしています。息子の姿に、日々、幾度となく涙がこみ上げてまいります。」
などというように表現してみて下さい。

 以上、「いじめ被害事実」を書くときのコツをご紹介いたしました。

 書き上げた書面は、そのまま提出しないで、必ず読み直して下さい。また、ご家族の方にも読んでいただいて、分かりにくい表現、誤字、脱字がないかのチェックをお願いしてみて下さい。

 そうは言っても、「これでいいかな」など不安に思われた場合には、お書きいただいた書面を拝見しますので、お気軽にいじめから子供を守ろう ネットワークにご相談いただければ幸いです。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井妙子


 

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[ 2013/09/27 19:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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