◇事務長メッセージ◇◆ 親の責任について ◆◇ 

150416 最高裁

◇事務長メッセージ◇
◇◆ 親の責任について ◆◇


 先週の9日、最高裁に於いて、小学生が蹴ったボールで転倒し死亡した事故の裁判で、『親に「賠償責任」はない』 という、画期的な判決がありました。

 ご存じの方も多いかとは思いますが、その内容は以下の通りです。
 11年前、学校の校庭でサッカーをしていた小学6年生の男児が蹴ったボールが道路に飛び出し、それをよけようとした男性(80代)が転倒して、約1年半後に死亡した。
 その男性の遺族が少年の両親に対して損害賠償を求めた裁判で、最高裁第一小法廷(山浦善樹裁判長)は、監督義務違反があったとして両親に賠償を命じた2審の高裁判決を破棄し、遺族側の請求を棄却する判決を下した、というものです。
 これまで子供のキャッチボールや自転車事故などをめぐる訴訟では、ほぼ無条件で親の賠償責任が認められてきたのですが、今回の判決は、子供の行為の性質や危険性に着目して、個別具体的に判断すべきだとしています。
 これは、今後の裁判において、大きな影響がある画期的な判断だと思います。

 裁判での最大の争点は、少年の両親が、子供の「監督義務」 を怠っていたといえるどうかでした。
 この点について、最高裁は判決文で次のように指摘しました。
「ゴールに向けたフリーキックの練習は、人に危険が及ぶようなものではない。また、親の目の届かないところでの子供の行動についての指導監督は、一般的なものとならざるを得ない。
 人に危険が及ぶとはみられない行為によって、たまたま人に怪我をさせた場合は、事故が起こると予測可能な場合など特別の事情が認められない限り、子供に対する監督義務を尽くしていなかったとすべきではない」 という判断基準を示しました。
 そして、今回の少年の両親について、「危険な行為に及ばないよう日頃からしつけをしており、今回の事故について予測が可能であったなどの特別な事情があったこともうかがわれない」として、子供の「監督義務者としての義務を怠らなかった」 と判断したのでした。

 焦点でもある親の責任についてですが、このご家庭では、子供に対して、きちんとしたしつけをしていたからこそ、今回の判決につながったのだと思います。
 公共の場で、迷惑行為をしていても、叱ることをしない親が増えていると言われています。家庭ですべきしつけをせず、学校任せにし、子供が問題を起こすと、学校に対して、教育がなっていないと怒鳴り込んでくる親もいます。今一度、親の責任とは何かを考え直す必要があるのではないかと思います。
 たしかに子育てというのは簡単ではありません。子供が簡単に言うことを聞いていれば、これほど楽なことはないのですが、そうはいきません。しかし、そうした親子の葛藤の中で様々なことを考えていくからこそ、親も子も成長していけるのではないでしょうか。

 いじめという視点から見てみると、親として、いじめをしない子供に育てる役目があると思います。
 自分の欲望を抑え、他人の事を考えてあげられる人間にしていくのが親としての務めではないでしょうか。まずは、日頃の家庭生活の中で、時間を守る、約束を守る、家の手伝いをすることなど、当たり前の事を自分で出来るようにしていくことが大事だと思います。その上で、家族を思いやる気持ちを育んでいくことが出来ればと思います。
 また、子供がいじめられていたら、親として子供を守り、いじめ問題解決に向けて行動することも大切な役目だと思います。子供の話を聞き、学校に対して交渉をしていくという行動が大事です。

 子供たちが新学年を迎えたこの機会に、親としての責任や子供との関係について、考え直してみるのも大事なことではないかと思います。
 親子関係の良ききっかけになれば、幸いです。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和


 

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[ 2015/04/16 12:00 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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