自分の身を守ることは悪ではない  

150930 日の出

自分の身を守ることは悪ではない

 安保法案に関して賛成、反対ともに色々な意見が闘わされた。マスコミが意図していることなのか、安保法案に賛成するのは、戦争に賛成する側で、反対するのが戦争に反対する側。そんな印象を与えていたことは残念である。どちらも戦争には反対しているのである。

 その立場の違いは、自国を守ることをどうとらえるかで意見が分かれているように思う。非暴力・不服従を訴えたガンジーでさえ、自分の身は自分で守るしかないという言葉を残している。

 自分が悪いからいじめられる。
 そう考えるいじめの被害者は少なくはない。「いじめが悪い」 のではなく 「自分が悪い」 と考えるのである。そして自分の身を守る行動さえ躊躇する。自分の身を守ることは、加害者に敵対することであり、それは良くないと感じてしまう。それに対し加害者は相手を攻撃することに罪悪感など持たない。

 「自分が悪いからいじめられる」 と考える被害者は、もっと 「良い子」 になろうとする。しかしそれは加害者にとっての都合の良い子を意味する。そうかと言って勇気を出して反撃するとさらにひどい仕打ちにあう。いつしか自分の身を守るためにいじめと闘うことを放棄してしまう。

 美しい景色の国スイスは、永世中立国として知られている。自分からは他国を攻めることはしないが、侵略されることを決して許しはしない軍隊を持っている。

 自分の身を守ることは悪ではない。そのことを大人は子供に教えなくてはならない。
 そして自分の身を守るためには武器が必要だ。
 武器とは言論である。「実は〇〇にこんなことをされている」 と被害を身近な大人に伝えることや 「そんなことをされると嫌なんだよね」 と加害者に不快であることを伝えること。これは身を守る武器だ。

 しかし長期間いじめにあうと、いじめと闘う気持ちが失せてしまう。これは無力感のなせる業だ。
 学習性無力感という言葉がある。長期に渡りストレスにさらされると現状を変えようとする意欲や抜け出そうとする意欲が失われてしまうという。

 深刻ないじめ被害の報道を目にすると、なぜ被害者は言いなりになるのだろうと傍目には感じられる。しかし実際にはいじめによって、どうせ何をやっても無駄という心理状態に置かれているのである。そこに自分の身を守ることは悪だという誤った学習が加わると、いじめから脱出することは難しい。

 自分が尊厳を守るのではなく、尊厳が自分を守るようにする。
 そう語ったのは思想家エマーソンだ。人々の尊厳を守る世界をつくるためにも、「いじめは悪だ」 ということを教えなくてはならない。

担当 守矢 光児


 

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[ 2015/09/30 23:47 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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