◆◇ 柏原市市長の英断 ◇◆ 

150503 つつじ

◆◇ 柏原市市長の英断 ◇◆

 大阪の柏原市の市長と教育長が、「子供からの相談に直接答える電話相談」 を始めたと話題になっています。
 報道によると、きっかけは川崎市の中学1年の男子が殺害された事件。事件発生後、悩みを抱えていても大人に相談できない子供がいることを憂いて、3月から電話相談を始めたというものです。
 具体的には、平日の午前9時から午後5時まで、中野隆司市長と吉原孝教育長が電話相談を受けています。

 柏原市には、16の市立小中学校があり、約3600人の児童・生徒たちが学んでいます。
 「友達関係やいじめに悩んでいる、親から虐待を受けてつらい…。もしも、そんな苦しみを抱えていたら、1人で悩まずに、私たちに電話してください」
という言葉とともに電話番号が書かれたプリントが1人1人に配布されました。

 中野市長は、いじめ問題は学校だけでなく、地域や行政も含めて連携し取り組むべき課題と位置づけ、「市長や教育長が先頭に立つことで、『いじめは許さない』 という強い思いで今後も対応したい」 と述べています。さらに、学校の内部だけでいじめを解決しようとする傾向が、「問題をさらに悪化させてしまうケースが多い」 と話しています。

 いじめに自らの責任で取り組もうとする市長の姿勢は、頼もしく感じます。
 実際の相談においても、学校が 「いじめはなかった」 と言い出すケースには何度も出会いました。市のトップに相談できるのであれば、それが一番心強いでしょうし、学校側も真剣に取り組まざるを得なくなるはずです。

 この取り組みですが、さっそく成果も出ているようです。
 いじめられている子を持つ保護者が、市役所にいじめの相談に行ったところ、市長が直接会って話を聴き、市長は、即座に市教委の教育部長や指導主事ら担当者を呼び、今後の対応などを指示し、担当者や学校現場の教員らは、教室の監視やいじめていた児童へのカウンセリングなどを実施したとのこと。首長が自ら関わると、解決までのスピードが格段に速くなるものです。
 残念なことは、3月、4月と2か月たっても、子供からの相談電話は、まだ1件も来ていないとのことです。

 子供たちは、いじめられていることを保護者にさえなかなか言えないものです。人には絶対に知られたくないという気持ちが出てくるのは致し方ないことだと思います。
 市長や教育長という知らない大人に相談することは、とても勇気がいることでしょう。しかし、そのままで、いじめが終わったり、いじめがなくなることは無いというのが実際です。
 子供たちには相談しても 「こわくないよ。必ず助けるから」 という言葉をかけてあげてほしいと思います。

 また、今の子供は電話が苦手です。私たちへの相談もメール相談がほとんどです。ですから、中野市長には、電話だけではなく、メールで相談を受ける体制もつくっていただきたいと思います。

 また、報道された事例のように、実際には相談したい保護者の方が多いとも言えます。ですから、市長や教育長あてに保護者が相談してきても、しっかりと対応いただきたいと思います。

 もう一つ、子供たちに配布されたプリントにある電話番号は、市役所の代表電話です。そこから、市長や教育庁の内線番号に回してもらうようになっています。これでは、電話する気になれないのも分かります。
 直通の電話番号を設けるべきでしょう。
 市長や教育長もお忙しいでしょうし、相談を受けられないこともあるでしょうから、相談を受けられない場合は、「相談のプロ」 が相談を受けてくれるような体制にすると子供たちも安心して電話できると思います。

 柏原市の市長、教育長の電話相談は始まったばかりです。
 この画期的な取り組みが成功して、学校が本気でいじめに対応するようになることを心から願っています。
 私たち 「いじめから子供を守ろう ネットワーク」 もぜひ協力したいものだと思っています。

 私たちも、子供たちが明るく元気に学べる学校を目指して、いじめ相談を受け続けています。 どうぞ、ご遠慮なくご相談ください。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井妙子


 

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[ 2015/05/03 07:00 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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