※ 昨年9月に、「いじめ防止対策推進法」が施行されました。しかし、施行後も学校現場では「いじめ」への対処が不十分なようです。施行後の11月に福岡県の私立高校生が自殺した事件でも、当初、学校はいじめを否定し、遺族からの再三の申し入れで第三者委員会の設置を決めました。以下、記事を引用いたします。高3自殺 いじめか
「許さない」書き込み 昨年11月
福岡県警 暴行容疑で聴取 福岡県内の私立高校3年の男子生徒=当時(18)=が昨年11月、マンションから飛び降り自殺をしたことが14日、関係者への取材で分かった。県警は男子生徒が複数の生徒から暴行を受けていた疑いがあるとして、暴行容疑で関係者から事情を聴いている。
学校側は遺族に、「調査したが、いじめや体罰の事実は見つからなかった」と説明。遺族が学校側と県に対し、いじめ防止対策推進法などに基づいてあらためて調査するよう申し立てたため、学校側は第三者による調査委員会を設置することになった。
関係者によると、男子生徒は昨年11月12日夜、母親に「友人宅に泊まりに行く」と電話で告げてから行方が分からなくなり、同14日未明、自宅から約7キロ離れたマンションの上層階から飛び降りて亡くなった。
現場には男子生徒の携帯端末が残され、生徒の名前を挙げて、「絶対に許さない」などと記載。「みなさんさようなら」、「足がすくむ」とも書かれていた。
男子生徒は同10月から、家族に無断で学校を欠席したり、顔に傷をつくって帰宅したりしていたという。
学校側は男子生徒の死亡後、同級生にアンケートや聞き取り調査を行い、男子生徒が昨年、教室の手すりに粘着テープで縛られたり、堅いパンを顔にたたきつけられたりしていたことを確認。関与した生徒9人を停学処分にした。関係者によると、複数の生徒が昨年10~11月、男子生徒を学校内で殴ったり蹴ったりするなどした情報もあるという。
遺族は1月、「いじめを受けていた可能性がある」として調査内容などを問い合わせたが、学校側は当初、「いじめの存在を認定することはできず、具体的な端緒も見つからなかった。今後の調査は予定していない」としていた。
遺族が今月12日に再度の調査を申し入れると、第三者による調査委員会を設置するとの回答があったという。
西日本新聞の取材に対して学校側は、「現時点ではいじめの有無は確認できていない」とした上で、「亡くなったという事実は重大。誠心誠意対応したい」と話している。
遺族は、「なぜ、死を選ばなければならなかったのか、事実を知りたい。こうした悲劇が二度と起こらないことを祈っている」と話している。
【2014年2月15日 西日本新聞】

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