◇千葉県いじめ防止条例可決までの道のりと今後の課題◇ 

140507 花菖蒲

◇千葉県いじめ防止条例可決までの道のりと
今後の課題◇

 千葉県議会の2月定例会は最終日の19日、いじめ防止対策条例の制定案を可決しました。
 条例は全23条で構成。いじめを「児童らが心身の苦痛を感じているもの」などと定義。防止施策の策定や実施を「県の責務」と明記し、市町村や警察、児童相談所を加えた連絡協議会の新設を盛り込んだものです。

 いじめから子供を守ろうネットワーク千葉では、昨年の6月に千葉県と市原市に条例制定の陳情をいたしました。その結果は、市原市では「了承せず」という回答でしたが、このたび千葉県で、議員発令でこの条例が可決したことは大変喜ばしいことだと思っております。

 いじめから子供を守ろうネットワークでは、2008年1月に千葉県市川市で、初のシンポジウムを開催「いじめをなくすために、今大人ができること」として、いじめ防止条例について多くのパネリストの方と話し合いました。
(シンポジウムの詳細はこちらをご参照ください。

http://kodomomamorochiba.web.fc2.com/company.html

 そこでは、「いじめ防止条例」を制定することによって、被害者のみならず加害者をも、そしていじめ防止対策をきちんとしようとする教師をも救うことになるという「いじめ防止条例」の意義を確認いたしました。

 もう少し詳しく解説いたしますと、現在いじめが深刻化する要因の一つに、「いじめは悪である」と教室で強く指導できない状態が多いことがあげられます。「価値観の押し付け」はよくないという考え方が教育現場、特に公教育には存在するのです。その結果、人を傷つけることをしても、厳しく指導されないという状況が生まれています。ノルウェーのダン・オルウェーズ教授という方の研究によりますと、いじめ加害者の60%が24歳までに何等かの軽犯罪を犯すことが証明されています。これは、「いけないことはいけない」ということを教えられてこなかったことにより、「いけないことをしようとすることを自制する心」が醸成されてこなかったことが原因だと考えられます。

 また、いじめが深刻化するもう1つの要因に、「いじめを指導する方法」の適切な教員への指導、情報の共有化がなされていないということがあります。私も、教師である知人に「いじめについて」聞いたときに、「担任をもったことがないから」「たまたま、いじめ事例に遭遇してこなかったから」という理由で「わからない。」と言われたことがあります。

 いじめ防止条例が制定されることにより、「いじめを指導する方法」についてあたり前に研究がなされ、情報が共有され、教師の一人一人が当事者意識を持つことができれば、これまで、真摯にいじめ問題に取り組んできた教師も報われることでしょう。

 さらなる課題として、いじめが深刻化するもっとも大きな要因のひとつに、いじめという状態が放置される、ひいては生徒や他の教師はいじめを認識していても学校全体として「いじめはなかった」ということにしてしまういじめの隠ぺいがあります。こちらは、いじめの責任の所在を明らかにし、隠ぺいされた場合の責任を追及できる「処罰規定」を設けることが肝要であると考えます。

 問題の責任の所在を明らかにし、しっかり責任をとる体制は民間企業では当たり前のことです。子供たちに「いじめは犯罪である」と加害者に責任をとらせるならば、その子供たちを指導する立場にある大人に逃げ場を作っては片手落ちです。大人のすることを子供たちはしっかりと見ています。

 私たち、いじめから子供から守ろうネットワークでは、千葉ももちろん、全国でこの「いじめ隠蔽に対する処罰」を今後も訴えてまいりたいと思います。

一財 いじめから子供を守ろうネットワーク いじめ相談員・いじめ防止指導員・千葉副代表
NPO法人全国webカウンセリング協会ネットいじめ対応アドバイザー
All aboutいじめ問題担当ガイド
小野田真里子


 

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[ 2014/05/04 17:00 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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