◇事務長メッセージ◇
◆ 徳島シンポジウムのご報告 ◆ 5月31日(土)、徳島県徳島市で、「いじめから子供を守ろう ネットワーク 徳島シンポジウム」を開催いたしました。
徳島県は、国の「いじめ防止対策推進法」を受け、今年3月に「徳島県いじめの防止等のための基本的な方針」を策定しました。
同様に徳島市でも3月に「徳島市いじめ防止基本方針」を策定しました。
県、市、両方とも、このようにいじめに対して積極的に取り組んでおられ、私たちとしても、期待をしているところです。
今回のシンポジウムは、衆議院議員の義家弘介先生をお招きし、「いじめをなくす学校教育の今後」と題しまして、基調講演をいただきました。
基調講演では、国の「いじめ防止対策推進法」だけでは不十分であり、今の無責任体制をあらため、責任がとれる体制を目指していること。
いじめを放置した教員をそのままにしてよいのかという言う議論もされていること。
いじめられて転校した例は2千件以上あるにもかかわらず、いじめで出席停止になった例は1件もないことなど、いじめ防止に対する現場の問題点についてお話しいただきました。
一方、LINEの問題に関しては、LINEのいじめが問題になっているが、スマホを買い与えているのは保護者なのだ。そのスマホで問題を起こしたのなら、保護者の責任として、解約でもして取り上げればいい。など、保護者としても責任を持って、取り組まなくてはならないと指摘されました。
また、教師の姿勢として、クラスの席替えを例に挙げ、クラスの席は、生徒がくじなどで勝手に決めるものではなく、担任がクラスに関して責任を持っているのだから、生徒一人一人をよく見て、クラスが一つにまとまる様に席を決めるものだ。
生徒たちが、自分たちでクラス運営ができるようになってから、初めて、生徒に席替えを任せてもいいと言及されました。
元高校教師である義家氏の力強い言葉が、参加した方々の心に強い印象を残した講演でした。
後半は、「徳島からいじめをなくそう!」というテーマでパネルトークを開きました。
パネリストとして、義家先生、小児科の先生、児童館の館長、徳島県PTA顧問の皆さんに出席していただきました。
その中で、開かれた学校がいじめを減らすということ。
子供は児童館に話を聞いてもらいに来る。大人は子供たちの声を聞いてあげてほしいということ。
病院に来る子を診ていると、親のカウンセリングの必要性を感じるということなどが挙げられました。
義家先生は、どんな教師でも問題意識を共有し同じ方向を向いていかないといけない。それには、校長のリーダーシップが必要である。
保護者の皆様には、家族の時間、朝の時間を大切にしてほしい。その時間を子供と分かち合って欲しいという言葉を投げかけられました。
パネルトークの最後には、参加者の元校長先生からも強い賛同の声をいただき、皆様の熱い熱気の中、閉会いたしました。
また、これからも、シンポジウム、セミナーなどを通じて、いじめ問題、教育改革に対しての考え方を、皆様と共に広めてまいりたいと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和

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