◆◇ 全国学力テスト行われる ◇◆ 4月21日、全国学力テストが行われました。全国3万校、222万人の小6生と中3生にとっては緊張の1日だったと思います。
特に、今回のテストでは、大阪府の中学3年生にとっては、とても重要な意味を持ちました。
というのも、大阪府は、学力テストの結果が内申点に反映されるからです。学力テストの結果で、平均を上回った学校は、内申点にその分をプラスし、下回った学校については内申点が減るのです。
大阪府知事は、「非常に公平な制度になったと思う。点数が低い学校は、高い学校を見習って全体が底上げされる」 と述べています。
せっかくの全国学力テストですので、このぐらいの緊張感があってもいいのではないかと思いますし、子供たちも真剣に取り組むことだと思います。
本来、「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト) の目的は、「学力や学習状況分析し、教育施策の改善を図る」 ために行われているものです。
つまり、全国で効果的な教育が行われているかどうかを調べるためだということです。子供たちの学力を測るためではないのです。 日本の国のどこにいても、どこの学校でも、子供たちがちゃんとした教育を受けられているかどうかを調べるためなのです。
ですから、入試に出てくるようなひねくれた問題は出題されないことになっています。
改めて、大阪府の施策について考えてみますと悪いことではないと思いますが、「教える側の工夫についてもしっかりと取り組む」 という姿勢を忘れてはならないと思うのです。
「学力が低い子、勉強しない子が悪いんだ」 とよく言われますが、同時に「教え方が悪ければ、子供の学力は下がる」 という考え方も成り立つのです。
皆様もご自身の小学校、中学校時代を思い出してみてください。先生の教え方によって成績が大きく変わったことがありませんでしたか。
日本国中の子供たちの能力に地域差があるとは思えません。そこには単に 「学力を伸ばすことの下手な大人がいるだけ」 とも思えるのです。
教育行政に関わる教師、そして私たち大人も、脚下照顧して、教育の荒廃に立ち向かうべきなのです。
学力テストの結果が大きく伸びたことで話題になった高知県や沖縄県のように、教育が変われば子供は変わる、子供は伸びるものなのです。
「教育再生」 と言う言葉が使われはじめて随分と時が過ぎました。
しかし、「教育再生の鍵」 は 「教え方」 や 「導き方」 にあると言えるのではないでしょうか。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
【全国学力テスト】
「全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)」 とは、毎年文部科学省が実施する、全国の小中学校の最高学年(小学6年生、中学3年生)全員を対象としたテスト。
今年は、全国の国公立、私立の小中学校の約222万6000人が受験した。試験科目は例年の国語と算数・数学のほか、3年ぶりに理科の試験も行われた。結果は今年8月ごろにまとめられ都道府県別の平均正答率等が公表される。

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