※ 神奈川県相模原市議会で、「市いじめ防止条例」の制定が検討されていると報道されました。特筆すべきは、同市の条例案は、その前文で、「いじめは絶対に悪い」と明確に宣言していることです。
「『いじめは絶対に悪い』というメッセージを発することは、今まさにいじめられている子どもや家族の救いになる」という、いじめ被害者の保護者の言葉も記事に掲載されています。これからも、「いじめは悪」、「いじめは犯罪」と訴え続けてまいりたいと思います。記事を引用いたします。 「いじめは絶対に悪い」議員提案、
条例案明記で賛否
【神奈川県相模原市】
相模原市議会が議員提案を目指している「市いじめ防止条例」に市民の声を反映させる意見交換会が10日夜、同市内で開かれた。
初めて公表された条例案では、前文で、「いじめは絶対に悪い」と明記された。いじめ防止対策推進法でも触れられていないいじめの「評価」に当たることから、参加した教育関係者やいじめ被害の当事者からさまざまな意見が出された。
19日から始まる市議会3月定例会議に議員提案するのを前に、文教委員会が主催。市民16人のほか、関係者が集った。
出席者からの意見が集中したのは、「いじめは絶対に悪いという考えを基本にして、いじめを防止し、次代を担う子どもが生き生きと、安心して生活し、学ぶことができる環境を整えることは全ての市民の願いです」とする条例案の前文のうち、「いじめは絶対に悪い」という表現だった。
「いじめは悪い。だが発展途上の子どもは過ちを繰り返すもの。『絶対悪い』の文言が一人歩きしてしまうのでは」。元中学校教諭の男性は、困惑を口にした。小学生と中学生の子どもがいる母親も「もし子どもがいじめる側にいたら、条例違反になるのか」と危惧した。別の母親は「(自分のクラスで)いじめを出したかどうかで先生が評価されることにつながりかねず、教育現場がますます硬直化する」と、条例が「いじめは悪い」との評価を出発点とする弊害を指摘した。
賛同の声もあった。ある母親は子どもがいじめ被害に遭った経験を打ち明けた上で、
「当時、本人だけでなく家族も苦しみ、すごくつらかった。『いじめは絶対に悪い』というメッセージを発することは、今まさにいじめられている子どもや家族の救いになる」と強調した。
施行日を「4月1日」としていることに対しては「議論が拙速でないか」、「市民の声を聞く場をもっと設けて」とする意見が相次いだ。
文教委の中村知成委員長は終了後、「いじめは絶対に悪い」と明記したことについて、
「いじめ行為を『悪い』と評価しており、いじめる側の子どもの人格を否定しているのではない。誤解を解いていきたい」と説明。施行日や意見交換会の追加開催については、「委員会で協議を続ける」と話した。
【2014年2月13日 神奈川新聞】【写真】いじめ防止条例の議員提案に向け開かれた意見交換会=相模原市役所

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