◆ いじめの事実は真実を伝えるべき ~いじめの認識について~ ◆ 

140715 青い空

いじめの事実は真実を伝えるべき
~いじめの認識について~

長崎県新上五島町でいじめを受けていた町立奈良尾中学校3年生徒(当時15歳)が自殺した問題で、町教育長が自殺から16日後に両親に対して調査報告書を読み上げた際、いじめを示唆する部分を意図的に読み飛ばしていたことが、新聞で報道されました。

具体的には、報告書には「生徒からの情報」としてアンケートや聞き取り結果から
「通信アプリの『LINE』のやりとりから自死をほのめかす言動があった」
「下校時のバス内で(該当生徒から)友人に『何だか疲れた』『自分は嫌われているんだろう』という問いかけがあった」
「(該当生徒がLINEで自殺の)用意ができていると友人に伝え、ビニールの紐を見せている」などの記載がありました。
しかし、教育長は両親の前ではそれを読み上げず、
教職員からの情報として記載された
「事故に直接結びつく言動は見られなかった」や
「自身の資料、交友関係、学校生活から、いじめがあり苦にしていたとは考えられない」などとしたものを読み上げたのです。

さらに、この報告書は両親に渡されず、生徒の自殺一ヶ月後に両親に開示、そのとき「生徒からの情報」の記載が記憶になかった両親が問い合わせたところ、読み飛ばしたことを町教育員会が明らかにしたそうです。(6月17日毎日新聞より)

教育長のコメントは「ご遺族の心情に配慮した為」とのことですが、子供が突然自殺した親であるならば、「なぜ、自殺したのか」を最も知りたいはずです。
これは、「隠蔽」と言われても仕方にないことです。
「隠蔽」とは都合の悪いことを故意に隠すことを言いますが、通常の感覚では、記載されているものを自己に都合のよい部分のみ読み上げ、報告書をその場で手渡さなかったことは「隠す意図」があったととられても仕方のないことでしょう。

このようにどうも保護者の認識、社会の認識とことなる「認識」がいじめの現場には非常に多く存在します。

例えば、殴られて歯が折れていても(被害者が殴られたと言っているにも関わらず)「転んだようです」。
トイレの一室に閉じ込められて、ドアをどんどん何人もに叩かれながら罵詈雑言をあびせかけられても
「仲良く遊んでいましたよ」
教師が、生徒に「馬鹿」と言い、さらにクラス全員に「こいつを今日から馬鹿と呼ぼう」と言っても
「指導に熱心なあまりやってしまったこと」
(いずれも、いじめ相談事例より)

文部科学省のいじめの定義では、
「当該児童生徒が、一定の人間関係にある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」とする。
いじめにあたるか否かの判断は、「表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うもの」とする (平成18年新定義)

とありますが、いくら定義があっても現場が「いじめの事実」と真剣に向き合わなければ「絵に描いた餅」です。
上記にあげた事例では、真剣に向き合おうという姿勢は全く感じられないのは、私だけでしょうか?
非常に残念なことではありますが、この状況から一歩踏み込んでいじめを防止するためには、教師に対して心構えだけでなく、より実効的な条例(いじめ隠蔽に対する処罰規定)が必要なのではないかと考えます。

一財いじめから子供を守ろうネットワークいじめ相談員・いじめ防止指導員
NPO法人全国webカウンセリング協会ネットいじめ対応アドバイザー
All aboutいじめ問題担当ガイド
小野田真里子


 

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[ 2014/07/12 07:07 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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