大事なのは、いじめ加害者への指導 

151016 とんぼ

◆ 大事なのは、いじめ加害者への指導 ◆

 いじめ相談を受けていて、よくぶつかる問題があります。
それは、学校側の先延ばし体質です。

 いじめの相談をしても、「もう少し様子を見ましょう」、「体育祭まで忙しいので、いじめについて調査するのはその後で…」 などと先延ばしにし、いじめを放置します。
 「いじめに毎日あって、辛くてたまらない」、「1日も早く解決してほしい」、そんな子供の気持ちなど全く考慮しません。
 そして、いじめは長期化し、さらに深刻化していきます。

 今週も、和歌山でいじめ放置事件が発覚しました。
 学校に訴えてもいじめが止まらず、ついには不登校になってしまったというもので、担任による 「いじめ放置」 の疑いが出ています。

 報道によれば、和歌山県かつらぎ町の小学校で、クラスのほぼ全員から長期のいじめを受けて、6年の男子児童が不登校になったものです。
 この男子児童は小4の11月頃から、肩や背中をたたかれる、腹を蹴られる、靴に画びょうを入れられる、悪口を言われる、持ち物を隠されたり壊されたりする等々、さまざまないじめを日常的に受けていました。昨年3月に保護者が学校に訴えましたが、いじめは収まらず、昨年11月から不登校になっています。
 第三者委員会が設置され、被害者の父親は、「なぜクラスの子供らはいじめをし、担任は放置したのか。しっかりと調査して原因を究明してほしい」 と話している、とのことです。

 私たちへの相談でも、いじめが長期化、深刻化したケースが少なくありません。
 4月から複数の生徒によって毎日いじめを受けているという相談がありました。暴力や暴言、ものを壊すなどのいじめです。
 お子さんは7月はじめ連絡帳で担任にその日に受けたいじめ(暴力) を訴えました。
 担任は、連絡帳に、「少し厳しく話します」 と書いてきましたが、実際には廊下で笑いながらいじめ加害生徒に注意しただけでした。いじめ加害者がクラスの大半を占めていたので、クラス運営ができなくなることを恐れて、いじめ加害者への指導が弱腰になっていたのかもしれません。
 7月はじめと言えば、岩手県矢巾町の男子中学生がいじめを苦にして自ら命を絶ち、連絡帳でいじめを訴えていたことが大きな問題となっていた時期ですが、この担任は事情を聴くことさえもしませんでした。
 被害生徒は、後でいじめ加害生徒に呼び出され、「チクった」 と罵倒され、その後、いじめはもっと激しくなり、ついに不登校になってしまいました。
 このような形での教師による放置が、長期化の最大の原因であると言えます。

 また、いじめの長期化で多いのは、教室で担任が 「いじめはいけない」 とクラス全員に指導しただけというケースです。
 クラス全員への指導では、いじめ加害者は自分の問題とはとらえないので効果は期待できません。
 それどころか、「急になんでいじめの話なんだ?」、「あいつが先生にチクったんだな」 と思われて、かえって、いじめがエスカレートしたり、「2度とチクれないようにしてやる」 とリンチされたケースさえあります。

 いじめ加害者がいじめをしなくなれば、いじめは収まります。
 いじめ加害者へ適切な指導がいじめの早期解決、いじめ長期化防止には重要です。 いじめは学校で起こっています。いじめ被害者を救うためには教師のご尽力が不可欠です。
 教師がいじめ加害者に対して、人の心身を傷つけることは悪であると個別に徹底指導することで、いじめをやめさせることができます。

 海外の研究では、いじめをする傾向のある子供の6割が成人したのちに有罪判決を受けているとの研究結果もあります。
 いじめ加害者を指導していじめをやめさせることはいじめ加害者にとっても1番大事なことだと思います。

 いじめかなと思ったら、ためらいなく学校にいじめを訴えることが大事です。
 ご遠慮なく私たちにご相談ください。学校がきちんとした対応をすればいじめは一日で解決します。
 いじめの早期解決に向けて、お力になれれば幸いです。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
松井妙子


 

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[ 2015/10/15 22:00 ] メッセージ | TB(0) | コメント(0)

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