2010年10月の中3男子自殺、「いじめが原因」と第三者委員会が認定。【東京都足立区】 

※ 3年前の2010年10月、東京都足立区で、中3男子生徒が、「遺書」を残して自ら命を絶ちました。遺書には、「一番辛(つら)いと思ったのは嘲(あざけ)りと同情」、「死にたいと思う原因はこれくらいで、他は充実している」などとあったのに、当時、区教育委員会はいじめと死亡との因果関係を認めませんでした。今年3月、ようやく第三者委員会が発足し、調査の結果、いじめが原因の自死との結論が報告されました。
よくまとめられた記事がありましたので以下引用いたします。


中3自殺 「いじめ原因」
足立の第三者委 言葉で侮辱認定

【東京都足立区】

131122 東京新聞表 東京都足立区で2010年、区立中学3年の男子生徒が自殺した問題で、区の第三者調査委員会は21日、長期にわたる言葉のいじめが自殺の一因だったとする調査報告書を近藤弥生区長に提出した。
 区教委は、いじめの事実を確認しながら「因果関係は不明」としていた。この主張を第三者委は否定、「判断は適切でなかった」と断言した。 
 専門家四人の第三者委は、区教委の調査は不十分との遺族の要望で今年3月に発足。

 報告書では、男子生徒は少なくとも中学1年から、他の生徒が多くいる前で侮辱的な呼び名で呼ばれ、心理的な攻撃による深刻ないじめを受けていたと認定。遺書には、「一番辛(つら)いと思ったのは嘲(あざけ)りと同情」、「死にたいと思う原因はこれくらいで、他は充実している」などとあり、いじめが自殺の要因の一つである以上、因果関係はあったと結論付けた。

 教師などが取るべき措置にも言及。相手を傷つけるような呼び方をしていないか生徒に振り返る機会を設けたり、いじめかどうか分からないケースでも、トラブルの兆しがあれば管理職に報告して校内で共有したりすることを、学校や区教委に求めた。
 区には、学校や区教委が講じた対策を遺族や区民に公開することも要望した。


131122東京新聞写真 近藤区長は、会見で、「自殺につながる全ての要因が解明されていない以上、因果関係は不明とした当時の考え方の不明を恥じている」とおわび。年明けにも、区長部局に第三者委のような調査組織を設けるなどの方針を明らかにした。

 遺族側代理人の関哉直人弁護士は、自殺との因果関係を明確にした点を評価。ただ、報告書に黒塗りの部分が多く、「親でも知ることができないことに遺憾を覚える」との遺族のコメントを読み上げ、区の情報開示の仕方に疑念を示した。
【2013年11月22日 東京新聞】

【写真】 黒塗りの部分が多い報告書

「7回死にたいと思ったら死のう」
遺書に心境 生々しく
足立・中3自殺 第三者委報告書


 7回死にたいと思ったら迷わず死のう――。足立区立中学校3年生の男子生徒が2010年10月に自殺した問題で、区が設置した第三者委員会は21日、調査報告書をまとめた。
 男子生徒の遺書には、繰り返される言葉のいじめで死に追い詰められた心境がつづられたが、区教委はいじめと自殺との関連を認めていなかった。
 第三者委員会は、「自殺との因果関係は明らか」と指摘、この日記者会見した近藤弥生区長も、「不明を恥じる」と当時の対応の誤りを認めた。
 遺族側も、「もっと早く原因を究明してほしかった」と悔しがった。

 男子生徒の遺書は自室とポケット内から2通発見された。遺書や、生徒や教師からの聞き取り調査によると、男子生徒が自殺を決意したきっかけは、自殺3日前の10月22日。この日の昼休み、男子生徒が嫌がる「侮辱的な呼び名」を、複数の生徒が黒板に書くなどした。男子生徒が、「やめろ」と言いながら黒板の文字を消しても嫌がらせは続き、このいじめの後、ほかの生徒に、「生きている意味あるのかな」などと漏らしたという。
 この現場を、当時の担任の教諭が目撃。嫌がらせをした生徒に対し、「そんなことを言うんじゃない」と注意した。しかし、担任教諭は、「からかっている感じはした」としながらも、「大騒ぎではなかった」と、深刻ないじめとはとらえていなかったという。また、教師の中にも、男子生徒の自殺まで、いじめの深刻さに気づいたものはいなかったという。

 遺書の中で、男子生徒は、自殺を決定づけた22日のいじめを「嵐」と表現。この時、1年生の頃から「死にたい」と思った回数が7回目に達したとし、自殺の理由について「嘲(あざけ)りと同情。それも多人数のなかでのそれだった」などとつづった。
 男子生徒の自殺後、区教委は当時の3年生約210人に聞き取り調査を実施。5人が侮辱的な言葉を生徒に言ったと回答したが、両親には、「自殺との因果関係は不明」と報告した。
 遺族側の再調査の要望で、今年3月に教育関係者4人による第三者委員会が発足した。


121122 読売
【写真】 男子生徒の自殺に関する調査結果について記者会見する
第三者委員会の委員ら (足立区役所で)

 近藤区長は、「全体が解明できない以上、因果関係は不明とするしかないというのが当時の判断だった」と釈明。同席した青木光夫教育長も、「今から考えれば、遺書の内容をもっと評価すべきだった」と当時の対応の不手際を認めた。

 この問題を受け、区と区教委は年明け後、いじめ防止に関する調査機関を設置することなどを決めた。男子生徒の両親は、「報告を受け、改めてひどいいじめがあったと思った。もう二度と起こらないことを心から祈る」とのコメントを代理人弁護士を通じて発表した。
【2013年11月22日 読売新聞】


 

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