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小学生の暴力件数、高校生の暴力件数を超えて過去最多 

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小学生の暴力件数
高校生の暴力件数を超えて過去最多


 9月16日に文部科学省から、児童生徒の問題行動調査の結果が発表されました。
 それによると、2014年度に全国の国公私立小学校で起きた児童の暴力行為は、前年度から 572件増加して 1万1,468件となり、過去最多だったことが明らかになりました。
 中学校、高校ではいずれも前年度より減少し、中学校での暴力行為は 3万5,683件 (4,563件減)、高校は 7,091件 (1,112件減) でした。

 小学生の暴力は、今と同じ統計方法になった2006年度の 3,803件から、ほぼ毎年増え続けています。前年度2013年度からは 1万件を超えて、ついに高校生の暴力件数を上回るようになりました。
 暴力の内容も、報道によれば、
「小1に何度も蹴られて教師が通院」、
「文具を隠したことをきっかけに殴り合う」、
「ドッジボールでボールが当たったことを笑われた児童が笑った児童を追いかけて暴力を振るう」、
「登校中に雪玉をガラスに投げて破損させる」、
「登校中に注意された児童が通行人に暴行」など
決して軽微なものではありません。

 小学生の暴力で病院の診療を受けた被害者の人数は 1,381人で、高校生の暴力によって診療を受けた被害者の人数 (1,080人) よりも多く、小学生の暴力の深刻さは明白です。

 小学生の暴力について、文科省の担当者は、「感情のコントロールがうまくできない児童が増えている、家庭での教育機能も低下しているのではないか」 等と指摘しています。

 確かにおかしな保護者もいます。私たちへの相談でも、暴力を繰り返す自分の子供を 「絶対に悪くない」 と言い続ける保護者がいました。
 殴る蹴るして不登校に追い込んだ同級生については、「それくらいのことで不登校になるのはおかしい」 と言い、自分の子の暴力を受けても学校に来ている子には、「元気に学校に来ているのだから、うちの子がやったことを問題にすることはおかしい」 と、被害者たちへの不満をあらわにします。

 このように子供たちの暴力の増加に家庭教育や保護者の考え方等が影響していることも確かにあると思います。
 しかし暴力が起きているのは学校や通学途中です。子供たちに暴力をやめさせるためには、やはり学校の先生の力がどうしても必要です。

 まずは、子供たちに、「やっていいことと悪いこと」 を教えて、「自分のしてほしくないことは他の人に対してもしない」 など、当たり前のことを子供たちに教えることが何より大事なのではないでしょうか。

 若い先生の中には保護者からのクレームを恐れて子供に注意できない先生もいるようです。
 しかし、叩いたり、つねったりなどの暴力が起こった時には、はっきりと、「してはいけない!」 と加害児童を指導することが必要です。
 また、いじめ対策と同じように、子供の暴力についても担任だけに任せず、学校全体で情報を共有し、複数の先生で暴力をふるう子供を指導すべきです。

 さらに重要なことは被害を受けた子供たちを 「守る」 ということです。
 私たちへの相談でも、小学生が同級生を追いかけて蹴り続けるという事案がありました。
 学校の教頭に相談したところ、加害児童の机を職員室において、教頭はじめ複数の先生方でその子の指導にあたってくれました。
 保護者としては、他の子に危害がおよぶ恐れがある場合には、このような 「別室学習」 を怖れずに実施していただきたいと思います。

 私たちはいじめの相談を承っています。
 乱暴なお子さんに叩かれたり、蹴られたりというケースもご相談いただいております。
 学校やPTA、児童館等への講師派遣も行なっています。
 ご遠慮なくご連絡いただければ幸いです。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井妙子


 

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[ 2015/09/26 16:00 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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