「 手をさしのべる 」 いじめを受けた子供に手をさしのべる。これは周りの人間の役目だ。
でも、さしのべた手を握り返してくれるとは限らない。傷ついた人間は、人を信用できなくなるからだ。さしのべた手が本物かどうか。さらなる傷を与えられないか。それを見極める時間が必要になる。
手をさしのべる側は、知らず知らずのうちに「上から目線」になっていることはないだろうか。
「こうすれば助かるよ」 「言う事を聞きなさい」 「それが出来ないあなたが悪い」
こんな考えに陥っていないかをふり返ることが大切だ。
手をさしのべる側に求められこと。それは同情やアドバイスより共感するということである。
共感とは、相手の身になって、その気持ちを共有することである。
「それはつらいよね」 「嫌な思いを我慢していたんだね」 「あなたは悪くないんだよ」
そんな言葉が口に出る。それが手をさしのべるということだろう。
世界では、多くの子供が貧困で苦しみ、命を落としている。
それに対し、財産を投げ打って多くの命を救っている数多くの人々がいる。
そして私達の周りでは、多くの子供がいじめという精神的な貧困で苦しみ、命を落としている。
それに対し、「それはつらかったね。何があってもあなたを守るよ」とさしのばされた手の数は、あまりにも少ない。
もしいじめで苦しむ子供と出会ったら、そのつらさに共感しよう。そして、その子に「いじめと立ち向かえ」と言うのではなく、大人自身がいじめ問題に立ち上がろう。
「多くを与えられた人は、多くのことを期待されます」
これは資産の95%を慈善事業に寄付し、数百万人の子供の命を救っているビルゲイツの言葉である。
担当 守矢 光児

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